世界最強が集う果ての地に召喚された彼らはそこで異世界最強を目指す

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第三章 ハテノチ統一へ

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 レラが慌てるように両手を突き出した。

「なら、今すぐゴーレムを止めますわよ!」
「止めんなって言ったんだ!」
「でも、このままでは嶺二が!」

 殺意の篭った二本の指を目の前に、嶺二は額に汗を浮かべながらも笑っている。

「それによ、俺もまだまだ……」

 嶺二の前腕に血管が太く走ったと同時、掴んでいたゴーレムの腕を押し返して。

「こんなもんじゃねぇぞぉぉぉぉ!」

 叫びと共に繰り出された拳は血しぶきをあげてゴーレムを爽快に殴り飛ばす。
 ゴーレムは無抵抗に空へ投げ出され、落下した先で嶺二の懐に収まった。嶺二は受け止めたゴーレムの顔を丸い目で見つめて。

「よっ」

 今度は嶺二が空へ殴り飛ばされる。

「いいねいいねぇ!」

 地上から濃密な蒼い光が突進してきた。魔法が使えるようだ。

「よっと! 行くぜ!」

 嶺二は簡単に手で弾くと、空中で拳を引いた。

「……喰らえ」

 その拳は既に血だらけで、握られた瞬間に血は宙に取り残される。

「絶対倒すパァァァァァァァンチ!」

 直下に撃たれた拳は向かってくる空気に負けまいと、必死にその中へ収束しようと震え、一体の頭上を捉えた。

「耐えてみろゴーレムゥゥゥゥゥ!」

 轟音でありながらも、鼓膜を鋭く突き立てる衝撃。それは底から突き上げられた海面のように、地面を波状に隆起させる。

「ちょっと嶺二ぃぃぃぃぃぃ!」

 レラの悲鳴はすぐに遠のいて、マリアも簡単に吹き飛ばされ、シェミルはボーッとした顔で亀裂の隙間に挟まって揺れている。

「れ、嶺二……! うにゅにゃらぁ!」

 神様は猫のような悲鳴をあげて恥部をさらけ出しながら転がって行った。

 ただの一発の拳で、突風でもやってきたかのように周囲を吹き飛ばした嶺二。これが本気でなければ、さすがに彼は本物の怪物か何かだろう。

「……………」

 沈黙が訪れる。
 薄く地表を漂う砂煙の中で、最初に口を開いたのは嶺二だ。その表情は笑顔で。

「へへっ。やるじゃねぇか」

 ゴーレムは片膝をついて、何食わぬ様子で嶺二の拳を掴んでいた。

「んじゃ、第二ラウンドと行くか!」

 嶺二が足を上げた時。

「ストーーーーーーーーーーーップ!」

 その声で、嶺二の足がゴーレムのこめかみ直前で止まる。

「……あ? いで!」

 鈍痛。嶺二にとって覚えのある感覚。振り返ると本の角を向けるマリア。

「暴れすぎだバカが」
「ストップストップ! すとぉぉぉっぷ!」

 マリアの後方から喚くように声を上げて走ってくるのはレラ。嶺二の前にたどり着くと膝に手を付いて。

「ぜぇ……ぜぇ! ストップ……だから」
「心配するなレラ。既にゴーレムは止まっている」

 マリアの次に、嶺二は地団駄を踏むようにして言う。

「おいレラ! これからがいい所だってのによ! ……うおっ」
「ぶわぁーか! 私たちまで殺す気でして?」

 顔で押し返された嶺二は諦めたのか、ため息をつくと立ちっぱなしのゴーレムに向く。
 
「んじゃ……ちょっと拝見」

 ゴーレムが動かなくなったのをいい事に、その白い仮面をパカッと外した。

「ちょっと嶺二! それは――」

 ガンと見開かれた鋼色の瞳が嶺二を見据えている。

「おっ……と」

 仮面を片手に後ずさる嶺二。さすがに驚いたようだ。しかし嶺二、今度は頬を伸ばしたり挟んだりと手悪さを始めた。

「すげぇな……見た目も感触も俺たちと変わらねぇじゃねぇか」

 ガシッと、その手を掴まれる。

「げっ……」

 瞳が左右に振れた後、それは嶺二を真っ直ぐに見つめて。

「お前が主か」

 喋った。とても細い声音だ。

「ひょえ? おいレラ」

 嶺二がきょとんとした顔で振り向くと、レラは額に手を当てて言う。

「戦闘用のゴーレムには、暴走を防ぐために絶対服従させる機能を持たせなくてはなりませんの。でも彼女は嶺二が戦ったあとすぐに廃棄するつもりでしたから、仮面でその機能を封じておいたのですわ。それをあんたが解いてしまったから、唯一私から発せる停止命令が無効になったのよ」
「あ? 何で廃棄すんだよ」
「彼女を維持し続けるには莫大なエネルギーが必要になりますの。惜しいけれど、これから都の戦力として戦い続けてもらう訳にはいきませんわ」

 確かに、これほどの力を持つゴーレムであれば常にかなりのエネルギーを使っていることだろう。
 しかしこのゴーレムは嶺二を敵として認識しているはず。今では敵意を感じられないが。それはマリアが理解したように説明してくれる。

「なるほどな。嶺二がその仮面を剥いだことにより、今彼女は嶺二のことを自分の使い手だと思っているわけか。だから嶺二に襲いかからなくなったと」
「その通りですわ……」
「しかしレラ。だからといって廃棄できないわけではないだろう?」

 マリアが言うことにはその通りだと思えるが、レラはブンブンと首を振ってから。

「ダメですの! 主を持ったゴーレムを自分の手で廃棄するだなんて、私にはできませんわ!」
「お、おお……そうなのか?」

 錬金術を極めし者ならではの拘りなのだろうか。廃棄予定の彼女に仮面をつけて、その機能を封印していたのも納得できる。
 そしてレラは両手を胸に当てて微笑んだ。

「親を持ったゴーレムは……私たちと同じ、もはや人なのですわ」

 マリアと嶺二はきょとんと瞬きをしているが、レラはさらに片手を上げて気持ちよさそうに。

「見てごらんなさい? この子の顔を。まるで嶺二のことを慕っているようではありませんの」

 全く、そのような雰囲気は感じられないが。
 とにかく、主を持ったゴーレムを廃棄するというのは、レラのプライドか何かが許さないらしい。
 嶺二はゴーレムと一度目を合わせてから、口角を上げて言う。

「確かにお前の言う通りだぜレラ。こんなに強いヤツを簡単に捨てる訳にはいかねぇもんな」
「ええ。……え?」
「よっしゃ! これでこの先、暇しなくて済みそうだ! ……あ、そうだ。ゴーレムって呼ぶのもアレだし、名前を付けてやらねぇとな」

 レラが即答する。

「レイラ」

 自分の名前からとったのだろう。しかし嶺二も間髪入れずに。

「ユミコ」

 何とも日本人らしい名前だろうか。
 嶺二に掴みかかったのはレラ。

「何ですのその名前は!? ものすごくダサいんですけど!」
「俺の故郷じゃ割とポピュラーな名前だぞ?」
「知らないわよそんなことぉ!」

 言い合う二人の前で、ゴーレムが口を開けた。

「俺の名前は……ユミコ。俺の名前はユミコだ、嶺二」

 膝から崩れ落ちるレラ。歓喜する嶺二。

「ほーれ見ろ! こいつはお前の言うことなんて聞かねぇんだよ!」
「うっ……ぐ」

 しかしと、嶺二は顎に手を当てて。

「今、自分のことを俺って言ってたが……ひょっとして男なのか?」

 明らかに女性の声ではあるし、見た目も一言で表せば美少女。その凛々しい声音には似合わない口調に嶺二は違和感を持った。
 ユミコが答える。

「俺は嶺二の言葉を覚えた。すげぇ覚えた」
「お、おう。そういうことか」

 レラが立ち上がり、嶺二を指さした。

「あんたの下品な言葉を覚えちゃったじゃないの! どうしてくれんのよ!」
「だーはいはい分かりましたっての。……んじゃ、そこんとこは甲都の学校に行かせて学び直してもらうということで」
「無理よバカ! 主はあんたなのよ!」

 嶺二が面倒くさそうにため息をついた時、少し離れた所の地面の亀裂から、スポッと頭を出したのはシェミル。汚れた顔をはたくことなく歩いてきた。そしてユミコの眼前で。

「……だれ」
「ユミコだぜ。嶺二から名前をもらったんだ」
「……嶺二の、なに」
「嶺二の『物』だ」

 じとーっとした目はお互い様。覇気のない視線がぱちぱちと交わっている。
 嶺二はのんきに手を挙げて。

「ようシェミル。怪我はないか? すまねぇな暴れちまって」

 嶺二に声をかけられながらも、珍しくシェミルはそちらへ視線を向けない。

「……あまり嶺二にひっつかないで」

 と言いながら、自分は嶺二にひっついた。

「どうしたシェミル。元気そうじゃねぇか」

 嶺二からすれば分かる。人見知りのシェミルが、初対面の者にこれほど言葉を交わすことは珍しい。
 ぷくっと膨れた頬が嶺二に向く。

「……嶺二」
「ん? どした」

 と、そこで仕切り直すように手を叩いたのはレラ。

「はいはい、ヤキモチ妬かないのシェミル。それでマリア……ユミコはこのまま連れていきますの?」

 シェミルは一歩近づいてきたユミコを見るなり、ササッと嶺二の頭にしがみつくようにして肩車の格好。
 マリアはそれを気にせずレラに答えた。

「そうだな……ここから都へ戻るとなると、さすがにこの先が思いやられる。しかし問題はユミコを維持し続けるための魔石だが……」

 そこで、ずっと様子を見ていた神様が。

「それは大丈夫ですよ。ユミコを形成しているのは、あなた達がレイバルドと呼んでいる、我々の同族として産まれた神竜のコアですから。永年尽き果てることはないでしょう」
「何……」

 何故か、レラが慌てふためいたように。

「わわわ! そんなものが今、私のマジックポーチにぃ!? ……って、あれ?」

 懐を探れど、マジックポーチは姿を成しているものでは無いのだから余計に焦っているのか。

「ふふふっ、大丈夫ですよレラ。あなたのマジックポーチにはコアは残っておりません。全てユミコに使ってしまっているのですから」
「そんな……気づませんでしたわ……」
「とはいえ、我々と同格の神を殺してしまうとは、いよいよ私も油断なりませんね」

 その言葉は恐らく嶺二に向けてのものだろうが、本人は肩に乗るシェミルと目の前のユミコをなだめている最中だ。

「何で睨み合ってんだよお前ら。仲良くしてくれよ」

 まるで睨み合う猫同士のように、無言で威圧を放ち合うユミコとシェミル。
 その様子を見た神様は微笑みながら言う。

「では、私はこれで失礼しますね。異世界衝突が終わるまでは刺客を送ったりはしませんのでご安心ください」

 マリアは頷いて。

「分かりました。……それと神様、ひとつお聞きしたいことが」
「はい、何でしょう?」
「この世界にいる、他世界から来た者たちの場所を知っていたら教えていただきたいのですが」

 神様なら知っているだろう。この世界にその者たちがやってきたことを教えてくれたのは彼女であるのだから。
 しかし神様は首を横に振った。

「それはできません。私は許された事項のみ、お伝えしています。これがルールなのです。それは他の世界も同じであり、あなた達と同様の状況に陥っている世界はたくさんあるのです」

 マリアは、くっと拳を握る。

「ルール……だと。まるで私たちを駒に、ゲームでもしているかのように……」
「どうしたのですマリア?」
「何でもありません……分かりました。それでは、我々もこの先を急ぎますので」
「はいっ。健闘を祈っておりますよ」

 神様が宙に浮いた後、その姿は瞬きの間に消え去った。
 マリアは唇を噛み締めて、神様がいた場所を見据えている。それを見たレラは心配そうに訊く。

「どうしましたのマリア? 何だか様子が……」
「行くぞ、レラ」
「あ……は、はい!」

 歩き出したマリアがついでに嶺二の尻を本でしばくと、一行は再び砂の大地を進み始めた。
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