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第24話・傷だらけの人生
【別れの一本杉】
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時は、日本時間10月4日の深夜0時30分頃であった。
私・イワマツは、雲の上にいた。
A班のメンバーたちが乗っている専用機は、10月3日朝9時頃に福岡空港を出発したあと、東シナ海からインドシナ半島を通ってインド洋へ抜けるルートに変更して最終目的地へ向かった。
この時間、専用機はマラッカ海峡を通ってインド洋へ出た。
専用機に乗っているA班のメンバーたちは、リクライニングシートにもたれて眠っている。
私は、ネットウォークマンで歌を聴きながら窓に写る真夜中の海をみつめていた。
イヤホンから、ネットでダウンロードした歌が流れていた。
今、私が聴いている歌は、氷川きよしさんのカバーで春日八郎さんが歌っていた『別れの一本杉』である。
私は、なにも言わずに窓に写る風景をながめていた。
さて、その頃であった。
カラオケパーティーを終えたけんちゃんたちは、帰宅途中であった。
あびるように酒をのみまくったけんちゃんは、かーくんとりゅうくんに両肩を抱き抱えられた状態で帰宅していた。
けんちゃんは『オレはまだのみたい…』と言うてワガママこねよる…
かーくんとりゅうくんは、けんちゃんに『ワガママ言うな!!』と怒った。
場所は、旭町側の一方通行始まりの交差点から二つ目の四つ角にて…
けんちゃんは、かーくんとりゅうくんに『ガールズバーへ行きたいけん、右へ行かせろ!!』と要求した。
かーくんとりゅうくんは、けんちゃんを連れて松本町のマルナカ(スーパーマーケット)へ向かう方向へ向けて歩かせた。
この時、けんちゃんは次々とトラブルを起こした。
けんちゃんは、その近くにある花屋さんを自分の家だと言うて大声をあげた。
「おーい、帰ったぞぉ~」
「コラ!!違うやないかぇ!!」
「るせー!!オレの家はここや…ヒョーサツがみえんのかボケ!!」
「コラ!!行くぞ!!」
「るせー!!…なんやねん…」
(ガラガラガシャーン!!)
けんちゃんは、花屋さんの出入り口付近にある植木鉢のたなを壊してもうた。
「コラ!!なんしよんぞ!!」
「るせー!!」
「るせーはオドレや!!」
「すみません…」
このあと、けんちゃんはななめ向かいの家の敷地に勝手に入った。
そして、玄関のドアを激しくたたいた。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おーい、帰ったぞぉ~」
「コラ!!なんしよんぞ!!」
「オレの家はここや!!」
「ウソつけ!!」
「コラ!!行くぞ!!」
「離せ!!」
「すみません…」
かーくんとりゅうくんは、けんちゃんを引っぱりだしたあと、再び歩き出した。
グデングデンによおとるけんちゃんは、家の近くにある電柱に抱きついて、ワケのわからへんことをいよった。
「ゆりこちゃん…ゆりこちゃん…」
「コラ!!なんしよんぞ!!」
「るせー!!ゆりこちゃんを抱きたいねん!!」
「アホなことすな!!」
「行くぞ!!」
「るせー!!田布施の家に帰りたくねえ!!」
「ワケのわからへんことを言うな!!」
「オレは布師田の家の主だ!!田布施の家のムコじゃねぇ!!」
「どっちかてえかろが!!」
「るせー!!」
「コラ!!」
「オンドレ、誰にコラいよんぞ!?」
「オメーにいよんや!!」
「コラ!!行くぞ!!」
3人は、信号機がある交差点の横断歩道を渡った、けんちゃんの家へ向かった。
しかし、その途中にある甘味やの店舗の入り口でけんちゃんが自分の家だと言うて戸を叩いた。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おーい、帰ったぞぉ~」
「コラ!!」
「やめんか!?」
「オレの家はここや!!」
「ゼンゼン違うわ!!」
「行くぞ!!」
やっとの想いで家に到着したのは、深夜2時半頃であった。
けんちゃんは、家の向かいの教会の門扉をこじ開けて敷地に勝手に入った。
「お~い、帰ったぞぉ~」
「コラ!!そこは教会や!!」
「オレの家はここや!!」
「なにいよんや!!」
「ワケのわからへんことを言うけんしゃーきまわしたろか!?」
「るせー!!」
「すみません…」
「コラ!!」
「るせー!!」
「オメーの家は、教会の向かいだろ!!」
