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第12話・いとしのエリー
【心の水】
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話はそれから5分後であった。
A班のメンバーたちがいる楽屋にイナ姐《ねえ》はんとドナ姐《ねえ》はんが付き人の男たち5人と一緒に入った。
イナ姐《ねえ》はんとドナ姐《ねえ》はんは、私に声をかけた。
「よーくん~」
「イナ姐《ねえ》はん、ドナ姐《ねえ》はん。」
「よーくん、元気だった~」
「うん。」
このあと、イナ姐《ねえ》はんはゆきさんがしていたお仕事の一部の引き継ぎを行った。
これにより、イナ姐《ねえ》はんがイワマツグループのA班のメンバーに合流した。
ゆきさんが持っていたお仕事道具は、イナ姐《ねえ》はんに手渡された。
その後、イナ姐《ねえ》はんは私のもとにやって来た。
私は、イナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「イナ姐《ねえ》はん。」
「なあによーくん。」
「ハナちゃんは?」
「ハナは、結婚したわよ。」
「結婚?」
「うん。」
「相手《おあいて》は?」
「ヨスの水産会社の経営者の長男くんよ…ひらたくいえば、次期社長さんよね。」
「次期社長さん…」
「ハナは、次期社長夫人になるかな~」
「次期社長夫人…」
この時、順子《よりこ》さんが特大《ベンティ》サイズの水筒から黒のアルミのスタバのロゴ入りのマグカップにコーヒーを注いでいた。
その後、コーヒーが入っているマグカップをゆっくりと私に手渡した。
この時、イナ姐《ねえ》はんが優しい声で私に言うた。
「よーくん。」
「なあに?」
「よーくんにコーヒーを注いで下さったこは?」
「順子《よりこ》さん…だよ。」
「順子《よりこ》さんね。」
私は、イナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「順子《よりこ》さんは…好きな人がいるのだよ。」
「好きな人がいるのね…いいわね。」
「イナ姐《ねえ》はん。」
「よーくん、気になるのね。」
イナ姐《ねえ》はん…
違うのだよ…
私は、困った表情でつぶやいた。
イナ姐《ねえ》はんは、優しい声で私に言うた。
「ねえよーくん。」
「なあに?」
「よーくんがほしいお嫁さんは、どんなタイプの子かな?」
「えっ?」
「タレントさんで言うたら…どんなこが好みかな?」
「タレントさんで言うたら…って…」
「たとえば…カラとか少女時代とか…Bがつく歌のこ…ああBoA(ボア)だったわ…」
KーPOP(けいポップ)の女の子の名前を出されても困るよぅ~
私は、ものすごく困った表情でつぶやいた。
イナ姐《ねえ》はんは、優しい声で言うた。
「よーくん。」
「なあに?」
「よーくんは、どんな形の恋をしたいの?」
「どんな形って?」
「たとえば…ああ…あの人気ドラマは…ペ・ヨンジュンさんが出演していたドラマで…チュンチョンが舞台だった…」
近くにいたドナ姐《ねえ》はんが『冬のソナタよ。』と答えた。
イナ姐《ねえ》はんは『ああ、そうだったわね~』と言うたあと私に言うた。
「よーくんは…ラブロマンスのような恋がしたいのかな…それとも、ラブコメみたいな恋がしたいのかな~」
ドナ姐《ねえ》はんは、困った声でイナ姐《ねえ》はんに言うた。
「イナ姐《ねえ》ちゃん!!」
「なあにドナ。」
「なあにじゃないわよ!!よーくんを困らせないでよ!!」
「どうしたのよ~」
「よーくんのお嫁さんを選ぶ権限はB班のメンバーたちにあるのよ!!」
「どうしてよ…お嫁さんを選ぶ権利はよーくんにないと言うの?」
「よーくんのお嫁さんの条件は非常に厳しいのよ!!」
「分かってるわよ…」
「イナ姐《ねえ》ちゃん!!よーくんは2月以降は超多忙な日々がつづくのよ!!お見合いの日取りが決まったらジナ姐《ねえ》ちゃんがよーくんにお知らせするようになっているのよ!!超多忙な日々の中でお見合いのセッティングをするうちらの身にもなってよ!!」
「分かってるわよ~」
イナ姐《ねえ》はんとドナ姐《ねえ》はんは、ああでもないこうでもないと言うた。
深夜11時半頃であった。
私は、指定されたスタジオに入ったあと所定の席についた。
その10分後に、7人の出演者さまたちが入ったのでごあいさつをかわした。
収録開始5分前に司会者の男性シンガーソングライターさんと男性アナウンサーさんがスタジオに入った。
