乳房星（たらちねぼし）−１・０

第４話・夢を信じて

【路地裏の少年】

１月９日の朝７時頃であった。

イワマツグループのＡとＢの２班のメンバーたちが乗っている専用機が高松空港に到着した。

専用機から降りたメンバーたちは、ＪＲ四国バスのロゴ入りの80人乗りの特大バスに乗り込んだ。

朝７時半頃に、メンバーたちが乗り込んだ80人乗りの特大バスが高松空港から出発した。

バスは、高松市中心部へ向かって走行した。

午前中は、浜《はま》ノ町《ちょう》にある四国ろうきんの本店へ行った。

イワマツグループのスタッフさんたちに支払うお給料支払い口座を開設することと福利厚生関連などに加入する手続きなどを取った。

午後は、香川県の公安委員会へ行った。

ここでは、メイン事業の性風俗店などを経営するために必要な営業許可を申請する手続きなどを取った。

高松市内には、夕方６時頃まで滞在した。

夜７時頃であった。

イワマツのメンバーたちが乗り込んだ専用機が高松空港から出発した。

専用機は、80分後に成田国際空港に到着した。

この日は、空港の近くのホテルで一泊した。

１月10日は、ジャスラック（著作権協会）へ行った。

ジャスラックに到着したあと、業務用の通信カラオケ機器を設置するために必要な諸手続きを取った。

夕方６時頃、イワマツのメンバーたちが乗り込んだ専用機が成田国際空港から飛び立った。

専用機は、日付変更線を越えてアメリカ合衆国本土へ向かって飛行した。

スタッフさんたちを雇い入れる際に必要な保険・共済・福利厚生・年金など…に加入する手続き、居住地の国と地域・オフィスビル・店舗・工場・リゾート地がある国・地域の納税対策など…

…の手続きをすべて完了させるためにこまごまと動いた。

時は、２月１日の夕方６時頃であった。

Ａ・Ｂの２班のメンバーたちが乗っている専用機が鳥取空港に到着した。

Ａ・Ｂの２班のメンバーたちは、専用機から降りたあとタラップ下に停まっているＪＲ四国バスのロゴ入りの80人乗りの特大バスに乗り込んだ。

特大バスの中にて…

Ａ・Ｂの２班のメンバーたちは、座席に腰かけたあとゆっくりと身体を休めていた。

夕方６時半頃、Ａ・Ｂの２班のメンバーたちが乗り込んだ特大バスが鳥取空港から出発した。

バスは、空港から出発したあと国道９号線から29号線を通って鳥取市内《しない》へ向かった。

夕方６時55分頃、市内にある３階建てのビルに到着した。

Ａ・Ｂの２班のメンバーたちは、バスから降りたあとビルの一階にあるちゃんこ鍋屋さんへ向かった。

ところ変わって、ちゃんこ鍋屋さんの奥座敷にて…

テーブルの真ん中に、イワタニのカセットコンロの上に置かれている大きめの鍋が大きめの鍋が置かれている。

店の主人が大きめの鍋に入っているちゃんこ鍋のスープにていねいに具材を入れていた。

この時であった。

Ａ・Ｂの２班のメンバーたちのもとに、大番頭《おおばんと》はんの末の娘さん（七女さん）の君波ゆきさんと高校の制服姿の女子生徒がやって来た。

ゆきさんは、この近くにある私立高校《こうこう》の国際家政科の先生であった。

女子生徒は、国際家政科の生徒であった。

国際家政科は、生徒ひとりとゆきさんが担任だけのクラスである。

ゆきさんは、Ａ・Ｂの２班のメンバーたちにあいさつをした。

「みなさま、たいへんながらくおまたせしました。」
「ああ、ゆき…わしらも今ついたところじゃ…それではみなさまに追加で加入するメンバーを紹介いたします。」

大番頭《おおばんと》はんは、Ａ・Ｂの２班のメンバーたちにゆきさんを紹介した。

「えーと、この近くにある高校の国際家政科の担任の君波ゆきです…えーと…私の末の娘でございます。」

ゆきさんは、メンバーたちに一礼をしたあとごあいさつをした。

「初めまして、君波ゆきです…この近くにあります私立高校《こうこう》の国際家政科の教師です…本日よりイワマツグループのメンバーのみなさまと一緒に活動いたします…よろしくお願いいたします。」

つづいて、ゆきさんはメンバーたちにお手伝いさんを務める女子生徒を紹介した。

「国際家政科の女子生徒《せいと》でお手伝いさんでメンバーに加入いたします…３年生の風香《ふうか》さんです…３月に高校を卒業することが決まりましたので正式メンバーになる予定です…まだまだ分からない部分がありますので、分からないことがございましたらお声がけよろしくお願いいたします…」

つづいて、風香《フー》ちゃん（以後はフーちゃんと表記する）がメンバーたちにごあいさつをした。

「みなさま初めまして…風香です…よろしくお願いいたします。」

ゆきさんと風香《フー》ちゃんの初対面のごあいさつのあと、夕飯に入った。

Ａ・Ｂの２班のメンバーたちは、できあがったちゃんこ鍋で夕飯を摂った。

ゆきさんと風香《フー》ちゃんは、Ａ班のメンバーで活動することが決まった。

風香《フー》ちゃんは、高校の相撲部のマネージャーで部員たちが食べる朝と晩のごはんを作っていたことをメンバーたちに話した。

相撲部には、海外から来た留学生たちがたくさん在籍していた。

母国を離れて来日した留学生たちはみな、成功する日を夢見て必死になってがんばっている。

だから私もがんばらなきゃ…

（ブロロロロロ…）

時は、夜10時過ぎであった。

Ａ・Ｂの２班のメンバーたちは、夕食を終えたあと80人乗りの特大バスに乗って再び旅に出た。

バスは、国道９号線を通って米子市へ向かった。

その後、米子道～中国道～岡山道～山陽道～瀬戸大橋～高松道を通って高松空港へ引き返した。

（ゴーッ…）

翌朝７時過ぎであった。

Ａ・Ｂの２班のメンバーたちが乗り込んだ専用機が高松空港から飛び立った。

専用機は、西日本～東日本の太平洋沿岸を通って大海原へ出た。

明日以降も、予定がぎっしりと詰まっている…