絶望の始まり、そして・・・

渡辺赤城

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いざ、石垣基地へ

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10/11、出向当日になった。

グランドに班ごとに整列しているが大人しく整列するわけもなくザワザワしている。

すると台の上に校長が立つ。

そうすると騒がしかった生徒が一瞬で静かになった。

それを見た途端校長が喋り出した。

長々と演説した後は満足したかのように降りていった。

「千歳基地行きの輸送ヘリが来た!千歳基地班は2分で乗り込め!ダッシュ!」

急に体育部門の教官が怒鳴り散らした。

すると千歳基地班は石垣基地班の仲間と別れを言い走りだしたが自分に知り合いは居ないため自分にとっては砂煙が舞っただけだった。

「続けて石垣基地行きの輸送ヘリが来たから千歳と同じように2分で乗り込め!」

自分の行く方向の輸送ヘリが来たため周りと同じように走り出す。

「やっとだな。これから1ヶ月楽しくなりそうだ。」

笑いながら一が走り寄ってきた。

「とか言っても最前線だし突然奇襲を受けたりして」

話に割り込むように知恵も走り寄ってきた。

「流石にそんな事はないだろ。多分」

「おい!もうすぐ発進するぞ!走れ!」というような内容の怒声を教官が発してくる。

「あ、やっべ。走るぞ!」

そういい一が走り出す。

それに続いて俺と知恵も走り出した。

なんとか全員乗り込めた。

ここから3時間半の旅路だ。

昨日も周りが騒がしかったのもあって眠れて居らずすぐに意識が落ちた。

寝ていたこともありあっという間に石垣基地に着いた。

ヘリから降りると場の空気は良くなかった。

つい先ほどスクランブルから帰還した部隊が戻ってきたのだ。

それも聞いた話によると最近連続でスクランブルしてるらしく疲労と精神的ストレスで埋め尽くされていた。

「前だけを見ろ。付いてこい。」

教官がそういうと生徒はみんな歩きだした。

「ここが今日から1ヶ月貴様等が生活する寮だ!部屋割りは入り口に貼ってあるからそれを見て判断するように。」

部屋割りを確認すると二人一つの部屋を共同で使用するようだった。

しかし男子が奇数だったため自分は一人部屋となった。

「お前一人部屋か。羨ましいな~」

「これで良かったと思うけどな。二人部屋とか嫌な予感しかしないし。」

「まぁ、お前仲いい奴少ないもんな。確かにお前からすれば二人部屋の方がイヤか。」

「まぁな。お前ほど多くないよ。」

「誉めても何も出ないぜ。まぁ遊びに行くよ。それじゃ行くわ!」

そういい一は同じ部屋の奴と一緒に入り口をくぐって行った。

こういう時いつも知恵がうるさく話しかけてくるが男女別な為近くには居なかった。

別名あるまで待機との事なので部屋に着いてからやることもなく寝た。

それからいつもと同じような訓練や前線で戦っている兵士の話を聞きあっという間に一週間が経った。

二週間目は以前自分達で決めたカリキュラム通りに動くことになっている。

自分は最新の機動歩行機の見学や操縦を主とするカリキュラムになっている。

自分にとって一番楽しみなハズだった・・・。

あんな事にさえならなければ・・・。

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