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人生行路編
11話 氷の妖精ー前編ー
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使い魔を探すために、アランさんと初めて出会った氷の結晶で出来た洞窟を目指したどり着いた私とアランさん。アランさんに一人で洞窟の奥へ進むようにと言われ、妖精たちがいる場所へと歩き続けている。なんだけど! どうやら道を間違えたらしく、現在迷子中なのだ! 私の人生終了だァ! そんなことを思っていると、氷のような綺麗な妖精らしきものがこちらに向かって飛んできた。
「だ、誰?」
私は妖精に話しかけると、妖精はこちらを見て、手招きをしてきた。
「ついてきてってことかしら?」
妖精の後ろを歩くことになった私は、不安を抱きながらついていくと、洞窟の奥にたどり着いた。ガラスのように透明で透き通った氷が壁になっていて、床は雪が少し積もっていた。
「綺麗……」
そう呟くと、道案内をしてくれた妖精がこちらを向き、自信満々に話しかけてきた。
「当たり前よ! 私が作ったんだから!」
「貴女が!? 凄いわね!」
「褒められても嬉しくないんだからねっ! もう!」
妖精は顔を両手で隠しながら、身体を左右に振った。 ツンデレというものなのかもしれない。
「ねぇ、貴方の名前は?」
「あら、先に名乗らないのね人間って。まぁいいわ! 私はシュネーよ!」
「私はルナ! よろしくねシュネー!」
握手の代わりに、シュネーの小さい手に人差し指を乗せた。すると、シュネーは驚いた表情を見せ、私の周りを飛び回った。
「アナタ……すごい魔力量ね! 普通の人間にしては珍しいわよ?」
「実はね……」
私はシュネーに転生者だということを告げると、納得した表情を見せた。
「転生者なら納得だわ。しかも、あの子が依り代になっているのね」
「知っているの?」
「勿論よ! 私、あの子の使い魔だったから。あの子が依り代になる前に、あの子からこの洞窟の管理を任されたの。依り代になって、次の転生者が来るまで、私を護って欲しいって……。だから私はこの洞窟を好きなように改造して、あの子を護っていたのよ」
そうだったんだ。ん? だったら私が転生してきたときも、いたってことにならないの? そう疑問に思い、シュネーに問い詰めると次の瞬間、影のように暗い笑みを浮かべた。
「フフッ」
「何が可笑しいの?」
「アランが、私のことを嫌っていたら? 私とアナタを合わせないようにしていたら?」
アランさんがわざわざそこまでしていたのであれば、じゃあ、何故一人でこの洞窟に入れって言ったのか。シュネーと出会うことまで目に見えているだろうし、シュネーと合わせたくなければ、アランさんも付いてくるだろうし……。矛盾が発生するばかりだ。
「だったら、アランさんは私を一人なんかにさせないはずよ。態とということはないだろうし」
「あら、自信満々じゃない。アランを尊敬しているのかしら?」
シュネーは嘲笑ったが、私はその言葉に頷くと、笑みを一切見せずに真顔で、私を見下ろした。
「へぇ~、あの疫病神を好むなんて……。人間ってやっぱり変ね。ねぇルナ」
「何?」
シュネーは、ニヤリと笑みを私に向け、こう言った。
──私と来ない?
続く
「だ、誰?」
私は妖精に話しかけると、妖精はこちらを見て、手招きをしてきた。
「ついてきてってことかしら?」
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そう呟くと、道案内をしてくれた妖精がこちらを向き、自信満々に話しかけてきた。
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「貴女が!? 凄いわね!」
「褒められても嬉しくないんだからねっ! もう!」
妖精は顔を両手で隠しながら、身体を左右に振った。 ツンデレというものなのかもしれない。
「ねぇ、貴方の名前は?」
「あら、先に名乗らないのね人間って。まぁいいわ! 私はシュネーよ!」
「私はルナ! よろしくねシュネー!」
握手の代わりに、シュネーの小さい手に人差し指を乗せた。すると、シュネーは驚いた表情を見せ、私の周りを飛び回った。
「アナタ……すごい魔力量ね! 普通の人間にしては珍しいわよ?」
「実はね……」
私はシュネーに転生者だということを告げると、納得した表情を見せた。
「転生者なら納得だわ。しかも、あの子が依り代になっているのね」
「知っているの?」
「勿論よ! 私、あの子の使い魔だったから。あの子が依り代になる前に、あの子からこの洞窟の管理を任されたの。依り代になって、次の転生者が来るまで、私を護って欲しいって……。だから私はこの洞窟を好きなように改造して、あの子を護っていたのよ」
そうだったんだ。ん? だったら私が転生してきたときも、いたってことにならないの? そう疑問に思い、シュネーに問い詰めると次の瞬間、影のように暗い笑みを浮かべた。
「フフッ」
「何が可笑しいの?」
「アランが、私のことを嫌っていたら? 私とアナタを合わせないようにしていたら?」
アランさんがわざわざそこまでしていたのであれば、じゃあ、何故一人でこの洞窟に入れって言ったのか。シュネーと出会うことまで目に見えているだろうし、シュネーと合わせたくなければ、アランさんも付いてくるだろうし……。矛盾が発生するばかりだ。
「だったら、アランさんは私を一人なんかにさせないはずよ。態とということはないだろうし」
「あら、自信満々じゃない。アランを尊敬しているのかしら?」
シュネーは嘲笑ったが、私はその言葉に頷くと、笑みを一切見せずに真顔で、私を見下ろした。
「へぇ~、あの疫病神を好むなんて……。人間ってやっぱり変ね。ねぇルナ」
「何?」
シュネーは、ニヤリと笑みを私に向け、こう言った。
──私と来ない?
続く
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