魔法王女に転生した私は必ず勝ちますわ!

矢野 零時

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32進撃

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 シルビアが、大型投石器の設置場所に魔法袋から現れると、先にきた老剣士ロビンが待っていたのだ。
「この度も、シルビアさまの護衛役をさせていただきますぞ」と言って剣の柄に手をかけていた。いつもなら、喜んでその申し出を受け入れていただろう。だが、いまは自分よりも、守ってもらいたい物があったのだ。
「ロビン、お願いがあるの」
「なんでござるかな?」
「私がここにきたのは、リカード皇子さまの目を治す薬草、紫石花を手に入れるためです」
「分かっておりますぞ」
「いま、ここでオラタル国と戦争を始めることになります。そうなると、大切な紫石花を戦争の中で無くしてしまうかもしれない。それは困るのよ。だから、それをロビンに守ってもらいたいの」
「分かりました。それはどこにあるのですかな?」
 すぐにシルビアはロビンを泉池公園に連れていった。泉そばの岩の上に咲く紫石花を見たロビンはゆっくりとうなずいていた。
「確かに、お引き受けいたしましたぞ」
「ここには、敵の警護兵士がいるのよ。彼らに気付かれないようにお願いをするわ」
 シルビアがそう言うと、ロビンは静かに笑い街に住む老人のようにベンチのひとつに腰をおろしていた。そんな姿にシルビアも笑顔になり、そこを後にした。

 その後、シルビアは城の北側に行く道を歩いて、神殿の見える位置におかれた大型投石器にむかった。
 すでに、投石機は組み立て終っていた。その姿は、尾を高くあげて腹ばいになって頭を大地につけているライオンを思わせた。ライオンの頭の中には、幾重にもかぶせた麻あみの中に人の頭ほどの大きさの岩が三十個入っていたのだ。腹には支点となる三角形の固い木の台座が作られ、尾はスプーン状の板だったのだ。その上部には大石を載せれるようになっていて、その先端には穴が開いていて、太い綱がつけられていた。綱は長いロープになっていて、三十人の男たちがロープを引くことができるようになっていたのだ。「せの、せの」と声をあげて男たちが綱をひくとライオンの頭は空を見あげ出し、尾がさがってくる。尾のスプーンの上に、別の花火師たちが大石がおいていた。
 シルビアの顔を見ると、花火師ゼルトが声をかけた。
「王女さま、用意はすでにできておりますぞ」
 シルビアはうなずいた。ゼルトが手をあげると、そばにいた若い花火師は手に持っていた旗を北側にむかってふっていた。すると、そこに煙が立ち昇った。烽火だ。そこにいた花火師たちが将軍といる兵士たちに城に向かって進撃を進めるように合図を送ったのだ。
 
 これで将軍が連れた兵士たちがオラタル国の兵士たちにむかえば、神殿の方にある大型投石器に注意をむけられることはない。敵に気づかれずに大型投石器を使ってクリスタルの塔へ大石を飛ばすことができる。すぐに人々は綱をひいていた手をはなした。ライオンの頭は地面に音をたてて落ちていき、スプーンの先ははねあがった。スプーンにのせられた大石は空を飛んでいき、間違いなくクリスタルの上に落ちていったのだ。大きな音をたてて、クリスタルは傾きひびが入っていた。
「割れたわ」
 シルビアは、すぐに剣をかかげて、神殿にむかって火の魔法を念じてみた。だが剣先に炎はできない。
「まだ、光結晶石は壊れてはいないわ」
 ゼルドは火薬師たちにもう一度ロープを引かせ、新たに大石をスプーンの先にのせた。そして、ロープをはなすと、大石は再び空を飛んでいった。

