Ⅰ 魔術師

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Ⅰ 魔術師

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 ここはタンサの街、ジェニングス王国の東側にある貿易の中継地で街道には住民たちの露店が並び門の中には宿屋、酒場兼冒険者ギルド等が集まっている

 街の中央には誰でも使える大きな噴水があり、噴水の回りには他所からやって来た商人達が路銀を稼ぐために余剰品市に露天を出している中には怪しげな店も

「さあさあ、コップの中のカエルを当てられたら賭け金は倍返しだ、最低額は銅貨一枚から受付だ、誰か居ないか」

 三つのコップに木彫りのカエルを入れシャッフルする分かりやすさで子供から遊びに来た商人達にはきちんと支払い一攫千金を狙う輩からは煽り単語あおり煽てて単語おだギリギリまで賭け金をつり上げ総取りし回りの観客達は大喜び

「お客さん、惜しかったねー、もう少しで金貨百枚だったのに」

「てめえ、イカサマしやがったな、コップの中を見せやがれ」

「良いですよ、ほら、まずは真ん中、空です、
 次は、右側ここにほらカエルが居ますよ」

「俺はちゃんと見てたんだ、間違いなく左側にカエルが入ってた筈だ」

 (そう、あんたの言う通り左側に入っていたさ、
 でも、俺は魔術師、こんなイカサマなんて簡単さ)

「おやおや、お客さん、こんな場末な賭けで金貨百枚なんて払えませんよ、私だって肝を冷やしたんですから」

「いいや、間違いなく左側に入ってたはずだ」

(困ったな、こいつそろそろ殴りかかって来そうだ、ならワンドを蛇に変えるあれで) 

 魔術師は大袈裟な大声を出して

「蛇だー、足下に毒蛇が、ほらあんたのブーツを登って居るぞ」

「何ー、そんな事じゃ驚きゃしねえぞ、毒蛇なんぞ怖かねえ 、早く金貨百枚払いやがれ」

(困ったな、かなり頭に来てるなどうしたものか)   
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