17 / 40
17. 誰かが恋に落ちるとき
しおりを挟む
「今夜はもう、いらっしゃらないのではないかと思っていました」
ワルツの音楽に合わせて体を揺らしながら、エヴは落ち着いた調子で問いかけた。声音とは裏腹に、心臓は早鐘を打っている。
「ええ、実際、来ないつもりでいました」
一拍置いて、イアンは率直に答えた。
「でも、貴女が今夜会えるのを楽しみにしていると言っていたから」
そう続けるイアンの瞳には、それまで隠されていた情熱が宿っていた。
「だから、今夜は貴女に会いに来ました。貴女のために、来ました」
熱の篭った視線と言葉にエヴは鋭く息を呑むと、思わず視線を逸らした。そのままだと、火傷してしまいそうだ。
彼女の視線を失って、イアンの心にはにわかに切なさが募った。けれども、彼女の耳が今日の彼女のドレスと同じ薄桃色に染まっているのに気づいた途端、心臓の音が早く、大きなくなっていく。その瞬間、彼の心は喜びと愛おしさで満たされていく。
この二人のダンスに、人々が関心を抱くのは当然のことだった。
今夜はもう姿を見せないのだろうと思われていたイアンの登場に、人々は驚いた。色めき立つ令嬢たちを、付添人たちは必死に抑え込む。そして、若き子爵が一直線にエヴへと近づき、ダンスへと誘ったことは、大きな衝撃を人々に与えた。途端に、その言動が意味することを推測し、人々は互いに囁き合う。
ピーターは、人々の空気の変化に気づいた。シャンパングラスを片手に、人々が囁き合い、熱心に好奇の視線を注いでいるのは一体なんだろう。そんな疑問を抱いた彼が、その的が自身の妹であると気づいた時の驚きは誰よりも大きなものだった。しかも、よりにもよって妹のダンスの相手は、例の伯爵家の長男ではないか。
ピーターは厳しい表情を浮かべながら、グラスを呷った。
人々の視線には、好奇心だけではなく、強い嫉妬心も多く含まれていた。その中には、エヴをデビュタントの日の舞踏会で無視したあの赤毛の令嬢もいた。会場の片隅から、人を殺せそうなほどの鋭い視線を二人に投げつけている。
もちろん、ルースのように好意的な視線を注ぐものもいる。あれだけ躊躇していたはずのイアンが、予想外にもスマートにエヴをダンスへと誘ったことに驚きつつも、満足げな笑みを浮かべている。
しかし、これは非常に珍しい例であった。
イアンは、背中に突き刺さる配慮のない視線を痛いほどに感じていた。内容は分からないひそひそという囁き声特有の音が、彼の耳にも届く。
今度は一体、どのような噂を立たれているのだろうか。
小さなパニックが芽生えだしたイアンは、無意識にエヴを握る力が強くなる。口の中からどんどんと水分が失われていく。
「時には、全く同じ物語でも、語る人が違なるばかりに全く違う物語になることがあります」
唐突に、エヴはそう語り始めた。彼女は、人々の関心が自分たちに向いていることに、まったく気づいていない様子だ。
「いきなり、何の話ですか?」
困惑した様子で、イアンは問いかけた。いつの間にか、人々の視線や囁き声といったものが、不思議と彼の頭から消え失せていく。彼の意識は、目の前のエヴただ一人に注がれていた。
「物語を語る人が違えば、物語のジャンルすら変わってしまうことだってあります」
エヴの言葉を聞きながら、イアンはいまだに困惑していた。どうにか彼女の話についていこうとするものの、一向にこの話の行き先が分からない。
「語り手の視点が異なれば、ロマンスだと思っていた物語が、とても悲惨な悲劇になることがあります。時には、恐ろしいホラーが面白い喜劇になることもあります。また時には、悲しい結末が幸せな結末へと、変化することもあります」
「あの、申し訳ないのですが、話が見えません」
困惑の表情を浮かべたままのイアンに、エヴは続ける。
「つまり、私が言いたいのは、物語は語り手によって定義されてしまうということです。語り手が変われば、物語自体がまるっきり変わってしまう、なんてことが起こりうるんです」
イアンはだんだんと、エヴの言わんとすることが分かってきた。しかし、それでもなお、分かりきれない部分があり、当惑したままだ。
「つまり?」
分かりやすく眉間にしわを寄せて、イアンは続きを促した。エヴははっきりした口調で「つまり」と持論を語り続ける。
「私は人々の噂なんて気にしません。あなたの評判だって、私は気にしません。けれども、あなたの物語を、あなたの口から聞きたいんです」
エヴの言葉に、イアンは大きく息を呑んだ。
「あなたの視点から、あなた自身の物語を話してほしいんです。あなたのことが知りたい。どうしても、あなたを知りたいんです」
