勇敢なセデク

チゲン

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 翌日の決勝は、馬上槍試合で決着がつかなかったため、一対一の地上戦となった。
 セデクは戦槌ウォーハンマーを振りかざして、板金鎧に身を包んだ相手を殴りつけた。
 何度も打ちあっていると、相手の動きは目に見えて鈍重になっていった。
 セデクは必死で戦槌を叩きつけた。
 勝たなければならない。その一心で。
 相手は降参しているように見えたが、斟酌しんしゃくする余裕などなかった。
 しばらくすると相手はついに倒れた。
 まだ若い騎士だったが、すでに絶命していた。
 セデクを満場の拍手が迎えた。
 彼は大いなる名声を得て、その瞬間、ゴース王子の妻はバンシム家のメリヌと決まった。
 祝いの席で、セデクは王にファテカを妻に迎えたいと願いでた。
 上機嫌の王は二つ返事で聞き入れ、その場で二組みの婚礼の儀式がもよおされた。
 ゴース王子とメリヌ、そして勇敢なセデクとファテカの結婚に、宴は最高潮となった。
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