24 / 30
1章 迷宮攻略はじめます
23. 元執事、決着をつける
しおりを挟む
「ギャオォォォォォォォォォオ!」
「くら、え!!」
大量の魔法を投げつける。
だが……
「その漆黒の靄はなんだよまじで……」
漆黒の靄が大抵の魔法を呑み込んでしまうのだ。大量に魔力を込めたものであれば靄が威力を吸い取ってもそのまま着弾していたりもするのだが、威力が弱いために赤竜の鱗に弾かれる。
「とりあえず最大限の威力の魔法を出すしかないけど、そんなのポンポン放てないし……久しぶりに剣を使うか」
アイテムボックスから愛剣を取り出す。
「セイバ、頼んだぞ……!」
特に何か特徴があるでもない、細身の剣。だが、思い入れのある剣だ。
上から迫って来る巨大な手を避けて赤竜めがけてジャンプする。
「はぁぁあ!」
「ギャッ!」
目に向かって思いっきり突き刺す。
すると、漆黒の靄が俺を包もうと迫ってくる。悪い予感がして飛び退くと……
「っ!?」
少しだけ靄に触れたスーツの裾がボロボロになった。
「なんであろうと靄に触れちゃいけないのか」
赤竜にまとわりついている靄にも触ってはいけないとなると相当難しくなる。
近づくことさえままならないからだ。
「厄介だな。しかもこうして戦っている間にも魔物は増えていっているし……っと」
突進してきた魔物を切り捨てる。すでに空間いっぱいにいて、リリアナとハクが応戦していても明らかに追いついていなかった。
リリアナの表情は苦しそうだし、ハクもあちこちに傷を負っている。
「早めに片付けないと魔物で窒息死しそうだな」
呟くと魔法式を展開する。
「〈武器強化〉〈守護〉〈氷剣〉……」
とにかく大量にセイバに魔法を付与する。あの靄を切り裂いていかなけれならないのだ。魔力を出し惜しみしている暇はなかった。
「こんなところか」
俺が大量に魔法を付与したセイバは白銀に輝いていた。
「だが大してもたないだろうな」
目を伏せる。この剣は使用人養成学校を卒業する時に師匠にもらった飾りの剣。
『執事は主人を守る盾です』
「あの時は護衛じゃないというのにと不思議に思ったな……」
だが、今ならその言葉の意味がわかる。執事の仕事はその言葉と態度を持って主人の仕事を補佐し、品格と尊厳を守る盾であると。そしてその言葉の意味をわからせるために剣を送ったのだと。
だからこれは飾りの剣なのだ。でも飾りの剣でも扱えなければならない、主人を守るために。
師匠の言葉を思い出したからだろうか、自然に背筋が伸びる。
「今の俺は執事じゃない。だが、守りたいものはある!」
白銀に輝くセイバを持って走る。赤竜に向かってまっすぐと。
「〈風爆〉〈凍結〉」
走りながら魔法を展開し、起動。靄を風で飛ばし凍らせる。
パラパラパラ。
黒い結晶が降り注ぐ。その中を走り抜け心臓に向かう。
「くっ……」
だが次から次へと発生する靄が俺の体を蝕む。
だが、俺は足を止めなかった。そんな俺の姿を見て赤竜が炎を吐く。
「グワァァァァァァァァア!!!」
「はぁ!」
剣で炎を切り裂く。
ドゴォン!
