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なまえ・・・?
しおりを挟むふわぁと欠伸をしながら伸びをする。
すっごい寝れた・・・身体も痛くないし、ここすごくいい。
そういえば、寝る前なにか近くに置かれたような・・・?
キョロキョロと周りを見ると、コップが置かれていた。
何かな?白い液体?
コップを持ち上げ、匂いを嗅ぐ。
うーん・・・?
ぺろりと舐めると、少し甘い液体だった。
甘い・・・美味しい・・・これ好き。
ごくごくと一気に飲み干し、ぷはぁと息を吐く。
美味しかった、お水より美味しかった。
ペロリと唇を舐め、ふと視線を上げた。
「%#@%g#_??」
かなり近くに来ていた人に、全くもって分からない言語で話しかけられ、頭を傾げる。
何かを聞かれた?全く分かんない。
とりあえず、持っていたコップを渡す為に前に出す。
コップを受け取ってくれた・・・って事は、合ってた?
台所?の方へ歩いていった人を見てから、少し膨れたお腹を撫でる。
あれすごく美味しかったなぁ、また、いつか貰えないかな?
最近いっぱい食べ物を食べれてたし、お水もあったから全然気にしてなかったけど、肉付きが良くなった気がする。
体は洗ってたから、傷がキレイに治ってる事には気付いてたけど、お腹こんなに出てなかったよなぁ。
あの場所じゃ、3日に1回ぐらいしかご飯食べれなかったし、お腹いっぱいなんて夢のまた夢だと思ってた。
お水は飲めたけど、あんまり美味しくないし・・・お腹が空いてるからそれを紛らわすために飲んでたって感じだったなぁ。
でもあの白い部屋に居た時はお腹いっぱい食べれて美味しいお水も飲めて幸せだった。
ここでも、ご飯食べれるといいけど・・・。
またこちらに寄ってきた人の手には湯気のたつコップがあった。
あれかけられたら熱いだろうなぁ・・・真っ赤になってヒリヒリするから、殴られるより長引く痛みがあって嫌い。
人はそのままコップをオレの前に置いてくれた。
あれ、これさっきと同じ液体?
って事は、あの甘いヤツまた飲めるの?
コップと人を交互に見て、床に降りる。
ジーッとコップを見て、チラリと人を見ると少し笑いながらコップを近付けてくれた。
飲んでいいって事だよね・・・でも熱そう。
コップを持ち上げ、少し飲む。
熱くない、丁度良い。
さっきよりゆっくり飲むと、ポカポカと体が温まるのがわかった。
美味しいなぁ、これ。
なんてなまえなんだろう?
・・・・・・なまえ?
あれ、そういえばこの人のなまえ何なんだろう?
言葉はわかんないけど、なまえだけでも知りたいなぁ。
「なまえはなに?」
「%#+*#??」
「ん、んー?」
伝わんない・・・かぁ。
すっと俺を指さし、「クロ」と言われた。
「クロ?」
オレ自身を指さし尋ねると、
「&%&%%@、クロ」
頷きながら、笑われた。
「クロ」
多分これがオレのなまえ?
人の指が今度は人自身に向いた。
「%#%%#」
「???」
聞き取れない。
頭を傾げると、今度はゆっくり言ってくれた。
りゅる?多分だけどそう言ってる気がする。
「りゅ、る、りゅる」
にっこりと笑って頭を撫でてくれた。
合ってたみたい。
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