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第1勝~始まりの王都〜
賑わいの中央通り
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ーー朝ーー
「それで?決まったか?」
「いや、なにが!?」
えーっと…状況を整理しよう。昨日、屋根の上で語り合ってその後部屋に戻って寝たのだが、起きたら何故か人の部屋の中に侵入者がおり、ベット横で、「はい待ってました☆」と言わんばかりの顔で待機していました。さて、だ~れだ☆…
「ん?」
はい!このとぼけているレオさんですね!
いや、朝から女性の部屋に入ってくる男性がいるかよ!…
「はぁ…」
居たわ目の前に…しかも私も悪いが女だということさえこの人わかってない様子だし…。私は思わず両手で頭を抱えた。
「どうした?頭でも痛いのか!?」
「うん、ある意味、頭が痛くなるねこれは」
「どういう事だ??」
まぁ、この天然さんなのか分からない人の事は置いといて、今日の予定でも考えよう。
昨日は道に迷ったりと大変な経験をしたので、今日は街歩きをして道を覚えることにした。
今日の朝も素晴らしいモーニングを堪能してメイドさんにありがとうと行ってきますをして私は家を出たのだが…
「…どうしてレオも一緒なの?」
「んー、道に迷わないように案内する係かな?」
いや、昼間だし昨日は夜で無我夢中に走ってしまったから、迷っただけで…方向音痴では無いんだけど…。
「私は1人でも大丈夫だから帰っていいよ?」
「まぁそう言うなよ。街中には用があったしそれのついでだ。」
まぁ、用があるならついでに案内でもしてもらっちゃおうかな。
それから私たちは街のいちばん賑わうところ中央通りへやってきた。見渡す限り人でいっぱいの通りには、露店の端が見えないくらいに様々な店が集まっていた。その中でも一際んだしの目に入ったのは武器屋だ。
「ほほぉ~、これもなかなか…。」
まぁ、これをいわゆる職業病と言うやつだろう、武器とか防具にはなんかそそれれてしまうんだよなぁ…。
「武器なんか見て面白いのか?」
「見て分からないのですか!?例えばこちらの短剣、鉄を基本の素材にしたシンプルな作りですがここからが問題で、職人の手が別れるとこになります。魔力のエンチャントなど加工の仕方によりいい武器にも悪い武器にもなるので、そこは買いに来た方たちの目利きが必要になります。まぁ、でも私は鑑定スキルは職業柄持ってたりするのですぐわかる…」
夢中になって話していたらレオのことなんか忘れていたことに気づき、レオの方を見たらニコニコしながら私のことを見ていたのだ。
「な、なんだよその顔は…」
「いや、好きなんだなと思ってな。今のイオの顔見てたら、楽しそうな感じがすごく伝わってきたよ。」
そんな笑顔で言われたら、なんでか分からないけど私の鼓動が少し早くなったのを感じた。
それから、武器屋以外にも見たこともない、美味しそうな食べ物が沢山あったので、私はお腹いっぱいになるまで食べ尽くした。まぁ、食べてる途中でレオに「お前のお腹は異次元のようだな。」とかまたデリカシーのないことを言われたけど無視をした。
もう少し街をあるって見たかったが思いのほか、中央通りが楽しくてつい長くいすぎたようだ、気がついたら夕暮れ時になっていたのだ。
しかし!ここで重大なことに気づいてしまった。それは…
「どうしよう…夕飯食べれなくなっちゃった…。」
そう!露店の食べ物を食べすぎてしまい…あの素晴らしいディナーが入らなくなってしまったのだ!これはまずい…もう食べる準備も終えているだろうし、断ったら悲しませてしまうのではないか?そうやって私が悩んでいるとレオが
「イオ、俺と1戦しないか?」
「え?」
「体を動かせばお腹も空くのが早くなるし、俺はお前と手合わせできるし一石二鳥ってやつだろ?」
確かに…レオの提案は悪くない、絶対レオが戦いたいだけだと思うが、なにしろ目の前に誰でも使えるミニ闘技場なんて看板が立ててあるお店があるし…
「しょーがない、ちょっと運動しますか。」
「決まりだな!」
そして私はレオと戦うことになった。
「それで?決まったか?」
「いや、なにが!?」
えーっと…状況を整理しよう。昨日、屋根の上で語り合ってその後部屋に戻って寝たのだが、起きたら何故か人の部屋の中に侵入者がおり、ベット横で、「はい待ってました☆」と言わんばかりの顔で待機していました。さて、だ~れだ☆…
「ん?」
はい!このとぼけているレオさんですね!
