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真の婚約
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一週間後。
エルランダ侯爵の研究が進んでいる中で、それは起きた。
彼と一緒に通路を歩いていると、通路の向こうからアイシアが現れた。
「……キリカ! あんたを許さないわ!」
「え」
「消えて!!」
「ウソ」
突然、弓から矢を放つアイシア。
その矢がわたしの胸に刺さろうとしたけれど『反射』した。
矢は急速に向きを変えて、アイシアの胸に刺さった。
「ぎゃあああ!!」
アイシアはその場に倒れ、毒に犯されていた。あの矢は毒矢だったんだ。
「アイシア! ……ダメだ。もう手遅れた」
エルランダ侯爵は残念そうに膝をついていた。
「…………ティアマト義兄様……」
「すまない、アイシア」
バタリと力尽き、アイシアは亡くなった。
わたしは処罰されるかと思ったけど、エルランダ侯爵はわたしを無罪とした。先に攻撃したのはアイシアだからと。
もしあの場に彼もいなかったら危なかったかもしれない。
「申し訳ありません」
「キリカが謝る必要はない」
「それより――君を毒殺できないなら、絞め殺すしかないようだ」
と、エルランダ侯爵は顔色を変えてわたしの首に手を伸ばした。
「え、エルランダ侯爵!?」
「やはり、アイシアを殺したこと……許せない」
「そんな!」
「君とは婚約もしない。死んでくれ、キリカ!!」
そんな、そんな……こんなの酷い!!
わたしはエルランダ侯爵を信じていたのに――。
死を覚悟したその時だった。
エルランダ侯爵の助手であった男性研究員が侯爵に体当たりをしていた。
「やめてください、侯爵!」
「……ぐは!」
「キリカさん、逃げてください!」
「で、でも」
「仕方ない。では、僕が連れていく!」
助手は、わたしをの手をとって外へ連れ出してくれた。
街へ出ると裏路地へ。
ここならしばらく大丈夫でしょう。
「あなたは……侯爵の助手ですよね」
「はい。僕はルドルフ。毒研究の為に侯爵の助手をしていました。しかし、侯爵はあなたを助けるつもりなんてなかったんですよ」
「うそ」
「早い段階であなたを殺し、能力を調べていたでしょうね」
「だから首を絞めてきたのね」
「そうです。今後は僕と一緒に来てください」
「ルドルフさん、あなたは……いったい」
「僕はある伯爵の息子。ワケあって詳しいことは話せませんが」
そうだったんだ。
ついていきルドルフと過ごすようになると彼が優しくて、わたしと真剣にお付き合いをしてくれた。
けれど、彼がかなり人気のある男性であることが判明。
多くの嫉妬を買い、わたしは毒殺されるようになった。
だけど、わたしを毒で殺すことはできない。
罠を仕掛けた者は全員、帰らぬ者となった。
やがてルドルフと婚約を結び――幸せになった。
エルランダ侯爵の研究が進んでいる中で、それは起きた。
彼と一緒に通路を歩いていると、通路の向こうからアイシアが現れた。
「……キリカ! あんたを許さないわ!」
「え」
「消えて!!」
「ウソ」
突然、弓から矢を放つアイシア。
その矢がわたしの胸に刺さろうとしたけれど『反射』した。
矢は急速に向きを変えて、アイシアの胸に刺さった。
「ぎゃあああ!!」
アイシアはその場に倒れ、毒に犯されていた。あの矢は毒矢だったんだ。
「アイシア! ……ダメだ。もう手遅れた」
エルランダ侯爵は残念そうに膝をついていた。
「…………ティアマト義兄様……」
「すまない、アイシア」
バタリと力尽き、アイシアは亡くなった。
わたしは処罰されるかと思ったけど、エルランダ侯爵はわたしを無罪とした。先に攻撃したのはアイシアだからと。
もしあの場に彼もいなかったら危なかったかもしれない。
「申し訳ありません」
「キリカが謝る必要はない」
「それより――君を毒殺できないなら、絞め殺すしかないようだ」
と、エルランダ侯爵は顔色を変えてわたしの首に手を伸ばした。
「え、エルランダ侯爵!?」
「やはり、アイシアを殺したこと……許せない」
「そんな!」
「君とは婚約もしない。死んでくれ、キリカ!!」
そんな、そんな……こんなの酷い!!
わたしはエルランダ侯爵を信じていたのに――。
死を覚悟したその時だった。
エルランダ侯爵の助手であった男性研究員が侯爵に体当たりをしていた。
「やめてください、侯爵!」
「……ぐは!」
「キリカさん、逃げてください!」
「で、でも」
「仕方ない。では、僕が連れていく!」
助手は、わたしをの手をとって外へ連れ出してくれた。
街へ出ると裏路地へ。
ここならしばらく大丈夫でしょう。
「あなたは……侯爵の助手ですよね」
「はい。僕はルドルフ。毒研究の為に侯爵の助手をしていました。しかし、侯爵はあなたを助けるつもりなんてなかったんですよ」
「うそ」
「早い段階であなたを殺し、能力を調べていたでしょうね」
「だから首を絞めてきたのね」
「そうです。今後は僕と一緒に来てください」
「ルドルフさん、あなたは……いったい」
「僕はある伯爵の息子。ワケあって詳しいことは話せませんが」
そうだったんだ。
ついていきルドルフと過ごすようになると彼が優しくて、わたしと真剣にお付き合いをしてくれた。
けれど、彼がかなり人気のある男性であることが判明。
多くの嫉妬を買い、わたしは毒殺されるようになった。
だけど、わたしを毒で殺すことはできない。
罠を仕掛けた者は全員、帰らぬ者となった。
やがてルドルフと婚約を結び――幸せになった。
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