 その頃、将軍の率いる兵士たちは兵舎にむかって弓で矢を飛ばしていた。飛ばされた矢はまるで、風に吹かれて流れる雨のようだった。だが、敵兵たちは大きな盾を並べて、矢をふせぎ出したのだ。矢の威力を高めるためには、さらに近づくしかない。すると、敵兵も矢を放ってきた。お互いに放つ矢が空を行き来し飛び交い続けた。
 だが、矢を当たったダランガ国の兵士たちが次々と倒れ出したのだ。鎧を着ているので、矢にあたっても、矢の先が体にふれるだけのはずであった。それなのに、ダランガ国の兵士たちは倒れていく。
「わかったぞ。奴らの矢先には毒が塗られているのだ」
 将軍は大声をあげた。すぐに副将軍は「矢をうけないように、盾を自分の前にたてろ」と叫んでいた。その声を聞いて、兵士たちは矢を放つよりも、まず身を守るため盾をたてることに専念を始めた。敵の矢は幾本もダランガ国の兵士の盾にうちこまれていく。隙を見ては、ダランガ国の兵士たちも矢を放ってはいたのだ。
 やがて互いに矢がなくなりだすと、敵兵たちは槍を手に、ダランガ国の兵士たちに向かってきた。こちらは剣を手に、迎え撃つことになった。

 残っている兵の数は敵兵の方が多かった。負け戦の状況だったのだ。将軍は必死に戦線を立て直そうと、大声をあげていた。突然、敵兵は引き上げだした。彼らの動きをみると、引き上げていった兵士たちは列をなして、城の北側に向かい出していたのだ。
「まずいぞ。まずい」と将軍は大声をあげた。
 敵兵を大型投石器にむかわせないために、兵士を城の西側を攻めさせていたのだが、それが意味のないことになってしまうからだ。
「奴らを北にむかわせるな」
 将軍は腰にさげてきた剣をぬき、先にたって北に向かう敵兵を追い出した。ダランガ国の兵士たちは「おう」、「逃すものか」という声をあげて、将軍の後に続いた。

 大型投石器のそばにいたシルビアは、南の方からやってくる敵兵を見て、顔色を変えていた。まだ、光晶石を破壊していなかったからだ。花火師ゼルトは五発目の大石を飛ばすように、片手をあげて「飛ばせ」と声をあげた。この大石が用意していた最後の物だったのだ。これで光晶石を破壊できなければ、この作戦は失敗だと言えた。大石は飛んでいき、すでに壊れた塔の中に吸い込まれていった。大爆発が起こった。それは大石が光晶石にあたり、木っ端みじんにした証だった。
 すぐにシルビアは剣を神殿へにむかう通路にむけて、火の魔法を念じた。すると、剣先から赤い炎が噴き出し、それが火柱となって帯のように伸びていった。赤い帯は、神殿の両脇にたっていた警護兵士たちを一瞬のうちに、消し去っていたのだ。
「王女さま、力を取り戻しましたな」と、ゼルトは明るい声を出していた。
 こちらに向かって北から来ていた敵兵たちも、ばたばたと倒れ出していた。それはダランガ国の兵士たちと一緒に行動していた魔法師たちが使う魔法によって倒されたからだった。

「シルビアさま、まいりますか」
 ロダンに声をかけられ、シルビアはうなずき、ロダンとトムを連れて神殿に向かって歩き出した。三人は、上向きの道路を登り出した。警護兵士たちの遺体から焼け焦げた臭いがしてくる。
 ついに、クリスタルのあった場所にやってきた。塔を作っていた硬質ガラスや木っ端みじんにくだけた光晶石の破片が足元にちらばって光り、ガラスの世界にいる錯覚をおぼえさせていた。
 すぐに、残っていた敵兵たちが現れたのだ。彼らを倒さないと、王宮にいくことができない。
「じゃまをしないで、どきなさい」
 シルビアが大声をあげても、ひきさがらず兵士たちが襲ってくる。だが、彼らは取るに足らない存在になってしまっている。シルビアは左手をあげて、雷を作り電気を流してやった。彼らは細かく震えながら、倒れていった。

 神殿から王宮にむかって、血管のような金属でできた管が作られていた。この管を通して、光晶石から得た力の一部で夜間の灯りに使い、食事などの燃料としても使っていたのだろう。