「違うわ!!田布施はよその家だ!!」
「ほな、おにいのとこへ帰れや!!」
「おにいはマッチャマにおらん!!」
「ほんなら、ここやろが!!」
「あれはよその家だ!!」
「行くぞ!!」
「離せ!!」
けんちゃんは、かーくんとりゅうくんを押しのけたあと、教会のとなりにある駐車場に勝手に入った。
「コラ!!待たんかい!!」
「オレの家はここや!!」
「コラ!!」
かーくんとりゅうくんの制止を振り切ったけんちゃんは、駐車場に停めているキャンピングカーの戸を叩いた。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おーい、帰ったぞぉ~」
「コラ!!」
「オレの家だ!!」
「ドアホ!!それはキャンピングカーだろが!!」
「キャンピングカーがオレの家だ!!」
「アホなことすな!!」
「すみません…」
「コラ!!」
「離せ!!」
「待たんかい!!」
けんちゃんは、駐車場の中にある家のドアを激しく叩いた。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おーい、帰ったぞぉ~…あけえや!!」
「コラ!!なんしよんぞ!!」
「離せ!!」
「オンドレどついたろか!?」
「離せ!!」
「ここはよその家や!!」
「オレの家や!!」
「ほんなら、マッチャマへ帰れ!!」
「身よりいてへん!!」
「身よりいてへんオンドレを待っとる家族の顔を忘れたのか!?」
「忘れたわ!!」
「ウソつけ!!」
「オレは布師田賢也や!!オレのことを待っているのはゆりこちゃんや!!」
「オメー!!えかげんにせえよ!!」
「せやせや!!コラ!!」
「離せ!!」
おしあいへし合いの末に、かーくんとりゅうくんはけんちゃんを律世とふたりの子どもたちがいる家に引き寄せた。
「帰ったぞ!!」
「イヤや!!」
「ワガママこねんな!!」
「ヒョーサツが違うわ!!」
「ヒョーサツが違おうとなんであろうとかまんやろが!!」
「るせー!!」
この時、玄関のドアが開いた。
ドアの中から律世が出てきた。
「あの~」
「奥さま、けんちゃんを連れて帰りました。」
「すみません…」
「コラ!!オメーの帰りを待っていた嫁はんがおるぞ!!」
「コラ!!」
グデングデンによおとるけんちゃんは、律世に『酒もてこい!!』と叫んだ。
「コラ!!」
「るせー!!」
「えかげんにせえよ!!」
このあと、かーくんとりゅうくんはけんちゃんをだまらすためにボコボコにいて回した。
しかし、けんちゃんはなおもワケのわからへんことをいよった。
律世は、どうすることもできないのでおたついてばかりいた。
私・イワマツは、雲の上にいた。
A班のメンバーたちが乗っている専用機は、10月3日朝9時頃に福岡空港を出発したあと、東シナ海からインドシナ半島を通ってインド洋へ抜けるルートに変更して最終目的地へ向かった。
この時間、専用機はマラッカ海峡を通ってインド洋へ出た。
専用機に乗っているA班のメンバーたちは、リクライニングシートにもたれて眠っている。
私は、ネットウォークマンで歌を聴きながら窓に写る真夜中の海をみつめていた。
イヤホンから、ネットでダウンロードした歌が流れていた。
今、私が聴いている歌は、氷川きよしさんのカバーで春日八郎さんが歌っていた『別れの一本杉』である。
私は、なにも言わずに窓に写る風景をながめていた。
さて、その頃であった。
カラオケパーティーを終えたけんちゃんたちは、帰宅途中であった。
あびるように酒をのみまくったけんちゃんは、かーくんとりゅうくんに両肩を抱き抱えられた状態で帰宅していた。
けんちゃんは『オレはまだのみたい…』と言うてワガママこねよる…
かーくんとりゅうくんは、けんちゃんに『ワガママ言うな!!』と怒った。
場所は、旭町側の一方通行始まりの交差点から二つ目の四つ角にて…
けんちゃんは、かーくんとりゅうくんに『ガールズバーへ行きたいけん、右へ行かせろ!!』と要求した。
かーくんとりゅうくんは、けんちゃんを連れて松本町のマルナカ(スーパーマーケット)へ向かう方向へ向けて歩かせた。
この時、けんちゃんは次々とトラブルを起こした。
けんちゃんは、その近くにある花屋さんを自分の家だと言うて大声をあげた。
「おーい、帰ったぞぉ~」
「コラ!!違うやないかぇ!!」
「るせー!!オレの家はここや…ヒョーサツがみえんのかボケ!!」
「コラ!!行くぞ!!」
「るせー!!…なんやねん…」
(ガラガラガシャーン!!)