俺の背後で炎が爆発した。
「二人とも無事でいてくれよ……!」
振り返らない。二人なら大丈夫だと信じているから。
俺が止まらないことに危機感を持ったのが、赤竜が翼を羽ばたかせて暴れる。
「ギュアァァァァァァァア!!!!」
「〈硬化〉〈爆破〉〈雷撃〉」
立て続けに魔法を放つ。距離が近くなっただろうか、魔法が着弾し始めた。
だが、俺の体の腐食も進んでいく。だいぶ動きが鈍くなっている感覚。
「これくらいっ……!」
ふっと笑う。早く浄化の魔法を使うべきだろう。だがあれは戦闘中に使うには難しいくらい集中がいる。
「その前に倒してしまえばいいだけだ」
硬化の魔法が当たったところから赤竜の動きが鈍くなっていく。そして……
「届け—————————!」
床を蹴り心臓に向かって跳ぶ。赤く光る心臓、その一点に切っ先を向ける。
突き刺すと同時に魔法を展開した。
「〈終焉の氷華〉」
「ギャアァァァァァァァァァァア!!!!!」
空間を震わせるほどの絶叫。
パキパキパキ。
セイバを中心に赤竜が凍りつく。綺麗な氷華が広がり赤竜が動きを止める。
そして……
「〈爆破〉」
ドゴォンンンンンンンン!!!!!!!1
大きな音を立てて凍りついた赤竜が爆発した。同時にすべての魔物が一瞬で消え去る。
終わったのだ。俺たちの戦いが。迷宮の攻略が。
「何が……」
「ワゥン」
リリアナとハクの声が聞こえてきた。無事だったことに安堵しながら振り向く。
「赤竜を倒したからだろう」
「倒した、の……?」
「あぁ、倒した」
リリアナの呆然とした声に俺は笑みを浮かべ頷く。
「ワンワン!」
ハクガ駆け寄ってくる。
「ハク、無事でよかった。頑張ったな」
「ワンッ!」
撫でると尻尾を振って喜ぶ。そんなハクの様子に自然と笑みが浮かんだ。
「さて、この迷宮を浄化しないとな」
「浄化?」
俺の言葉にリリアナが首をかしげる。
「あぁ、赤竜を倒したことで漆黒の靄は消えて魔物も消えたが、この迷宮全体で魔物が増えていたと言うことは迷宮全体が靄に侵されていたということだろう。浄化しないとまた同じことが起きかねない」
「なるほどね。でもこの迷宮全体なんて……」
「大丈夫だ」
俺は目を閉じ集中する。ここまで大規模に使うのは初めてだが今の俺ならできる。その自信があった。
含有魔力量は最大に設定。魔法式展開。
「はっ……」
巨大な魔法式が今いる空間を超え広がっていく。その様子にリリアナが息を呑んだ。
「〈全範囲浄化〉」
俺の言葉とともに魔法式が強い光を放つ。そして……
「綺麗……」
空間全体に光が降り注いだ。きっと俺たちが見えないところでも同じことが起こっているだろう。
俺たちは戦闘の終わりとは思えない幻想的な様子にただただ魅入ったのだった。
「くら、え!!」
大量の魔法を投げつける。
だが……
「その漆黒の靄はなんだよまじで……」
漆黒の靄が大抵の魔法を呑み込んでしまうのだ。大量に魔力を込めたものであれば靄が威力を吸い取ってもそのまま着弾していたりもするのだが、威力が弱いために赤竜の鱗に弾かれる。
「とりあえず最大限の威力の魔法を出すしかないけど、そんなのポンポン放てないし……久しぶりに剣を使うか」
アイテムボックスから愛剣を取り出す。
「セイバ、頼んだぞ……!」
特に何か特徴があるでもない、細身の剣。だが、思い入れのある剣だ。
上から迫って来る巨大な手を避けて赤竜めがけてジャンプする。
「はぁぁあ!」
「ギャッ!」
目に向かって思いっきり突き刺す。
すると、漆黒の靄が俺を包もうと迫ってくる。悪い予感がして飛び退くと……
「っ!?」
少しだけ靄に触れたスーツの裾がボロボロになった。
「なんであろうと靄に触れちゃいけないのか」
赤竜にまとわりついている靄にも触ってはいけないとなると相当難しくなる。
近づくことさえままならないからだ。
「厄介だな。しかもこうして戦っている間にも魔物は増えていっているし……っと」
突進してきた魔物を切り捨てる。すでに空間いっぱいにいて、リリアナとハクが応戦していても明らかに追いついていなかった。
リリアナの表情は苦しそうだし、ハクもあちこちに傷を負っている。
「早めに片付けないと魔物で窒息死しそうだな」
呟くと魔法式を展開する。
「〈武器強化〉〈守護〉〈氷剣〉……」
とにかく大量にセイバに魔法を付与する。あの靄を切り裂いていかなけれならないのだ。魔力を出し惜しみしている暇はなかった。
「こんなところか」
俺が大量に魔法を付与したセイバは白銀に輝いていた。
「だが大してもたないだろうな」
目を伏せる。この剣は使用人養成学校を卒業する時に師匠にもらった飾りの剣。
『執事は主人を守る盾です』
「あの時は護衛じゃないというのにと不思議に思ったな……」
だが、今ならその言葉の意味がわかる。執事の仕事はその言葉と態度を持って主人の仕事を補佐し、品格と尊厳を守る盾であると。そしてその言葉の意味をわからせるために剣を送ったのだと。
だからこれは飾りの剣なのだ。でも飾りの剣でも扱えなければならない、主人を守るために。
師匠の言葉を思い出したからだろうか、自然に背筋が伸びる。
「今の俺は執事じゃない。だが、守りたいものはある!」
白銀に輝くセイバを持って走る。赤竜に向かってまっすぐと。
「〈風爆〉〈凍結〉」
走りながら魔法を展開し、起動。靄を風で飛ばし凍らせる。
パラパラパラ。
黒い結晶が降り注ぐ。その中を走り抜け心臓に向かう。
「くっ……」
だが次から次へと発生する靄が俺の体を蝕む。
だが、俺は足を止めなかった。そんな俺の姿を見て赤竜が炎を吐く。
「グワァァァァァァァァア!!!」
「はぁ!」
剣で炎を切り裂く。
ドゴォン!
