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第三章 童貞勇者の嫁取り物語
主様にはなんで友達がいないの?
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イーノックが召喚士ギルドのあるアイアンリバーに向かう際に、ネギとの間でちょっとしたトラブルが起きた。
屋敷を出発する際にイーノックが先に騎乗していつものようにネギを引き上げようとしたら、メルセデスたちに見つかることを恐れたネギはブルブル震えながらイーノックから距離を取り、馬の轡とって馬子のようにイーノックの馬を曳きはじめたのだ。
「なんだネギ、さっきメルセデス姉さんが言ったことを気にしているのか?」
最初はからかうような口調で声をかけていたイーノックだけど、ネギが返事もせずに手綱を曳いてポキュポキュと歩き続けたので『あ、これガチだ』と焦り始めた。
イーノックが「機嫌直してくれよ。姉さんたちのことは気にしなくていいからさ」と何度も声をかけてもネギは首を振るばかりで、屋敷が見えなくなってようやく警戒を解いたネギは不機嫌マックスな顔で振り向くと、手綱をイーノックに投げつけ「ん!」と両手を伸ばしてきた。『さっさと引き上げろ』ということだろう。
ネギが自分と距離を取るような怒り方はしていないと分かったイーノックは苦笑しながらネギの手を握って軽々と馬上に引き上げた。
「ごめんなぁネギ。俺の姉ちゃんたちがいろいろとアレで」
イーノックは肩越しに振り返って背中にしがみついているネギに謝った。
「アレってなんだよ。アレって」
「わざわざ言わせるなよ、ニュアンスでわかるだろ?」
「わかるけどさぁ……」
拗ねまくっているネギはイーノックの背中にゴリゴリと頭の角を押し付ける。
「いたたた。先っちょは痛いからせめて角度変えてくれ」
「うるさい。僕は怒ってるんだぞ」
なんて言いながら、ちゃんと角度は変えてくれた。
「本人はタメ口で良いって言っているのに、怖いあの人たちの前だけは下僕らしくしなきゃいけないなんて面倒なんだよ。いっそ二人だけの時でも同じようにする?」
「それは俺が嫌だ。これまでのようにタメで話してくれ」
「なんでさ。ボクはかまわないよ。いえ、かまいませんよご主人様」
「嫌味な言い方すんなって。前にも言ったかもしれないけどさ、」
「なんだよ」
「俺には友達がいない。誰も俺の友達になってくれなかった。俺は今のネギみたいに何の遠慮もなく本音で喋ったり、遊んだり、一緒にバカなことをしてくれる友達が欲しいんだよ。俺にはネギが必要なんだ」
「お、おぅふ……」
決然とした口調であまり自慢にならないことを告白されて、戸惑ったネギは奇妙な返事をしてしまった。
「ネギの立場だと俺のやっていることは自己満足の『友達ごっこ』に見えるかもしれないけど、それでもいいから俺は対等に話して遊んでくれる相棒が欲しいんだ。ダメか?」
「べつに、ダメじゃないけど……そもそも主様にはなんで友達がいないの?」
「ングッ!」
角の先っちょよりも鋭い言葉の一撃を背後から突き込まれたイーノックは馬上で前のめりになった。
「そらはイジメか? わざわざボッチな理由を本人に訊くとか」
「そういうつもりはないよ。だってさ主様って外見で嫌がられるほどのキモさとかないし、性格も…………まぁ、そんなに悪くないし」
「おい、性格のところで言葉が詰まったのはなんでだ?」
「だって主様ってすぐトレーニングさせたがる筋トレマニアだからさぁ……ま、それさえ無ければわりと付き合いやすい方だと思うよ。うん」
「そ、そうか」
イーノックはちょっと照れた様子で「へへっ」と鼻の下を指でこすった。
「だから不思議なんだよ。そんな主様になんで友達がいないんだろうって」
「一応昔はそれなりに友達はいたんだよ」
「いたんだ?」
「あぁ、俺も一応高位貴族の子供だからな。ウチの派閥に入っている貴族や傘下にある下級貴族の子供たちとは茶会とかで紹介されてそれなりに付き合いもあったんだ。いつか一緒に冒険者のようにダンジョンとか行こうぜって約束していたやつらもいる」
「それまでは普通に友達がいたんだね」
「あぁ。でもお互いに成長して異性が気になり始めた頃から全員と気まずい関係になって……それっきり」
「気まずいって……主様、いったい何をしたんだよ」
「俺は何もしてない」
「じゃあ……お姉さんたち?」
