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愛情たっぷりスタミナ弁当
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時間は数時間前にさかのぼる。
俺は厨房の掃除を終え、姉に言われた通り料理を作る事にした。
このくらいなら協力する…悪い事じゃなければ…
おかずは考えていたのかいろいろと言ってくる。
野菜中心のヘルシー料理ってところだろう、女の子が好きそうなものばかりだ。
一般的な女の子の好物は分からないが同じ料理部の女子の先輩の好みが同じだ。
「あっ、そうだ!あとは私の愛情をたっぷり込めて似顔絵作ってよ!」
「……に、似顔絵」
似顔絵ってもしかしてキャラ弁とかいうやつだろうか。
作った事がなくてよく分からない。
姉は意外と子供っぽいのかと思ったが愛情とか言ってるからきっと好きな人にあげるのだろう。
姉の想い人はトーマだ…ゲームで知っていた、だからこのお弁当はトーマが食べるのだろう。
でもトーマって健康を気にするタイプだっただろうか、普通の男と変わらない感じがした。
それにトーマは今後騎士団長になるからヘルシー弁当よりスタミナ弁当の方が良さそうだ。
本命はヒロインだが、どうせ渡すなら喜んでもらった方が姉も嬉しいだろう。
しかし姉はヘルシー弁当前提で次々と野菜を冷蔵庫から出している。
姉が俺の言う事を聞くとは思えない、どうしたものか。
「あ、の…見られてると緊張しちゃって…だから」
「何?私に出てけって言ってるわけ?」
ぶんぶんと首を横に振る、姉には勝てなかった。
とりあえずキャベツをちぎり、包丁で切る。
姉はジーッと見ている…物凄くやりづらい。
キャラ弁は正直20の男にあげるものじゃないと思ってるから普通のにしたいが許してくれなさそうだ。
姉は料理下手だが、今回がトーマに初めてお弁当を渡すようには見えない……今まで何度か渡していたのだろう。
作ってたのはグランだったのかな、グランも大変だったんだなとその場にいないグランを心配する。
ずっとキャベツを切る俺にイライラして姉がなにか言おうと口を開くとドアが開いた。
そこにはもう一人のメイドが立っていた。
シグナム家の使用人はグランとガリュー先生以外なんかロボットみたいに無表情でちょっと怖く感じた。
「お嬢様、旦那様が大切な話があるとお呼びです」
「後にして、今忙しいの!」
「……トーマ・ラグナロクについてだそうです」
「…………………分かったわ」
姉は話に関心がなかったがトーマの名前を聞きメイドの方を向き、素直に従った。
トーマの話?嫌な予感しかしない。
ラグナロクとシグナムは仲が悪い、姉にトーマの話をするという事は死亡フラグに関わるなにかが待ち受けてるのかもしれない。
姉がなにかを言ってくるまで大人しくしていよう、今はそれしか出来ない。
とりあえずナイスタイミングで料理を作る。
残ったメイドが監視役で見ているがメイドはドアの前にいるし距離が少し離れているから食材を見せなかったら何を作ってるか分からない。
この時だけ、身動きもしないメイドに感謝した。
姉が帰ってくる前に完成させるからてきぱきと準備をする。
明日お弁当に詰めて持っていくみたいだし、俺は学校に戻らなきゃならないからガリュー先生に後は頼むとしておかずを作る。
うん、我ながら完璧だ!
