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第6話・時間よ止まれ
【ずっと、ふたりで】
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時は、11月9日の午前11時過ぎであった。
またところ変わって、ソウルの中心地から少し離れた地区にある特大豪邸にて…
特大豪邸の前に80人乗りの特大バスが到着した。
バスの中からA・Bの2班のメンバーたちが降りたあと、豪邸の敷地に入った。
ところ変わって、豪邸の敷地内にて…
敷地の庭に白いテーブルがたくさん並んでいた。
この時であった。
A・Bの2班のメンバーたちのもとにマァマとドナ姐《ねえ》はんのお姉さまのイナさんと娘さんのハナさん(24歳)がやって来た。
イナさんは、マァマとドナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「ジナ~、ドナ~」
「お姐《ねえ》ちゃん~」
「イナ姐《ねえ》ちゃん~」
「無事に到着したのね。」
「うん。」
「よーくんたちも一緒に到着したのね。」
「うん。」
このあと、ハナちゃんがにこやかな表情でマァマとドナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「ジナ伯母《おば》さま~、ドナ伯母《おば》さま~」
「あら、ハナちゃん~…大きくなったね~」
「はい…おととい、24になりました~」
このあと、イナさんがにこやかな声で私に言うた。
「まあ、よーくんおっきくなったね~」
「はっ、おかげさまで…」
「きょうはね、よーくんに見せたいものがあるのよ~」
えっ?
私に見せたいものがあるって?
私は、ものすごくコンワクした表情でつぶやいた。
イナさんは、A・Bの2班のメンバーたちにやさしい声で言うた。
「みなさま、よーくんをしばらくの間かまいませんか?」
イナさんは、A・Bの2班のメンバーたちから了承を得たあと私を連れて豪邸の中に連れて行った。
ハナちゃんは、A・Bの2班のメンバーたちを豪邸内にある特大広間へ誘導した。
またところ変わって、豪邸の中にて…
イナさんに案内されている私は、イナに声をかけた。
「イナさん。」
「なあに?」
「私に…見せたいものって…なんでしょうか?」
「ああ、ここよ。」
イナさんは、白いドアをノックしたあとゆっくりとトビラをあけた。
その後、私の手を引いて部屋に入った。
部屋の中には、純白のウェディングドレス姿の花嫁さんがいた。
花嫁さんの周りには、ブライダルコーディネーターさんたち数人がいた。
コンワクした表情を浮かべている私は、イナさんに言うた。
「イナさん。」
「(満面の笑みで言う)なあに?」
「(コンワクした表情で)白いウェディングドレスの花嫁さん…ですね~」
「そうよ…花嫁さんは、ダンナの実家《いえ》の親類のメイゴちゃんよ。」
「イナさんのダンナさんのメイゴさんですか?」
「そうよ~」
「私はまだ…結婚を考えていないのです…」
「ああ、分かってるわよ…」
「花嫁さんのお相手の方は、どちらにいらっしゃいますか?」
「もうすぐお越しになるわよ~」
それから数分後であった。
純白のタキシード姿の新郎さんが部屋に入った。
新郎さんの顔は、韓流スターのグォン・サンウさん似の男前《イケメン》であった。
新郎さんは、花嫁さんのもとに行ったあと優しく声をかけた。
「(花嫁さん)。」
「(新郎さん)。」
「おまたせ~」
「待ってたわ~」
ラブラブモードのおふたりは、シアワセイッパイ夢イッパイであった。
いいな~
うらやましいな~
それから60分後であった。
豪邸のガーデンでウェディングパーティがひらかれた。
