未熟な最強者の逆転ゲーム

tarakomax

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鏡の中の恐怖、そして

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興味本位でふらっと来たはずなのに、その露店だけ異様に静かだった。

周りの店は賑やかなのに、ここだけ時間が止まったみたいな空気が流れている。

薄暗い布で覆われた店内。派手な飾りもなければ、客引きの声もしない。

ただ、奇妙な魔導具が並んでいるだけだった。

「……何だ、ここ?」

思わず独り言が漏れる。

「なんだか……不気味ですわね。」

隣にいたミアがぽつりと呟いた。

いつも強気な彼女が、少し怯えたような顔をしているのが妙に新鮮だった。

「こんな店、前からあったっけ?」

首を傾げる僕を、ミアがじとっと睨む。

「まさか、自分の知らない場所へわたくしを連れてきたんじゃないですわよね?」

「いや、だって面白そうだったし。」

「はぁ……。」

深いため息。ミアはさっさと踵を返す。

「帰りますわよ。こんな陰気な場所、わたくしには似合いません!」

「え、ちょ、待って。せっかくだし、ちょっとだけ見ていこうよ。」

僕が言うと、ミアは眉をひそめて呆れた顔をした。

「魔導具なんて、いつでも見られますわ!」

「いや、僕、ほとんど見たことないし。」

そう言うと、ミアはなぜか視線を泳がせた。

「そ、そんなの、わたくしが今度見せてあげますわ! だから、行きますわよ!」

……なんか焦ってる?

「ちょっとだけ、いいじゃん。先に行ってていいよ。」

僕がそう言うと、ミアは急に慌てた。

「ま、また迷子になったらどうするんですの!」

「じゃあ、迷子にならないように僕の後ろついてくれば?」

冗談めかして言うと、ミアは「ぐっ」と言葉に詰まり――

「……し、仕方ありませんわね! ちょっとだけ、ですわよ!」

渋々ついてきた。

(ミア、少し変だな……。)

僕は露店の中へと足を踏み入れた。

露店の前に立った瞬間、不意に声が響いた。

「お嬢さんたち、興味がおありですか?」

ゾクリとする低い声。思わず肩をすくめる。

露店の奥から現れたのは、中年の男――いや、それだけじゃない。

妙に陰気で、不気味な雰囲気を纏った人物だった。

隣でミアの肩がピクリと揺れる。

「いえ。」

即答。その声には、はっきりとした拒絶が滲んでいた。

……なのに、店主は気にも留めず、ゆっくりと手元の鏡を持ち上げる。

「これなど、いかがです?」

鏡面が淡い光を受けて鈍く輝いた。

「ただの手鏡に見えますが――覗き込めば、最も恐ろしいものを映し出すと言われております。」

その言葉が妙に引っかかった。背筋に寒気が走る。

「最も……恐ろしいもの……?」

無意識に鏡を見つめる。

その瞬間、

「……行きますわよ。」

ミアが低い声で言った。

気づけば、僕の袖をぎゅっと掴んでいる。

「へぇ、面白そうじゃん。ちょっと貸してみて。」

僕は興味津々で手を伸ばし、店主から鏡を受け取った。

「……おやめなさい。そのような魔導具。」

ミアの声が鋭くなる。

眉間にしわを寄せ、明らかに本気で止めようとしていた。

「大丈夫だよ。ただの鏡でしょ?」

軽く笑いながら覗き込む。

そこに映っていたのは――

「おお!母さんが写ったよ!」

思わず声が出る。

「これはすごいよ。……使い道ないけど。」

「そんなことはありやせんよ。」

店主が微笑みながら首を振る。

「相手に見せたら、その人が最も恐れているものがわかるんですから。」

「……なるほどね。」

僕は鏡をじっと見つめる。

「でも、そんな悪用するつもりはないし。」

軽く肩をすくめ、店主に返そうとした。

ふとミアに視線を向ける。

「ミアもそう思わない?」

「そ……そうですわね……。」

妙に歯切れが悪い。

「……なんかおかしくない?」

顔を覗き込むと、ミアは一瞬だけギクリとした顔をした。

「そんなことないですわよ!もういいでしょう?行きますわよ!」

そう言うや否や、ミアが僕の腕を引っ張る。

「わっ!?ちょ、ちょっと!」

急な力にバランスを崩す。

その拍子に――

「しまっ――!」

手の中の鏡が滑り落ちた。

カラン、と地面にぶつかる乾いた音。

そして――

「……っ!」

ミアが反射的に鏡を覗き込んでしまった。

次の瞬間。

「いっ…いやっ!やだ!!」

ミアの体がビクンと震え、そこから黒い魔力が溢れ出した。

彼女の足が、一歩、後ろへと引かれる。

「……違う、こんなの……!」

かすれた声が、唇から零れる。

鏡を覗いてみると僕が写ってた。

(えっ……なんで僕?)

