君と俺の復讐劇

むーあ

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復讐劇その8

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俺たちがホールへワープすると皆、長机を中心に座って待っていたようだ。

「アルトロ様...優也様...お待ちしておりました。」

王が震えた声で話す。皆、青い顔をしていた。怖いのも当然か。

「神子の首は?」

そう聞くと騎士がカタカタと震えながら俺の前に持ってくる。

「鑑定」

口が勝手に開く。今のはアルトロが言ったのだろう。ブォンと音を立てて青いパネルが目の前に現れた。

~~~~鑑定~~~~

神子に選ばれし者の首。
かつて、昔から国に繁栄をもたらしたとされる神子は世界で崇められている。兄との約束が叶うのをずっと待つものでもある。

~~~~~~~~~~

神子の首で間違いないようだ。最後の一文...。兄との約束...とは一体なんなのだろうか。しかし神子は死に聞くことも出来ないのですぐに気にならなくなった。

体の主導権がアルトロに切り替わる。

「しかと、見届けた。では、この国に魔法に長けた者はおらぬか」

アルトロが質問をする。俺はなぜ魔法に長けた者を探すのか疑問に思い聞いてみた。

アルトロはこの首と同じ大きさの箱に入れてそこに魔力を一定まで流してもらうらしい。それも多くの魔力。

俺たちがそれをやらないのは魔力で転移も暫く使えなくなったり不意をつかれると太刀打ちが出来ないと言われた。多くの魔力を入れられた箱は一定量で閉まると言われた。

アルトロはまた同じ質問を繰り返す。だが誰も何も言わない。

「私でございます。」

すると、アルトロが口を開きかけた時、後ろから声が聞こえた。後ろをむくとローブを深く被った男の人がいた。かなり高い魔力をもっているそうだ(アルトロ情報)。

「ふむ。そうか。では、この首を箱に入れて厳重に管理しておけ。時間が経てば取りに行く。扱い方はわかるな?」

騎士から奪い取った神子の首を男の人の方へ投げ捨てる。

「わ、分かりました。」

投げ捨てられた神子の首を優しく拾いその魔法使いはビビりながらも了承すると部屋から出ていった。

アルトロが心の中に引いていくのを感じると俺は空いてた席に座った。

暫くは転移も使えないのであることを思いつき皆を見渡して言った。

「自己紹介をしよう。」
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