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シャドウマーカー
「じゃあトウゴくん!気を付けてね!」
ミズィさんがシュタッと手を挙げ左へと走る。それと同時にナータが何やら詠唱を初める。そしてミズィさんはそのまま木々の中へと駆け込む。
「我が城壁であり槌であり礫である者よ!我が魔力を持ってその身を造れ!いでよ!エレメントゴーレム!」
ナータが詠唱を終え、手に持っていた魔石を2つ地面に放り投げる。魔石が地面に落ちると鈍い茶色の光が溢れ出し地面に浸透したかと思うと、その魔石を中心に地面が盛り上がり、土が岩となり、人型の胴体となり、手足となり頭となった。あれがゴーレムか。ゲームや漫画に出てくる姿そのまんまだな。あの大きさでさらに2体か。だからミズィさんは巨体が動き回るのに不便な森の中を選んだんだな。
「よそ見とは余裕だな」
ケラーの声に前を向き直る。僅かに視界の隅に映ったケラーは数メートル先。だがオレの顔が真正面を向いた時にはケラーの姿は目の前にあった。オレは肌が泡立つのを感じ咄嗟に後ろへと飛び退く。
「残念、遅いな」
ケラーはシャドウマーカーを持つ手とは反対の左手に持ったショートソードで袈裟斬りに切りつけて来た。
「ぐっ……!」
斬られた。しかもそこそこ深手だ。後ろへ飛び退きケラーから距離を取る。そしてすかさずヒールをかける。
「ほほお?ヒールか?お前魔法が使えるのか?いや……スクロールか?」
くそ、1回じゃ治らない。ケラーが余裕を見せてしゃべってる間に何度かヒールをかけないと。
「あんたもショートソードとは小物に合った武器ですね。お陰で助かった」
「あぁ?つまらねぇ事言ってんなよ、お前?オレは自分の能力に合った武器を選んでんだよ」
「自分の能力じゃないでしょ、その道具の能力だ」
「……口の減らねぇガキだな……」
ありゃー、あれは分かりやすくブチ切れてるな。でもお陰でヒールをさらに2回かけて何とか傷は癒えた。とは言え傷を治すのに生命力をごっそり持って行かれた。こんなダメージ何回も食らう訳には行かないな。さてと、どうしたものか。
「よし、じゃあ次はこっちから」
言ってオレは盾を左手に持ち、右手を突き出す。
「ファイアボール!」
オレの手から放たれた火球は真っ直ぐケラーへ向かって飛ぶ。それを見たケラーがシャドウマーカーを掲げると、シャドウマーカーは光を放つ。次の瞬間、ケラーの姿は左へと瞬間移動し、ファイアボールはケラーが元いた場所を通過し、その先の木にぶつかって弾けた。
「おおー、次はファイアボールのスクロールかよ。豪勢だなぁ」
ケラーはまたしても余裕ぶってヘラヘラ笑う。じゃあもう1発だ。
「ファイアボール!」
1つ目のスクロールを修復しながら2つ目のファイアボールを放つ。ケラーは先ほどと同じくシャドウマーカーを掲げ、それが光を放ち瞬時に右へと数メートル移動した。それを見てからオレは思いっきり斜め前へジャンプし、左手にはめていた盾を外し右手でヘリを持ち、空中で体を右回りに回転させた力をそのまま盾に乗せケラーに向かって投げる。盾は真っ直ぐケラーに向かい飛んで行き、まさに当たるそのすんでのところでシャドウマーカーが光りさらに右へと瞬間移動した。ぶつかるはずの対象物を失った盾はそのまま斜めに地面に突き刺さる。
「おおー、盾をそんな風に使う奴なんて初めて見たぞ」
余裕のケラーが笑う。
着地したオレは前へと駆け地面に刺さった盾を回収する。
「オレの住んでた所では割と普通だけどね」
オレも軽口で返すが状況はあまり良くない。残念ながらあの道具はクールタイムも無く連続して使える様だ。ズルいだろ。
「じゃあ次はこっちから行くぞー」
