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歩き出した日々
③
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「そんで、皇牙とそのお連れさんは今からどっか行くの?」
馴れ馴れしく話してくる黒楼という男だけど、こういう砕けた雰囲気、俺は結構好きなんだ。
でも、皇牙はそうでもないみたいで…
「どこに行くかとか、黒楼には関係のないことだろ」
「俺たちは、今から耕太って奴のお好み焼きの店に食いに行くところなんだ」
「ちょ、あきらぁ!」
俺が答えてしまうのを、皇牙が止めにかかってきた。
「あ、別にいいだろ?皇牙の友達なんだろ?」
「そうなんだけど、でもあいつはさ…ちょっと…」
皇牙はもごもご、ひそひそと答え、それを見ていた黒楼はイヤーカフに触れながらニィッと笑った。
「じゃぁさあ、俺も一緒に行っちゃダメ?俺も昼がまだでさあ、腹ペコペコなんだよね」
そう聞いてくる黒楼に、皇牙は自分の額に手を当てて天を仰いだ。
「あぁ、えぇと…どうする?皇牙」
まさか黒楼が着いて行きたいと言うとは思わなかったので、一瞬きょとんとしてしまい、皇牙に判断を仰いだ。
「…今日の外出はあきらの為の時間なんだし、あきらが決めていいよ」
そう答えた皇牙に俺は、「いやだ、ふたりきりがいい」なんて言うだろうと心のどこかで期待していたのか、残念に思った。
でも、変に言い合ったりすることで黒楼に誤解されるのも癪だからと何も言い返さずに頷いた。
「んん、じゃあ3人で一緒に行くか!皇牙と黒楼の関係がどんなんか知りたいしさ!」
「おう!俺とコイツのふたりのあまぁい思い出、アンタにもたっぷり聞かせてやるよ」
そんな冗談を言って笑う黒楼と俺は、妙に意気投合してしまった。
「はぁ」…先に進む俺と黒楼の後ろで足を止めた皇牙がため息を落とす。
「お~い、皇牙、ボーっとしてると置いてくぞ!」
「あ、ちょっと待てって」
晴れない表情のままの皇牙と楽しく話す俺と黒楼の三人でお好み焼き屋に向かうと、運の良いことに並ばずに入店することができた。
……
「へい!いらっしゃい!お、あきらじゃねえか!今日はコンビニ休みなのか?」
威勢のいい声で出迎えてくれたのは俺の親友でもあり店主でもある、ブタ族の日野耕太だ。
「ああ、コンビニはやってるけど俺は休み。今日はゆきさんに店やってもらってるんだ。3人だけど、席空いてるか?」
「おお、あきらにしては珍しいな、お連れ様がいんのか。こっちのテーブル席が空いてるぞ。三名様ご来店!」
テーブル席に案内されて、俺と皇牙は並んで座り、向かいに黒楼が腰掛けた。
「あきら、この店のオススメってなんだ?」
「全部美味いんだけど一番人気も俺のオススメも海鮮!具がすげえごろごろと入っててさ」
俺と皇牙でメニューを見せ合いながら、どれが美味いのかと話していると、黒楼は肘をついて手に顎を乗せて、じろじろとこちらを見ていた。
「ふたりってさぁ、随分と距離近いんだな?もしかして、そーゆー関係なの?」
唐突に言われたその言葉に皇牙はおろおろしてしまったけれど、俺はメニューを見たまま淡々と答えた。
「そう?考えすぎじゃね?皇牙とはダチなだけだし。…お、新メニューも美味そうじゃん」
この態度はわざととったものだ。
俺と皇牙の関係を黒楼が疑ってくることは予想できていたし、皇牙は態度から見て黒楼に下手にしか出られていない。
だったら俺が取り乱さないことが大事だし、皇牙とダチだということは事実だし。
すると黒楼がとんでもないことを言い始めた。
「へぇ、だったら俺、あきらくんの彼氏に立候補するわ」
俺の手から、メニューがすり落ちた。・・・こいつ、今なんて言った?
俺が何かを言おうとする前に皇牙が先に声を上げた。
「そんなこと、あきらがOKするわけないだろ!」
「は?そんなのあきらくんが決めることじゃん。皇牙はただのダチなんだろ?口出すなよな」
あかん、ぼーっとしとる場合やない。となぜか関西弁で自分を奮い立てた。
このままだと皇牙が暴れだすかもしれん。
「まぁまぁ、落ち着けってふたりとも。あのさぁ黒楼、俺のことからかってる?そういうのは冗談でも止めてほしいんだけど」
念を押すように少し睨むくらいの勢いで黒楼をまっすぐ見た。
さすがに言っていいことと悪いことがあるだろ、皇牙が黒楼を苦手そうにしている理由がよくわかった。
しかし、そう言うと黒楼は笑顔をすっと引っ込めて真剣な表情に変わった。
「冗談なんかじゃねえぞ。結構本気。あきらくんってニンゲンらしさが性格に全面的に出ててさ。喋ってても楽しいし、俺元々ニンゲン好きだし。顔も好みなんだよね」
チャラい見た目で、チャラい喋り方なのにその言葉はなぜか嘘ではなく真剣なものだと思わされる。
これがカラス族の話術なのか?
