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「当たりスキル」さえ得ることができれば、こんな俺でも大活躍して幸せになれるはずだ
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この世界では誰でも18歳になるとスキルをひとつ貰える。
当たりスキルはすべての攻撃を防げる「絶対防御」、ステータス異常にならない「状態異常無効」、財宝の眠っている場所がわかる「トレジャー・サーチ」などなど。
こういったスキルを持っている人間は冒険者として出世するし、各ギルドから引く手あまただった。
当たりスキルが欲しすぎる。
18歳の誕生日、俺はドキドキしながら「スキルの泉」に向かった。
泉に銀貨を一枚投げ入れるとスキルの精が姿を現した。
「はぁい☆ アタシが泉の精のイズミンよ」
現れたのはガテン系でマッチョな男だった。
スキンヘッドで濃いひげを生やし、ぴちぴちの黒いランニングシャツを身に付けている。
大胸筋が発達しているせいでランニングシャツは今にもびりびりに破けそうだ。
「スキルが欲しいのね? 選んだげるから待ってて!」
にゅーんと泉からダーツの的が生えて来た。
的はクルクルと回っているのでそれぞれに何と書かれているのかはわからない。
俺のスキルってこんな感じで選ばれるのかよ。
なんかもっとこう、その人間に合わせたスキルが選ばれたり、元々持っている才能が開花する感じじゃないのか?
などと考えていると、イズミンは「そいやっさぁ!」と野太い声と可愛いポーズでダーツを投げた。
「じゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃかジャーン♪」
的の回転が止まる。
ダーツが刺さっていたのは「相手をエロ装備に変える」スキルだった。
「はぁ?! なんだって?!」
「相手をエロ装備に変えるスキルよ」
「いや、文字は読めてるよ」
おいどうするんだよそんなスキル貰って。
何の意味もない外れスキルじゃないか!
あ、いや待てよ……可愛い女の子をエロ装備に変えられるのはちょっといいかも……。
「などと考えているでしょうけど、これは男性専用よ!」
「はぁ?! なんだって?!」
「今ってほら、女の子のエロ装備に厳しい世の中じゃない? だからまぁ、その……ね? 時流に乗ったのよ!」
そういや女戦士がビキニアーマーじゃ不味いからってインナーを着せられたりしてたな……。
だけど男はOKってのもそれはそれでどうなんだ。
にしたってどうするんだよ。
男をエロ装備にできるスキルなんて一体何の役に立つって言うんだ!
「などと考えているでしょうけど、スキルは使い方次第よ! ガンバ☆」
イズミンはぼちゃんと泉の中に消えて行った。
終わった。
人生終了のお知らせ。
何の役にも立たないスキルを貰うだけならまだよかった。
こんな聞こえの悪いスキルを持っているなんて変な目で見られそうだ。
女の子からドン引きされるかも。
スキルのせいで結婚できなかったらどうするんだよ。
もう少子高齢化社会を加速させるしか……。
「ちくしょう!」
俺は走った。
あてなんて無かったが、もう走るしかなかった。
ドン! っと、誰かにぶつかった。
「あ、すみませ……!」
「おいどこ見て歩いてんねん!」
ぶつかった相手はでっぷりと太った、サングラスをかけた中年の男だ。
パンチパーマで、高級そうな黒いスーツを身に付けている。
指にはゴテゴテと大粒の宝石がついた指輪がはめられていた。
成金か、裏社会の人間か、そう言った風貌だった。
「お前のせいで骨折れたで。病院代払って貰おか」
確かに勢いよくぶつかったけれども、あれで骨なんか折れるわけない。
ひどい言いがかりだ。
「三千万ゴールド払え」
「えっ、病院代ってそんなにするんですか?!」
「腕のいい黒い医者にかかりたいねん」
言い忘れていたけどここはファンタジー世界だ。
ざっくりネット小説によくある感じの世界観だと思ってくれればいい。
つまり治療費に三千万を欲しがる黒い医者なんかこの世には存在しない。
ただ金をせびりたいだけだ。
こんな相手に屈してはいけない。
けして屈しては……!
