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33話ー『禁じられた扉』
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突き付けられているのは、ドイツの銃器メーカーH&K社が開発した黒色の自動式拳銃だ。
(ーーH&K USPッ!!)
真っ直ぐに向けられた銃口に、俺の額からだらりと汗が流れ落ちる。
(この展開はだいぶ不味い!! どうするッ!?
いくら俺が冒険者とは言え、銃を突き付けられては話にならない)
いくら生身で強い冒険者とは言え、至近距離で撃たれた銃弾の速度には、流石に対応ができない。
王都において銃は、最強の魔法対策として知られている。
物理系の職業のスキルや魔法が、一発で魔法障壁を貫通するのと同じ仕組みだ。
魔法は物理に弱く、物理は魔法に弱いのだ。
相関するこの力関係において、至近距離では物理が勝るし、遠距離では魔法が勝る。
いくら俺が物理系の職業とは言え、これだけ至近距離で銃口を突き付けられては、それに対応できるだけのスピードステイタスは存在しない。
ならば、
(他に手段を考えるしかないが……ッ!! そうだッ!!
ーーあの手があるじゃないかッ!!)
「おいおい、寄してくれよイエロー。まさか俺を疑うつもりか?
どう見たって、アッチが偽物のウォルターだ」
「ーー何だとッ?」
そう言って背後に首を回したイエローめがけて、俺はその首筋に手刀を繰り出す。
僅かながらに出来た隙にクリーンヒットした手刀は、見事イエローを沈めてその場で気絶させることに成功する。
すかさず脇にあったトイレの個室の扉を開き、その中にイエローの身体を投げ入れると、俺は足元に落ちていた紐を使ってイエローの両手をトイレの排水管へと括り付けた。
足は、うさぎを捕まえた時のようにこちらも力強く縛る。
「グッ!! 貴様やはりウォルターじゃないなぁッ!?」
一発で気絶していなかったイエローが、首を振り向かせつつ、背後に立っている俺へと吠える。
「悪いなイエローさん!! あんたの名前と姿、ちょっと借りてくぜ!!」
そう言って笑った俺は今一度手刀を落とし、完全にイエローを気絶させると、今度は“変わるくん”の先端に付けられたカメラのシャッターを押し、イエローと同じ姿に変装を果たす。
(これで俺がイエローだ)
ぐったりと便器の蓋に向かって気絶したイエローの手から、拳銃を取り上げてトイレの窓から投げ捨てる。
そして何食わぬ顔でトイレを後にしーー、
「おい、イエロー!! テメエ何やってやがった!!」
ちょうど本物のウォルターと鉢合わせをする。
「悪いな、ちょっと腹を壊しててよ?」
この魔道具“変わるくん1号”は、先端に内蔵されているカメラに収めた写真から、その姿形を偽って変装する為のアイテムだ。
見た目だけではなく、しっかりと声まで変声されるので、潜入活動をするには随分と役に立つ便利アイテム。
(やっぱりミントは、天才だ)
魔道具士としてのミントの才能にまたも救われ、俺は何食わぬ顔でウォルターと合流する。
4号車両へと向かいながら話しかけてくるウォルターは、三白眼の瞳に、痩せこけた頬が特徴の細身の男だ。
骸骨のように肉の上から張り付いた皮膚はかなり薄く、まるで作り物めいた見た目をしている。
不健康そうに青ざめた手足は、かなり白く、まるで人形のようで気味が悪い。
(目元は疲れきっているのか、どうにも光がないのが気になるな……)
「こんな大事な取引で腹をくだしやがるとは、一体どういう了見だよ!!」
「まぁ、そんなに急かすなよウォルター。
お前だって腹をくだす時ぐらいあるだろう?」
そう言って俺は、ウォルターの目を欺いてイエローに成りすました。
★