テーブルに座っている人たちは、イナさんのダンナさんの実家《いえ》の親類《みなさま》がたたちとおふたりの共通の友人知人たちが中心であった。
私は、バーベキューパーティを始める準備をしていた。
A・Bの2班のメンバーたちは、特大広間で待機していた。
待機中もお仕事をつづけた。
風香《フー》ちゃんは、キッチンでバーベキューの食材を調理するお仕事をしていた。
パーティ開始から30分後にバーベキューパーティが始まった。
バーベキューコンロの前に立っている私は、ひとことも言わずにバーベキューを調理していた。
特大広間は、ガーデンのすぐ後ろにあった。
マァマは、心配げな表情で私を見つめていた。
出席者のみなさま方は、バーベキューを食べながら楽しくお話をしていた。
パーティは、夕方4時頃までつづいた。
時は、深夜11時頃であった。
またところ変わって、ロッテホテルワールド(5つ星ホテル)にあるキッチン付きの豪華スイートルームにて…
私は、執務室でお仕事をしていた。
A・Bの2班のメンバーたちは、各部屋で身体を休めていた。
私がいるスイートルームの執務室にて…
(コンコン…)
執務室のドアをノックする音が聞こえたあとマァマの声が聞こえた。
「よーくん、一緒にお茶をのもうね~」
「うん。」
またところ変わって、100人分が入ることができる特大広間にて…
特大広間のテーブルに私とマァマと風香《フー》ちゃんがいた。
テーブルの真ん中にトゥラン(もち菓子)が盛られている大皿が置かれていた。
風香《フー》ちゃんは、お茶をいれる準備をしていた。
私は、きょうひらかれた結婚パーティのことについてマァマにたずねた。
「マァマ。」
「なあに、よーくん?」
「イナさんのダンナさんのメイゴさんのダンナさんは、どんな人かな?」
マァマは、手にとったトゥランをちぎりながら私に言うた。
「姐《ねえ》さんのメイゴちゃん…ハナちゃんのいとこちゃんにあたる娘《こ》の結婚相手《おあいて》さんは…年が明けたら…兵役につく予定よ。」
「兵役につく予定…」
「そうよ…よーくんは分かるよね…韓国《このくに》の男子は、20歳になったら兵役につく義務がある…と言うことを…」
マァマは、半分にちぎったトゥランを口にゆっくりと入れたあともぐもぐとかんで食べた。
その間に、風香《フー》ちゃんは石鎚黒茶が入っている砥部焼きの湯のみをゆっくりと手渡した。
マァマは、石鎚黒茶をひとくちのんでから私に言うた。
「(新郎さん)は、28だったわね…」
「まだ、兵役についていなかったのかな?」
「そうよ…(新郎さん)は…大学院生だったのよ。」
「大学院生…」
「うん。」
マァマは、石鎚黒茶をひとくちのんでから私に言うた。
「(新郎さん)は、大学院で取り組んでいた研究が認められて表彰されたのよ…大学院を終了したあとは…ボストンにある大学院へ留学する予定だったのよ…だけど、実家のご両親から兵役がまだであることを理由に止めたのよ…遅くても30歳までには兵役につくことと言う決まり事があるので…」
「兵役につくことになった…」
「そうよ。」
私は、お茶をひとくちのんでからマァマに言うた。
「その間、おふたりは離れ離れになるのだね。」
「そうよ…離れ離れになる前に、挙式披露宴を挙げたのよ…」
「韓国《ここ》は、兵役の期間が2~3年だったよね。」
「うん、そうよ。」
私は、ひとテンポあけてからマァマに言うた。
「マァマ。」
「なあに?」
「イナさんは、なぜ私に花嫁さんを見せたかったのかな?」
「ああ…しあわせのおすそ分けよ…または…よーくんのお嫁さんは、(イナさんのダンナさんのメイゴさん)に似た女の子がいいかな…と思っていたのよ…よーくんのお嫁さんは、フランソワさんたちとマァマで選ぶことにかわりはないわよ。」
「マァマ。」
「あっ、よーくん…大皿に盛られているトゥランは、姐《ねえ》さん夫婦からのお礼よ。」
「うん。」
