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凄惨な戦争の爪痕を緑に隠された彼の跡地に、一人のアイリス人が立ち尽くしていた。それは、かつての戦乱時に地上の国々を震撼させた稀代の死神ディゾ・リーリングその人であり、今はリィン・フォルラーツと本来の名を名乗る。
血で血を洗う面影は長い年月の間に風化し、もはや存在さえ歴史の闇に葬り去られかけているが、不器用なリィンは生き方も考え方も変えられない。唯一の肉親だった母を看取って一年、彼は人生の岐路に立っており、これからどう生きるかを考えていた。
遠い昔に手放した筈の人生は、この遺跡と同じようにいまだ時の針を止めたままだ。
黄泉路へ旅立つ前、母は「自分のために生きよ」と遺言した。
クラウディアによって一時的に生を断ち切られた母には、死神と契約を交わした息子がどんな十年を過ごしていたかは知らない。それでも生前より言葉数の少ない彼の心を読むことに長けていた彼女は、時の隔たりだけでなく、凄惨な過去が植えつけた払い切れない心の闇を察していたのだろう。
かつての生活を取り戻せば、何かが変わると思っていた。生家の花屋を手伝い、武器から農具に持ち替え、血で染まっていた手は土に塗れた。花を愛で、生命を育てることに充足感を覚えていた。その成長に、母や隣人達と笑みを交わすこともあった。
このまま緩やかで起伏のない平和な生活を続けるのだと思っていたのに、母を失った自分には、結局何も残っていなかったのだ。
封印した筈のかつての白き死神イシュトレイグの剣をその手に取った瞬間、時計の針は再び巻き戻された。自分の身体は蘇ったときのまま、進んだ時はまやかしだった。母を見送るまで、自分の心ごと偽っていただけだったのだ。
『……貴方は難しく考え過ぎだ』
精霊に身を堕としたイシュトレイグは、以前と同じ調子でリィンに話しかける。
最高位の死神だった彼の力は大幅に削がれているとはいえ、実体のない他の精霊達とは比べるべくもない。以前と変わらぬ剣の姿を取り、リィンの腰に提げられていた。
「難しくも何も、どうすればいいのかわからんのでは、考えようがないだろう」
投げやりに応えながら、リィンはため息を吐く。
不安や恐怖を感じているわけではなかった。不審がられぬように、老いない外見を窶すことは、今では呼吸をするのと同じくらい自然なことだ。
今の心境は、ただ途方に暮れていると言うしかない。
復讐の念を手放し、母も看取った。次は、それこそ母の遺言通り自分の為に生きるべきだとはわかっている。せっかく取り戻した命、今さら死にたいとは思わないのだし。
それでも何をしたらいいかわからなくて、生家の店を母の代から親しくしていた隣人に任せ、イシュトレイグを連れて旅に出ることにした。唯一の肉親である母を亡くした傷心の旅と大仰に心配されたが、否定するのも甚だ親不孝かとそのままだ。
意識したわけではなかったが、結局この足が向いたのは全ての終焉と始まりの地……クラウディア帝国跡地だった。
『私の存在も邪魔なら、ただの剣となって暫く眠っているが?』
「変な遠慮はしなくていい」
自分を生かすために神の座を捨て、契約が破綻した今も側にいてくれることには随分感謝をしている。彼は自分にとって、まさに空気のような存在だ。
『恋でもしたら、世界も変わるだろう』
「……また妙なことを言い出したものだな」
からかい口調でなかったから怒りこそ湧かなかったが、突拍子もない言葉にリィンは眉間に小さな皺を刻む。
脳裏に、ある面影が過ぎった。捨て去ったと思っていた自分の心に火を付け、復讐よりも強烈にその存在を焼きつけて行った彼女。
