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第54話 聖女は壁希望?
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夕飯が終わり、各自部屋に戻ったところで、アーシアはウキウキと鏡を取り出した。
もちろん、ただの鏡ではない。魔力を施した鏡であるから、他の鏡の映し出した景色を見ることができるのだ。座標はだいたいわかっているので、アーシアはその部屋の鏡と自分の鏡をつなげた。やはり、浄化魔法を使えても、湯船につかりたい人種なのだ。髪を乱暴にタオルで拭いているロイが見えた。
「すぐに魔法で乾かさないところが可愛いわよねぇ」
生活魔法で髪の毛ぐらい乾かせるのに、気づかないでいるロイはなかなか可愛らしいと言うものだ。アーシアはしばらく鏡を眺めていた。その様子は、ただ単に、自分の顔を熱心に眺める年頃の女性のそれにしか見えなかった。
「いい趣味をお持ちのようで」
聖女であり、もちろん花も恥じらう乙女であるアーシアの寝室に、突然男の声がした。ありえない不届き者がいたものだ。アーシアはめんどくさそうに声がした方を見た。分かってはいるけれど、ニヤついたその顔を見るのも、正直面倒くさい。
「夜に女性に寝室に入ってくるなんて……どういう御用かしら?」
鏡をシーツの上において、アーシアは声の主の方へと歩み寄った。こちらも礼儀としてしなを作って見せれば、相手は深く眉間にしわを寄せた。
「どうせしているだろうとは思っていましたのでね」
呆れたような顔をしつつ、テオドールは言った。
そうして、一呼吸おいてから言葉を続ける。
「今夜は結界をはりますから、見れませんよ」
言っている口の端が、意地悪そうに上がっているので、アーシアは思わずその部分を指でつまんだ。
「私だけ仲間外れにするつもり?」
言ってから指を離す。
「お仲間はいますよ」
「知ってるわよ。セドリックでしょ」
「強いて言うなら、テリーもですが」
テオドールがそんなことを言うので、アーシアはそれとなく思い出していた。確かに、テリーも部屋の中にはいなかった。と、言うことは、ゲームでは見られなかった、テリーとセドリックのやりとりが見られると言うことではないか。それはそれで面白い。
「その役、あんたと私で変われないわけ?」
壁になれないのなら、役割を変えてもらいたいものだ。アーシアだって、聖女の肩書きを持っているのだから。
「確かに、聖女の肩書は有効ですが、隣国の王子ですし、最初ですから」
と言うことは、最初でなければアーシアだって壁になれると言うことではないか。
「遮音はしませんから……では?」
テオドールが意外なことを言ってきたので、アーシアは目を見開いた。
「テリーは部屋には入れませんが、立派な立会人の一人なんですよ」
そう言うテオドールは、軽く口の端を上げていた。
そんな顔を見れば、やっぱり歪んだ愛情なのだとしか思えない。
「じゃあ私、テオドールが英雄の肩書きをもらったら、一緒に立会人をやりたいわ」
「考慮しましょう」
そう返事をすると、テオドールは転移魔法でいなくなった。入ってきた時も、そうだったのだろう。
それはそうと、テリーとセドリックのやり取りは、生で見たいので、アーシアはシンプルな部屋着に着替えることにした。
***************
「どうして髪が湿っているのかな?」
ソファーに座ってぼんやりしているロイに、誰かが突然話しかけてきた。しかも、髪を一房触られている。一瞬ぞくっとしたけれど、隣を見れば、端正な顔立ちをしたマイセルが座っていた。
ロイは寝間着を着ているけれど、マイセルが着ているのも寝間着なのだろうか?上と下で色が違う。そんなデザインの寝間着もあるかもしれないけれど、たぶん、これはどう見ても普通のシャツにズボンを履いているようにしか見えない。
「乾かしてる途中」
ロイがそう答えると、マイセルは軽く笑って、ロイの手からタオルを取り上げた。
「俺が乾かしてやる」
そう言って、生活魔法でロイの髪を乾かし始めた。生活魔法の、レベルであるから、大抵の人が使える。けれど、それを王子レベルが誰かに使うなんて滅多にないことだろう。
王子なのだから、髪を乾かしてもらうのが通常で、髪を乾かすなんてやらないはずだ。しかも、誰かの髪を乾かすなんて、普通ならありえない。
一応、ロイだってその位はわかっている。
もちろん、マイセルがレイヴァーンの婚約者だって知っている。知っているからこそ、この状況が危険だと理解した。
悪役令息=断罪
頭の中に過ぎるのはそれだ。
「え?自分でできるけど」
やんわりと断ろうとしたのに、全身を抱き抱えるようにされて、逃げられない状態にされていた。丁寧にゆっくりと、マイセルの指がロイの髪の中を動いていく。優しい風を伴って動く指が、地肌を撫でるものだから、背中がゾワゾワして思わず唇を噛み締めた。
「ああ、噛んだらダメだ」
マイセルがそう言って、ロイの唇に親指を押し当てて、口を開かせる。マイセルの親指は、そのままロイの唇を撫でて、その奥の歯にあたり、歯列をなぞりながら奥まで入ってきた。
一番太い親指が口の中に入ってきたから、自然とロイの口は大きく開いてしまった。間違えても、王子の指を噛むわけにはいかない。たとえ治癒魔法が出来たとしても、王子を傷つけたことは消せないのだから。
「可愛いね。口の中は赤くて、舌はピンクだ」
髪を乾かしていた手は、そのままロイの頭を掴んでいるから、ロイはどうにも逃げられない。口を開けたままにさせられて、唾が溜まってきたので、何とか飲み込もうと少し首を動かした。
けれど、そうした途端にマイセルの唇がロイの口に被さってきた。抜き取られた親指の代わりに、マイセルの舌が入ってきた。溜まった唾を飲み込もうとして後ろに下がるロイの舌を、マイセルの舌がなぞるように動いて付け根の辺りを刺激してきた。
そのせいで、余計に唾が溜まってしまい、ロイは必死で飲み込んだ。噛んではいけないものが口の中にあるから、余計に飲み込みにくい。二回、三回と喉を上下させて飲み込むと、マイセルの舌が、ロイの舌に絡みついたままになっていて、ざらついたところと柔らかいところが、ロイの口の中で異なる温度を作っていた。
「んっ、ふっ…ぅん…」
口の中で感じる熱から、じんわりと魔力の流れを感じると、体が反応してしまう。昼間のアレックスとはまた違う、質の良い魔力がロイの中に流れ込んでくる。蜂蜜のように甘いけれど、喉越しはくどくない。その味をもっと味わいたくなって、ロイが下から角度を変えようと腰の位置を変えてきた。
ロイの頭を捉えていたマイセルの手は、いつの間にかにロイの耳をゆっくりと撫でていた。最初は擦るように二本の指を動かしていたのに、そのうち一本の指が耳の形に合わせて奥へと入って行った。
その触れる指先が、耳の奥の皮膚に軽く触れると、口の中で、触れ合う粘膜から吸収される魔力と引き合った。
耳の奥の方に刺激を与えられて、ロイは思わず声を上げた。けれど、口の中には相変わらず、マイセルの舌がはいったままだから、ロイが発した声はそのままマイセルの舌が絡めとっていく。
耳の奥をずっと刺激されて、その刺激の振動が脳を揺さぶるから、ロイの体が小刻みに震えてしまう。けれど、そんなことにロイは気付かない。感じたことの無い痺れに、ロイは対処の仕方が分からないまま、両手でマイセルのシャツを握りしめるだけだ。
その様子をマイセルは眺めながら、ロイの腰に手を回して、自分の膝の上にロイの腰を乗せた。触れる面積が増えたから、流れる魔力も増えて、ロイは自分の腹をマイセルの腹に押し付けた。
そうしないと、耳の奥に流れる魔力が多すぎて、頭がおかしくなりそうだった。けれど、今度は腹から腰にかけて魔力が流れてくる。
その魔力が自身の中にじわりと入ってくる度に、自分の身体が喜んでいるのが分かるから、ロイは逃げることを知らなかった。
質の違う極上の魔力が、一日に二回も入ってきて、ロイの身体は歓喜に震えていると言ってよかった。欠乏している訳では無いけれど、たまらず求めてしまった。
「まずは、俺の魔力を沢山体にいれてね」
マイセルはそう言って、さらに強くロイの体を抱きしめる。顎から頬にかけて舌でゆっくりと舐めると、また深く唇を重ねた。
