30 / 75
第29話 それって美味しいの?
しおりを挟む
そうしてようやく、ロイは自分の手にあるものを確認した。
「これ、腐ってない!」
ロイは取り出した食べ物を確認して驚いていた。一体いつ頃空間収納に放り込んだのかは知らないけれど、空間収納は、それが売りのようなものだ。魔法の使い手のくせにそんなことに驚いているロイが、おかしくて仕方がない。
「空間収納は、時が止まるのが魅力だろう。何を今更」
そう言って、セドリックはロイの出した食べ物を見た。肉の焼いたものが固めのパンに挟まれていた。
若干肉が生焼けな気がする。
「ロイ、その肉生なんじゃあ……」
セドリックは、一応確認してみることにした。たぶん、それを食べさせられるのは自分だ。さすがに生肉を食べる習慣はない。
「やっぱりそう思う?」
そう言って、ロイが肉をつまんだので、セドリックはすかさず生活魔法で肉を焼いた。が、パンに挟むにはずいぶんと分厚い気がしなくもない。
「噛みきれるのか?」
パンを受け取りながら聞いてみた。挟まれた肉の厚さはどう見てもステーキの厚さだ。普段ならナイフで切り分けて食べる厚みだ。
「んー、解体したのがちょっと雑だったかな?でも、いつもこんなもんだよ?」
そう言いつつ、ロイはもう1つ同じものを取り出してきたのだが、今度のは肉がやや焦げていた。
「まぁ、不味くはない」
ロイは大きな口を開けて肉ごとパンをかじった。飲み物だといって出してきたのはお茶のセットで、ロイは器用にお茶をいれてくれた。
ロイがそのまま食べているのだから、セドリックが食べないわけにはいかない。セドリックは思い切ってかじりついた。こんな行儀の悪い食べ方をしたのは初めてだ。
「うん、悪くないな」
ほとんど肉の味しかしない。塩も胡椒もふっていないそのままの肉は、なかなか野性的な味わいだった。
「あー、食べたァ」
ロイは全て平らげてお腹をさすっていた。全くもってマナーがなっていない。けれどここはダンジョンで、テーブルや椅子などないのだ。美味しく食べられればそれで間違いない。
「たいしたものだな。しかし、学園とは随分と違うんだな」
学園ではものすごく少食なロイを思い出し、セドリックは首をひねった。
「ん?だって、たいして魔力を使っていないのに、お腹なんかすくわけが無い」
どうやらロイの規準は魔力の消費のようで、体を動かした程度では、お腹が空くことはないようだ。
「ご馳走様。それじゃあ魔石を集めるとしよう」
肉は柔らかかったが、普段食べ慣れない固いパンに手こずったセドリックは、ロイより食べるのに時間がかかってしまった。けれど、おそらくロイが調理したと思われるほとんど味付けのない肉には、固いパンがあうだろう。
「じゃあ、鉱石取ってくるね」
立ち上がったセドリックに、ロイがそう声をかけて、崖の中央で光を放つ辺りにゆっくりと浮上していく。いつの間にかに手にはピッケルを持っていた。
ロイは慣れた手つきで鉱石を採ると、セドリックの所に戻ってきた。セドリックは空間収納を使えないため、一箇所に魔石を集めていた。
「随分沢山だね」
集められた魔石を見て、ロイはご機嫌だ。
「同じ魔物の魔石なのに、なぜ色が違うんだ?」
上の方で倒した魔物からは、小さいけれど同じ色の魔石しか出なかった。けれど、いま集めた魔石は、色も大きさもバラバラだ。同じ魔物ならば、大きさが多少違っても、色は同じになるのではないだろうか?
「ああ、あいつらは同じような姿をしているけれど、属性が違うんだよ」
ロイがサラリと言ったけれど、属性が違うというのはかなり、問題があったのではないだろうか?
