乳房星(たらちねぼし)

佐伯達男

文字の大きさ
118 / 153
第24話・傷だらけの人生

【花はおそかった・その2】

しおりを挟む
10月5日と6日は帳簿の整理…

7日は、大手空調設備メーカーの人たちと一緒に空調設備を点検して感染防止対策ができているかなどの確認・メンテナンス作業…

8日は、オフィスビルの窓ふき清掃…

…と、休む間もなく活動を続けた。

10月9日朝10時頃、A班のメンバーたちは特大バスに乗ってドライブに出た。

バスは、次の予定地・アーンドラ州へ向かって走った。

目的地に到着する予定は、10月10日の朝7時過ぎである。

このあとも、メンバーたちは1日も休む間なく活動を続ける。

そんな中、日本でどーでもええもめ事が発生した。

ところ変わって、宍喰浦(徳島県海陽町)の竹ヶ島にて…

時は、10月9日夜9時半頃であった。

島の神社の境内にゆりことけんちゃんがいた。

ふたりは、10月5日から勝手に仕事を休んで職場にメーワクかけるなど生活態度が悪くなっていた。

ゆりこは、10月4日のお見合いバスツアーを勝手にボイコットして中止にさせた…

その翌日、勝手に仕事を休んだ…

10月7日頃、ゆりこは支店長と課長のデスクの引き出しから高価品を大量に盗んだ上に、数人の女性従業員さんたちから大量にカネを借り入れるなど…金銭感覚が極力悪化した。

けんちゃんは、ショッケンの工場の待遇面に強い不満があることを理由に勝手に仕事を休んでいた。

同時に、けんちゃんはゆりこにつきまとうようになった。

また同時に、けんちゃんは律世ばかりに暴力をふるうようになった。

またその上に、ふたりの子どもたちに『ドーキューセがどーのこーの…』とクドクド言う…子どもたちがハンロンしたら強烈な叫び声をあげてボロクソに言いまくる…

またまたその上に、心配になってたずねてきた人(ダイキで世話になった人)に律世や田布施の家の悪口をボロクソに言うて被害者ヅラする…

そのまたまたその上に『よーくんがゆりこちゃんを盗んだ!!』と騒ぎ立てたけん、どーしょーもないドアホになった…

ほやけん、ふたりがどないなろうと私はどーでもええわ…

話を戻す…

ゆりことけんちゃんは、神社の境内で話し合いをしていた。

しかし、けんちゃんが一方的にゆりこに愛を求めでも来たことが原因で話し合いがこじれた。

けんちゃんは、ゆりこにガバッと抱きついてキスしようとしたが、ゆりこは必死になって抵抗した。

「イヤ!!やめて!!やめて!!」

ゆりこが『やめて!!』といよんのに、けんちゃんは女々しい声でゆりこに『サイコンしてくれぇ~』と求めていた。

「(女々しい声で)ゆりこちゃん…ゆりこちゃん…」
「やめて!!離して!!」
「なんでイヤがるんだよぅ~」
「あんたがゆりこに無理やりキスしようとするからでしょ!!」
「オレはゆりこちゃんが好きなんだよぅ~」
「やめて!!」
「ゆりこちゃん~」
「嫁はんのもとへ戻ってよ!!」
「イヤや!!」
「戻ってよ!!」
「イヤや!!律世はオレに暴力をふるうようになった!!田布施の家のモンもオレに殴るけるの暴力をふるうようになった!!…(ダイキでお世話になった人)も律世の肩を持つようになった…子どもたちは親の想いにそむいてドーキューセと違うことしよる…ほやけん、律世と子どもたちをすてたるんや!!ショッケンの工場もやめたる!!」
「やめて!!ワケの分からんことばかり言うけんちゃんなんかキライ!!」
「ふざけんな!!」
「イヤ!!」

(ドサッ!!)

ゆりこは、けんちゃんに倒されたあと身体を押さえ付けられた。

「イヤ!!やめて!!」
「ふざけんな!!子どもたちは親の想いにそむくだけそむいた!!ドーキューセはクラブ活動でファイトファイト言いながら走りよる…ドーキューセは中間期末テストで学年イチになってまわりからソンケーされている…それなのに子どもたちはオレの想いにそむくだけそむいた!!」
「イヤアアアアアアアアア!!」

(ビリビリビリビリビリビリ!!)

ゆりこは、ワケの分からんことばかりいよるけんちゃんに着ていた白のブラウスを破られた。

破れたブラウスの中から、白の貝殻の形の細いストラップのブラジャーがあらわになった。

「なにワケの分からんこといよんよ!!やめて!!」

ゆりこは必死になって抵抗した。

しかし、けんちゃんはなおもワケの分からんことばかり言いながらゆりこを犯していた。

「律世も律世だ!!田布施の家のモンが『ホーデホーデホーデホーデホーデ!!』ばかり言うて、律世を過度に甘やかした!!ほやけん、暴力をふるう女になったんや!!」
「やめて!!」

ゆりこは、けんちゃんにネイビーのスカートを脱がされた。

脱がされたスカートの中から、ブラと同じ形のショーツがあらわになった。

「やめて!!」

(ドカッ!!)

ゆりこは、右足でけんちゃんをけとばしてはねのけたあとその場から逃げ出した。

ゆりこにけとばされたけんちゃんは、ゆりこを追いかけて行った。

(ドドーン!!)

ところ変わって、岸壁にて…

岸壁の向こう側の海は、大しけで10メートル超の高波が押し寄せていた。

(ゴーッ!!)

同時に、50ノット(風速25メートル)の暴風が沖合いで吹き荒れた。

その中で、けんちゃんは下着姿のゆりこを追いかけていた。

「ゆりこちゃん~」
「イヤアアアアアア!!」
「待ってよぅ~」

ダンガイゼッペキの少し手前で、ゆりこはけんちゃんにふたたびつかまった。

「ゆりこちゃん~」
「イヤ!!離して!!」
「なんで拒否するのだよぅ~」
「けんちゃんがワケの分からんこと言うからでしょ!!」
「オレは、ゆりこちゃんが好きなんだよぅ~」
「イヤ!!」
「なんでイヤなんや~」
「嫁はんのもとへ戻ってよ!!」
「オレは律世と子どもたちすてたんや~ひとりぼっちなんだよぅ~」
「ゆりこがイヤといよんのに、なんでシツヨウに求めるのよ!!」
「ゆりこちゃん~」
「離して!!離して!!イヤと言うたらイヤなのよ!!」
「ワアアアアアアアア!!」

(ドボーン!!)

ゆりことけんちゃんは、大しけの海に落ちて沈んだあと、どこかへ流されて行方不明になった。

このあと、沖合いで80ノット(風速40メートル・瞬間的に60メートル前後)の暴風が吹き荒れた。

(ゴロゴロ!!ドスーン!!ドザーッ!!)

同時に、雷を伴って1時間に80ミリの猛烈な雨が降り出した。

ダンガイゼッペキに13メートルの巨大な高波が打ち付けた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

秘書と社長の秘密

廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。 突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。 ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

処理中です...