ケラーが気の抜けた声で言ったかと思うと、一瞬でオレの左横に移動して来ていた。
「うあ!」
ケラーのショートソードが右下から左上へと振り抜かれる。それを辛うじて盾で防ぎ右へと飛び退く。すかさずケラーは地面を蹴り距離を詰め、数回斬りつけて来る。だがそれは全て盾で防ぐ事が出来た。やはり剣術に長けている訳では無いんだ。何度目かの斬り降ろしに合わせて盾で押し返す。押されて体制を崩したケラーが仰け反るのを見逃さず、右手を顔面へと振り下ろす。それを見てケラーがにやりと笑う。その顔にシャドウマーカーから発せられた光が映る。次の瞬間、オレの右手は空振りよろける。そしてケラーは3メートル程後ろへと瞬間移動し、そのまま地面を蹴り突進して来てショートソードを振り下ろす。体制を崩していたオレはたまらず地面を転がる様にして身をかわしたが、ショートソードはオレの背中を深く抉った。
「つっ……!クッソ!ヒール!」
ヒールを1度かけて最低限傷が塞がったが、その隙をケラーが逃す訳もなく、間髪入れずにショートソードの連撃を繰り出す。オレはスクロールを修復しながらなんとか攻撃を防ぐ。しばらく攻撃が続きた後、シャドウマーカーが光りケラーの体は10メートルぐらい後ろへと移動した。
「ふぅ~疲れちまったぁ~。もうちょっと大人しくしてくれよ、どうせ勝てねぇんだから。にしてもお前、スクロール何個持ってんだよ?」
なるほど、ケラーが疲れたから距離を取ったのか。遠目からでも息が上がっているのが分かる。あいつ、シャドウマーカーに頼りっぱなしで、体力も無ければ剣術も身に付けて無いんだな。
「どうしたんだ?もうお疲れですか?ショートソードもも無茶苦茶に振り回すだけで全然下手っぴだしな。お前、その便利な道具が無けりゃ何も出来ないダメ男なんじゃないか?」
「言うじゃねぇか、クソガキが……」
こんな挑発に簡単に乗る辺りが小物なんだよな。
「そんな便利な道具があっても、そのクソガキ1人始末出来ない様じゃ宝の持ち腐れだな。その辺歩いてる子供にその道具くれてやった方が上手く使いこなすんじゃないか?」
「減らねぇ……
減らず口だな」
ケラーの言葉の後半は至近距離から聞こえた。それは瞬間移動でオレのすぐ右へと移動して来てから発せられていた。盾を持っていない側を狙われれば防ぐ術はない。飛び退いて躱すがまたもそこそこの深手を負う。だがこちらも必死に反撃。盾を右手で掴みケラー目掛けて投げつける。だがそれも読んでいたかと言わんばかりにケラーはまたしても瞬間移動してそれを躱す。
「おいおい、こりゃあわざわざシャドウマーカーを使わなくても当たら無いんじゃねぇか?」
再び距離を取ってヘラヘラと笑うケラーを睨みながらオレは走って盾を回収する。拾ってすぐにケラーに向かってジャンプしまたも盾を投げる。盾はケラーに向かって飛んで行ったが、ケラーが身をよじるだけで躱され地面に突き刺さった。
「ほらぁ~やっぱり当たらないじゃ無いかあ~。そんな物よ、当たらなきゃ意味ねぇよなあ?」
またもヘラヘラと笑うケラー。
「ファイアボール!」
オレは両手を突き出しファイアボールを放つ。案の定シャドウマーカーで瞬間移動した先に向かい2発目のファイアボールを放ったが、それもすんでのところで瞬間移動で躱された。だがその隙にオレは盾を拾う。
「当たりませんねぇ~?ちゃんと練習しなよ?せめてシャドウマーカーじゃ無いと躱せないぐらいの攻撃にしてくれよ?」
ずいぶん余裕だな。まあそのまま余裕ぶっこいててくれよ。オレはヒールを1度かけ、先ほどの傷を最低限癒し右手に持つ盾を水平に構える。
「こりねぇなぁ~。大丈夫?下手くそのお前に真っ直ぐ飛ばせるのかよ?ほら俺はここだよー、動かないよー」
「そうかい、それならそのまま動かなくていいぞ」