魔道機関車ライアスの4号車両に戻ると、ウォルターはその個室の扉に手をかけた。
「よう、待たせたなシアンにマゼンタ。トイレで腹をくだしてやがったイエローを見つけて来た」
そう言ってウォルターは、くいと顎先で俺を示す。
先に座っていたシアンとマゼンタは、俺の正体に気がつくことなく、そのまま顔を向けてくる。
二人はちょうど窓際の席に座っていて、手前の先が二つ分、空席になっている状態だ。
「なんだよイエロー? オメエまた腹を壊してやがったのか?」
酒焼けしたような渋味の混ざった声で、ずんぐりとした体型のマゼンタは、俺を見るとそう言って不敵に微笑む。
「まぁイエローの野郎は、ヨーグルトが大好きだからなぁ。
大方、今朝ヨーグルトを食いすぎて、それで腹を壊したってところだろうよ。
それよりお前ーーちゃんと本物なんだろうな?」
そう言って向けられたシアンの瞳が、ギロリと冷めた目でこちらを見ていた。
どこまでも冷え切った冷酷な目つき。人を何人もその手で躊躇なく殺めていそうな、そんな殺人鬼みたいな目をしている。
「あぁ、もちろん本物だ」
「そうか。まぁ、うっかりどっかの真面目な国家王国騎士たちにお前が捕まって、この計画が頓挫したんじゃ、俺がボスから何を言われるか分からねえからよ」
そう言ってシアンは、懐からタバコの箱を取り出すと、指先でこついて中身を取り出す。
口に咥えると指先一つで青白い炎を着火し、スッと息を吸い込んでから、徐ろに煙を吐き出した。
「よし、じゃあ取引の話を進めようか、ウォルターさん」
四人揃って着席した瞬間、シアンはマゼンタに「おい」と言って視線を向ける。
うん、と頷いたマゼンタは、両膝の上に置かれていたアタッシュケースに手をかけると、施錠を開いて中から一枚の古ぼけた羊皮紙を取り出す。
ところどころが欠け落ちた、こげ茶色の羊皮紙だ。
表紙には、「機密文書」と書かれており、それが秘密のダンジョンの行き先を示した暗号地図だとすぐに理解した。
(これで爆破までの残り時間は、約30分)
ちょうど次の駅である朝霧海原ステーションに到着して、その5分後ぐらいの道のりが起爆の時間だ。
(それまでに何とかこの取引を中止させて、列車の爆破を阻止しないと……)
考えていたのは、これからどうやってこの取引を阻止して、爆破を食い止めるかと言うその手段だ。
(もう一回あのイエローの身体を使うか?)
そんな考えごとをしていたところ、マゼンタから中身についての声があがる。
「この通り、中身の地図は本物だ」
「あぁ、これがあの例の秘密のダンジョンの!!」
そう言って反応したウォルターがアタッシュケースに手を伸ばそうとした矢先、マゼンタはそのアタッシュケースをすぐに閉じる。
「俺たちと取引をする以上、もちろん金は持って来たんだろうな?」
ブツの取引よりも、目当ての金が先と言うことらしい。
「あぁ、それはもちろんたくさん用意して来た!!
ちゃんと本物だ!! こっちも確認してくれ!!」
そう言って開かれたウォルターのアタッシュケース。
その中に入っていたのは、ケースいっぱいに詰め込まれた大量の聖金貨だ。
(1枚あたり10万相当の金額がこんなに……)
裏の取引と言うことだから、ある程度は予想していたことだが、このウォルターと言う男もまるで素性が知れない。
普通の冒険者や国家王国騎士では、目に余るほどの大金だ。
(たった一回で1億ゴールドの取引か……)
それだけでこの取引のヤバさが、骨身にしみて分かると言うものだ。
閉じられたマゼンタのスーツケースに合わせて。
今度はウォルターがその手に持っていたスーツケースの鍵を開ける。
ごくんと生唾を飲み下して、俺はひとまずその様子を黙って見守る。
ウォルターに確認するよう言われたマゼンタは、その手でじゃらじゃらと箱の中身をかき回していく。
(一体、何をしているんだ?)
