愛してる

桐原まどか

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愛してる

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―愛してる、あなた。
あなたの髪の毛一本、爪の一枚まで、ぜんぶ、わたしのモノにしたいわ…。

交際相手を殺害。バラバラにして、少しづつ、調理して食べる、という、常軌を逸した犯罪を行った女は頑なに言い張った。
―愛してる、あなた…。

彼女の精神はもはや、現世にはないのかもしれない…。
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