「兄ちゃんはよ金払え」
「さ、三千ゴールドくらいなら……」
無理だよ。屈するよ。だって怖いんだもん。
「なにふざけとんねん、たたっ殺すでぇ!」
男に胸倉を掴まれ、凄まれ、すっかりと委縮した。
正直言って戦うのはあんまり得意じゃない。
剣の腕は自分なりに磨き続けて来たけど、才能ある奴に一瞬で追い抜かれたようなレベルだ。
こんな俺でも当たりスキルさえ貰えれば人生変わると思っていた。
冒険者として出世して、色んなギルドから引く手あまたで……。
だけど俺の見通しは甘々だったのだ。
ちくしょう。ちくしょう!
なんでこんな外れスキルしか貰えなかったんだ。
考えれば考えるほど腹が立って来た。
こうなりゃヤケだ。
この男をエロ装備にしてやる!
不思議とスキルの使い方がわかった。
俺がスキルを使うと男の服装が変わる。
黒い高級そうなスーツはかき消え、代わりに黒のすけすけランジェリーが姿を現した。
レースのたっぷりついたブラジャーとショーツ、ガーター、おまけにオーバーニーソックスまで身に付けている。
装備じゃなくて下着じゃないか! と思われそうだが、実際にこういう装備は存在するんだから仕方ない。
中年男は一瞬、何が起こっているのかわかっていないようだった。
だが状況を理解すると、途端に顔を真っ赤にした。
「な、な、なんじゃこの格好は!」
「お、お前が変な言いがかりをつけるかりゃ!」
声が裏返りちょっと噛んだ。
緊張もしていたし、何よりスキルが成功して興奮していた。
男のエロ装備姿に興奮したわけでは、断じてない。
「早く戻せぇぇぇえ!!!」
「無理です。俺、相手をエロ装備にするスキルしかないんで……」
「な、な、なんだとぅ!」
道行く人々が怪訝な顔で俺たちを見ていた。
俺たちと言うか、主に中年男を。
男は周りの視線に気づいたのか、「おぼえとけよぉ!」と陳腐な捨て台詞を残し、体をなるべく隠しながら走ってどこかに行ってしまった。
「ふぅ……助かった」
まだ心臓がドッドッドッドッと脈打っている。
生まれて初めて、売られた喧嘩に勝った。
「やるじゃないかエロ装備!」
イズミンの言う通りスキルは使い方次第だ。
与えられたものを嘆いていたって何も始まらない。
人生は配られたカードで勝負するしかないんだ。
「俺、なんかやる気になって来たかも……!」
このスキルを使って、やれるだけやってみよう。
当たりスキルはすべての攻撃を防げる「絶対防御」、ステータス異常にならない「状態異常無効」、財宝の眠っている場所がわかる「トレジャー・サーチ」などなど。
こういったスキルを持っている人間は冒険者として出世するし、各ギルドから引く手あまただった。
当たりスキルが欲しすぎる。
18歳の誕生日、俺はドキドキしながら「スキルの泉」に向かった。
泉に銀貨を一枚投げ入れるとスキルの精が姿を現した。
「はぁい☆ アタシが泉の精のイズミンよ」
現れたのはガテン系でマッチョな男だった。
スキンヘッドで濃いひげを生やし、ぴちぴちの黒いランニングシャツを身に付けている。
大胸筋が発達しているせいでランニングシャツは今にもびりびりに破けそうだ。
「スキルが欲しいのね? 選んだげるから待ってて!」
にゅーんと泉からダーツの的が生えて来た。
的はクルクルと回っているのでそれぞれに何と書かれているのかはわからない。
俺のスキルってこんな感じで選ばれるのかよ。
なんかもっとこう、その人間に合わせたスキルが選ばれたり、元々持っている才能が開花する感じじゃないのか?
などと考えていると、イズミンは「そいやっさぁ!」と野太い声と可愛いポーズでダーツを投げた。
「じゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃかジャーン♪」
的の回転が止まる。
ダーツが刺さっていたのは「相手をエロ装備に変える」スキルだった。
「はぁ?! なんだって?!」
「相手をエロ装備に変えるスキルよ」
「いや、文字は読めてるよ」
おいどうするんだよそんなスキル貰って。
何の意味もない外れスキルじゃないか!
あ、いや待てよ……可愛い女の子をエロ装備に変えられるのはちょっといいかも……。
「などと考えているでしょうけど、これは男性専用よ!」
「はぁ?! なんだって?!」
「今ってほら、女の子のエロ装備に厳しい世の中じゃない? だからまぁ、その……ね? 時流に乗ったのよ!」
そういや女戦士がビキニアーマーじゃ不味いからってインナーを着せられたりしてたな……。
だけど男はOKってのもそれはそれでどうなんだ。
にしたってどうするんだよ。
男をエロ装備にできるスキルなんて一体何の役に立つって言うんだ!
「などと考えているでしょうけど、スキルは使い方次第よ! ガンバ☆」
イズミンはぼちゃんと泉の中に消えて行った。
終わった。
人生終了のお知らせ。
何の役にも立たないスキルを貰うだけならまだよかった。
こんな聞こえの悪いスキルを持っているなんて変な目で見られそうだ。
女の子からドン引きされるかも。
スキルのせいで結婚できなかったらどうするんだよ。
もう少子高齢化社会を加速させるしか……。
「ちくしょう!」
俺は走った。
あてなんて無かったが、もう走るしかなかった。
ドン! っと、誰かにぶつかった。
「あ、すみませ……!」
「おいどこ見て歩いてんねん!」
ぶつかった相手はでっぷりと太った、サングラスをかけた中年の男だ。
パンチパーマで、高級そうな黒いスーツを身に付けている。
指にはゴテゴテと大粒の宝石がついた指輪がはめられていた。
成金か、裏社会の人間か、そう言った風貌だった。
「お前のせいで骨折れたで。病院代払って貰おか」
確かに勢いよくぶつかったけれども、あれで骨なんか折れるわけない。
ひどい言いがかりだ。
「三千万ゴールド払え」
「えっ、病院代ってそんなにするんですか?!」
「腕のいい黒い医者にかかりたいねん」
言い忘れていたけどここはファンタジー世界だ。
ざっくりネット小説によくある感じの世界観だと思ってくれればいい。
つまり治療費に三千万を欲しがる黒い医者なんかこの世には存在しない。
ただ金をせびりたいだけだ。
こんな相手に屈してはいけない。
けして屈しては……!
「兄ちゃんはよ金払え」
「さ、三千ゴールドくらいなら……」
無理だよ。屈するよ。だって怖いんだもん。
「なにふざけとんねん、たたっ殺すでぇ!」
男に胸倉を掴まれ、凄まれ、すっかりと委縮した。
正直言って戦うのはあんまり得意じゃない。
剣の腕は自分なりに磨き続けて来たけど、才能ある奴に一瞬で追い抜かれたようなレベルだ。
こんな俺でも当たりスキルさえ貰えれば人生変わると思っていた。
冒険者として出世して、色んなギルドから引く手あまたで……。
だけど俺の見通しは甘々だったのだ。
ちくしょう。ちくしょう!
なんでこんな外れスキルしか貰えなかったんだ。
考えれば考えるほど腹が立って来た。
こうなりゃヤケだ。
この男をエロ装備にしてやる!
不思議とスキルの使い方がわかった。
俺がスキルを使うと男の服装が変わる。
黒い高級そうなスーツはかき消え、代わりに黒のすけすけランジェリーが姿を現した。
レースのたっぷりついたブラジャーとショーツ、ガーター、おまけにオーバーニーソックスまで身に付けている。
装備じゃなくて下着じゃないか! と思われそうだが、実際にこういう装備は存在するんだから仕方ない。
中年男は一瞬、何が起こっているのかわかっていないようだった。
だが状況を理解すると、途端に顔を真っ赤にした。
「な、な、なんじゃこの格好は!」
「お、お前が変な言いがかりをつけるかりゃ!」
声が裏返りちょっと噛んだ。
緊張もしていたし、何よりスキルが成功して興奮していた。
男のエロ装備姿に興奮したわけでは、断じてない。
「早く戻せぇぇぇえ!!!」
「無理です。俺、相手をエロ装備にするスキルしかないんで……」
「な、な、なんだとぅ!」
道行く人々が怪訝な顔で俺たちを見ていた。
俺たちと言うか、主に中年男を。
男は周りの視線に気づいたのか、「おぼえとけよぉ!」と陳腐な捨て台詞を残し、体をなるべく隠しながら走ってどこかに行ってしまった。
「ふぅ……助かった」
まだ心臓がドッドッドッドッと脈打っている。
生まれて初めて、売られた喧嘩に勝った。
「やるじゃないかエロ装備!」
イズミンの言う通りスキルは使い方次第だ。
与えられたものを嘆いていたって何も始まらない。
人生は配られたカードで勝負するしかないんだ。
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