冷蔵庫に最後の料理を入れて閉める。
「出来たの?」
「うわぁっ!!…ね、姉さん」
いつの間にか後ろにいた姉に驚いて飛び跳ねたが姉はお構い無しで冷蔵庫を開けようとするから手で押さえて拒否する。
姉は俺を睨むが、俺も中身を見られたらせっかく作った食材を捨てられそうでここは譲れなかった……でも真っ正面から見れず目を逸らした。
チラッと厨房の壁に掛けてある時計を見た。
もうそろそろ寮に戻らなくてはならない時間だ。
一般学校は暗くなっても無断で1日過ぎなければ何時帰ってもいい緩い寮の規則(高等部のみ許されている)
しかし魔法学園の寮の規則は厳しく、夜になる前に帰らなくてはならない。
ゲームでは確かそうだったから現実世界でもそうだろう。
姉はこんな下らない事で規則を破ったりしてプライドを傷付けるわけがない。
今の姉は過ごす時間が短すぎてよく分からない、でもゲームの姉はよく知ってる。
つくづくあのゲームをやってて良かったと思った。
「ね、姉さん…もう夕方だし…寮に帰った方が…明日ガリュー先生に届けてもらうから!」
「…………嫌われるようなもの入れてないでしょうね」
「い、入れてないよ」
「もしトーマに嫌われたらアンタを殺す」
最後は睨まれて姉は俺から離れてメイドと共に厨房を出ていった。
…そうか、トーマに殺される死亡フラグだけじゃなくて姉に殺される死亡フラグもあるのか。
姉がいなくなり緊張感が漂っていた空気が綺麗になり、息を思いっきり吐いた。
トーマの嫌いなものなんて分からない、とりあえず元気になるようにこの前授業で習ったスタミナ弁当…でもちゃんと栄養バランスも考えている料理を作ったが大丈夫だろうか。
結果が気になり見に行きたい気もするが、変に関わるのは良くないから後日姉にあったらさりげなく聞いてみよう………機嫌がとてもいい日に…
俺は厨房を出てガリュー先生に明日のお願いをしてから家を出た。
もう外はすっかり真っ暗だった。
姉と父の話ってなんだったんだろう、結局聞いてない。
もしかしてもうゲームが始まろうとしているのか?
ゲームはトーマが騎士団長に就任した日のパレードで始まる…まだそんな情報もないし、まだだよ…な。
「あっ!アルトだ!」
「おーいアルトー!」
「リカルドにルカ!」
寮に帰ろうと歩いていると目の前に二つの影があり気付いた。
最初は暗くてよく分からなかったが近付くとそれはリカルドとルカだと分かった。
今日は二人に会っていなかったが出かけていたようだ。
ルカは今日実家の農業を手伝っていてリカルドは自主練をするために今まで人気があまりない広場で素振りをしていたみたいだった。
そしてさっきたまたま帰ろうとしていたリカルドとルカが出会い、俺とも会ったそうだ。
さすが初等部からの幼馴染みとタイミングの良さに三人で笑った。
最後は流れ星も見て、不安だった心が少し落ち着いた。
そしてガリュー先生にあの魔法陣の事を聞くのをすっかり忘れていた。
俺は厨房の掃除を終え、姉に言われた通り料理を作る事にした。
このくらいなら協力する…悪い事じゃなければ…
おかずは考えていたのかいろいろと言ってくる。
野菜中心のヘルシー料理ってところだろう、女の子が好きそうなものばかりだ。
一般的な女の子の好物は分からないが同じ料理部の女子の先輩の好みが同じだ。
「あっ、そうだ!あとは私の愛情をたっぷり込めて似顔絵作ってよ!」
「……に、似顔絵」
似顔絵ってもしかしてキャラ弁とかいうやつだろうか。
作った事がなくてよく分からない。
姉は意外と子供っぽいのかと思ったが愛情とか言ってるからきっと好きな人にあげるのだろう。
姉の想い人はトーマだ…ゲームで知っていた、だからこのお弁当はトーマが食べるのだろう。
でもトーマって健康を気にするタイプだっただろうか、普通の男と変わらない感じがした。
それにトーマは今後騎士団長になるからヘルシー弁当よりスタミナ弁当の方が良さそうだ。
本命はヒロインだが、どうせ渡すなら喜んでもらった方が姉も嬉しいだろう。
しかし姉はヘルシー弁当前提で次々と野菜を冷蔵庫から出している。
姉が俺の言う事を聞くとは思えない、どうしたものか。
「あ、の…見られてると緊張しちゃって…だから」
「何?私に出てけって言ってるわけ?」
ぶんぶんと首を横に振る、姉には勝てなかった。
とりあえずキャベツをちぎり、包丁で切る。
姉はジーッと見ている…物凄くやりづらい。
キャラ弁は正直20の男にあげるものじゃないと思ってるから普通のにしたいが許してくれなさそうだ。
姉は料理下手だが、今回がトーマに初めてお弁当を渡すようには見えない……今まで何度か渡していたのだろう。
作ってたのはグランだったのかな、グランも大変だったんだなとその場にいないグランを心配する。
ずっとキャベツを切る俺にイライラして姉がなにか言おうと口を開くとドアが開いた。
そこにはもう一人のメイドが立っていた。
シグナム家の使用人はグランとガリュー先生以外なんかロボットみたいに無表情でちょっと怖く感じた。
「お嬢様、旦那様が大切な話があるとお呼びです」
「後にして、今忙しいの!」
「……トーマ・ラグナロクについてだそうです」
「…………………分かったわ」
姉は話に関心がなかったがトーマの名前を聞きメイドの方を向き、素直に従った。
トーマの話?嫌な予感しかしない。
ラグナロクとシグナムは仲が悪い、姉にトーマの話をするという事は死亡フラグに関わるなにかが待ち受けてるのかもしれない。
姉がなにかを言ってくるまで大人しくしていよう、今はそれしか出来ない。
とりあえずナイスタイミングで料理を作る。
残ったメイドが監視役で見ているがメイドはドアの前にいるし距離が少し離れているから食材を見せなかったら何を作ってるか分からない。
この時だけ、身動きもしないメイドに感謝した。
姉が帰ってくる前に完成させるからてきぱきと準備をする。
明日お弁当に詰めて持っていくみたいだし、俺は学校に戻らなきゃならないからガリュー先生に後は頼むとしておかずを作る。
うん、我ながら完璧だ!