「俺は火の魔法しか放っていなかった。この青い魔石は?」
「ああ、水属性だね。でも、所詮は蟲だから、おっきな火で燃やしちゃえば関係なかったね」
ロイが笑いながら言うので、セドリックはそれ以上追求するのをやめた。ロイの大雑把なやり方は、ダンジョンならではのやり方なのだろう。地形を活かして戦うのは、戦略の基本だ。崖の底がすり鉢状になっていたから、セドリックの放った火の魔法が逃げ場を失いぶつかり合って火力を増した。その結果上限の無い炎は属性を無視して魔物を焼き尽くしたのだろう。
「戦場では使いたくない戦法だな」
魔物という異形の姿をしていたからこそ、なんの躊躇いもなくやったけれど、同じ姿をした人相手にコレをやれる自信はない。
「……そうだね」
ロイは魔石と、鉱石を確認しながら空間収納に納めた。とてもじゃないけど、普通なら運べない程の量だ。空間収納の魔法を使えない冒険者は、その能力の付いたカバンを買っていると聞いている。
「俺もその魔法が使えたらなぁ」
セドリックが呟くと、ロイが笑った。
「魔力はいいもの持ってんだから、訓練すればいいのに」
「確かにそうだな」
セドリックは、剣の修行ばかりで、魔術については殆ど手付かずだった。英雄の家系に生まれながら、英雄がどんなものなのか調べもしなかったのだから仕方がない。英雄である祖父が生きていたので、後で聞けばいいと思っていたのだ。その結果、セドリックは英雄について何も知らないこととなった。
「知りたいことは後回しにしちゃダメだよ」
確かに、そういうロイは興味があることになんでも飛びつく。ロイのその行動力のお陰で、セドリックは英雄に近づくことが出来た。
荷物が片付いたとき、ロイが困ったような顔をしてセドリックを見つめた。
「?どうした」
荷物が多すぎて、魔力が足りなくなったとでも言うのだろうか?食事もとったし、適度に休憩もしたので、ある程度魔力は回復されたと思うのだけれど?
「セド、どうしよう……お腹がムズムズする」
言われてセドリックがロイの示す辺りに視線をやると、それは確かにムズムズするだろうと納得出来た。だが、そこはお腹とは言わない。
セドリックはそんなロイを見て、ほんの少し口の端が上がるのだった。
「これ、腐ってない!」
ロイは取り出した食べ物を確認して驚いていた。一体いつ頃空間収納に放り込んだのかは知らないけれど、空間収納は、それが売りのようなものだ。魔法の使い手のくせにそんなことに驚いているロイが、おかしくて仕方がない。
「空間収納は、時が止まるのが魅力だろう。何を今更」
そう言って、セドリックはロイの出した食べ物を見た。肉の焼いたものが固めのパンに挟まれていた。
若干肉が生焼けな気がする。
「ロイ、その肉生なんじゃあ……」
セドリックは、一応確認してみることにした。たぶん、それを食べさせられるのは自分だ。さすがに生肉を食べる習慣はない。
「やっぱりそう思う?」
そう言って、ロイが肉をつまんだので、セドリックはすかさず生活魔法で肉を焼いた。が、パンに挟むにはずいぶんと分厚い気がしなくもない。
「噛みきれるのか?」
パンを受け取りながら聞いてみた。挟まれた肉の厚さはどう見てもステーキの厚さだ。普段ならナイフで切り分けて食べる厚みだ。
「んー、解体したのがちょっと雑だったかな?でも、いつもこんなもんだよ?」
そう言いつつ、ロイはもう1つ同じものを取り出してきたのだが、今度のは肉がやや焦げていた。
「まぁ、不味くはない」
ロイは大きな口を開けて肉ごとパンをかじった。飲み物だといって出してきたのはお茶のセットで、ロイは器用にお茶をいれてくれた。
ロイがそのまま食べているのだから、セドリックが食べないわけにはいかない。セドリックは思い切ってかじりついた。こんな行儀の悪い食べ方をしたのは初めてだ。
「うん、悪くないな」
ほとんど肉の味しかしない。塩も胡椒もふっていないそのままの肉は、なかなか野性的な味わいだった。
「あー、食べたァ」
ロイは全て平らげてお腹をさすっていた。全くもってマナーがなっていない。けれどここはダンジョンで、テーブルや椅子などないのだ。美味しく食べられればそれで間違いない。
「たいしたものだな。しかし、学園とは随分と違うんだな」
学園ではものすごく少食なロイを思い出し、セドリックは首をひねった。
「ん?だって、たいして魔力を使っていないのに、お腹なんかすくわけが無い」
どうやらロイの規準は魔力の消費のようで、体を動かした程度では、お腹が空くことはないようだ。
「ご馳走様。それじゃあ魔石を集めるとしよう」
肉は柔らかかったが、普段食べ慣れない固いパンに手こずったセドリックは、ロイより食べるのに時間がかかってしまった。けれど、おそらくロイが調理したと思われるほとんど味付けのない肉には、固いパンがあうだろう。
「じゃあ、鉱石取ってくるね」
立ち上がったセドリックに、ロイがそう声をかけて、崖の中央で光を放つ辺りにゆっくりと浮上していく。いつの間にかに手にはピッケルを持っていた。
ロイは慣れた手つきで鉱石を採ると、セドリックの所に戻ってきた。セドリックは空間収納を使えないため、一箇所に魔石を集めていた。
「随分沢山だね」
集められた魔石を見て、ロイはご機嫌だ。
「同じ魔物の魔石なのに、なぜ色が違うんだ?」
上の方で倒した魔物からは、小さいけれど同じ色の魔石しか出なかった。けれど、いま集めた魔石は、色も大きさもバラバラだ。同じ魔物ならば、大きさが多少違っても、色は同じになるのではないだろうか?