そう思って俺が首を傾けると、マゼンタはニッと白い歯を浮かべて笑みをこぼす。
「大丈夫ですぜ兄貴、どうやら全部本物だ」
(硬貨に触れただけで、金貨の真贋を判定した?)
ーーこれはマズいな
そう思った俺は、チッと内心で舌打ちを零す。
どうやらこのマゼンタと言う巨漢の男は、見た目に反して繊細なスキルの持ち主のようだ。
今使われたのは、恐らく鑑定魔法やスキルの類。
それも触れただけで一発で分かると言うことは、
(俺もこいつに触れられたら、ジ・エンドって訳だ……)
一番注意すべきは、マゼンタか……。
「ようイエロー、さっきから顔色が悪いがどうかしたのか?」
そう言って告げて来たのは、取引の様子を見ていたシアンだった。
「随分とらしくねえなぁ? お前がこれだけの聖金貨を目の辺りにして、黙っていやがるなんて……」
背筋が凍るような、しんと荒んだ冷たい声色。
思わず背筋が凍りそうになる。
「確かに兄貴の言う通りだ。
いつもは、もっとはしゃいでいるじゃねえかよ?」
そのことに同意を示したマゼンタが、ふいにその手を俺の肩へと伸ばそうとする。
「いや、これはあれなんだ」
咄嗟に言い訳の言葉を並べて、マゼンタの手を止めようとした時だった。
ふいに8号車両付近から「キャー!!」と甲高い声が響き渡った。
「ちょっと見てくる」
個室の扉を開いてその様子を伺ってみると、魔導機関車ライアスの客室乗務員と思わしき女性クルーが、俺がイエローを気絶させたトイレの前で騒いでいた。
その様子を背後から顔を出して眺めるシアンとマゼンタが、揃って目を細めて様子を伺っている。
「あッ? 一体全体、なんの騒ぎなんで?」
「分からん。どうやら8号車両のトイレで、何かがあったようだ」
それは客室乗務員の女性クルーが、トイレで気絶していたイエローを発見してしまった際の悲鳴だった。
(ーーH&K USPッ!!)
真っ直ぐに向けられた銃口に、俺の額からだらりと汗が流れ落ちる。
(この展開はだいぶ不味い!! どうするッ!?
いくら俺が冒険者とは言え、銃を突き付けられては話にならない)
いくら生身で強い冒険者とは言え、至近距離で撃たれた銃弾の速度には、流石に対応ができない。
王都において銃は、最強の魔法対策として知られている。
物理系の職業のスキルや魔法が、一発で魔法障壁を貫通するのと同じ仕組みだ。
魔法は物理に弱く、物理は魔法に弱いのだ。
相関するこの力関係において、至近距離では物理が勝るし、遠距離では魔法が勝る。
いくら俺が物理系の職業とは言え、これだけ至近距離で銃口を突き付けられては、それに対応できるだけのスピードステイタスは存在しない。
ならば、
(他に手段を考えるしかないが……ッ!! そうだッ!!
ーーあの手があるじゃないかッ!!)
「おいおい、寄してくれよイエロー。まさか俺を疑うつもりか?