冷蔵庫に最後の料理を入れて閉める。
「出来たの?」
「うわぁっ!!…ね、姉さん」
いつの間にか後ろにいた姉に驚いて飛び跳ねたが姉はお構い無しで冷蔵庫を開けようとするから手で押さえて拒否する。
姉は俺を睨むが、俺も中身を見られたらせっかく作った食材を捨てられそうでここは譲れなかった……でも真っ正面から見れず目を逸らした。
チラッと厨房の壁に掛けてある時計を見た。
もうそろそろ寮に戻らなくてはならない時間だ。
一般学校は暗くなっても無断で1日過ぎなければ何時帰ってもいい緩い寮の規則(高等部のみ許されている)
しかし魔法学園の寮の規則は厳しく、夜になる前に帰らなくてはならない。
ゲームでは確かそうだったから現実世界でもそうだろう。
姉はこんな下らない事で規則を破ったりしてプライドを傷付けるわけがない。
今の姉は過ごす時間が短すぎてよく分からない、でもゲームの姉はよく知ってる。
つくづくあのゲームをやってて良かったと思った。
「ね、姉さん…もう夕方だし…寮に帰った方が…明日ガリュー先生に届けてもらうから!」
「…………嫌われるようなもの入れてないでしょうね」
「い、入れてないよ」
「もしトーマに嫌われたらアンタを殺す」
最後は睨まれて姉は俺から離れてメイドと共に厨房を出ていった。
…そうか、トーマに殺される死亡フラグだけじゃなくて姉に殺される死亡フラグもあるのか。
姉がいなくなり緊張感が漂っていた空気が綺麗になり、息を思いっきり吐いた。
トーマの嫌いなものなんて分からない、とりあえず元気になるようにこの前授業で習ったスタミナ弁当…でもちゃんと栄養バランスも考えている料理を作ったが大丈夫だろうか。
結果が気になり見に行きたい気もするが、変に関わるのは良くないから後日姉にあったらさりげなく聞いてみよう………機嫌がとてもいい日に…
俺は厨房を出てガリュー先生に明日のお願いをしてから家を出た。
もう外はすっかり真っ暗だった。
姉と父の話ってなんだったんだろう、結局聞いてない。
もしかしてもうゲームが始まろうとしているのか?
ゲームはトーマが騎士団長に就任した日のパレードで始まる…まだそんな情報もないし、まだだよ…な。
「あっ!アルトだ!」
「おーいアルトー!」
「リカルドにルカ!」
寮に帰ろうと歩いていると目の前に二つの影があり気付いた。
最初は暗くてよく分からなかったが近付くとそれはリカルドとルカだと分かった。
今日は二人に会っていなかったが出かけていたようだ。
ルカは今日実家の農業を手伝っていてリカルドは自主練をするために今まで人気があまりない広場で素振りをしていたみたいだった。
そしてさっきたまたま帰ろうとしていたリカルドとルカが出会い、俺とも会ったそうだ。
さすが初等部からの幼馴染みとタイミングの良さに三人で笑った。
最後は流れ星も見て、不安だった心が少し落ち着いた。
そしてガリュー先生にあの魔法陣の事を聞くのをすっかり忘れていた。
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