「それこそ不可能だろう、サエに出逢った後では」
彼女の噂は、その身に流れる半分の同胞の血のお陰でアイリスにも届いていた。世界を救った救世主は麗しのオルガイム国王妃となった後も、自分とも馴染み深い国王とともに、それまでの閉鎖的だった国政改革に忙しい日々を送っているらしい。華々しいそれらの噂からは、今も変わらずまっすぐな心根が伺い知れた。
『確か、娘が生まれたと……せっかくの名付け親の名誉を、貴方は断ってしまったが』
「よせ、縁起でもない。かつて死神を名乗っていた人間に頼む奴らも悪趣味だ」
あれから十八年、旧友達の娘の成長した姿を何とはなく思い描こうとしたが、個性の強過ぎる両親二人の容貌に巧く想像できなかった。疲れたような溜め息が漏れる。
「……っ、……え、嘘ぉっ! ちょっとそこっ、どいてーーーーーーーーっ!」
イシュトレイグとの会話と、つらつら思い出される過去の世界に意識を向けていたリィンは、突如降ってきた甲高い叫び声にギョッとして宙を仰いだ。恐るべき速度で落下するものを目の当たりにし、咄嗟に両腕を広げた直後、腕に生半可でない重力がかかる。
「……っ……いたたっ……」
「……それは、こちらの台詞だ」
腕の中に納まった人物の体重自体は軽い部類に入るだろうが、高所から急速落下したせいで、受け止めた側は堪ったものではない。長く戦いから離れていたことでやや鈍っていた身体が軋み、リィンは眉を顰めた。
「自殺なら他所でやれ、この地は禁域だ」
「自殺なんて冗談じゃないわ! 大体、貴方の所為よっ、何で勝手に入り込んでるのよ! びっくりして足を踏み外しちゃったじゃないっ!」
諌めた言葉に、猛烈な反論が返る。命の恩人相手に向かって、随分な喧嘩腰である。
口達者な娘だが、二十歳には満つまい。機動性を重視した少年用らしい旅装束は上着の留め具が釦ではなく組み紐の飾り結びになっていることから、オルガイム人であることが知れた。翡翠や瑪瑙のような輝石の玉を通した組み紐で長い銀髪を纏め、盛大に顰められた眉の下の円らな瞳は、まるで黒曜石のように煌めいている。
リィンは眩暈を覚えた。もちろん、それは先ほど受けた重力の衝撃のせいではない。
「……何をやっているんだ、仮にもオルガイムの王女がこんなところで!」
アイリスとオルガイムの混血児は、自分の知る限り彼女とその娘しか知らない。
先ほどまで話題にしていた旧友の一人娘の登場に、リィンは苦虫を噛み潰したような渋面を刻む。
「……うるっさいわね! 見ず知らずのオジサンに説教される筋合いなんてないわ! そんなことより、王女ってわかったならさっさと降ろしなさいよっ! 無礼者!」
悪びれもせず気色ばむ少女は、あまりにも賢くない。正体のわからぬ相手に自分の素姓が知られた状況下でこの高圧的態度……危機感のなさに、リィンは更に頭痛を覚えた。
「誰に似たんだ、このはねっ返りはっ……アルフレインの方がまだ落ち着きがあったぞ」
「まぁっ……お父様に対して何て馴れ馴れしいのっ? それに、誰がはねっ返りですってっ……!」
「本当に騒々しいな……仕方ない、オルガイムまで送って行ってやる。随分な貧乏くじを引いてしまった」
キャンキャンと子犬のように吠える王女を腕に抱いたまま、リィンは苛立ちを視界とともに瞼の中に閉じ込める。
『そう悲観したものでもない。これで久々にサエ達に逢う口実が出来ただろう?』
そんな彼に、イシュトレイグがおかしそうな口調で投げかける。
「……えっ? 何なの、今の声っ?」
少女だけが突然した第三者の声に、辺りをキョロキョロと見回していた。
「少しの間、大人しくしてろ」
リィンが言葉を終えた途端、彼らを中心に旋風が起こる。