オレはケラーに聞こえるか聞こえないかぐらいの大きさで呟く。
ミズィさんがシュタッと手を挙げ左へと走る。それと同時にナータが何やら詠唱を初める。そしてミズィさんはそのまま木々の中へと駆け込む。
「我が城壁であり槌であり礫である者よ!我が魔力を持ってその身を造れ!いでよ!エレメントゴーレム!」
ナータが詠唱を終え、手に持っていた魔石を2つ地面に放り投げる。魔石が地面に落ちると鈍い茶色の光が溢れ出し地面に浸透したかと思うと、その魔石を中心に地面が盛り上がり、土が岩となり、人型の胴体となり、手足となり頭となった。あれがゴーレムか。ゲームや漫画に出てくる姿そのまんまだな。あの大きさでさらに2体か。だからミズィさんは巨体が動き回るのに不便な森の中を選んだんだな。
「よそ見とは余裕だな」
ケラーの声に前を向き直る。僅かに視界の隅に映ったケラーは数メートル先。だがオレの顔が真正面を向いた時にはケラーの姿は目の前にあった。オレは肌が泡立つのを感じ咄嗟に後ろへと飛び退く。
「残念、遅いな」
ケラーはシャドウマーカーを持つ手とは反対の左手に持ったショートソードで袈裟斬りに切りつけて来た。
「ぐっ……!」
斬られた。しかもそこそこ深手だ。後ろへ飛び退きケラーから距離を取る。そしてすかさずヒールをかける。
「ほほお?ヒールか?お前魔法が使えるのか?いや……スクロールか?」
くそ、1回じゃ治らない。ケラーが余裕を見せてしゃべってる間に何度かヒールをかけないと。
「あんたもショートソードとは小物に合った武器ですね。お陰で助かった」
「あぁ?つまらねぇ事言ってんなよ、お前?オレは自分の能力に合った武器を選んでんだよ」
「自分の能力じゃないでしょ、その道具の能力だ」
「……口の減らねぇガキだな……」
ありゃー、あれは分かりやすくブチ切れてるな。でもお陰でヒールをさらに2回かけて何とか傷は癒えた。とは言え傷を治すのに生命力をごっそり持って行かれた。こんなダメージ何回も食らう訳には行かないな。さてと、どうしたものか。
「よし、じゃあ次はこっちから」
言ってオレは盾を左手に持ち、右手を突き出す。
「ファイアボール!」
オレの手から放たれた火球は真っ直ぐケラーへ向かって飛ぶ。それを見たケラーがシャドウマーカーを掲げると、シャドウマーカーは光を放つ。次の瞬間、ケラーの姿は左へと瞬間移動し、ファイアボールはケラーが元いた場所を通過し、その先の木にぶつかって弾けた。
「おおー、次はファイアボールのスクロールかよ。豪勢だなぁ」
ケラーはまたしても余裕ぶってヘラヘラ笑う。じゃあもう1発だ。
「ファイアボール!」
1つ目のスクロールを修復しながら2つ目のファイアボールを放つ。ケラーは先ほどと同じくシャドウマーカーを掲げ、それが光を放ち瞬時に右へと数メートル移動した。それを見てからオレは思いっきり斜め前へジャンプし、左手にはめていた盾を外し右手でヘリを持ち、空中で体を右回りに回転させた力をそのまま盾に乗せケラーに向かって投げる。盾は真っ直ぐケラーに向かい飛んで行き、まさに当たるそのすんでのところでシャドウマーカーが光りさらに右へと瞬間移動した。ぶつかるはずの対象物を失った盾はそのまま斜めに地面に突き刺さる。
「おおー、盾をそんな風に使う奴なんて初めて見たぞ」
余裕のケラーが笑う。
着地したオレは前へと駆け地面に刺さった盾を回収する。
「オレの住んでた所では割と普通だけどね」
オレも軽口で返すが状況はあまり良くない。残念ながらあの道具はクールタイムも無く連続して使える様だ。ズルいだろ。
「じゃあ次はこっちから行くぞー」
ケラーが気の抜けた声で言ったかと思うと、一瞬でオレの左横に移動して来ていた。
「うあ!」