私は、大皿に盛られているトゥランを手にしたあとゆっくりと食べた。
風香《フー》ちゃんは、私とマァマの会話をじっと聞いていた。
またところ変わって、ソウルの中心地から少し離れた地区にある特大豪邸にて…
特大豪邸の前に80人乗りの特大バスが到着した。
バスの中からA・Bの2班のメンバーたちが降りたあと、豪邸の敷地に入った。
ところ変わって、豪邸の敷地内にて…
敷地の庭に白いテーブルがたくさん並んでいた。
この時であった。
A・Bの2班のメンバーたちのもとにマァマとドナ姐《ねえ》はんのお姉さまのイナさんと娘さんのハナさん(24歳)がやって来た。
イナさんは、マァマとドナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「ジナ~、ドナ~」
「お姐《ねえ》ちゃん~」
「イナ姐《ねえ》ちゃん~」
「無事に到着したのね。」
「うん。」
「よーくんたちも一緒に到着したのね。」
「うん。」
このあと、ハナちゃんがにこやかな表情でマァマとドナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「ジナ伯母《おば》さま~、ドナ伯母《おば》さま~」
「あら、ハナちゃん~…大きくなったね~」
「はい…おととい、24になりました~」
このあと、イナさんがにこやかな声で私に言うた。
「まあ、よーくんおっきくなったね~」
「はっ、おかげさまで…」
「きょうはね、よーくんに見せたいものがあるのよ~」
えっ?
私に見せたいものがあるって?
私は、ものすごくコンワクした表情でつぶやいた。
イナさんは、A・Bの2班のメンバーたちにやさしい声で言うた。
「みなさま、よーくんをしばらくの間かまいませんか?」
イナさんは、A・Bの2班のメンバーたちから了承を得たあと私を連れて豪邸の中に連れて行った。
ハナちゃんは、A・Bの2班のメンバーたちを豪邸内にある特大広間へ誘導した。
またところ変わって、豪邸の中にて…
イナさんに案内されている私は、イナに声をかけた。
「イナさん。」
「なあに?」
「私に…見せたいものって…なんでしょうか?」
「ああ、ここよ。」
イナさんは、白いドアをノックしたあとゆっくりとトビラをあけた。
その後、私の手を引いて部屋に入った。
部屋の中には、純白のウェディングドレス姿の花嫁さんがいた。
花嫁さんの周りには、ブライダルコーディネーターさんたち数人がいた。
コンワクした表情を浮かべている私は、イナさんに言うた。
「イナさん。」
「(満面の笑みで言う)なあに?」
「(コンワクした表情で)白いウェディングドレスの花嫁さん…ですね~」
「そうよ…花嫁さんは、ダンナの実家《いえ》の親類のメイゴちゃんよ。」
「イナさんのダンナさんのメイゴさんですか?」
「そうよ~」
「私はまだ…結婚を考えていないのです…」
「ああ、分かってるわよ…」
「花嫁さんのお相手の方は、どちらにいらっしゃいますか?」
「もうすぐお越しになるわよ~」
それから数分後であった。
純白のタキシード姿の新郎さんが部屋に入った。
新郎さんの顔は、韓流スターのグォン・サンウさん似の男前《イケメン》であった。
新郎さんは、花嫁さんのもとに行ったあと優しく声をかけた。
「(花嫁さん)。」
「(新郎さん)。」
「おまたせ~」
「待ってたわ~」
ラブラブモードのおふたりは、シアワセイッパイ夢イッパイであった。
いいな~
うらやましいな~
それから60分後であった。
豪邸のガーデンでウェディングパーティがひらかれた。
テーブルに座っている人たちは、イナさんのダンナさんの実家《いえ》の親類《みなさま》がたたちとおふたりの共通の友人知人たちが中心であった。
私は、バーベキューパーティを始める準備をしていた。
A・Bの2班のメンバーたちは、特大広間で待機していた。
待機中もお仕事をつづけた。