確かな口調でそう言い切ったエヴを目の前に、イアンは言葉が見つからなかった。
どんな言葉を発すれば良いのか、分からなかった。
どんな風に物事を考えれば良いのか、分からなかった。
彼は彼女の言葉に、そして彼女自身に、すっかり圧倒されてしまった。
ここ数年、人々の囁く噂話や評判というものに、イアンはすっかり慣れてしまっていた。たとえそれが現実と乖離していようとも、そういうものなのだ、と思っていた。
皆が、彼の噂や評判を知っている。だから、皆、人々が作り上げたフィルター越しにしか、彼のことを見てくれない。そのことに、慣れきってしまった。社会とは、社交界とはそういうものなのだ、と理解していた。
それに、噂や評判というものは、彼が自ら招いたものなのだとも感じていた。彼自身の言動が、それらを作り上げる材料になってしまったのだと。だからこそ、そのフィルターを剥がす方法など無いと思っていた。そう、諦めていた。
フィルターを通さずに彼自身を見てくれるのは、ごくごく近しい人物、つまりはチェイスやルース、リカルドと姉ぐらいなものだと、思っていた。そう思い込んでいた。
それなのに、エヴは違った。
目の前に、エヴがいる。
彼女は今まさに、人々が作り上げたフィルターを通すことなく彼自身を見たいと、宣言したのだ。彼そのものを、知りたいと。
彼の話を、聞きたいと。
しかも、直接。
彼自身から。
そんなことを言ってくれる人など、長いこと出会わなかった。最初の恋人に捨てられてから、イアン自身ですら、自分自身を見つめることを拒絶してきた。
それなのに、エヴは彼を知りたいと言ってくれた。
イアンはただただ、驚きの表情でエヴを見つめた。
彼女のために、多大な努力をする必要がある。イアンは直感的にそう感じた。彼女に、すべてをさらけ出さなければならない、と。
その心の準備が、自分にはできているのだろうか。恐らく、まだだ。けれども、しなければならない。彼女のために。
彼女のために、やってみなければ。
彼の表情が、だんだんとただの驚きから真剣なものへと変わっていく。
この瞬間我らがヒーローは、我らがヒロインであるエヴァンジェリン・バックマンに、恋に落ちたのである。紛うことなく、完全に。
ワルツの音楽に合わせて体を揺らしながら、エヴは落ち着いた調子で問いかけた。声音とは裏腹に、心臓は早鐘を打っている。
「ええ、実際、来ないつもりでいました」
一拍置いて、イアンは率直に答えた。
「でも、貴女が今夜会えるのを楽しみにしていると言っていたから」
そう続けるイアンの瞳には、それまで隠されていた情熱が宿っていた。
「だから、今夜は貴女に会いに来ました。貴女のために、来ました」
熱の篭った視線と言葉にエヴは鋭く息を呑むと、思わず視線を逸らした。そのままだと、火傷してしまいそうだ。
彼女の視線を失って、イアンの心にはにわかに切なさが募った。けれども、彼女の耳が今日の彼女のドレスと同じ薄桃色に染まっているのに気づいた途端、心臓の音が早く、大きなくなっていく。その瞬間、彼の心は喜びと愛おしさで満たされていく。
この二人のダンスに、人々が関心を抱くのは当然のことだった。
今夜はもう姿を見せないのだろうと思われていたイアンの登場に、人々は驚いた。色めき立つ令嬢たちを、付添人たちは必死に抑え込む。そして、若き子爵が一直線にエヴへと近づき、ダンスへと誘ったことは、大きな衝撃を人々に与えた。途端に、その言動が意味することを推測し、人々は互いに囁き合う。
ピーターは、人々の空気の変化に気づいた。シャンパングラスを片手に、人々が囁き合い、熱心に好奇の視線を注いでいるのは一体なんだろう。そんな疑問を抱いた彼が、その的が自身の妹であると気づいた時の驚きは誰よりも大きなものだった。しかも、よりにもよって妹のダンスの相手は、例の伯爵家の長男ではないか。
ピーターは厳しい表情を浮かべながら、グラスを呷った。
人々の視線には、好奇心だけではなく、強い嫉妬心も多く含まれていた。その中には、エヴをデビュタントの日の舞踏会で無視したあの赤毛の令嬢もいた。会場の片隅から、人を殺せそうなほどの鋭い視線を二人に投げつけている。
もちろん、ルースのように好意的な視線を注ぐものもいる。あれだけ躊躇していたはずのイアンが、予想外にもスマートにエヴをダンスへと誘ったことに驚きつつも、満足げな笑みを浮かべている。
しかし、これは非常に珍しい例であった。
イアンは、背中に突き刺さる配慮のない視線を痛いほどに感じていた。内容は分からないひそひそという囁き声特有の音が、彼の耳にも届く。
今度は一体、どのような噂を立たれているのだろうか。