どう見たって、アッチが偽物のウォルターだ」
「ーー何だとッ?」
そう言って背後に首を回したイエローめがけて、俺はその首筋に手刀を繰り出す。
僅かながらに出来た隙にクリーンヒットした手刀は、見事イエローを沈めてその場で気絶させることに成功する。
すかさず脇にあったトイレの個室の扉を開き、その中にイエローの身体を投げ入れると、俺は足元に落ちていた紐を使ってイエローの両手をトイレの排水管へと括り付けた。
足は、うさぎを捕まえた時のようにこちらも力強く縛る。
「グッ!! 貴様やはりウォルターじゃないなぁッ!?」
一発で気絶していなかったイエローが、首を振り向かせつつ、背後に立っている俺へと吠える。
「悪いなイエローさん!! あんたの名前と姿、ちょっと借りてくぜ!!」
そう言って笑った俺は今一度手刀を落とし、完全にイエローを気絶させると、今度は“変わるくん”の先端に付けられたカメラのシャッターを押し、イエローと同じ姿に変装を果たす。
(これで俺がイエローだ)
ぐったりと便器の蓋に向かって気絶したイエローの手から、拳銃を取り上げてトイレの窓から投げ捨てる。
そして何食わぬ顔でトイレを後にしーー、
「おい、イエロー!! テメエ何やってやがった!!」
ちょうど本物のウォルターと鉢合わせをする。
「悪いな、ちょっと腹を壊しててよ?」
この魔道具“変わるくん1号”は、先端に内蔵されているカメラに収めた写真から、その姿形を偽って変装する為のアイテムだ。
見た目だけではなく、しっかりと声まで変声されるので、潜入活動をするには随分と役に立つ便利アイテム。
(やっぱりミントは、天才だ)
魔道具士としてのミントの才能にまたも救われ、俺は何食わぬ顔でウォルターと合流する。
4号車両へと向かいながら話しかけてくるウォルターは、三白眼の瞳に、痩せこけた頬が特徴の細身の男だ。
骸骨のように肉の上から張り付いた皮膚はかなり薄く、まるで作り物めいた見た目をしている。
不健康そうに青ざめた手足は、かなり白く、まるで人形のようで気味が悪い。
(目元は疲れきっているのか、どうにも光がないのが気になるな……)
「こんな大事な取引で腹をくだしやがるとは、一体どういう了見だよ!!」
「まぁ、そんなに急かすなよウォルター。
お前だって腹をくだす時ぐらいあるだろう?」
そう言って俺は、ウォルターの目を欺いてイエローに成りすました。
★
魔道機関車ライアスの4号車両に戻ると、ウォルターはその個室の扉に手をかけた。
「よう、待たせたなシアンにマゼンタ。トイレで腹をくだしてやがったイエローを見つけて来た」
そう言ってウォルターは、くいと顎先で俺を示す。
先に座っていたシアンとマゼンタは、俺の正体に気がつくことなく、そのまま顔を向けてくる。
二人はちょうど窓際の席に座っていて、手前の先が二つ分、空席になっている状態だ。
「なんだよイエロー? オメエまた腹を壊してやがったのか?」
酒焼けしたような渋味の混ざった声で、ずんぐりとした体型のマゼンタは、俺を見るとそう言って不敵に微笑む。
「まぁイエローの野郎は、ヨーグルトが大好きだからなぁ。
大方、今朝ヨーグルトを食いすぎて、それで腹を壊したってところだろうよ。
それよりお前ーーちゃんと本物なんだろうな?」
そう言って向けられたシアンの瞳が、ギロリと冷めた目でこちらを見ていた。
どこまでも冷え切った冷酷な目つき。人を何人もその手で躊躇なく殺めていそうな、そんな殺人鬼みたいな目をしている。
「あぁ、もちろん本物だ」
「そうか。まぁ、うっかりどっかの真面目な国家王国騎士たちにお前が捕まって、この計画が頓挫したんじゃ、俺がボスから何を言われるか分からねえからよ」
そう言ってシアンは、懐からタバコの箱を取り出すと、指先でこついて中身を取り出す。
口に咥えると指先一つで青白い炎を着火し、スッと息を吸い込んでから、徐ろに煙を吐き出した。
「よし、じゃあ取引の話を進めようか、ウォルターさん」
四人揃って着席した瞬間、シアンはマゼンタに「おい」と言って視線を向ける。
うん、と頷いたマゼンタは、両膝の上に置かれていたアタッシュケースに手をかけると、施錠を開いて中から一枚の古ぼけた羊皮紙を取り出す。
ところどころが欠け落ちた、こげ茶色の羊皮紙だ。
表紙には、「機密文書」と書かれており、それが秘密のダンジョンの行き先を示した暗号地図だとすぐに理解した。
(これで爆破までの残り時間は、約30分)
ちょうど次の駅である朝霧海原ステーションに到着して、その5分後ぐらいの道のりが起爆の時間だ。
(それまでに何とかこの取引を中止させて、列車の爆破を阻止しないと……)
考えていたのは、これからどうやってこの取引を阻止して、爆破を食い止めるかと言うその手段だ。
(もう一回あのイエローの身体を使うか?)