風香《フー》ちゃんは、キッチンでバーベキューの食材を調理するお仕事をしていた。
パーティ開始から30分後にバーベキューパーティが始まった。
バーベキューコンロの前に立っている私は、ひとことも言わずにバーベキューを調理していた。
特大広間は、ガーデンのすぐ後ろにあった。
マァマは、心配げな表情で私を見つめていた。
出席者のみなさま方は、バーベキューを食べながら楽しくお話をしていた。
パーティは、夕方4時頃までつづいた。
時は、深夜11時頃であった。
またところ変わって、ロッテホテルワールド(5つ星ホテル)にあるキッチン付きの豪華スイートルームにて…
私は、執務室でお仕事をしていた。
A・Bの2班のメンバーたちは、各部屋で身体を休めていた。
私がいるスイートルームの執務室にて…
(コンコン…)
執務室のドアをノックする音が聞こえたあとマァマの声が聞こえた。
「よーくん、一緒にお茶をのもうね~」
「うん。」
またところ変わって、100人分が入ることができる特大広間にて…
特大広間のテーブルに私とマァマと風香《フー》ちゃんがいた。
テーブルの真ん中にトゥラン(もち菓子)が盛られている大皿が置かれていた。
風香《フー》ちゃんは、お茶をいれる準備をしていた。
私は、きょうひらかれた結婚パーティのことについてマァマにたずねた。
「マァマ。」
「なあに、よーくん?」
「イナさんのダンナさんのメイゴさんのダンナさんは、どんな人かな?」
マァマは、手にとったトゥランをちぎりながら私に言うた。
「姐《ねえ》さんのメイゴちゃん…ハナちゃんのいとこちゃんにあたる娘《こ》の結婚相手《おあいて》さんは…年が明けたら…兵役につく予定よ。」
「兵役につく予定…」
「そうよ…よーくんは分かるよね…韓国《このくに》の男子は、20歳になったら兵役につく義務がある…と言うことを…」
マァマは、半分にちぎったトゥランを口にゆっくりと入れたあともぐもぐとかんで食べた。
その間に、風香《フー》ちゃんは石鎚黒茶が入っている砥部焼きの湯のみをゆっくりと手渡した。
マァマは、石鎚黒茶をひとくちのんでから私に言うた。
「(新郎さん)は、28だったわね…」
「まだ、兵役についていなかったのかな?」
「そうよ…(新郎さん)は…大学院生だったのよ。」
「大学院生…」
「うん。」
マァマは、石鎚黒茶をひとくちのんでから私に言うた。
「(新郎さん)は、大学院で取り組んでいた研究が認められて表彰されたのよ…大学院を終了したあとは…ボストンにある大学院へ留学する予定だったのよ…だけど、実家のご両親から兵役がまだであることを理由に止めたのよ…遅くても30歳までには兵役につくことと言う決まり事があるので…」
「兵役につくことになった…」
「そうよ。」
私は、お茶をひとくちのんでからマァマに言うた。
「その間、おふたりは離れ離れになるのだね。」
「そうよ…離れ離れになる前に、挙式披露宴を挙げたのよ…」
「韓国《ここ》は、兵役の期間が2~3年だったよね。」
「うん、そうよ。」
私は、ひとテンポあけてからマァマに言うた。
「マァマ。」
「なあに?」
「イナさんは、なぜ私に花嫁さんを見せたかったのかな?」
「ああ…しあわせのおすそ分けよ…または…よーくんのお嫁さんは、(イナさんのダンナさんのメイゴさん)に似た女の子がいいかな…と思っていたのよ…よーくんのお嫁さんは、フランソワさんたちとマァマで選ぶことにかわりはないわよ。」
「マァマ。」
「あっ、よーくん…大皿に盛られているトゥランは、姐《ねえ》さん夫婦からのお礼よ。」
「うん。」
私は、大皿に盛られているトゥランを手にしたあとゆっくりと食べた。
風香《フー》ちゃんは、私とマァマの会話をじっと聞いていた。
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