「えっ、えぇええーーーーーーーーっ!」
「……喋るな、舌噛むぞ」
旋風とともにグルグルと回る周囲の景色に声を上げる彼女に、リィンはいい加減うんざりだと言いたげな様相で溜め息を吐いた。
血で血を洗う面影は長い年月の間に風化し、もはや存在さえ歴史の闇に葬り去られかけているが、不器用なリィンは生き方も考え方も変えられない。唯一の肉親だった母を看取って一年、彼は人生の岐路に立っており、これからどう生きるかを考えていた。
遠い昔に手放した筈の人生は、この遺跡と同じようにいまだ時の針を止めたままだ。
黄泉路へ旅立つ前、母は「自分のために生きよ」と遺言した。
クラウディアによって一時的に生を断ち切られた母には、死神と契約を交わした息子がどんな十年を過ごしていたかは知らない。それでも生前より言葉数の少ない彼の心を読むことに長けていた彼女は、時の隔たりだけでなく、凄惨な過去が植えつけた払い切れない心の闇を察していたのだろう。
かつての生活を取り戻せば、何かが変わると思っていた。生家の花屋を手伝い、武器から農具に持ち替え、血で染まっていた手は土に塗れた。花を愛で、生命を育てることに充足感を覚えていた。その成長に、母や隣人達と笑みを交わすこともあった。
このまま緩やかで起伏のない平和な生活を続けるのだと思っていたのに、母を失った自分には、結局何も残っていなかったのだ。
封印した筈のかつての白き死神イシュトレイグの剣をその手に取った瞬間、時計の針は再び巻き戻された。自分の身体は蘇ったときのまま、進んだ時はまやかしだった。母を見送るまで、自分の心ごと偽っていただけだったのだ。
『……貴方は難しく考え過ぎだ』
精霊に身を堕としたイシュトレイグは、以前と同じ調子でリィンに話しかける。
最高位の死神だった彼の力は大幅に削がれているとはいえ、実体のない他の精霊達とは比べるべくもない。以前と変わらぬ剣の姿を取り、リィンの腰に提げられていた。
「難しくも何も、どうすればいいのかわからんのでは、考えようがないだろう」
投げやりに応えながら、リィンはため息を吐く。
不安や恐怖を感じているわけではなかった。不審がられぬように、老いない外見を窶すことは、今では呼吸をするのと同じくらい自然なことだ。
今の心境は、ただ途方に暮れていると言うしかない。
復讐の念を手放し、母も看取った。次は、それこそ母の遺言通り自分の為に生きるべきだとはわかっている。せっかく取り戻した命、今さら死にたいとは思わないのだし。
それでも何をしたらいいかわからなくて、生家の店を母の代から親しくしていた隣人に任せ、イシュトレイグを連れて旅に出ることにした。唯一の肉親である母を亡くした傷心の旅と大仰に心配されたが、否定するのも甚だ親不孝かとそのままだ。
意識したわけではなかったが、結局この足が向いたのは全ての終焉と始まりの地……クラウディア帝国跡地だった。
『私の存在も邪魔なら、ただの剣となって暫く眠っているが?』
「変な遠慮はしなくていい」
自分を生かすために神の座を捨て、契約が破綻した今も側にいてくれることには随分感謝をしている。彼は自分にとって、まさに空気のような存在だ。
『恋でもしたら、世界も変わるだろう』
「……また妙なことを言い出したものだな」
からかい口調でなかったから怒りこそ湧かなかったが、突拍子もない言葉にリィンは眉間に小さな皺を刻む。
脳裏に、ある面影が過ぎった。捨て去ったと思っていた自分の心に火を付け、復讐よりも強烈にその存在を焼きつけて行った彼女。
「それこそ不可能だろう、サエに出逢った後では」