いや、朝から女性の部屋に入ってくる男性がいるかよ!…
「はぁ…」
居たわ目の前に…しかも私も悪いが女だということさえこの人わかってない様子だし…。私は思わず両手で頭を抱えた。
「どうした?頭でも痛いのか!?」
「うん、ある意味、頭が痛くなるねこれは」
「どういう事だ??」
まぁ、この天然さんなのか分からない人の事は置いといて、今日の予定でも考えよう。
昨日は道に迷ったりと大変な経験をしたので、今日は街歩きをして道を覚えることにした。
今日の朝も素晴らしいモーニングを堪能してメイドさんにありがとうと行ってきますをして私は家を出たのだが…
「…どうしてレオも一緒なの?」
「んー、道に迷わないように案内する係かな?」
いや、昼間だし昨日は夜で無我夢中に走ってしまったから、迷っただけで…方向音痴では無いんだけど…。
「私は1人でも大丈夫だから帰っていいよ?」
「まぁそう言うなよ。街中には用があったしそれのついでだ。」
まぁ、用があるならついでに案内でもしてもらっちゃおうかな。
それから私たちは街のいちばん賑わうところ中央通りへやってきた。見渡す限り人でいっぱいの通りには、露店の端が見えないくらいに様々な店が集まっていた。その中でも一際んだしの目に入ったのは武器屋だ。
「ほほぉ~、これもなかなか…。」
まぁ、これをいわゆる職業病と言うやつだろう、武器とか防具にはなんかそそれれてしまうんだよなぁ…。
「武器なんか見て面白いのか?」
「見て分からないのですか!?例えばこちらの短剣、鉄を基本の素材にしたシンプルな作りですがここからが問題で、職人の手が別れるとこになります。魔力のエンチャントなど加工の仕方によりいい武器にも悪い武器にもなるので、そこは買いに来た方たちの目利きが必要になります。まぁ、でも私は鑑定スキルは職業柄持ってたりするのですぐわかる…」
夢中になって話していたらレオのことなんか忘れていたことに気づき、レオの方を見たらニコニコしながら私のことを見ていたのだ。
「な、なんだよその顔は…」
「いや、好きなんだなと思ってな。今のイオの顔見てたら、楽しそうな感じがすごく伝わってきたよ。」
そんな笑顔で言われたら、なんでか分からないけど私の鼓動が少し早くなったのを感じた。
それから、武器屋以外にも見たこともない、美味しそうな食べ物が沢山あったので、私はお腹いっぱいになるまで食べ尽くした。まぁ、食べてる途中でレオに「お前のお腹は異次元のようだな。」とかまたデリカシーのないことを言われたけど無視をした。
もう少し街をあるって見たかったが思いのほか、中央通りが楽しくてつい長くいすぎたようだ、気がついたら夕暮れ時になっていたのだ。
しかし!ここで重大なことに気づいてしまった。それは…
「どうしよう…夕飯食べれなくなっちゃった…。」
そう!露店の食べ物を食べすぎてしまい…あの素晴らしいディナーが入らなくなってしまったのだ!これはまずい…もう食べる準備も終えているだろうし、断ったら悲しませてしまうのではないか?そうやって私が悩んでいるとレオが
「イオ、俺と1戦しないか?」
「え?」
「体を動かせばお腹も空くのが早くなるし、俺はお前と手合わせできるし一石二鳥ってやつだろ?」
確かに…レオの提案は悪くない、絶対レオが戦いたいだけだと思うが、なにしろ目の前に誰でも使えるミニ闘技場なんて看板が立ててあるお店があるし…
「しょーがない、ちょっと運動しますか。」
「決まりだな!」
そして私はレオと戦うことになった。
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