俺の背後で炎が爆発した。
「二人とも無事でいてくれよ……!」
振り返らない。二人なら大丈夫だと信じているから。
俺が止まらないことに危機感を持ったのが、赤竜が翼を羽ばたかせて暴れる。
「ギュアァァァァァァァア!!!!」
「〈硬化〉〈爆破〉〈雷撃〉」
立て続けに魔法を放つ。距離が近くなっただろうか、魔法が着弾し始めた。
だが、俺の体の腐食も進んでいく。だいぶ動きが鈍くなっている感覚。
「これくらいっ……!」
ふっと笑う。早く浄化の魔法を使うべきだろう。だがあれは戦闘中に使うには難しいくらい集中がいる。
「その前に倒してしまえばいいだけだ」
硬化の魔法が当たったところから赤竜の動きが鈍くなっていく。そして……
「届け—————————!」
床を蹴り心臓に向かって跳ぶ。赤く光る心臓、その一点に切っ先を向ける。
突き刺すと同時に魔法を展開した。
「〈終焉の氷華〉」
「ギャアァァァァァァァァァァア!!!!!」
空間を震わせるほどの絶叫。
パキパキパキ。
セイバを中心に赤竜が凍りつく。綺麗な氷華が広がり赤竜が動きを止める。
そして……
「〈爆破〉」
ドゴォンンンンンンンン!!!!!!!1
大きな音を立てて凍りついた赤竜が爆発した。同時にすべての魔物が一瞬で消え去る。
終わったのだ。俺たちの戦いが。迷宮の攻略が。
「何が……」
「ワゥン」
リリアナとハクの声が聞こえてきた。無事だったことに安堵しながら振り向く。
「赤竜を倒したからだろう」
「倒した、の……?」
「あぁ、倒した」
リリアナの呆然とした声に俺は笑みを浮かべ頷く。
「ワンワン!」
ハクガ駆け寄ってくる。
「ハク、無事でよかった。頑張ったな」
「ワンッ!」
撫でると尻尾を振って喜ぶ。そんなハクの様子に自然と笑みが浮かんだ。
「さて、この迷宮を浄化しないとな」
「浄化?」
俺の言葉にリリアナが首をかしげる。
「あぁ、赤竜を倒したことで漆黒の靄は消えて魔物も消えたが、この迷宮全体で魔物が増えていたと言うことは迷宮全体が靄に侵されていたということだろう。浄化しないとまた同じことが起きかねない」
「なるほどね。でもこの迷宮全体なんて……」
「大丈夫だ」
俺は目を閉じ集中する。ここまで大規模に使うのは初めてだが今の俺ならできる。その自信があった。
含有魔力量は最大に設定。魔法式展開。
「はっ……」
巨大な魔法式が今いる空間を超え広がっていく。その様子にリリアナが息を呑んだ。
「〈全範囲浄化〉」
俺の言葉とともに魔法式が強い光を放つ。そして……
「綺麗……」
空間全体に光が降り注いだ。きっと俺たちが見えないところでも同じことが起こっているだろう。
俺たちは戦闘の終わりとは思えない幻想的な様子にただただ魅入ったのだった。
11
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる