25年間の闘いー奪われた恋、奪い返す命ー

しらかわからし

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第3章 過ぎゆく温もり:王の側室となった彼女へ

4-7話 新しい装い:仲間と歩む未来

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翌朝、グレッグはダクマーとともに街へ出た。
目的は、昨日出会った仲間たちに新しい服と靴を贈ること。
それは、彼らが過去を脱ぎ捨て、未来へ向かうための小さな儀式だった。

まずはダクマーと彼女の親友三人を連れて、昨日訪れた洋服店へ。
店内には色とりどりのドレスが並び、彼女たちは目を輝かせながら選んでいた。
グレッグは店員に「この子たちに似合う服を三着ずつお願いします」と頼み、靴と化粧品も揃えた。

その後、男性陣も同じように連れて行き、身の回りの品を整えた。
彼らの表情には、少し照れながらも、確かな誇りが宿っていた。

グレッグは、カルラと暮らしていた家をそのまま借り続けることにした。
女子たちはそこに住まわせ、男子たちには店舗付きの広い住宅を新たに借りて住まわせることにした。
ダクマーには賄い係としての役割を任せ、給料も少し多めに渡すつもりだった。

その夜、ダクマーは静かにグレッグに言った。
「お願いがあります。これからも、そばにいて。あなたの温もりを感じていたいの」
その言葉には、彼女の不安と願いが込められていた。
グレッグは優しく微笑みながら答えた。
「来る者は拒まず。君の気持ちはちゃんと受け止めるよ」

ダクマーは新しい服に身を包み、グレッグの元へ向かった。
背が高く、脚がすらりと伸びた彼女の姿は、まるで舞台の女優のようだった。
満面の笑みを浮かべて駆け寄り、グレッグの腕に絡めた。
「友達も、グレッグさんみたいな人に優しくされたいって言ってました」
その言葉に、グレッグは少し驚きながらも、彼女の気遣いに胸を打たれた。
「友情にヒビが入るのが嫌だったから……」
彼女の優しさは、誰よりも深かった。

その夜、二人は静かに部屋へ戻り、言葉少なに寄り添った。
それは、絆を確かめ合うような、穏やかで温かな時間だった。

つづく
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