元から抵抗なんて頭になかったロイは、再び入ってきたマイセルの舌を自身の舌で向かい入れた。擦り合う粘膜が気持ちよくて、何度も擦り合わせる。その度に流れ込んでくる魔力に、ロイの体は歓喜して、喉を鳴らした。
もちろん、ただの鏡ではない。魔力を施した鏡であるから、他の鏡の映し出した景色を見ることができるのだ。座標はだいたいわかっているので、アーシアはその部屋の鏡と自分の鏡をつなげた。やはり、浄化魔法を使えても、湯船につかりたい人種なのだ。髪を乱暴にタオルで拭いているロイが見えた。
「すぐに魔法で乾かさないところが可愛いわよねぇ」
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「いい趣味をお持ちのようで」
聖女であり、もちろん花も恥じらう乙女であるアーシアの寝室に、突然男の声がした。ありえない不届き者がいたものだ。アーシアはめんどくさそうに声がした方を見た。分かってはいるけれど、ニヤついたその顔を見るのも、正直面倒くさい。
「夜に女性に寝室に入ってくるなんて……どういう御用かしら?」
鏡をシーツの上において、アーシアは声の主の方へと歩み寄った。こちらも礼儀としてしなを作って見せれば、相手は深く眉間にしわを寄せた。
「どうせしているだろうとは思っていましたのでね」
呆れたような顔をしつつ、テオドールは言った。
そうして、一呼吸おいてから言葉を続ける。
「今夜は結界をはりますから、見れませんよ」
言っている口の端が、意地悪そうに上がっているので、アーシアは思わずその部分を指でつまんだ。
「私だけ仲間外れにするつもり?」
言ってから指を離す。
「お仲間はいますよ」
「知ってるわよ。セドリックでしょ」
「強いて言うなら、テリーもですが」
テオドールがそんなことを言うので、アーシアはそれとなく思い出していた。確かに、テリーも部屋の中にはいなかった。と、言うことは、ゲームでは見られなかった、テリーとセドリックのやりとりが見られると言うことではないか。それはそれで面白い。
「その役、あんたと私で変われないわけ?」
壁になれないのなら、役割を変えてもらいたいものだ。アーシアだって、聖女の肩書きを持っているのだから。
「確かに、聖女の肩書は有効ですが、隣国の王子ですし、最初ですから」
と言うことは、最初でなければアーシアだって壁になれると言うことではないか。
「遮音はしませんから……では?」
テオドールが意外なことを言ってきたので、アーシアは目を見開いた。
「テリーは部屋には入れませんが、立派な立会人の一人なんですよ」
そう言うテオドールは、軽く口の端を上げていた。
そんな顔を見れば、やっぱり歪んだ愛情なのだとしか思えない。
「じゃあ私、テオドールが英雄の肩書きをもらったら、一緒に立会人をやりたいわ」
「考慮しましょう」
そう返事をすると、テオドールは転移魔法でいなくなった。入ってきた時も、そうだったのだろう。
それはそうと、テリーとセドリックのやり取りは、生で見たいので、アーシアはシンプルな部屋着に着替えることにした。
***************
「どうして髪が湿っているのかな?」
ソファーに座ってぼんやりしているロイに、誰かが突然話しかけてきた。しかも、髪を一房触られている。一瞬ぞくっとしたけれど、隣を見れば、端正な顔立ちをしたマイセルが座っていた。
ロイは寝間着を着ているけれど、マイセルが着ているのも寝間着なのだろうか?上と下で色が違う。そんなデザインの寝間着もあるかもしれないけれど、たぶん、これはどう見ても普通のシャツにズボンを履いているようにしか見えない。
「乾かしてる途中」
ロイがそう答えると、マイセルは軽く笑って、ロイの手からタオルを取り上げた。
「俺が乾かしてやる」
そう言って、生活魔法でロイの髪を乾かし始めた。生活魔法の、レベルであるから、大抵の人が使える。けれど、それを王子レベルが誰かに使うなんて滅多にないことだろう。
王子なのだから、髪を乾かしてもらうのが通常で、髪を乾かすなんてやらないはずだ。しかも、誰かの髪を乾かすなんて、普通ならありえない。
一応、ロイだってその位はわかっている。