「だからっていきなり彼氏候補とかないって。ダチからなら、まあわかるけどさ」
「ダチのまんまじゃ知らない間に誰かに取られるかもしれねえじゃん。気に入ったもんは近くに置いておきてえの」
思考がまんまカラスじゃねえか!
カラス族ってもっと狡賢く地位や金を手に入れて行く生き物だと思っていたけれど、こんなストレートに気持ちぶつけてくんのかよ。
てか!皇牙といい、黒楼といい、ニンゲン好きなのは100歩置いて好みとして理解ができても、なんでよりにもよって男の俺なんだよ。
「はは、そっか、でもさ…そこに俺の意思はねえの?」
俺は苦笑いを見せて、真剣になりすぎないように聞いた。
「意思か。そんなのすぐに決まるぜ?だって俺、幸せにしかしねえもん。手元に置いたもんは幸せにして、ぜってー離れねえようにするから」
ぐ、こいつ。すんごい自信だな。
「でも、今日の所はこれくらいにしとくわ。俺がアプローチかけすぎるとあきらのお隣さんに呼び出されそうだし。まあもし俺に興味持ってくれたらここに連絡してよ。じゃあな」
そう言って名刺を置いて帰ろうとする黒楼を俺と皇牙は慌てて呼び止めた。
「おい、お好み焼き食ってくんじゃねえの?」
「そうだよ、せっかくあきらが一緒にって言ってたのに、帰るのか?」
黒楼は俺たちに背中を向けたまま答えた。
「俺が一緒にいるとせっかくのデートが台無しだろ?じゃな」
そう言って、薄いコートを着てさっさと店から出ていってしまった。
俺から耕太には後で謝っておいた。
「なんだよ、せっかくあきらが3人でって言ったのに…」
俺が3人でお好み焼きを食うって言ったのを尊重してくれた皇牙は、黒楼の勝手な態度に腹を立てていた。
「今日はあきらのための時間だから」
と、そういう所で怒るのがなんとも皇牙らしいし、こいつのこういうオヒトヨシなところが俺はす…。
す…好き、なのか?
…俺、こいつのこと…。
全くアイツは、とぶつぶつ言って隣に座っている皇牙をそっと見て俺は顔を赤くしていた。
優しくて、俺に一途で、友達関係ならって言っても諦めが悪くて…好きになれない理由がない。
「へい、海鮮ふたつお待ち!」
鉄板並みに顔が熱くなってるかもしれない俺の目の前に、海鮮玉がふたつ置かれた。
馴れ馴れしく話してくる黒楼という男だけど、こういう砕けた雰囲気、俺は結構好きなんだ。
でも、皇牙はそうでもないみたいで…
「どこに行くかとか、黒楼には関係のないことだろ」
「俺たちは、今から耕太って奴のお好み焼きの店に食いに行くところなんだ」
「ちょ、あきらぁ!」
俺が答えてしまうのを、皇牙が止めにかかってきた。
「あ、別にいいだろ?皇牙の友達なんだろ?」
「そうなんだけど、でもあいつはさ…ちょっと…」
皇牙はもごもご、ひそひそと答え、それを見ていた黒楼はイヤーカフに触れながらニィッと笑った。
「じゃぁさあ、俺も一緒に行っちゃダメ?俺も昼がまだでさあ、腹ペコペコなんだよね」
そう聞いてくる黒楼に、皇牙は自分の額に手を当てて天を仰いだ。
「あぁ、えぇと…どうする?皇牙」
まさか黒楼が着いて行きたいと言うとは思わなかったので、一瞬きょとんとしてしまい、皇牙に判断を仰いだ。
「…今日の外出はあきらの為の時間なんだし、あきらが決めていいよ」
そう答えた皇牙に俺は、「いやだ、ふたりきりがいい」なんて言うだろうと心のどこかで期待していたのか、残念に思った。
でも、変に言い合ったりすることで黒楼に誤解されるのも癪だからと何も言い返さずに頷いた。
「んん、じゃあ3人で一緒に行くか!皇牙と黒楼の関係がどんなんか知りたいしさ!」
「おう!俺とコイツのふたりのあまぁい思い出、アンタにもたっぷり聞かせてやるよ」
そんな冗談を言って笑う黒楼と俺は、妙に意気投合してしまった。
「はぁ」…先に進む俺と黒楼の後ろで足を止めた皇牙がため息を落とす。
「お~い、皇牙、ボーっとしてると置いてくぞ!」
「あ、ちょっと待てって」
晴れない表情のままの皇牙と楽しく話す俺と黒楼の三人でお好み焼き屋に向かうと、運の良いことに並ばずに入店することができた。
……
「へい!いらっしゃい!お、あきらじゃねえか!今日はコンビニ休みなのか?」
威勢のいい声で出迎えてくれたのは俺の親友でもあり店主でもある、ブタ族の日野耕太だ。
「ああ、コンビニはやってるけど俺は休み。今日はゆきさんに店やってもらってるんだ。3人だけど、席空いてるか?」
「おお、あきらにしては珍しいな、お連れ様がいんのか。こっちのテーブル席が空いてるぞ。三名様ご来店!」
テーブル席に案内されて、俺と皇牙は並んで座り、向かいに黒楼が腰掛けた。
「あきら、この店のオススメってなんだ?」
「全部美味いんだけど一番人気も俺のオススメも海鮮!具がすげえごろごろと入っててさ」
俺と皇牙でメニューを見せ合いながら、どれが美味いのかと話していると、黒楼は肘をついて手に顎を乗せて、じろじろとこちらを見ていた。
「ふたりってさぁ、随分と距離近いんだな?もしかして、そーゆー関係なの?」
唐突に言われたその言葉に皇牙はおろおろしてしまったけれど、俺はメニューを見たまま淡々と答えた。
「そう?考えすぎじゃね?皇牙とはダチなだけだし。…お、新メニューも美味そうじゃん」
この態度はわざととったものだ。
俺と皇牙の関係を黒楼が疑ってくることは予想できていたし、皇牙は態度から見て黒楼に下手にしか出られていない。
だったら俺が取り乱さないことが大事だし、皇牙とダチだということは事実だし。
すると黒楼がとんでもないことを言い始めた。
「へぇ、だったら俺、あきらくんの彼氏に立候補するわ」
俺の手から、メニューがすり落ちた。・・・こいつ、今なんて言った?