「ああ、あいつらは同じような姿をしているけれど、属性が違うんだよ」
ロイがサラリと言ったけれど、属性が違うというのはかなり、問題があったのではないだろうか?
「俺は火の魔法しか放っていなかった。この青い魔石は?」
「ああ、水属性だね。でも、所詮は蟲だから、おっきな火で燃やしちゃえば関係なかったね」
ロイが笑いながら言うので、セドリックはそれ以上追求するのをやめた。ロイの大雑把なやり方は、ダンジョンならではのやり方なのだろう。地形を活かして戦うのは、戦略の基本だ。崖の底がすり鉢状になっていたから、セドリックの放った火の魔法が逃げ場を失いぶつかり合って火力を増した。その結果上限の無い炎は属性を無視して魔物を焼き尽くしたのだろう。
「戦場では使いたくない戦法だな」
魔物という異形の姿をしていたからこそ、なんの躊躇いもなくやったけれど、同じ姿をした人相手にコレをやれる自信はない。
「……そうだね」
ロイは魔石と、鉱石を確認しながら空間収納に納めた。とてもじゃないけど、普通なら運べない程の量だ。空間収納の魔法を使えない冒険者は、その能力の付いたカバンを買っていると聞いている。
「俺もその魔法が使えたらなぁ」
セドリックが呟くと、ロイが笑った。
「魔力はいいもの持ってんだから、訓練すればいいのに」
「確かにそうだな」
セドリックは、剣の修行ばかりで、魔術については殆ど手付かずだった。英雄の家系に生まれながら、英雄がどんなものなのか調べもしなかったのだから仕方がない。英雄である祖父が生きていたので、後で聞けばいいと思っていたのだ。その結果、セドリックは英雄について何も知らないこととなった。
「知りたいことは後回しにしちゃダメだよ」
確かに、そういうロイは興味があることになんでも飛びつく。ロイのその行動力のお陰で、セドリックは英雄に近づくことが出来た。
荷物が片付いたとき、ロイが困ったような顔をしてセドリックを見つめた。
「?どうした」
荷物が多すぎて、魔力が足りなくなったとでも言うのだろうか?食事もとったし、適度に休憩もしたので、ある程度魔力は回復されたと思うのだけれど?
「セド、どうしよう……お腹がムズムズする」
言われてセドリックがロイの示す辺りに視線をやると、それは確かにムズムズするだろうと納得出来た。だが、そこはお腹とは言わない。
セドリックはそんなロイを見て、ほんの少し口の端が上がるのだった。
46
あなたにおすすめの小説
なぜ処刑予定の悪役子息の俺が溺愛されている?
詩河とんぼ
BL
前世では過労死し、バース性があるBLゲームに転生した俺は、なる方が珍しいバットエンド以外は全て処刑されるというの世界の悪役子息・カイラントになっていた。処刑されるのはもちろん嫌だし、知識を付けてそれなりのところで働くか婿入りできたらいいな……と思っていたのだが、攻略対象者で王太子のアルスタから猛アプローチを受ける。……どうしてこうなった?
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
【完結】婚約者の王子様に愛人がいるらしいが、ペットを探すのに忙しいので放っておいてくれ。
フジミサヤ
BL
「君を愛することはできない」
可愛らしい平民の愛人を膝の上に抱え上げたこの国の第二王子サミュエルに宣言され、王子の婚約者だった公爵令息ノア・オルコットは、傷心のあまり学園を飛び出してしまった……というのが学園の生徒たちの認識である。
だがノアの本当の目的は、行方不明の自分のペット(魔王の側近だったらしい)の捜索だった。通りすがりの魔族に道を尋ねて目的地へ向かう途中、ノアは完璧な変装をしていたにも関わらず、何故かノアを追ってきたらしい王子サミュエルに捕まってしまう。
◇拙作「僕が勇者に殺された件。」に出てきたノアの話ですが、一応単体でも読めます。
◇テキトー設定。細かいツッコミはご容赦ください。見切り発車なので不定期更新となります。
【完結】悪役令息の従者に転職しました
* ゆるゆ
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
透夜×ロロァのお話です。
本編完結、『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけを更新するかもです。
『悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?』のカイの師匠も
『悪役令息の伴侶(予定)に転生しました』のトマの師匠も、このお話の主人公、透夜です!(笑)
大陸中に、かっこいー激つよ従僕たちを輸出して、悪役令息たちをたすける透夜(笑)
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる