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創作物には夢が詰まっているんだよ!
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俺は換金作業を終えて家に帰還した。唯華は荷物が大きいので先に家に帰している。
今はエレメントタートルを倒してから四日後になる。
「ただいまぁ」
家に入ってドアを閉め、俺は男の状態に戻る。
「ん~やっぱりこの身体が一番。もう少しでゼラとして生きる事になりそうだ」
富川家繁栄のためにそれは避けねばならん。
「ユイ?」
いつもなら出迎えてくれるはずの唯華から返事がない。
寂しいと思いつつこんな日もあるかもと思って靴を脱いだ。
「ユ⋯⋯イ?」
「あら、輝夜様、おかえりなさい」
「た、ただいま」
なんだろう。
唯華の顔から感情と言うのが消滅している。
虚ろな瞳で俺の方を見ているはずなのに見ている気がしない。
一体何が⋯⋯あったと⋯⋯言うのか?
「ゆ、ユイ」
全身が震える。魂が震える。こんな事が起こるとは思って無かった。
俺は定まらない指を唯華の足元に転がっている薄い本に向ける。
仮面を着けたメイドさんと縛られた男が表紙となっている本が一番上にあった。ちなみに男はメイドさんに踏まれて喜んでいる。
「な、なんで?」
「戸棚のインベントリを整理しようかと思いまして物を出していたところ、奥の奥にある輝夜様の冬物の服に隠れているのを発見しました」
この部屋にはタンスは一つしかない。唯華のアビリティで無限に収納ができるからだ。
ただ重さは気にする必要がある。
唯華も中身は完全に把握できないので、バレないと思っていた。
ベッドの下に隠していた秘蔵品を親に見つかった小学生の気分だ。
「私と目を合わせてはくださいませんか?」
「⋯⋯はい」
唯華の目を見ると、反射する俺が薄らと見えた。
「き、綺麗な瞳だね」
「⋯⋯」
「ごめん」
今の唯華は何を言っても反応を示さない。俺は唯華の前に正座した。
「コレはどこで?」
「ゴミ捨て場でたまたま発見して以来、ちまちま集めていました」
嘘はダメである。
唯華はなぜか俺の嘘を完璧に見抜く力があるからだ。
今ここで嘘や適当な事を言ったら⋯⋯最悪秘蔵品が処分される。
「コレ、全部同じジャンルですね」
「はい」
「全部ドSメイドとドM主モノですかぁ」
「⋯⋯あい」
段々と声が低くなる。俺の口は開けるのも辛い程重くなる。
「このメイドさん、全員髪の毛長いですねぇ。それにどことなく⋯⋯」
「ユイに近い見た目だと思う⋯⋯ユイの見た目がタイプだから⋯⋯」
「⋯⋯ッ!」
お、少し反応を示した?
このまま押せばもしかして誤魔化し切れるのでは無いか?
そう思ったのもつかの間、少し染めた頬が再び元の色を取り戻した。
「目の前に好みの女がいるのに⋯⋯創作物に興奮した、と?」
「⋯⋯」
「私は輝夜様にとって、創作物以下だったと」
「⋯⋯⋯⋯」
「輝夜様、どうして目を逸らすのですか?」
これで目を合わせられるなら俺はきっと勇者にだって成れるだろう。
相手はBランクのモンスターを素手で殴り粉砕するメイドさんだ。
貴族時代でもそんな奴あんまり見た事無い。
怖すぎるよ。ほんと。
お父様、お母様、俺はどうしたらこの先生きて帰れますか。
「どうして⋯⋯」
「ユイ⋯⋯?」
唯華がポツリポツリと涙を流す。
悲壮感溢れる震えた声で絞り出した言葉。
だけど、片手で本を破きそうなので俺はそこに集中して必死に止める。
「どうして本には興奮して私にはしてくれないのですか。夜な夜な寝る時に今日は⋯⋯って毎回思ってた私がバカみたいじゃないですか」
「それは申し訳ない。本から手を離して」
「私に魅力は無いんですか!」
「そんな事は無い。ユイは可愛いしカッコイイし凄く好みだ。だからお願い本に力を込めないで」
「じゃあどうして、私にエッチな事しないんですか。ずっと期待しているのに!」
⋯⋯そんなの、決まってる。
「大切だから!⋯⋯大切な人だから、今やこれからを大事にしたいから⋯⋯一方的な関係性は嫌なんだ。今の俺じゃ、ダメなんだ」
「輝夜様⋯⋯」
⋯⋯大きな声を出していたせいか、身体が熱くなって来た。
落ち着きながら話を変える事にした。
「ユイはこの本のメイドさんになれるか?」
思い出せこの本のジャンルを。全ては同一のものだ。
俺が言いたい事、分かるよな?
