呪い子

桐原まどか

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呪い子

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醜い私より、美しいあの子が選ばれる。
当然の事です。
私はしてはいけない恋をしました。そうして敗北した。
私のような呪い子を、何故、両親は育てたのでしょうか?
私は徒花でしかないのに。

以上が、彼女の遺書だ。
彼女が生前、気に入っていた海辺。
遺体は上がらなかった。
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