けんちゃんは、花屋さんの出入り口付近にある植木鉢のたなを壊してもうた。
「コラ!!なんしよんぞ!!」
「るせー!!」
「るせーはオドレや!!」
「すみません…」
このあと、けんちゃんはななめ向かいの家の敷地に勝手に入った。
そして、玄関のドアを激しくたたいた。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おーい、帰ったぞぉ~」
「コラ!!なんしよんぞ!!」
「オレの家はここや!!」
「ウソつけ!!」
「コラ!!行くぞ!!」
「離せ!!」
「すみません…」
かーくんとりゅうくんは、けんちゃんを引っぱりだしたあと、再び歩き出した。
グデングデンによおとるけんちゃんは、家の近くにある電柱に抱きついて、ワケのわからへんことをいよった。
「ゆりこちゃん…ゆりこちゃん…」
「コラ!!なんしよんぞ!!」
「るせー!!ゆりこちゃんを抱きたいねん!!」
「アホなことすな!!」
「行くぞ!!」
「るせー!!田布施の家に帰りたくねえ!!」
「ワケのわからへんことを言うな!!」
「オレは布師田の家の主だ!!田布施の家のムコじゃねぇ!!」
「どっちかてえかろが!!」
「るせー!!」
「コラ!!」
「オンドレ、誰にコラいよんぞ!?」
「オメーにいよんや!!」
「コラ!!行くぞ!!」
3人は、信号機がある交差点の横断歩道を渡った、けんちゃんの家へ向かった。
しかし、その途中にある甘味やの店舗の入り口でけんちゃんが自分の家だと言うて戸を叩いた。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おーい、帰ったぞぉ~」
「コラ!!」
「やめんか!?」
「オレの家はここや!!」
「ゼンゼン違うわ!!」
「行くぞ!!」
やっとの想いで家に到着したのは、深夜2時半頃であった。
けんちゃんは、家の向かいの教会の門扉をこじ開けて敷地に勝手に入った。
「お~い、帰ったぞぉ~」
「コラ!!そこは教会や!!」
「オレの家はここや!!」
「なにいよんや!!」
「ワケのわからへんことを言うけんしゃーきまわしたろか!?」
「るせー!!」
「すみません…」
「コラ!!」
「るせー!!」
「オメーの家は、教会の向かいだろ!!」
「違うわ!!田布施はよその家だ!!」
「ほな、おにいのとこへ帰れや!!」
「おにいはマッチャマにおらん!!」
「ほんなら、ここやろが!!」
「あれはよその家だ!!」
「行くぞ!!」
「離せ!!」
けんちゃんは、かーくんとりゅうくんを押しのけたあと、教会のとなりにある駐車場に勝手に入った。
「コラ!!待たんかい!!」
「オレの家はここや!!」
「コラ!!」
かーくんとりゅうくんの制止を振り切ったけんちゃんは、駐車場に停めているキャンピングカーの戸を叩いた。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おーい、帰ったぞぉ~」
「コラ!!」
「オレの家だ!!」
「ドアホ!!それはキャンピングカーだろが!!」
「キャンピングカーがオレの家だ!!」
「アホなことすな!!」
「すみません…」
「コラ!!」
「離せ!!」
「待たんかい!!」
けんちゃんは、駐車場の中にある家のドアを激しく叩いた。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おーい、帰ったぞぉ~…あけえや!!」
「コラ!!なんしよんぞ!!」
「離せ!!」
「オンドレどついたろか!?」
「離せ!!」
「ここはよその家や!!」
「オレの家や!!」
「ほんなら、マッチャマへ帰れ!!」
「身よりいてへん!!」
「身よりいてへんオンドレを待っとる家族の顔を忘れたのか!?」
「忘れたわ!!」
「ウソつけ!!」
「オレは布師田賢也や!!オレのことを待っているのはゆりこちゃんや!!」
「オメー!!えかげんにせえよ!!」
「せやせや!!コラ!!」
「離せ!!」
おしあいへし合いの末に、かーくんとりゅうくんはけんちゃんを律世とふたりの子どもたちがいる家に引き寄せた。
「帰ったぞ!!」
「イヤや!!」
「ワガママこねんな!!」
「ヒョーサツが違うわ!!」
「ヒョーサツが違おうとなんであろうとかまんやろが!!」
「るせー!!」
この時、玄関のドアが開いた。
ドアの中から律世が出てきた。
「あの~」
「奥さま、けんちゃんを連れて帰りました。」
「すみません…」
「コラ!!オメーの帰りを待っていた嫁はんがおるぞ!!」
「コラ!!」
グデングデンによおとるけんちゃんは、律世に『酒もてこい!!』と叫んだ。
「コラ!!」
「るせー!!」
「えかげんにせえよ!!」
このあと、かーくんとりゅうくんはけんちゃんをだまらすためにボコボコにいて回した。
しかし、けんちゃんはなおもワケのわからへんことをいよった。
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