ネギはきっとそうだろうとほぼ確信していたのだけれど、意外にもイーノックは首を振った。
「いや、突き詰めれば原因は姉さんたちだけど、姉さんたちのせいじゃなくて不可抗力だ」
「原因なっているのに不可抗力?」
意味が分からなくて首をかしげるネギ。
「いや、ほら、弟の俺が言うのもなんだけど姉ちゃんたちってめちゃくちゃ美人だろ? 俺が友達と遊んでいると年上の綺麗なお姉さんがちょくちょく顔を出して一緒に遊んでくれたらさぁ……」
「あぁ~、その先の展開がもう分かっちゃった」
「男の友達はみんなメルセデス姉ちゃんかシャズナ姉ちゃんに惚れて、告白して、玉砕して、その結果、俺と顔を合わせるのが気まずくなって、段々疎遠になって……それっきりだ」
「そうなるよね~。すごく納得しちゃったんだよ」
イーノックの姉二人が凄まじく恐ろしい怪物であることを身をもって知っているネギだが、外面だけを見れば二人はまるで美しさと色気の化身であるかのような美貌を持っている。
思春期に入ったばかりの男の子にとってあの二人の存在は刺激が強すぎるだろう。惚れないでいるほうが難しい。
「じゃあ、男の子じゃなくて女の子の友達は……あ、いいや。なんで主様に女の子の友達ができなかったのかなんて聞くまでもなかったんだよ」
「え、なんで? 俺にはいまだに分かんないんだけど!?」
「へ? なんで分かんないのさ」
「わかるわけねぇって! 茶会で同じ年代の女の子と知り合いになれたとするだろ? でもさ、その日は仲良く喋っていても、しばらくしてから再会すると「ひいぃぃ! もう話しかけてこないでぇー!」って全力ダッシュで逃げていくんだぜ!? 俺は何も怖がらせるようなことしてないのに!」
イーノックが馬上で体を半回転させて「なんでだ? ネギ、わかってるなら教えてくれよ!」と必死に懇願してきた。
ネギは最初『全部理解したうえでとぼけているのでは?』と疑ったのだけれど、イーノックがあまりにも真剣なので『あ、これは本気で分かってない顔なんだよ』と理解した。
イーノックの周りに女友達がいないのは、言うまでもなく弟ラブな二人の姉が鉄壁の防御網を張っているからだとネギはすぐに察することができたのに、肝心のイーノック本人は欠片も気づいていないようだった。
なんだかやるせな気分になったネギはそっとため息を吐いた。
「そっか、分かんないかぁ。じゃあもう一生わかんなくていいよ。その方が主様は幸せに生きていけるよ。…………たぶん」
「ちょっ!? 『たぶん』ってなんだ!?」
屋敷を出発する際にイーノックが先に騎乗していつものようにネギを引き上げようとしたら、メルセデスたちに見つかることを恐れたネギはブルブル震えながらイーノックから距離を取り、馬の轡とって馬子のようにイーノックの馬を曳きはじめたのだ。
「なんだネギ、さっきメルセデス姉さんが言ったことを気にしているのか?」
最初はからかうような口調で声をかけていたイーノックだけど、ネギが返事もせずに手綱を曳いてポキュポキュと歩き続けたので『あ、これガチだ』と焦り始めた。
イーノックが「機嫌直してくれよ。姉さんたちのことは気にしなくていいからさ」と何度も声をかけてもネギは首を振るばかりで、屋敷が見えなくなってようやく警戒を解いたネギは不機嫌マックスな顔で振り向くと、手綱をイーノックに投げつけ「ん!」と両手を伸ばしてきた。『さっさと引き上げろ』ということだろう。
ネギが自分と距離を取るような怒り方はしていないと分かったイーノックは苦笑しながらネギの手を握って軽々と馬上に引き上げた。
「ごめんなぁネギ。俺の姉ちゃんたちがいろいろとアレで」
イーノックは肩越しに振り返って背中にしがみついているネギに謝った。
「アレってなんだよ。アレって」
「わざわざ言わせるなよ、ニュアンスでわかるだろ?」
「わかるけどさぁ……」
拗ねまくっているネギはイーノックの背中にゴリゴリと頭の角を押し付ける。
「いたたた。先っちょは痛いからせめて角度変えてくれ」
「うるさい。僕は怒ってるんだぞ」
なんて言いながら、ちゃんと角度は変えてくれた。
「本人はタメ口で良いって言っているのに、怖いあの人たちの前だけは下僕らしくしなきゃいけないなんて面倒なんだよ。いっそ二人だけの時でも同じようにする?」
「それは俺が嫌だ。これまでのようにタメで話してくれ」
「なんでさ。ボクはかまわないよ。いえ、かまいませんよご主人様」
「嫌味な言い方すんなって。前にも言ったかもしれないけどさ、」
「なんだよ」