いや、唯華ならば理解しているはずだ。
そうだ。そうだよ。
今日この日唯華は変わる時が来たのだ。
モンスターに向けての罵倒を聞いた感じ、唯華はソッチ側の才能がある。
今ここで唯華は新たな扉を⋯⋯。
「私は輝夜様にそんな事できません! むしろしてください!」
「イギャアアアアアアア!! 俺のコレクションがああああああ!」
ビリビリに破かれ夕日に照らされる大切なお宝達は⋯⋯虚しくも紙吹雪として部屋を舞った。
きっと大空を舞った気分だろうな。
すまないお前達。結局読むだけ読んで使う機会が無かった。
「せめて、1回は使えば良かった」
悔やむ俺と唯華。この部屋に住む二人はただ泣き崩れた。
さらば、我がコレクション。安らかに眠れ。
翌日の朝にはしっかりと焼却処分され、新たにS主とMメイドの本を唯華が持って来た。
表示が綺麗なので、本屋で購入したモノだと思われる。
「⋯⋯ゆ、ユイ」
「はい。コレで輝夜様はあちら側に行けるハズです。新たな境地に至った時、どうか夜は私を調教してください」
「コレ、新品だよな?」
「輝夜様に相応しい物を買わせていただきました」
「印刷物って、高いんだよ?」
「はい。エレメントタートルの換金総額を全てコレにつぎ込みました」
他にも数冊同じジャンルのがあった。
「穴が必要とあれば私にお申し付けください。いくらでもお使いください。前でも後ろでも、上でも下でも、谷間でも。もちろん手でもお相手しますよ。それとも今夜、熱い夜を⋯⋯」
「ざ⋯⋯」
「輝夜様?」
「ざけんなああああああああ!」
俺は力いっぱいに手に持った本を引き裂いた。
怒りやら悲しみやらで我を忘れて破り捨ててしまった。
唯華の言っていたかなりヤバい発言も今の俺には届いていなかった。
「食費がああああああ!」
「輝夜様お辞めください! 一応コレ私の趣味も含まれてますからああああ! 一緒に読みましょおおおおおお!」
さらに翌日。昨日は半狂乱状態になってあまり記憶が無い。
「ユイ」
「なんでしょうか?」
「なんで朝っぱらからそんなの読んでるの?」
「せっかく買ったのですから読まないと勿体ないかと思いまして」
「そうか」
「⋯⋯アレですね。こんなの見て何が良いのかいまいち分かりませんね」
「お前今世界中の男を敵に回したぞ」
「私は直接輝夜様からの愛を受けているのも理由かもしれませんね。あの快感は⋯⋯」
「やってるのは俺じゃないゼラだ」
そこは重要なので言っておこう。
朝ごはんを食べてから俺は泣け無しの金が入った財布を手に取る。
「水買って来る」
「お供します」
「必要ない。今日は配信じゃないからゼラで行動しない」
俺は変身する。
「いつも通り街中で行動する時はボク、静華モードだから」
長い黒髪の大人しめの女の子、表情はあまり動かずに落ち着いた声音をしている。
暗い女の子は訳ありだと勝手に思われて同情を誘いやすい。
「その姿もお素敵です輝夜様!」
「あっそ。行ってくる」
「お気をつけて。何かあれば私の名前を叫んでください。駆けつけます!」
「はいはい」
水を購入できる店までやって来る。ここには一定の人が常にいる。
店主が優しくて水を生み出す能力を持っているにも関わらず、安値で水を売っている。
「静華ちゃん。いらっしゃい。いつものように2リットル1本でおっけー?」
「はい。お願いします」
水2リットルがなんと1万円。コレは安い。
貴族時代は同じ量で五万と聞いた事がある。
水屋のお姉さんから2リットルの水が入った皮袋を受け取り、インベントリの鞄に入れる。
「重い⋯⋯ありがとうございました。それでは」
重いので早いところ帰りたい。
「あ、そうだ静華ちゃん」
「はい?」
「今日野菜が安売りらしいよ。まぁ腐りかけのばかりだと思うけど」
「ほんとですか。ありがとうございます」
予定変更。畑の方に行こう。
俺達の住まう貧民地区、東2番区には畑が存在する。
東西南北にそれぞれ番地区が用意され、1から20あり、横並びで1から4まである。
数字が大きき方が外縁寄りとなっている。貴族地区も同様なので、壁に阻まれているが東2番区は貴族地区東18番区と隣接している。
ウキウキな気分になり、俺は早足で向かう事にした。
今はエレメントタートルを倒してから四日後になる。
「ただいまぁ」
家に入ってドアを閉め、俺は男の状態に戻る。
「ん~やっぱりこの身体が一番。もう少しでゼラとして生きる事になりそうだ」
富川家繁栄のためにそれは避けねばならん。
「ユイ?」
いつもなら出迎えてくれるはずの唯華から返事がない。
寂しいと思いつつこんな日もあるかもと思って靴を脱いだ。
「ユ⋯⋯イ?」
「あら、輝夜様、おかえりなさい」
「た、ただいま」
なんだろう。
唯華の顔から感情と言うのが消滅している。
虚ろな瞳で俺の方を見ているはずなのに見ている気がしない。
一体何が⋯⋯あったと⋯⋯言うのか?
「ゆ、ユイ」
全身が震える。魂が震える。こんな事が起こるとは思って無かった。
俺は定まらない指を唯華の足元に転がっている薄い本に向ける。
仮面を着けたメイドさんと縛られた男が表紙となっている本が一番上にあった。ちなみに男はメイドさんに踏まれて喜んでいる。
「な、なんで?」
「戸棚のインベントリを整理しようかと思いまして物を出していたところ、奥の奥にある輝夜様の冬物の服に隠れているのを発見しました」
この部屋にはタンスは一つしかない。唯華のアビリティで無限に収納ができるからだ。
ただ重さは気にする必要がある。
唯華も中身は完全に把握できないので、バレないと思っていた。
ベッドの下に隠していた秘蔵品を親に見つかった小学生の気分だ。
「私と目を合わせてはくださいませんか?」
「⋯⋯はい」
唯華の目を見ると、反射する俺が薄らと見えた。
「き、綺麗な瞳だね」
「⋯⋯」
「ごめん」
今の唯華は何を言っても反応を示さない。俺は唯華の前に正座した。
「コレはどこで?」
「ゴミ捨て場でたまたま発見して以来、ちまちま集めていました」
嘘はダメである。
唯華はなぜか俺の嘘を完璧に見抜く力があるからだ。
今ここで嘘や適当な事を言ったら⋯⋯最悪秘蔵品が処分される。
「コレ、全部同じジャンルですね」
「はい」
「全部ドSメイドとドM主モノですかぁ」
「⋯⋯あい」
段々と声が低くなる。俺の口は開けるのも辛い程重くなる。
「このメイドさん、全員髪の毛長いですねぇ。それにどことなく⋯⋯」
「ユイに近い見た目だと思う⋯⋯ユイの見た目がタイプだから⋯⋯」
「⋯⋯ッ!」
お、少し反応を示した?
このまま押せばもしかして誤魔化し切れるのでは無いか?
そう思ったのもつかの間、少し染めた頬が再び元の色を取り戻した。
「目の前に好みの女がいるのに⋯⋯創作物に興奮した、と?」
「⋯⋯」
「私は輝夜様にとって、創作物以下だったと」
「⋯⋯⋯⋯」
「輝夜様、どうして目を逸らすのですか?」
これで目を合わせられるなら俺はきっと勇者にだって成れるだろう。
相手はBランクのモンスターを素手で殴り粉砕するメイドさんだ。
貴族時代でもそんな奴あんまり見た事無い。
怖すぎるよ。ほんと。
お父様、お母様、俺はどうしたらこの先生きて帰れますか。
「どうして⋯⋯」
「ユイ⋯⋯?」
唯華がポツリポツリと涙を流す。
悲壮感溢れる震えた声で絞り出した言葉。
だけど、片手で本を破きそうなので俺はそこに集中して必死に止める。
「どうして本には興奮して私にはしてくれないのですか。夜な夜な寝る時に今日は⋯⋯って毎回思ってた私がバカみたいじゃないですか」
「それは申し訳ない。本から手を離して」
「私に魅力は無いんですか!」
「そんな事は無い。ユイは可愛いしカッコイイし凄く好みだ。だからお願い本に力を込めないで」
「じゃあどうして、私にエッチな事しないんですか。ずっと期待しているのに!」
⋯⋯そんなの、決まってる。
「大切だから!⋯⋯大切な人だから、今やこれからを大事にしたいから⋯⋯一方的な関係性は嫌なんだ。今の俺じゃ、ダメなんだ」
「輝夜様⋯⋯」
⋯⋯大きな声を出していたせいか、身体が熱くなって来た。
落ち着きながら話を変える事にした。
「ユイはこの本のメイドさんになれるか?」
思い出せこの本のジャンルを。全ては同一のものだ。
俺が言いたい事、分かるよな?