そんな考えごとをしていたところ、マゼンタから中身についての声があがる。
「この通り、中身の地図は本物だ」
「あぁ、これがあの例の秘密のダンジョンの!!」
そう言って反応したウォルターがアタッシュケースに手を伸ばそうとした矢先、マゼンタはそのアタッシュケースをすぐに閉じる。
「俺たちと取引をする以上、もちろん金は持って来たんだろうな?」
ブツの取引よりも、目当ての金が先と言うことらしい。
「あぁ、それはもちろんたくさん用意して来た!!
ちゃんと本物だ!! こっちも確認してくれ!!」
そう言って開かれたウォルターのアタッシュケース。
その中に入っていたのは、ケースいっぱいに詰め込まれた大量の聖金貨だ。
(1枚あたり10万相当の金額がこんなに……)
裏の取引と言うことだから、ある程度は予想していたことだが、このウォルターと言う男もまるで素性が知れない。
普通の冒険者や国家王国騎士では、目に余るほどの大金だ。
(たった一回で1億ゴールドの取引か……)
それだけでこの取引のヤバさが、骨身にしみて分かると言うものだ。
閉じられたマゼンタのスーツケースに合わせて。
今度はウォルターがその手に持っていたスーツケースの鍵を開ける。
ごくんと生唾を飲み下して、俺はひとまずその様子を黙って見守る。
ウォルターに確認するよう言われたマゼンタは、その手でじゃらじゃらと箱の中身をかき回していく。
(一体、何をしているんだ?)
そう思って俺が首を傾けると、マゼンタはニッと白い歯を浮かべて笑みをこぼす。
「大丈夫ですぜ兄貴、どうやら全部本物だ」
(硬貨に触れただけで、金貨の真贋を判定した?)
ーーこれはマズいな
そう思った俺は、チッと内心で舌打ちを零す。
どうやらこのマゼンタと言う巨漢の男は、見た目に反して繊細なスキルの持ち主のようだ。
今使われたのは、恐らく鑑定魔法やスキルの類。
それも触れただけで一発で分かると言うことは、
(俺もこいつに触れられたら、ジ・エンドって訳だ……)
一番注意すべきは、マゼンタか……。
「ようイエロー、さっきから顔色が悪いがどうかしたのか?」
そう言って告げて来たのは、取引の様子を見ていたシアンだった。
「随分とらしくねえなぁ? お前がこれだけの聖金貨を目の辺りにして、黙っていやがるなんて……」
背筋が凍るような、しんと荒んだ冷たい声色。
思わず背筋が凍りそうになる。
「確かに兄貴の言う通りだ。
いつもは、もっとはしゃいでいるじゃねえかよ?」
そのことに同意を示したマゼンタが、ふいにその手を俺の肩へと伸ばそうとする。
「いや、これはあれなんだ」
咄嗟に言い訳の言葉を並べて、マゼンタの手を止めようとした時だった。
ふいに8号車両付近から「キャー!!」と甲高い声が響き渡った。
「ちょっと見てくる」
個室の扉を開いてその様子を伺ってみると、魔導機関車ライアスの客室乗務員と思わしき女性クルーが、俺がイエローを気絶させたトイレの前で騒いでいた。
その様子を背後から顔を出して眺めるシアンとマゼンタが、揃って目を細めて様子を伺っている。
「あッ? 一体全体、なんの騒ぎなんで?」
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