そして、2月1日の深夜0時の時報とともに48時間に及ぶ大量収録が始まった。
A班のメンバーたちがいる楽屋にイナ姐《ねえ》はんとドナ姐《ねえ》はんが付き人の男たち5人と一緒に入った。
イナ姐《ねえ》はんとドナ姐《ねえ》はんは、私に声をかけた。
「よーくん~」
「イナ姐《ねえ》はん、ドナ姐《ねえ》はん。」
「よーくん、元気だった~」
「うん。」
このあと、イナ姐《ねえ》はんはゆきさんがしていたお仕事の一部の引き継ぎを行った。
これにより、イナ姐《ねえ》はんがイワマツグループのA班のメンバーに合流した。
ゆきさんが持っていたお仕事道具は、イナ姐《ねえ》はんに手渡された。
その後、イナ姐《ねえ》はんは私のもとにやって来た。
私は、イナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「イナ姐《ねえ》はん。」
「なあによーくん。」
「ハナちゃんは?」
「ハナは、結婚したわよ。」
「結婚?」
「うん。」
「相手《おあいて》は?」
「ヨスの水産会社の経営者の長男くんよ…ひらたくいえば、次期社長さんよね。」
「次期社長さん…」
「ハナは、次期社長夫人になるかな~」
「次期社長夫人…」
この時、順子《よりこ》さんが特大《ベンティ》サイズの水筒から黒のアルミのスタバのロゴ入りのマグカップにコーヒーを注いでいた。
その後、コーヒーが入っているマグカップをゆっくりと私に手渡した。
この時、イナ姐《ねえ》はんが優しい声で私に言うた。
「よーくん。」
「なあに?」
「よーくんにコーヒーを注いで下さったこは?」
「順子《よりこ》さん…だよ。」
「順子《よりこ》さんね。」
私は、イナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「順子《よりこ》さんは…好きな人がいるのだよ。」
「好きな人がいるのね…いいわね。」
「イナ姐《ねえ》はん。」
「よーくん、気になるのね。」
イナ姐《ねえ》はん…
違うのだよ…
私は、困った表情でつぶやいた。
イナ姐《ねえ》はんは、優しい声で私に言うた。
「ねえよーくん。」
「なあに?」
「よーくんがほしいお嫁さんは、どんなタイプの子かな?」
「えっ?」
「タレントさんで言うたら…どんなこが好みかな?」
「タレントさんで言うたら…って…」
「たとえば…カラとか少女時代とか…Bがつく歌のこ…ああBoA(ボア)だったわ…」
KーPOP(けいポップ)の女の子の名前を出されても困るよぅ~
私は、ものすごく困った表情でつぶやいた。
イナ姐《ねえ》はんは、優しい声で言うた。
「よーくん。」
「なあに?」
「よーくんは、どんな形の恋をしたいの?」
「どんな形って?」
「たとえば…ああ…あの人気ドラマは…ペ・ヨンジュンさんが出演していたドラマで…チュンチョンが舞台だった…」
近くにいたドナ姐《ねえ》はんが『冬のソナタよ。』と答えた。
イナ姐《ねえ》はんは『ああ、そうだったわね~』と言うたあと私に言うた。
「よーくんは…ラブロマンスのような恋がしたいのかな…それとも、ラブコメみたいな恋がしたいのかな~」
ドナ姐《ねえ》はんは、困った声でイナ姐《ねえ》はんに言うた。
「イナ姐《ねえ》ちゃん!!」
「なあにドナ。」
「なあにじゃないわよ!!よーくんを困らせないでよ!!」
「どうしたのよ~」
「よーくんのお嫁さんを選ぶ権限はB班のメンバーたちにあるのよ!!」
「どうしてよ…お嫁さんを選ぶ権利はよーくんにないと言うの?」
「よーくんのお嫁さんの条件は非常に厳しいのよ!!」
「分かってるわよ…」
「イナ姐《ねえ》ちゃん!!よーくんは2月以降は超多忙な日々がつづくのよ!!お見合いの日取りが決まったらジナ姐《ねえ》ちゃんがよーくんにお知らせするようになっているのよ!!超多忙な日々の中でお見合いのセッティングをするうちらの身にもなってよ!!」
「分かってるわよ~」
イナ姐《ねえ》はんとドナ姐《ねえ》はんは、ああでもないこうでもないと言うた。
深夜11時半頃であった。
私は、指定されたスタジオに入ったあと所定の席についた。
その10分後に、7人の出演者さまたちが入ったのでごあいさつをかわした。
収録開始5分前に司会者の男性シンガーソングライターさんと男性アナウンサーさんがスタジオに入った。
そして、2月1日の深夜0時の時報とともに48時間に及ぶ大量収録が始まった。
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