「俺には友達がいない。誰も俺の友達になってくれなかった。俺は今のネギみたいに何の遠慮もなく本音で喋ったり、遊んだり、一緒にバカなことをしてくれる友達が欲しいんだよ。俺にはネギが必要なんだ」
「お、おぅふ……」
決然とした口調であまり自慢にならないことを告白されて、戸惑ったネギは奇妙な返事をしてしまった。
「ネギの立場だと俺のやっていることは自己満足の『友達ごっこ』に見えるかもしれないけど、それでもいいから俺は対等に話して遊んでくれる相棒が欲しいんだ。ダメか?」
「べつに、ダメじゃないけど……そもそも主様にはなんで友達がいないの?」
「ングッ!」
角の先っちょよりも鋭い言葉の一撃を背後から突き込まれたイーノックは馬上で前のめりになった。
「そらはイジメか? わざわざボッチな理由を本人に訊くとか」
「そういうつもりはないよ。だってさ主様って外見で嫌がられるほどのキモさとかないし、性格も…………まぁ、そんなに悪くないし」
「おい、性格のところで言葉が詰まったのはなんでだ?」
「だって主様ってすぐトレーニングさせたがる筋トレマニアだからさぁ……ま、それさえ無ければわりと付き合いやすい方だと思うよ。うん」
「そ、そうか」
イーノックはちょっと照れた様子で「へへっ」と鼻の下を指でこすった。
「だから不思議なんだよ。そんな主様になんで友達がいないんだろうって」
「一応昔はそれなりに友達はいたんだよ」
「いたんだ?」
「あぁ、俺も一応高位貴族の子供だからな。ウチの派閥に入っている貴族や傘下にある下級貴族の子供たちとは茶会とかで紹介されてそれなりに付き合いもあったんだ。いつか一緒に冒険者のようにダンジョンとか行こうぜって約束していたやつらもいる」
「それまでは普通に友達がいたんだね」
「あぁ。でもお互いに成長して異性が気になり始めた頃から全員と気まずい関係になって……それっきり」
「気まずいって……主様、いったい何をしたんだよ」
「俺は何もしてない」
「じゃあ……お姉さんたち?」
ネギはきっとそうだろうとほぼ確信していたのだけれど、意外にもイーノックは首を振った。
「いや、突き詰めれば原因は姉さんたちだけど、姉さんたちのせいじゃなくて不可抗力だ」
「原因なっているのに不可抗力?」
意味が分からなくて首をかしげるネギ。
「いや、ほら、弟の俺が言うのもなんだけど姉ちゃんたちってめちゃくちゃ美人だろ? 俺が友達と遊んでいると年上の綺麗なお姉さんがちょくちょく顔を出して一緒に遊んでくれたらさぁ……」
「あぁ~、その先の展開がもう分かっちゃった」
「男の友達はみんなメルセデス姉ちゃんかシャズナ姉ちゃんに惚れて、告白して、玉砕して、その結果、俺と顔を合わせるのが気まずくなって、段々疎遠になって……それっきりだ」
「そうなるよね~。すごく納得しちゃったんだよ」
イーノックの姉二人が凄まじく恐ろしい怪物であることを身をもって知っているネギだが、外面だけを見れば二人はまるで美しさと色気の化身であるかのような美貌を持っている。
思春期に入ったばかりの男の子にとってあの二人の存在は刺激が強すぎるだろう。惚れないでいるほうが難しい。
「じゃあ、男の子じゃなくて女の子の友達は……あ、いいや。なんで主様に女の子の友達ができなかったのかなんて聞くまでもなかったんだよ」
「え、なんで? 俺にはいまだに分かんないんだけど!?」
「へ? なんで分かんないのさ」
「わかるわけねぇって! 茶会で同じ年代の女の子と知り合いになれたとするだろ? でもさ、その日は仲良く喋っていても、しばらくしてから再会すると「ひいぃぃ! もう話しかけてこないでぇー!」って全力ダッシュで逃げていくんだぜ!? 俺は何も怖がらせるようなことしてないのに!」
イーノックが馬上で体を半回転させて「なんでだ? ネギ、わかってるなら教えてくれよ!」と必死に懇願してきた。
ネギは最初『全部理解したうえでとぼけているのでは?』と疑ったのだけれど、イーノックがあまりにも真剣なので『あ、これは本気で分かってない顔なんだよ』と理解した。
イーノックの周りに女友達がいないのは、言うまでもなく弟ラブな二人の姉が鉄壁の防御網を張っているからだとネギはすぐに察することができたのに、肝心のイーノック本人は欠片も気づいていないようだった。
なんだかやるせな気分になったネギはそっとため息を吐いた。
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