いや、唯華ならば理解しているはずだ。
そうだ。そうだよ。
今日この日唯華は変わる時が来たのだ。
モンスターに向けての罵倒を聞いた感じ、唯華はソッチ側の才能がある。
今ここで唯華は新たな扉を⋯⋯。
「私は輝夜様にそんな事できません! むしろしてください!」
「イギャアアアアアアア!! 俺のコレクションがああああああ!」
ビリビリに破かれ夕日に照らされる大切なお宝達は⋯⋯虚しくも紙吹雪として部屋を舞った。
きっと大空を舞った気分だろうな。
すまないお前達。結局読むだけ読んで使う機会が無かった。
「せめて、1回は使えば良かった」
悔やむ俺と唯華。この部屋に住む二人はただ泣き崩れた。
さらば、我がコレクション。安らかに眠れ。
翌日の朝にはしっかりと焼却処分され、新たにS主とMメイドの本を唯華が持って来た。
表示が綺麗なので、本屋で購入したモノだと思われる。
「⋯⋯ゆ、ユイ」
「はい。コレで輝夜様はあちら側に行けるハズです。新たな境地に至った時、どうか夜は私を調教してください」
「コレ、新品だよな?」
「輝夜様に相応しい物を買わせていただきました」
「印刷物って、高いんだよ?」
「はい。エレメントタートルの換金総額を全てコレにつぎ込みました」
他にも数冊同じジャンルのがあった。
「穴が必要とあれば私にお申し付けください。いくらでもお使いください。前でも後ろでも、上でも下でも、谷間でも。もちろん手でもお相手しますよ。それとも今夜、熱い夜を⋯⋯」
「ざ⋯⋯」
「輝夜様?」
「ざけんなああああああああ!」
俺は力いっぱいに手に持った本を引き裂いた。
怒りやら悲しみやらで我を忘れて破り捨ててしまった。
唯華の言っていたかなりヤバい発言も今の俺には届いていなかった。
「食費がああああああ!」
「輝夜様お辞めください! 一応コレ私の趣味も含まれてますからああああ! 一緒に読みましょおおおおおお!」
さらに翌日。昨日は半狂乱状態になってあまり記憶が無い。
「ユイ」
「なんでしょうか?」
「なんで朝っぱらからそんなの読んでるの?」
「せっかく買ったのですから読まないと勿体ないかと思いまして」
「そうか」
「⋯⋯アレですね。こんなの見て何が良いのかいまいち分かりませんね」
「お前今世界中の男を敵に回したぞ」
「私は直接輝夜様からの愛を受けているのも理由かもしれませんね。あの快感は⋯⋯」
「やってるのは俺じゃないゼラだ」
そこは重要なので言っておこう。
朝ごはんを食べてから俺は泣け無しの金が入った財布を手に取る。
「水買って来る」
「お供します」
「必要ない。今日は配信じゃないからゼラで行動しない」
俺は変身する。
「いつも通り街中で行動する時はボク、静華モードだから」
長い黒髪の大人しめの女の子、表情はあまり動かずに落ち着いた声音をしている。
暗い女の子は訳ありだと勝手に思われて同情を誘いやすい。
「その姿もお素敵です輝夜様!」
「あっそ。行ってくる」
「お気をつけて。何かあれば私の名前を叫んでください。駆けつけます!」
「はいはい」
水を購入できる店までやって来る。ここには一定の人が常にいる。
店主が優しくて水を生み出す能力を持っているにも関わらず、安値で水を売っている。
「静華ちゃん。いらっしゃい。いつものように2リットル1本でおっけー?」
「はい。お願いします」
水2リットルがなんと1万円。コレは安い。
貴族時代は同じ量で五万と聞いた事がある。
水屋のお姉さんから2リットルの水が入った皮袋を受け取り、インベントリの鞄に入れる。
「重い⋯⋯ありがとうございました。それでは」
重いので早いところ帰りたい。
「あ、そうだ静華ちゃん」
「はい?」
「今日野菜が安売りらしいよ。まぁ腐りかけのばかりだと思うけど」
「ほんとですか。ありがとうございます」
予定変更。畑の方に行こう。
俺達の住まう貧民地区、東2番区には畑が存在する。
東西南北にそれぞれ番地区が用意され、1から20あり、横並びで1から4まである。
数字が大きき方が外縁寄りとなっている。貴族地区も同様なので、壁に阻まれているが東2番区は貴族地区東18番区と隣接している。
ウキウキな気分になり、俺は早足で向かう事にした。
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