ケラーのショートソードが右下から左上へと振り抜かれる。それを辛うじて盾で防ぎ右へと飛び退く。すかさずケラーは地面を蹴り距離を詰め、数回斬りつけて来る。だがそれは全て盾で防ぐ事が出来た。やはり剣術に長けている訳では無いんだ。何度目かの斬り降ろしに合わせて盾で押し返す。押されて体制を崩したケラーが仰け反るのを見逃さず、右手を顔面へと振り下ろす。それを見てケラーがにやりと笑う。その顔にシャドウマーカーから発せられた光が映る。次の瞬間、オレの右手は空振りよろける。そしてケラーは3メートル程後ろへと瞬間移動し、そのまま地面を蹴り突進して来てショートソードを振り下ろす。体制を崩していたオレはたまらず地面を転がる様にして身をかわしたが、ショートソードはオレの背中を深く抉った。
「つっ……!クッソ!ヒール!」
ヒールを1度かけて最低限傷が塞がったが、その隙をケラーが逃す訳もなく、間髪入れずにショートソードの連撃を繰り出す。オレはスクロールを修復しながらなんとか攻撃を防ぐ。しばらく攻撃が続きた後、シャドウマーカーが光りケラーの体は10メートルぐらい後ろへと移動した。
「ふぅ~疲れちまったぁ~。もうちょっと大人しくしてくれよ、どうせ勝てねぇんだから。にしてもお前、スクロール何個持ってんだよ?」
なるほど、ケラーが疲れたから距離を取ったのか。遠目からでも息が上がっているのが分かる。あいつ、シャドウマーカーに頼りっぱなしで、体力も無ければ剣術も身に付けて無いんだな。
「どうしたんだ?もうお疲れですか?ショートソードもも無茶苦茶に振り回すだけで全然下手っぴだしな。お前、その便利な道具が無けりゃ何も出来ないダメ男なんじゃないか?」
「言うじゃねぇか、クソガキが……」
こんな挑発に簡単に乗る辺りが小物なんだよな。
「そんな便利な道具があっても、そのクソガキ1人始末出来ない様じゃ宝の持ち腐れだな。その辺歩いてる子供にその道具くれてやった方が上手く使いこなすんじゃないか?」
「減らねぇ……
減らず口だな」
ケラーの言葉の後半は至近距離から聞こえた。それは瞬間移動でオレのすぐ右へと移動して来てから発せられていた。盾を持っていない側を狙われれば防ぐ術はない。飛び退いて躱すがまたもそこそこの深手を負う。だがこちらも必死に反撃。盾を右手で掴みケラー目掛けて投げつける。だがそれも読んでいたかと言わんばかりにケラーはまたしても瞬間移動してそれを躱す。
「おいおい、こりゃあわざわざシャドウマーカーを使わなくても当たら無いんじゃねぇか?」
再び距離を取ってヘラヘラと笑うケラーを睨みながらオレは走って盾を回収する。拾ってすぐにケラーに向かってジャンプしまたも盾を投げる。盾はケラーに向かって飛んで行ったが、ケラーが身をよじるだけで躱され地面に突き刺さった。
「ほらぁ~やっぱり当たらないじゃ無いかあ~。そんな物よ、当たらなきゃ意味ねぇよなあ?」
またもヘラヘラと笑うケラー。
「ファイアボール!」
オレは両手を突き出しファイアボールを放つ。案の定シャドウマーカーで瞬間移動した先に向かい2発目のファイアボールを放ったが、それもすんでのところで瞬間移動で躱された。だがその隙にオレは盾を拾う。
「当たりませんねぇ~?ちゃんと練習しなよ?せめてシャドウマーカーじゃ無いと躱せないぐらいの攻撃にしてくれよ?」
ずいぶん余裕だな。まあそのまま余裕ぶっこいててくれよ。オレはヒールを1度かけ、先ほどの傷を最低限癒し右手に持つ盾を水平に構える。
「こりねぇなぁ~。大丈夫?下手くそのお前に真っ直ぐ飛ばせるのかよ?ほら俺はここだよー、動かないよー」
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