「何がどうなってんの!?」

僕はその場に立ち尽くしながら、突然の状況に目を見張った。

「……おやおや。あなたの“恐れ”は随分と強いもののようですねぇ……。」

露店の男は、口元に薄く笑みを浮かべた。

ミアの肩がビクリと震える。

「……っ!」

彼女の手が、無意識に胸元を押さえる。

僕は不安を感じながらも、露店の男を睨んだ。

「……今の、どういう意味?」

けれど、男はただ薄く笑うだけだった。

ミアの背後に広がる黒い波動が、空気を重く冷たいものに変えていく。

それは彼女の意志とは無関係に噴き出しているようだった。

「ミア!大丈夫!?」

彼女の肩に手を伸ばそうとするが、その魔力の圧に押し戻されそうになる。

ミアは必死に顔を伏せ、何かを抑え込むように胸元を押さえ込んでいた。

「……っ、わたくしは……!」

それ以上の言葉は声にならなかった。

(な、何だこれ……!? 何が起きてるんだよ……!闇魔法?)

僕は混乱しながらその場に立ち尽くす。

けれど、目の前の異常な状況にどうすることもできなかった。

「ミア、平気?」

そう声をかけたつもりだった。

でも、自分の声が微かに震えているのが分かった。

ミアは何も答えない。

顔にはうっすらと汗が浮かび、呼吸が乱れている。

「ねえ……?」

もう一度呼びかけると、ミアの肩がピクリと揺れた。

「……だ、大丈夫ですのよ。」

ミアは短く答えたが、声がわずかに震えている。

彼女が手鏡を拾い上げ、震える手で僕に差し出した。

——そのとき、チラッと目に入った。

(後ろの人達が写ってる?)

一瞬だけ気になって、視線を向ける。

……けど、深く考えるのはやめた。

「まあ、いいか。」

軽く首を振り、意識を前に戻す。

ざわ……っと、周囲の村人たちが囁き始める。

「闇魔法か……?」

「初めて見たぞ……。」

空気がピリついたのを感じ、僕は慌てて笑顔を作った。

「いやいや、大丈夫! ちょっとした事故だからさ!」

手を振って場を収めようとする。

(しまった……目立っちゃったかも。)

僕は肩をすくめ、なるべく穏やかに場を収めようとした。

「ごめんね、落としちゃった。ちょっと壊れたかも。」

「いえ、別に……大丈夫ですから。」

ミアがすぐに口を挟む。でも、その顔はまだ硬いままだった。

額の汗を袖で拭う仕草が、彼女の動揺を物語っている。

(すごい汗……本当に悪いことしちゃったかも。)

僕は店主の方を向き、申し訳なさそうに手鏡を差し出した。

「おじさん、ごめんね。弁償するよ。」

でも、店主はゆっくり首を横に振る。

「いや、いいんだ。気にしないでくだせえ。鏡は売れ残りだったし、壊れたところで困るもんでもないさ。」

そう言って、僕をじっと見つめると、にやりと笑った。

「それで坊主は、これからどうするんだ?」

「ん?」

突然の質問に、少し戸惑う。

(坊主?なんでそんなこと聞くんだ?)

「えっと……これから食堂に行く予定。」

「そうか。」

店主は小さく頷き、にこやかに言う。

「気をつけて行けよ。」

「ありがとう、おじさん。」

僕は軽く手を振り、店を後にした。

後ろを振り返ると、店主が露店の奥で薄暗い表情のままじっとこちらを見ていた。

そして、またにやりと笑う。

その笑顔は、どこか不気味だった。

僕たちは無言のまま、その場を立ち去った。

終始無言のミアを気にしながら、小さく息をつく。

意を決して、声をかけた。

「ミア、本当にごめんね。」

彼女は振り返らず、短く答える。

「いえ、いいんですのよ。わたくしが腕を引いたのが悪いのですから。」

でも、その声はどこか沈んでいて、いつもの彼女らしくない。

「でも、魔力が出てたけど、大丈夫? ちょっと様子が変だったけど、体とか平気?」

その瞬間、ミアの肩がピクリと揺れた。

けれど、すぐにいつもの調子で言い返す。

「っ……何も心配いりませんわ! ただ、ちょっとびっくりして魔力が漏れただけですわ!」

(……それにしては、様子がおかしいけどな。)

汗ばむ顔を見て、ますます気になった。でも、無理に聞くのはやめておく。

「けど、闇魔法が使えたんだね。」

そう言った瞬間、ミアがバッと振り返った。

「み…見たんですの!? なんで……」

焦ったような表情。

僕は軽く肩をすくめ、冗談めかして答える。

「まあ、僕も魔法が使えるからね。それに、村の人たちも見えてたみたいだけど……驚いてたよ。」

「そんなっ! 忘れてくださいまし!」

ミアは慌てて声を張り上げた。

その必死な様子は、普段の堂々とした態度とはまるで違う。

(……何をそんなに焦ってるんだろう? もしかして、僕みたいに『魔法を使うな』って親に言われてたとか?)

「大丈夫だよ! 誰にも言わないから。闇魔法、初めて見たけどすごかったね。僕も使えたらなぁ。」

「す……すごい、ですって……。」

ミアは困惑したように顔を上げる。

一瞬、僕の目を見たけれど、すぐに逸らした。

「簡単に言わないでくださいませんか!」

強い口調。でも、その声には微かに震えが混じっていた。

「あなたになんて、わかるわけない!!!」

最後の一言は、吐き捨てるようだった。

「うっ、ごめん……。」

思わず謝る。

けれど、少し間を置いてから続けた。

「そうだよね……しっかり練習して覚えたんだもんね。簡単に言っちゃダメだった。ごめん。」

その言葉に、ミアはぎゅっと唇を噛む。

けれど、そっぽを向いたまま、ぽつりと言った。

「……もういい。」

ミアが小さく呟く。

「え?」

僕が聞き返しても、彼女は下を向いたまま動かない。

沈黙が落ちる。

ミアの指がギュッと握りしめられるのが見えた。

(やっぱり、何かあるんだ……。)

声をかけようとした、その瞬間――

「……ふぅ。」

ゆっくり顔を上げる。

ミアが深く息を吸い、静かに吐き出す。

そして、拳を握りしめた。

「……もう、終わったことですわ。」

少しだけ間を置いてから、いつもの調子で言い放つ。

「行きますわよ!」

そう言って、すたすたと歩き出す。

さっきまでの震えた声が、耳から離れなかった。

(……とはいえ、あの反応はやっぱり気になるけどな。ま、深入りするのはやめておくか。)

その時、メイドが息を切らせながら駆け寄ってきた。

「はぁ、はぁ……お嬢様、探しましたよ! 突然いらっしゃらなくなったので、大変心配いたしました。」

僕は軽く手を上げて笑う。

「おっ、メイドさんも来たね。」

「これは、アーサー様。お嬢様と一緒にいてくださったようで助かりました。」

「うん、気にしないでいいよ。僕も暇だったしね。」

メイドは恐縮したように頭を下げる。

「申し訳ございません。何かあったのでしょうか? お嬢様……その……汗が……。」

その言葉に、ミアがピクッと反応する。

「な、何もありませんわよ! この子がうるさくて、かないませんでしたわ!」

僕は思わず目を丸くする。

「えっ、僕!? いやいや、どこかのお嬢様がわがままばっかりで困ったよ。」

ミアが勢いよく振り返る。

「なんですって!? あなたがしっかり案内しないからでしょう! どこ見て歩いてるかわからないから、困りましたわ!」

「そう? どこ向いてても足は前向いてたし、大丈夫でしょ?」

「はぁ……エスコートもまともにできないなんて。もう少し女の人の気持ちを勉強したほうがよくって?」

「じゃあ、僕も勉強するから、ミアも素直になる勉強したら?」

「なっ、素直って何の勉強をするんですのよ!?」

ミアが顔を真っ赤にして反論する。その様子を見ていたメイドが、クスクスと笑った。

「ふふ、お二人とも仲がよくなられたようで安心いたしました。」

(みんな仲がいいって言うけど、そう見えるのか……?)

僕は心の中でため息をつきながら、苦笑いを浮かべる。

「まあ、いいや。じゃあ、僕は行くよ。楽しかったよ、ミア。またね。」

歩き出そうとした、その時――

「お待ちなさい。」

(はぁ、またかよ。なんだよ、鎖でもついてんのか?)

振り返ると、ミアがじっと僕を睨んでいた。

「またですか? 伯爵令嬢様。」

皮肉っぽく言うと、ミアはツンと胸を張る。

「ええ、わたくしは伯爵令嬢です。あなた、さっき暇っておっしゃいましたわよね? さあ、トランプ大会に案内しなさい。」

「ええ、メイドさんいるじゃん。もういいでしょ。これ以上僕に何を求めるんだよ。」

「わたくしはあなたに案内を求めているのです。わかりましたか?」

(そんなのわかってるって! 繰り返すなよ、壊れたロボットかよ!)

すると、メイドが少し申し訳なさそうに言った。

「アーサー様、申し訳ございません。お嬢様もこうおっしゃられておりますので、お付き合いいただけないでしょうか……。」

僕は肩をすくめる。

「メイドさんに言われたら仕方ないね。わかったよ。」

「なんですか、わたくしより反応が早くありませんの?」

「それは、こんなに丁寧に優しく言われたら、断れないよね。」

ミアが顔を赤くして、ムッとしながら言い返す。

「わたくしだって優しいですわ! 一緒にいられることをもっと喜びなさいな!」

僕はメイドに微笑みつつ、ちらりとミアを見る。

「はぁ…喜んでる暇があるなら食堂に行こうよ。」

そのやり取りに、メイドがまたクスクスと笑った。
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