もちろん、マイセルがレイヴァーンの婚約者だって知っている。知っているからこそ、この状況が危険だと理解した。
悪役令息=断罪
頭の中に過ぎるのはそれだ。
「え?自分でできるけど」
やんわりと断ろうとしたのに、全身を抱き抱えるようにされて、逃げられない状態にされていた。丁寧にゆっくりと、マイセルの指がロイの髪の中を動いていく。優しい風を伴って動く指が、地肌を撫でるものだから、背中がゾワゾワして思わず唇を噛み締めた。
「ああ、噛んだらダメだ」
マイセルがそう言って、ロイの唇に親指を押し当てて、口を開かせる。マイセルの親指は、そのままロイの唇を撫でて、その奥の歯にあたり、歯列をなぞりながら奥まで入ってきた。
一番太い親指が口の中に入ってきたから、自然とロイの口は大きく開いてしまった。間違えても、王子の指を噛むわけにはいかない。たとえ治癒魔法が出来たとしても、王子を傷つけたことは消せないのだから。
「可愛いね。口の中は赤くて、舌はピンクだ」
髪を乾かしていた手は、そのままロイの頭を掴んでいるから、ロイはどうにも逃げられない。口を開けたままにさせられて、唾が溜まってきたので、何とか飲み込もうと少し首を動かした。
けれど、そうした途端にマイセルの唇がロイの口に被さってきた。抜き取られた親指の代わりに、マイセルの舌が入ってきた。溜まった唾を飲み込もうとして後ろに下がるロイの舌を、マイセルの舌がなぞるように動いて付け根の辺りを刺激してきた。
そのせいで、余計に唾が溜まってしまい、ロイは必死で飲み込んだ。噛んではいけないものが口の中にあるから、余計に飲み込みにくい。二回、三回と喉を上下させて飲み込むと、マイセルの舌が、ロイの舌に絡みついたままになっていて、ざらついたところと柔らかいところが、ロイの口の中で異なる温度を作っていた。
「んっ、ふっ…ぅん…」
口の中で感じる熱から、じんわりと魔力の流れを感じると、体が反応してしまう。昼間のアレックスとはまた違う、質の良い魔力がロイの中に流れ込んでくる。蜂蜜のように甘いけれど、喉越しはくどくない。その味をもっと味わいたくなって、ロイが下から角度を変えようと腰の位置を変えてきた。
ロイの頭を捉えていたマイセルの手は、いつの間にかにロイの耳をゆっくりと撫でていた。最初は擦るように二本の指を動かしていたのに、そのうち一本の指が耳の形に合わせて奥へと入って行った。
その触れる指先が、耳の奥の皮膚に軽く触れると、口の中で、触れ合う粘膜から吸収される魔力と引き合った。
耳の奥の方に刺激を与えられて、ロイは思わず声を上げた。けれど、口の中には相変わらず、マイセルの舌がはいったままだから、ロイが発した声はそのままマイセルの舌が絡めとっていく。
耳の奥をずっと刺激されて、その刺激の振動が脳を揺さぶるから、ロイの体が小刻みに震えてしまう。けれど、そんなことにロイは気付かない。感じたことの無い痺れに、ロイは対処の仕方が分からないまま、両手でマイセルのシャツを握りしめるだけだ。
その様子をマイセルは眺めながら、ロイの腰に手を回して、自分の膝の上にロイの腰を乗せた。触れる面積が増えたから、流れる魔力も増えて、ロイは自分の腹をマイセルの腹に押し付けた。
そうしないと、耳の奥に流れる魔力が多すぎて、頭がおかしくなりそうだった。けれど、今度は腹から腰にかけて魔力が流れてくる。
その魔力が自身の中にじわりと入ってくる度に、自分の身体が喜んでいるのが分かるから、ロイは逃げることを知らなかった。
質の違う極上の魔力が、一日に二回も入ってきて、ロイの身体は歓喜に震えていると言ってよかった。欠乏している訳では無いけれど、たまらず求めてしまった。
「まずは、俺の魔力を沢山体にいれてね」
マイセルはそう言って、さらに強くロイの体を抱きしめる。顎から頬にかけて舌でゆっくりと舐めると、また深く唇を重ねた。
元から抵抗なんて頭になかったロイは、再び入ってきたマイセルの舌を自身の舌で向かい入れた。擦り合う粘膜が気持ちよくて、何度も擦り合わせる。その度に流れ込んでくる魔力に、ロイの体は歓喜して、喉を鳴らした。
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