彼女の噂は、その身に流れる半分の同胞の血のお陰でアイリスにも届いていた。世界を救った救世主は麗しのオルガイム国王妃となった後も、自分とも馴染み深い国王とともに、それまでの閉鎖的だった国政改革に忙しい日々を送っているらしい。華々しいそれらの噂からは、今も変わらずまっすぐな心根が伺い知れた。
『確か、娘が生まれたと……せっかくの名付け親の名誉を、貴方は断ってしまったが』
「よせ、縁起でもない。かつて死神を名乗っていた人間に頼む奴らも悪趣味だ」
あれから十八年、旧友達の娘の成長した姿を何とはなく思い描こうとしたが、個性の強過ぎる両親二人の容貌に巧く想像できなかった。疲れたような溜め息が漏れる。
「……っ、……え、嘘ぉっ! ちょっとそこっ、どいてーーーーーーーーっ!」
イシュトレイグとの会話と、つらつら思い出される過去の世界に意識を向けていたリィンは、突如降ってきた甲高い叫び声にギョッとして宙を仰いだ。恐るべき速度で落下するものを目の当たりにし、咄嗟に両腕を広げた直後、腕に生半可でない重力がかかる。
「……っ……いたたっ……」
「……それは、こちらの台詞だ」
腕の中に納まった人物の体重自体は軽い部類に入るだろうが、高所から急速落下したせいで、受け止めた側は堪ったものではない。長く戦いから離れていたことでやや鈍っていた身体が軋み、リィンは眉を顰めた。
「自殺なら他所でやれ、この地は禁域だ」
「自殺なんて冗談じゃないわ! 大体、貴方の所為よっ、何で勝手に入り込んでるのよ! びっくりして足を踏み外しちゃったじゃないっ!」
諌めた言葉に、猛烈な反論が返る。命の恩人相手に向かって、随分な喧嘩腰である。
口達者な娘だが、二十歳には満つまい。機動性を重視した少年用らしい旅装束は上着の留め具が釦ではなく組み紐の飾り結びになっていることから、オルガイム人であることが知れた。翡翠や瑪瑙のような輝石の玉を通した組み紐で長い銀髪を纏め、盛大に顰められた眉の下の円らな瞳は、まるで黒曜石のように煌めいている。
リィンは眩暈を覚えた。もちろん、それは先ほど受けた重力の衝撃のせいではない。
「……何をやっているんだ、仮にもオルガイムの王女がこんなところで!」
アイリスとオルガイムの混血児は、自分の知る限り彼女とその娘しか知らない。
先ほどまで話題にしていた旧友の一人娘の登場に、リィンは苦虫を噛み潰したような渋面を刻む。
「……うるっさいわね! 見ず知らずのオジサンに説教される筋合いなんてないわ! そんなことより、王女ってわかったならさっさと降ろしなさいよっ! 無礼者!」
悪びれもせず気色ばむ少女は、あまりにも賢くない。正体のわからぬ相手に自分の素姓が知られた状況下でこの高圧的態度……危機感のなさに、リィンは更に頭痛を覚えた。
「誰に似たんだ、このはねっ返りはっ……アルフレインの方がまだ落ち着きがあったぞ」
「まぁっ……お父様に対して何て馴れ馴れしいのっ? それに、誰がはねっ返りですってっ……!」
「本当に騒々しいな……仕方ない、オルガイムまで送って行ってやる。随分な貧乏くじを引いてしまった」
キャンキャンと子犬のように吠える王女を腕に抱いたまま、リィンは苛立ちを視界とともに瞼の中に閉じ込める。
『そう悲観したものでもない。これで久々にサエ達に逢う口実が出来ただろう?』
そんな彼に、イシュトレイグがおかしそうな口調で投げかける。
「……えっ? 何なの、今の声っ?」
少女だけが突然した第三者の声に、辺りをキョロキョロと見回していた。
「少しの間、大人しくしてろ」
リィンが言葉を終えた途端、彼らを中心に旋風が起こる。
「えっ、えぇええーーーーーーーーっ!」
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