乳房星(たらちねぼし)

佐伯達男

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第15話・赤いスイトピー

【赤いスイトピー】

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話は、7月23日頃のことであった。

この日、私・イワマツたちは、ポムじいさんからの頼みを受けて、ポルトガルへ行った。

ポムじいさんの三男さんから八男さんまでの夫婦6組に持たせるワイナリー農園を買いに行くためにポルトガル北部へ向かう予定である。

買い漁るワイナリー農園は、北部地方のミランデーラ・ヴィーニョ・ヴェルデとアヴェイロ・ヴィーニョ・ド・ポルトとヴィラ・レアル・ドゥロとヴィセク・ダオンの4ヶ所である。

7月23日から25日までの間にワイナリー農園6カ所を購入して、7月29日まで運営ができるように法的な手続きを取ることなどに取り組む予定である。

午前11時頃に、私たちが乗っている専用機がポルトの空港に到着した。

到着後、私たちはロビーでポムじいさんの三男さんから八男さん夫婦6組と合流した。

合流後、空港からダブルデッカーのバスに乗ってポルト市内へ向かう。

ポルトは人口23万人…

愛媛県で言うと、西条市と新居浜市に近い都市…

ポルトガル第2の都市で、商工業が盛んな港町である。

夕方5時半過ぎに、バスは五ツ星ホテル『シェラトンポルト』に到着した。

この日は、ゆっくりと体を休めて翌日に備えることにした。

私たちは、翌日の早朝から活動を始めた。

7月24日から29日までの間に、買い漁りからワイナリーの整備・諸々の手続きなどをして、三男さんから八男さん夫婦6組がすぐに運営を開始できるように準備を進めた。

予定は7月29日までとなっていたが、他にも取らなければならない手続きがあったので、少し時間がかかった。

すべてが完了したのは、7月30日の午後3時過ぎであった。

長男さんと次男さん夫婦2組が持つワイナリー農園は、もしもの時をコウリョして、フランス国内の2ヶ所を購入して、運営の手続き等をとる予定である。

8月1日の朝のことであった。

大番頭はんから『サーシャさんが買ってほしい場所がある…』と言う伝言を預かっていたので、ポーランドとチェコスロヴァキアへ向かうことにした。

現地に到着後、現地にある零細工場の建物を購入して、法的な手続き等をとる予定である。

零細工場は、クリスタルママのコスメティックとブライダルの部門の製造施設として使う予定である。

翌日午後4時過ぎに、私たちが乗っている専用機がワルシャワの空港に到着した。

専用機から降りた私たちは、到着ロビーで待機していたニーナさんとジュリさんと合流した。

合流後、私たちは特大バスに乗って、現地へ向かった。

購入する零細工場は、ポーランドとチェコスロヴァキアの10の地域にある建物である。

建物は、いずれも老朽化していたので1から解体して作り直すことにした。

現地に到着後、早速建築工事や事務所にする場所を借りるための賃貸契約などの手続きを取った。

数日かけて、対象の建物を購入したあと、オフィスビルと建物ができるまでの仮の事務所として使う部屋の賃貸契約などの手続きを取るなどして、準備を整えた。

零細工場の建物は、2004年5月1日から製品製造と研究施設として稼働できるように大胆リフォームをすることにした。

ポーランドにジュリさんが、チェコスロヴァキアにニーナさんがいる形で事業を始めることが決まった。

8月22日に、ポーランドとチェコスロヴァキアでの仕事を終えた。

あとのことについては、ゆかさんとケントさんの奧さまとシャノンさんに交代をして、雇用のことや住まいの確保などの段取りを整えることにした。

8月23日の午前11時過ぎに、ポーランドとチェコスロヴァキアでの諸々の手続きが完了した。

私たちは、ダブルデッカーのバスに乗ってプラハの国際空港へ向かった。

他にも、スタッフさんを雇い入れる際に必要な保険や共済や年金関連の手続き、風俗店を営業する際に必要な許可の届け出の申請、通信カラオケ機器を設置する際に必要なジャスラックへの申請、防疫対策など…

やらなければならない仕事は山のようにある。

そんな中で、サーシャさんの一家はプレタポルテとコスメの部門で、ポムじいさんはワイナリーを中心とした食の部門で活動をつづけていた。

ゆみさんは、『ラビスコ』のライセンス取得や『デリシャン』株の取得などの取得交渉をつづけていたが、完了時期は未定であった。
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