 ついに、カーテンを左右につけられている部屋をみつけた。シルビアは入っていく。思ったとおり、そこが王の間だった。
 玉座にネッドラー王が、その隣にある肘掛椅子にはリンドラ王妃がすわっていたのだ。
「魔法を使えるようになったからといって、わしを倒せると思っているのではないだろうな」と、ネッドラーは声を出した。
「たわごとを聞きたくはないわ」
 すぐにシルビアは剣をぬいて、火の魔法を起こして、ネッドラーにむけた。すると、ネッドラーは両手を挙げて、手のひらを開いていた。火は、何故か、王たちを焼くことができずに、壁でもあるかのように王たちの前で、とまってしまっていた。
「なんだ。これは?」
「石がなくなれば、私も魔法を使えるということだよ。これは遮断魔法。攻撃魔法ならば、それを阻止することができる」
 
「魔法を使えなくできれば、なにもできないと思っているわけね」
 シルビアは王に近づき、剣を相手の胸にむけて突き出したのだ。このままならば、間違いなく剣は王の胸をつらぬくはずであった。だが、剣が胸に届く前に、白い糸が飛んできて、剣にまきつき、シルビアの手から剣をとりあげていたのだ。白い糸を出したのは王妃の方だったのだ。王妃はシルビアの剣を手にして、ニヤリと笑っていた。
「これで、あなたは、何ができるのかしら?」
 
 シルビアは左手をあげて、雷魔法を王妃に向かって飛ばそうとした。すると、王がその前に両手を挙げて、遮断魔法を使い阻止してきた。同時に王も口から白い糸を吹き出したのだ。その糸は飛んで、シルビアの肩にはりついていた。そこでトムが動いた。腰にさげていた短剣を王にむかって投げつけた。短剣を避けるために、手をあげたので、短剣は王の手のひらに刺さっていた。手をあげることができなくなったので、遮断魔法をもう使えなくなっていた。
 すると、王たちの背中から新たな手がでてきた。足も増え出していた。手足をあわせると八本の数になる。王と王妃はクモの怪物だったのだ。二人は部屋のあちらこちらに糸をはき続け、部屋の中にクモの巣を作りあげ、その真ん中に体を浮かしていた。
 部屋の中に浮かぶ二体の怪物は、さらに糸を吐き出しトムを巻き上げていった。このままでは、トムが食べられてしまう。そう思ったシルビアは腰に水の魔法に使える白い杖を刺していることを思い出した。そこで、杖を出して、王の口にむかって水を飛ばしたのだ。王は顔をしかめ、水がかかった糸は溶けていった。溶けた糸にのることができなくなった怪物たちは床の上にどすんと音を立てて落ちていた。糸でとりあげられていたシルビアの剣も転げ落ちてきた。それを手にすると、シルビアはすぐに怪物たちに剣先をむけていた。火の魔法を発動すると、二つの怪物は、空間を切り裂くような悲鳴をあげて燃えながら黒い炭に変わっていたのだった。

 どたどたと足音がして、将軍が入ってきた。
「シルビアさま、ご無事でしたか」
 シルビアは、顔を将軍に向けてうなずいて見せた。自分の連れてきた兵士たちを計画どおりに活役させることができなかった。だから自分の作戦は失敗に終わったのかもしれないと将軍は思い続けていたのだ。だから、平然としているシルビアを見て、将軍は涙を浮かべていた。
「よかった。シルビアさま、隣の部屋をごらんになりますか?」と言って、将軍は強張った顔をした。シルビアは何も言わずに、後に続く。その部屋からは、腐ったような臭いがしていたのだ。部屋に入ったシルビアは、あちらこちらにつるされた遺体を見ることになった。さらに、床に放置されたままの物もあったのだ。その一つは明かにシーザーと思える者があった。それを見たシルビアは泣き出し「敵はうつことができましたよ」と、声をかけていた。
「他の部屋を見ますか?」
 そう言われて、シルビアは再び、将軍の後についていった。その部屋に入った途端、シルビアは「これは」と声をあげていた。その部屋には、たくさんの宝石や金貨があちらこちらにつまれて、目がまぶしいほどだったからだ。それに、サンゴや打ち出のこづちなどもあったのだが、それは何のために使用するものなのか、将軍は分からず首をひねっていた。だが、シルビアは、すぐに分った。転生前の記憶、果歩だった頃に読んだ絵本、桃太郎には鬼が島から持ち帰った宝物の中に、そんな物が入っていたからだ。




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