小さなパニックが芽生えだしたイアンは、無意識にエヴを握る力が強くなる。口の中からどんどんと水分が失われていく。
「時には、全く同じ物語でも、語る人が違なるばかりに全く違う物語になることがあります」
唐突に、エヴはそう語り始めた。彼女は、人々の関心が自分たちに向いていることに、まったく気づいていない様子だ。
「いきなり、何の話ですか?」
困惑した様子で、イアンは問いかけた。いつの間にか、人々の視線や囁き声といったものが、不思議と彼の頭から消え失せていく。彼の意識は、目の前のエヴただ一人に注がれていた。
「物語を語る人が違えば、物語のジャンルすら変わってしまうことだってあります」
エヴの言葉を聞きながら、イアンはいまだに困惑していた。どうにか彼女の話についていこうとするものの、一向にこの話の行き先が分からない。
「語り手の視点が異なれば、ロマンスだと思っていた物語が、とても悲惨な悲劇になることがあります。時には、恐ろしいホラーが面白い喜劇になることもあります。また時には、悲しい結末が幸せな結末へと、変化することもあります」
「あの、申し訳ないのですが、話が見えません」
困惑の表情を浮かべたままのイアンに、エヴは続ける。
「つまり、私が言いたいのは、物語は語り手によって定義されてしまうということです。語り手が変われば、物語自体がまるっきり変わってしまう、なんてことが起こりうるんです」
イアンはだんだんと、エヴの言わんとすることが分かってきた。しかし、それでもなお、分かりきれない部分があり、当惑したままだ。
「つまり?」
分かりやすく眉間にしわを寄せて、イアンは続きを促した。エヴははっきりした口調で「つまり」と持論を語り続ける。
「私は人々の噂なんて気にしません。あなたの評判だって、私は気にしません。けれども、あなたの物語を、あなたの口から聞きたいんです」
エヴの言葉に、イアンは大きく息を呑んだ。
「あなたの視点から、あなた自身の物語を話してほしいんです。あなたのことが知りたい。どうしても、あなたを知りたいんです」
確かな口調でそう言い切ったエヴを目の前に、イアンは言葉が見つからなかった。
どんな言葉を発すれば良いのか、分からなかった。
どんな風に物事を考えれば良いのか、分からなかった。
彼は彼女の言葉に、そして彼女自身に、すっかり圧倒されてしまった。
ここ数年、人々の囁く噂話や評判というものに、イアンはすっかり慣れてしまっていた。たとえそれが現実と乖離していようとも、そういうものなのだ、と思っていた。
皆が、彼の噂や評判を知っている。だから、皆、人々が作り上げたフィルター越しにしか、彼のことを見てくれない。そのことに、慣れきってしまった。社会とは、社交界とはそういうものなのだ、と理解していた。
それに、噂や評判というものは、彼が自ら招いたものなのだとも感じていた。彼自身の言動が、それらを作り上げる材料になってしまったのだと。だからこそ、そのフィルターを剥がす方法など無いと思っていた。そう、諦めていた。
フィルターを通さずに彼自身を見てくれるのは、ごくごく近しい人物、つまりはチェイスやルース、リカルドと姉ぐらいなものだと、思っていた。そう思い込んでいた。
それなのに、エヴは違った。
目の前に、エヴがいる。
彼女は今まさに、人々が作り上げたフィルターを通すことなく彼自身を見たいと、宣言したのだ。彼そのものを、知りたいと。
彼の話を、聞きたいと。
しかも、直接。
彼自身から。
そんなことを言ってくれる人など、長いこと出会わなかった。最初の恋人に捨てられてから、イアン自身ですら、自分自身を見つめることを拒絶してきた。
それなのに、エヴは彼を知りたいと言ってくれた。
イアンはただただ、驚きの表情でエヴを見つめた。
彼女のために、多大な努力をする必要がある。イアンは直感的にそう感じた。彼女に、すべてをさらけ出さなければならない、と。
その心の準備が、自分にはできているのだろうか。恐らく、まだだ。けれども、しなければならない。彼女のために。
彼女のために、やってみなければ。
彼の表情が、だんだんとただの驚きから真剣なものへと変わっていく。
この瞬間我らがヒーローは、我らがヒロインであるエヴァンジェリン・バックマンに、恋に落ちたのである。紛うことなく、完全に。
12
あなたにおすすめの小説
結婚する事に決めたから
KONAN
恋愛
私は既婚者です。
新たな職場で出会った彼女と結婚する為に、私がその時どう考え、どう行動したのかを書き記していきます。
まずは、離婚してから行動を起こします。
主な登場人物
東條なお
似ている芸能人
○原隼人さん
32歳既婚。
中学、高校はテニス部
