229 / 291
第4章
12話-4 勤務4日目 パートの手提げバッグとレストランの原価計算
しおりを挟む
私が山中に朝の出勤時に会った際には持ってきていた手提げバッグがペシャンコだったのが帰りには中に何が入っているのか分からないほどパンパンになっていたのが疑問だった。
先程の賄いの菓子パンと揚げ物と納豆五パックの中に一パックを山中は食べていたので四パックの量ではないように思えたので良太に訊いてみたのだ。
「実は山中さんが出勤した日には必ず冷凍庫の物が一箱無くなるんです。でも料理長は山中さんからの朝の付け届けがあるので見て見ぬ振りを決め込んでいるのです」
「仕入れ担当は神田さんが遣っているんだよね?」
「はい。神田さんがいつも『予定して仕入れているんだから困るんだよ』と怒っているのです」
「調理場は毎月月末に棚卸しをしているのかな?」
「そんなの僕が就職してからの三年間で一回もやった事なんか無いですよ」
料理長以下、料理人全員が毎月の原価率を把握しないで丼勘定で仕事をしていて、更に経営者の社長と副社長も同じでは知った。
「ドリンクやグランドメニューのレシピや原価率計算書があるの?」
「そんなの無いですよ。デザートは僕が前に勤めていたお店のレシピで作っているんですから」と言ったので呆れた。
夕食時に私がカウンターで仕事していると、それぞれのパートが、「これは社長のやり方だから」「これは副社長のやり方だから」「これはパートの私のやり方だから」と言ってきた時に、「何だ、ここはドリンクのレシピや作り方が存在しないのか?」と疑問だったがやっと晴れた。
私は師匠から習った料理のレシピと原価率を自身で計算し、全てを一旦、現場ではメモ帳に書き記し、その後は自宅でパソコンに入れてエクセルに保存していて、その内に良太に見せてあげようと思った。
つづく
先程の賄いの菓子パンと揚げ物と納豆五パックの中に一パックを山中は食べていたので四パックの量ではないように思えたので良太に訊いてみたのだ。
「実は山中さんが出勤した日には必ず冷凍庫の物が一箱無くなるんです。でも料理長は山中さんからの朝の付け届けがあるので見て見ぬ振りを決め込んでいるのです」
「仕入れ担当は神田さんが遣っているんだよね?」
「はい。神田さんがいつも『予定して仕入れているんだから困るんだよ』と怒っているのです」
「調理場は毎月月末に棚卸しをしているのかな?」
「そんなの僕が就職してからの三年間で一回もやった事なんか無いですよ」
料理長以下、料理人全員が毎月の原価率を把握しないで丼勘定で仕事をしていて、更に経営者の社長と副社長も同じでは知った。
「ドリンクやグランドメニューのレシピや原価率計算書があるの?」
「そんなの無いですよ。デザートは僕が前に勤めていたお店のレシピで作っているんですから」と言ったので呆れた。
夕食時に私がカウンターで仕事していると、それぞれのパートが、「これは社長のやり方だから」「これは副社長のやり方だから」「これはパートの私のやり方だから」と言ってきた時に、「何だ、ここはドリンクのレシピや作り方が存在しないのか?」と疑問だったがやっと晴れた。
私は師匠から習った料理のレシピと原価率を自身で計算し、全てを一旦、現場ではメモ帳に書き記し、その後は自宅でパソコンに入れてエクセルに保存していて、その内に良太に見せてあげようと思った。
つづく
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる