君と俺の復讐劇

むーあ

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復讐劇その5

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翌日......

朝、早く起きて現在馬車に揺られ王宮に向かっていた。王宮のホールに着くと連絡はすでに王のところに入っており王とその息子、そして勇者一行が集まっていた。

「急な願いお受けしてもらい誠に嬉しく思います。」

「よい。体調が悪いと聞いていたがその様子だと良くなったようだな。我も嬉しく思う。」

王はそう言うとホールにある玉座に腰かける。ホールには長机が中央に置いてあり椅子が均等に並んで置かれていた。王が座ると他の人たちも座る。

「ミケル、元気になってくれて嬉しいよ。」

この国の第一皇子シュワルツ・コッセルンが上部の言葉を発する。顔は整い優秀で微笑むだけでご令嬢が恋に落ちると言われる彼は俺を嫌っていた。

第一王子は俺の記憶によると何度も俺を殺そうとしてきた1人だ。7年先に生まれた第1王子より俺の方が優れていたためしかも、王にも信頼されていたので嫉妬や羨ましさで俺を排除しようとしていた。

第二王子や第三王子も同じ憎い奴らだ。まぁ、人殺しをしようとする第一皇子の背中を見て育ったのだから当然と言えば当然だが。

イライラがつのり負の感情はこれでもかと言うくらいたまる。あと少しで爆発しそうだったので目を勇者たちに向けた。

勇者たちは日本から来たらしい。強そうだが...分からない。僧侶はこういうことに興味がないのか他所を向いている。魔法使いは寝ていて聖女は第一皇子にべったりくっついている。

気分が悪い。さて...神子はどこだ?と探したが周りにはいない。どこに居るのだろうかと辺りを探していたらホールのドアがいきなり開く。

「すみません!遅れました!」

明るくそして申し訳なさそうな声がホール全体に響く。

「全く問題は無いよ!」

第二王子が顔を赤くしてそう言う。好きなのだろう。あいつのヘラヘラした顔を見た瞬間に殺気が漏れる。

アイツだ...俺を殺したやつ...。

(主よ。殺気を抑えてくれ。落ち着くんだ。)

アルトロの俺をなだめる声が頭に流れる。

(無理だ。あいつの...俺を殺したあいつの顔を見たら...殺気が抑えられない。)

フーッフーッと興奮して呼吸が速くなる。徐々にアルトロと同化して俺の姿が変わっていく。

「殺す...絶対殺す...許さない。」

角や尾が生え体は全て変わり化け物になった俺をびっくりした目で勇者たちを見ていた。殺気に当てられた魔法使いは起きて僧侶と一緒に俺を警戒していた。

王や王子達は兵士たちに連れ出され俺を今、勇者一行と兵士が取り囲んでいた。

兵士の大半は俺の殺気に当てられ泡を吹いて死んだり気絶していた。勇者たちは耐えている。流石勇者だ。

神子は俺を見て笑っていた。あの時と同じように。その笑顔は俺の姿で遮られて勇者たちからは見えないようになっていた。呆気にとられている勇者たちに神子は

「化け物だ!竹彦さん助けて!」

と勇者であろう名前を出して助けを求めていた。

「おい!魔物、俺が相手だ!さぁ来いよ!」

「私は後ろで回復にまわります!任せて!」

「俺も僧侶の力を見せてやる!」

「結界は張ったから好きに暴れられるぜ!」

口々に勇者一行はそう言う。先ず、勇者が攻撃を仕掛けた。





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