電気工事の資格と実務経験あり。
車、バイク、船の免許を持っている。
現在、新聞販売店所長代理。
趣味はイカ釣り。
竹田みさき
似ている芸能人
○野芽衣さん
32歳未婚、シングルマザー
医療事務
息子1人
親分(大島)
似ている芸能人
○田新太さん
70代
施設の送迎運転手
板金屋(大倉)
似ている芸能人
○藤大樹さん
23歳
介護助手
理学療法士になる為、勉強中
よっしー課長(吉本)
似ている芸能人
○倉涼子さん
施設医療事務課長
登山が趣味
o谷事務長
○重豊さん
施設医療事務事務長
腰痛持ち
池さん
似ている芸能人
○田あき子さん
居宅部門管理者
看護師
下山さん(ともさん)
似ている芸能人
○地真央さん
医療事務
息子と娘はテニス選手
t助
似ている芸能人
○ツオくん(アニメ)
施設医療事務事務長
o谷事務長異動後の事務長
ゆういちろう
似ている芸能人
○鹿央士さん
弟の同級生
中学テニス部
高校陸上部
大学帰宅部
髪の赤い看護師(川木)
似ている芸能人
○田來未さん
准看護師
ヤンキー
怖い
白椿の咲く日~遠い日の約束
紫さゆり
恋愛
結婚を控えた真由子は、久しぶりに姉の稚子(わかこ)と会う。真由子の母、雪江は妻を亡くした水上実之(みなかみさねゆき)の後添いとして水上家に嫁いだ。実之には俊之、稚子、靖之の三人の子がいた。
稚子が話す庭の白椿のことを聞くうちに、真由子は雪江と白椿に何か関係があることに気がつき……
大人の恋物語です。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
ベルガー子爵領結婚騒動記
文月黒
恋愛
その日、王都より遠く離れたベルガー子爵領は、俄かに浮き足立っていた。
何せ、ついに領民一同が待ち望んでいたベルガー子爵の結婚相手がやって来るのだ。
ちょっとだけ(当領比)特殊な領地の強面領主に嫁いで来たのは、王都の男爵家の末娘・マリア。
だが、花嫁は領主であるベルンハルトの顔を見るなり泣き出してしまった。
最悪な顔合わせをしてしまったベルンハルトとマリア。
慌てるベルンハルトの腹心の部下ヴォルフとマリアの侍女ローザ。
果たしてベルガー子爵領で彼らは幸せを掴めるのか。
ハピエン確定のサクッと読めるギャグ寄り恋愛ものです。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
『めでたしめでたし』の、その後で
ゆきな
恋愛
シャロン・ブーケ伯爵令嬢は社交界デビューの際、ブレント王子に見初められた。
手にキスをされ、一晩中彼とダンスを楽しんだシャロンは、すっかり有頂天だった。
まるで、おとぎ話のお姫様になったような気分だったのである。
しかし、踊り疲れた彼女がブレント王子に導かれるままにやって来たのは、彼の寝室だった。
ブレント王子はお気に入りの娘を見つけるとベッドに誘い込み、飽きたら多額の持参金をもたせて、適当な男の元へと嫁がせることを繰り返していたのだ。
そんなこととは知らなかったシャロンは恐怖のあまり固まってしまったものの、なんとか彼の手を振り切って逃げ帰ってくる。
しかし彼女を迎えた継母と異母妹の態度は冷たかった。
継母はブレント王子の悪癖を知りつつ、持参金目当てにシャロンを王子の元へと送り出していたのである。
それなのに何故逃げ帰ってきたのかと、継母はシャロンを責めた上、役立たずと罵って、その日から彼女を使用人同然にこき使うようになった。
シャロンはそんな苦境の中でも挫けることなく、耐えていた。
そんなある日、ようやくシャロンを愛してくれる青年、スタンリー・クーパー伯爵と出会う。
彼女はスタンリーを心の支えに、辛い毎日を懸命に生きたが、異母妹はシャロンの幸せを許さなかった。
彼女は、どうにかして2人の仲を引き裂こうと企んでいた。
2人の間の障害はそればかりではなかった。
なんとブレント王子は、いまだにシャロンを諦めていなかったのだ。
彼女の身も心も手に入れたい欲求にかられたブレント王子は、彼女を力づくで自分のものにしようと企んでいたのである。
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
隣の夫婦 ~離婚する、離婚しない、身近な夫婦の話
紫さゆり
恋愛
オムニバス形式です。
理解し合って結婚したはずの梓、同級生との再会が思わぬことになる雅美、年下の夫のかつての妻に引け目を感じる千晴、昔の恋の後悔から前向きになれない志織。
大人の女性のストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる