13 / 17
エロフの森
3.腹ぺこエロフに餌付けしよっ!
しおりを挟む
破壊した壁の向こうには、あら不思議良のも珍しい髪色のエロフが~…ってそうじゃない!!
「ちょ!君大事??生きてる??」
急いで横たわるエルフの子供に近づくと息はしていた。そう、息はしていたのだ。しかし、腕などは枯れ枝のように細く顔色も悪い。
「も、もしかしてこれが…将来エルフをエロフ村に変える主人公…ミスターエロフ!??」
私は、驚いて抱えていた少年の頭を落としてしまった。
「っ、」
「あ、ごめんごごめんご~」
私に頭を落とされ、痛みで起きた少年は驚いた顔で私を見つめてきた。
「……だ、、れ、、?」
「私?私は、エルティシルだよ~。天才エルフの魔術師さぁ~」
本当は魔法使いだけど、この世界に魔法という概念はない。仕方が無いので魔術師と言っておく。
「まじゅつ…し?」
「そうそう、、ほら」
私は意味がわからないと言った顔をした少年に、1発でわかるように指先に火を灯した。その様子に、少年の目は見開かれキラキラした目で見てきた。ふふふ、私は偉大なのだァ~~。
「これが魔術師さ~」
「す、すごい!……ぼくにも…そんな力があれば……」
「?少年、何かあっ「ぐぅぅぅぅう…」の前にお腹空いてる?」
「ご、ごめんなさい……/////」
「君、明らかに栄養失調だよね?いつから食べてないの?」
「えっ…」
少年は、私から目線を外して答えてくれない。その様子に私は、村の連中に呆れてしまった。
「たく、村長のゲル爺は何してるんだかっ!」
「ゲルドおじさんを悪く言わないでっ!!」
「おっ?」
「ゲルドおじさんは…気持ち悪い僕にも優しくしてくれたし…ご飯もくれた……で、でも、、ぼくのせいで……うっ、、うぅ、、」
「ちょ、泣かないでよ~。ほらほら、お腹が空いてるんでしょ?これあげるからぁ~」
突然、泣き始めた少年に私は戸惑いながら、とある映画で出てきた(自称)気持ちを込めて握った塩おにぎりを渡した。
「これをお食べ、これ食べたら元気になるよ(棒読み)」
「ぅ、、うぅ、、ありが、、とうご、ざいます。」
少年は泣きながらもおにぎりを手に取り、一口、二口と食べ始めた。おにぎりはあっという間に少年の手から消えた。もちろん、私はできる女。少年に新しくおにぎりを渡した。
ゆっくりお食べ~エロフくん~~。いや、今はエロフじゃなくて腹ぺこエロフかっ!!そいえば、ゲル爺の名前…ゲルドって言うんだ初めて知ったわ…今度ゲルゲルゲルドちゃんってからかってやろっと~。
泣きながらもご飯を食べる少年の横で、私はくだらないことを考えていた。
「ちょ!君大事??生きてる??」
急いで横たわるエルフの子供に近づくと息はしていた。そう、息はしていたのだ。しかし、腕などは枯れ枝のように細く顔色も悪い。
「も、もしかしてこれが…将来エルフをエロフ村に変える主人公…ミスターエロフ!??」
私は、驚いて抱えていた少年の頭を落としてしまった。
「っ、」
「あ、ごめんごごめんご~」
私に頭を落とされ、痛みで起きた少年は驚いた顔で私を見つめてきた。
「……だ、、れ、、?」
「私?私は、エルティシルだよ~。天才エルフの魔術師さぁ~」
本当は魔法使いだけど、この世界に魔法という概念はない。仕方が無いので魔術師と言っておく。
「まじゅつ…し?」
「そうそう、、ほら」
私は意味がわからないと言った顔をした少年に、1発でわかるように指先に火を灯した。その様子に、少年の目は見開かれキラキラした目で見てきた。ふふふ、私は偉大なのだァ~~。
「これが魔術師さ~」
「す、すごい!……ぼくにも…そんな力があれば……」
「?少年、何かあっ「ぐぅぅぅぅう…」の前にお腹空いてる?」
「ご、ごめんなさい……/////」
「君、明らかに栄養失調だよね?いつから食べてないの?」
「えっ…」
少年は、私から目線を外して答えてくれない。その様子に私は、村の連中に呆れてしまった。
「たく、村長のゲル爺は何してるんだかっ!」
「ゲルドおじさんを悪く言わないでっ!!」
「おっ?」
「ゲルドおじさんは…気持ち悪い僕にも優しくしてくれたし…ご飯もくれた……で、でも、、ぼくのせいで……うっ、、うぅ、、」
「ちょ、泣かないでよ~。ほらほら、お腹が空いてるんでしょ?これあげるからぁ~」
突然、泣き始めた少年に私は戸惑いながら、とある映画で出てきた(自称)気持ちを込めて握った塩おにぎりを渡した。
「これをお食べ、これ食べたら元気になるよ(棒読み)」
「ぅ、、うぅ、、ありが、、とうご、ざいます。」
少年は泣きながらもおにぎりを手に取り、一口、二口と食べ始めた。おにぎりはあっという間に少年の手から消えた。もちろん、私はできる女。少年に新しくおにぎりを渡した。
ゆっくりお食べ~エロフくん~~。いや、今はエロフじゃなくて腹ぺこエロフかっ!!そいえば、ゲル爺の名前…ゲルドって言うんだ初めて知ったわ…今度ゲルゲルゲルドちゃんってからかってやろっと~。
泣きながらもご飯を食べる少年の横で、私はくだらないことを考えていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
29
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる