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ゴキブリと美女って似てないか
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幹雄「なぁ洋平(ヨウヘイ)、俺、最近凄いことに気づいちゃったんよ。」
洋平「何に気づいたのさ?」
幹雄「実は、ゴキブリと美女ってめちゃくちゃ似た存在だったんだよ!」
コイツは何を言ってるんだ、ここは昼休みの教室、多くの奴が食事中だというのにゴキブリだとか…..、ってか、そもそも言ってることが完全に意味不明なんだよ。
僕はため息混じりにこう切り返した。
洋平「はぁ、幹雄(ミキオ)さぁ、いきなり何訳分からんこといってんの?」
幹雄「いやぁさ、俺たち健全な男子学生は日々、可愛い美女を追い求めて生きてるわけじゃん。
んでもさ、俺はふと思ったのよ、美女とゴキブリは実はそんなに大差のない存在なんじゃないか、だったら、そんなに躍起にやって美女を追い求めなくてもいいんじゃぁないか、ってさ。」
これがモテなすぎて生まれてしまった悲しき生物、モンスター童貞というやつなのか。
洋平「いやだから、ゴキブリと美女のどこが似てるんだよ、その二つは完全に月とスッポン、生き物だってこと以外ろくな共通点が無いだろ。」
幹雄「いーやぁ、美女とゴキブリには黒い髪、もとい黒く長い触覚が生えてる、この共通点を見逃せるとゆーのかねぇ。」
幹雄はしてやったり、と言わんばかりのドヤ顔でそう語る。腹立つわー。
洋平「….あのな、そもそもゴキブリの触覚ってのは、人間の髪と違って障害物の有無を察知したり食べ物探したりと色んな役目がある、いわば別もんなんだよ。」
しかし幹雄は俺の反論など意に介さず持論の展開を続ける。
幹雄「さらにゴキブリと美女はどちらも足がほっそいだろぉ。しーかーもー、ゴキブリと美女はどちらも素晴らしい曲線美を備えてる、たまらねぇなぁ(じゅるり)。」
…コイツ、自分が今ゴキブリに興奮するヤバいやつになってることに気づいてねぇな?
しかし、よくもまぁ次々と、こんなこじつけのような理論を展開できるもんだ、ある意味尊敬に値する。
洋平「….じゃあ、お前はゴキブリの足や体をみて興奮できるわけ?いつもお前は女子の足やら胸やら見てデレデレしてるわけだが。少なくともゴキブリには人間のものほど隆起した胸は存在しないよな。」
幹雄「え、あ、確かn….、いや、するし、全然ゴキブリでも興奮できるんだがー。」
今完全に我に返りかけてたよね?
はぁ、幹雄との会話は本当に疲れるなぁ、なんて思いながら何気なく後ろを振り返ると…..。
僕たちの声がデカすぎたせいか、クラスメートの大多数が僕たちにまるでゴキブリをみるかのような視線を向けている。あああ…恥ずかしい、恥ずかしい、もういっそ殺してくれ…..。
幹雄「~~~、アヒャヒャ、•••••••、xxxxxxxxx」
と、こんな状況下でも気づかず、大多数のクラスメートとは対照的にゴキブリのようなギラギラした目で話続ける拗らせ(こじらせ)クソ童貞:幹雄。
ああ、ほんとうに、もう、もう…..、
洋平「(恥ずかしながら)このっ、クソDTがっ!!」
幹雄「何それ、ディズニーランド*の略?」*(東京ディズニーランド=TDL)
洋平「それじゃあ『童京ティズニーランド』になるだろうがっ!!アホがっ!」
あっーーー、思わず大声で口に出して突っ込んじまったぁぁぁぁ。
恥ずかしいからと言って無駄に略すんじゃなかったぁぁぁぁ、僕の馬鹿ぁぁぁぁぁ。
洋平「何に気づいたのさ?」
幹雄「実は、ゴキブリと美女ってめちゃくちゃ似た存在だったんだよ!」
コイツは何を言ってるんだ、ここは昼休みの教室、多くの奴が食事中だというのにゴキブリだとか…..、ってか、そもそも言ってることが完全に意味不明なんだよ。
僕はため息混じりにこう切り返した。
洋平「はぁ、幹雄(ミキオ)さぁ、いきなり何訳分からんこといってんの?」
幹雄「いやぁさ、俺たち健全な男子学生は日々、可愛い美女を追い求めて生きてるわけじゃん。
んでもさ、俺はふと思ったのよ、美女とゴキブリは実はそんなに大差のない存在なんじゃないか、だったら、そんなに躍起にやって美女を追い求めなくてもいいんじゃぁないか、ってさ。」
これがモテなすぎて生まれてしまった悲しき生物、モンスター童貞というやつなのか。
洋平「いやだから、ゴキブリと美女のどこが似てるんだよ、その二つは完全に月とスッポン、生き物だってこと以外ろくな共通点が無いだろ。」
幹雄「いーやぁ、美女とゴキブリには黒い髪、もとい黒く長い触覚が生えてる、この共通点を見逃せるとゆーのかねぇ。」
幹雄はしてやったり、と言わんばかりのドヤ顔でそう語る。腹立つわー。
洋平「….あのな、そもそもゴキブリの触覚ってのは、人間の髪と違って障害物の有無を察知したり食べ物探したりと色んな役目がある、いわば別もんなんだよ。」
しかし幹雄は俺の反論など意に介さず持論の展開を続ける。
幹雄「さらにゴキブリと美女はどちらも足がほっそいだろぉ。しーかーもー、ゴキブリと美女はどちらも素晴らしい曲線美を備えてる、たまらねぇなぁ(じゅるり)。」
…コイツ、自分が今ゴキブリに興奮するヤバいやつになってることに気づいてねぇな?
しかし、よくもまぁ次々と、こんなこじつけのような理論を展開できるもんだ、ある意味尊敬に値する。
洋平「….じゃあ、お前はゴキブリの足や体をみて興奮できるわけ?いつもお前は女子の足やら胸やら見てデレデレしてるわけだが。少なくともゴキブリには人間のものほど隆起した胸は存在しないよな。」
幹雄「え、あ、確かn….、いや、するし、全然ゴキブリでも興奮できるんだがー。」
今完全に我に返りかけてたよね?
はぁ、幹雄との会話は本当に疲れるなぁ、なんて思いながら何気なく後ろを振り返ると…..。
僕たちの声がデカすぎたせいか、クラスメートの大多数が僕たちにまるでゴキブリをみるかのような視線を向けている。あああ…恥ずかしい、恥ずかしい、もういっそ殺してくれ…..。
幹雄「~~~、アヒャヒャ、•••••••、xxxxxxxxx」
と、こんな状況下でも気づかず、大多数のクラスメートとは対照的にゴキブリのようなギラギラした目で話続ける拗らせ(こじらせ)クソ童貞:幹雄。
ああ、ほんとうに、もう、もう…..、
洋平「(恥ずかしながら)このっ、クソDTがっ!!」
幹雄「何それ、ディズニーランド*の略?」*(東京ディズニーランド=TDL)
洋平「それじゃあ『童京ティズニーランド』になるだろうがっ!!アホがっ!」
あっーーー、思わず大声で口に出して突っ込んじまったぁぁぁぁ。
恥ずかしいからと言って無駄に略すんじゃなかったぁぁぁぁ、僕の馬鹿ぁぁぁぁぁ。
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