俺が何かを言おうとする前に皇牙が先に声を上げた。
「そんなこと、あきらがOKするわけないだろ!」
「は?そんなのあきらくんが決めることじゃん。皇牙はただのダチなんだろ?口出すなよな」
あかん、ぼーっとしとる場合やない。となぜか関西弁で自分を奮い立てた。
このままだと皇牙が暴れだすかもしれん。
「まぁまぁ、落ち着けってふたりとも。あのさぁ黒楼、俺のことからかってる?そういうのは冗談でも止めてほしいんだけど」
念を押すように少し睨むくらいの勢いで黒楼をまっすぐ見た。
さすがに言っていいことと悪いことがあるだろ、皇牙が黒楼を苦手そうにしている理由がよくわかった。
しかし、そう言うと黒楼は笑顔をすっと引っ込めて真剣な表情に変わった。
「冗談なんかじゃねえぞ。結構本気。あきらくんってニンゲンらしさが性格に全面的に出ててさ。喋ってても楽しいし、俺元々ニンゲン好きだし。顔も好みなんだよね」
チャラい見た目で、チャラい喋り方なのにその言葉はなぜか嘘ではなく真剣なものだと思わされる。
これがカラス族の話術なのか?
「だからっていきなり彼氏候補とかないって。ダチからなら、まあわかるけどさ」
「ダチのまんまじゃ知らない間に誰かに取られるかもしれねえじゃん。気に入ったもんは近くに置いておきてえの」
思考がまんまカラスじゃねえか!
カラス族ってもっと狡賢く地位や金を手に入れて行く生き物だと思っていたけれど、こんなストレートに気持ちぶつけてくんのかよ。
てか!皇牙といい、黒楼といい、ニンゲン好きなのは100歩置いて好みとして理解ができても、なんでよりにもよって男の俺なんだよ。
「はは、そっか、でもさ…そこに俺の意思はねえの?」
俺は苦笑いを見せて、真剣になりすぎないように聞いた。
「意思か。そんなのすぐに決まるぜ?だって俺、幸せにしかしねえもん。手元に置いたもんは幸せにして、ぜってー離れねえようにするから」
ぐ、こいつ。すんごい自信だな。
「でも、今日の所はこれくらいにしとくわ。俺がアプローチかけすぎるとあきらのお隣さんに呼び出されそうだし。まあもし俺に興味持ってくれたらここに連絡してよ。じゃあな」
そう言って名刺を置いて帰ろうとする黒楼を俺と皇牙は慌てて呼び止めた。
「おい、お好み焼き食ってくんじゃねえの?」
「そうだよ、せっかくあきらが一緒にって言ってたのに、帰るのか?」
黒楼は俺たちに背中を向けたまま答えた。
「俺が一緒にいるとせっかくのデートが台無しだろ?じゃな」
そう言って、薄いコートを着てさっさと店から出ていってしまった。
俺から耕太には後で謝っておいた。
「なんだよ、せっかくあきらが3人でって言ったのに…」
俺が3人でお好み焼きを食うって言ったのを尊重してくれた皇牙は、黒楼の勝手な態度に腹を立てていた。
「今日はあきらのための時間だから」
と、そういう所で怒るのがなんとも皇牙らしいし、こいつのこういうオヒトヨシなところが俺はす…。
す…好き、なのか?
…俺、こいつのこと…。
全くアイツは、とぶつぶつ言って隣に座っている皇牙をそっと見て俺は顔を赤くしていた。
優しくて、俺に一途で、友達関係ならって言っても諦めが悪くて…好きになれない理由がない。
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