56 / 92
第5章 魔法大会と発情期
第56話 御嬢様の宣戦布告
「それでは行ってきますわ」
第10試合が始まったところで、リリア達が出て行った。
どうせどの試合も呪文ひとつで終わるのだろうから、早めに出たのだ。
相変わらず盛り上がりに欠ける第10試合を見ていると、私達のいる控室の扉がノックさる。
「はい。どうぞ」
誰だろうと思いつつそう返答。
「失礼いたしますわ」
え”っ!
声で誰かわかってしまった。つい先ほどここで話題に出た方だ。
扉が開いて金髪縦ロールが姿を現わす。
マリアンネは室内を見回して残念そうな顔をした。
「リリア様達は、もう出てしまわれたのですね」
「ええ、もう第10試合ですから」
マリアンネが何しに来たのだろう、なんて疑問はない。
間違いなく宣戦布告に来たのだろう。彼女はそういう奴だ。
そういった性格が『面と向かって話すのは今でも苦手』な理由。何というか昔のスポ根的というか何というか……
「ところでアンフィ―サ様、今回の御前試合は何故ご自分で出られなかったのでしょうか。私はてっきりアンフィ―サ様がでるものとばかり思っていましたわ」
マリアンネ様は、いきなり話を私に振って来た。
「私よりリリアの方が適しているからですわ。超級魔法も使えますし、魔力も大きいですから」
表向きの理由で誤魔化させてもらう。
「でもあの防御呪文は、アンフィ―サ様が考えられたのですよね。それに魔力そのものはアンフィ―サ様の方がお強い筈ですわ」
うっ!! いやな奴め。その通りだ。
しかしここは、しらを切らせてもらう。
「あれはあくまでリリアの魔法ですわ」
「論文を読んでアンフィ―サ様が作られた魔法ですわよね。そう伺っておりますわ、サクラエ教官に」
サクラエ教官、裏切ったな。いや裏切ったという事はないか。
奴はこの御前試合が、ひいてはこの学校の魔法教育そのものが実践的になる事を望んでいる。
そしてマリアンネの方向性は、まさにそちら側だ。
「他にも魔法大会の3日間、毎日の終わりにこれまた今までにない新魔法を見せてくれるというお話も聞いております。実演されるのはそちらにおられるリュネット様だそうですが、その魔法も作られたのはアンフィ―サ様と伺いました」
完全にバレている。サクラエ教官め……
「それでこちらへはどのような御用でしたでしょうか、マリアンネ様」
「先ほどの私の試合、ご覧いただけましたでしょうか」
どういうつもりだろう。そう思いつつも返事はしておく。
「ええ、見事な試合でしたわ。五番目の月をあそこまで制御して起動出来た事も勿論ですが、無詠唱で完璧な障壁魔法を展開されたのも見事でした。あの前では中級程度の攻撃魔法では全く歯が立ちませんわ」
「あの無詠唱の障壁魔法も試合展開も、アンフィ―サ様が今までやられていた事を真似させていただきました。残念ながら、私よりアンフィ―サ様の方が先を見る能力があるのは事実です。エンリコ殿下も、いや国王陛下もアンフィ―サ様のそういう面をお認めになったのだと思います」
マリアンネにこんな事を言われると、嫌な予感しかしない。
それに殿下とか陛下関係は私の本意ではない。そう弁解したいが出来ない。
「ですので遅ればせながら、私もアンフィ―サ様の後追いをさせていただきました。クザルゲ迷宮に入ったり、毎夜魔力を使い切る訓練をしたりして。ですのでアンフィ―サ様やこちらの方々がどれだけの事をして実力をつけられたのか、身をもってわかっています。それでも元々武門を司るイルツァーレ侯爵家の手前、本来文官の家であるフレッチ侯爵家に負けるわけにはいかないのですわ」
私としては張り合っているつもりはない。
それにイルツァーレ侯爵家の他にも武門の名家はいくつかある。
オンバラ侯爵家とかシカーガ辺境伯家とかヤナゼ辺境伯家とか。
特にヤナゼ辺境伯家は嫡男が私と同じクラスにいる。
本来武門の手前なんていうなら奴が出てくるべきだろう。お嬢様ではなくて。
違うか、フェルディナンド・ポー・ヤナゼ! お前だよお前!
なんて言っても、この場にはいないけれど。
「第11試合が終わったようですわ。申し訳ありませんが、こちらでリリア様達の試合を観戦して宜しいでしょうか」
「どうぞゆっくりご覧になって下さいませ」
嫌だと言いたいけれど、そういう訳にもいかないだろう。
金髪縦ロールの背後で茶色の髪の小柄な美少女が、皆に向かって頭を下げる。
いや心配しないでくれアニー様、とりあえず君は悪くない。むしろ大変だねといたわってやりたいところだ。
出来ればお風呂で裸の付き合いでも……じゅるり。
いや違う。今はそういう場合ではない。リリアとナタリアの試合だ。
今度は試合運びが違う。最初にリリアが六聖獣絶対防護魔法を無詠唱起動したのは同じ。でも隠蔽呪文はナタリアが唱えている。
その代わりリリアが唱えているのは……
「今度は私と同じく超級魔法、永久極寒風雪波《エターナルフォースブリザード》ですわね。でも私達の試合の際も、この派手な防護魔法を使われるつもりでしょうか」
マリアンネは六聖獣絶対防護魔法の見栄え部分が無駄だと言っている。
こいつ、やはりわかっている。
出来る奴ではあるのだ。先輩でかつ面倒くさいけれども。
「その際は、もっとシンプルな魔法をお見せすることになると思います」
隠しても無駄だろうから、そう言っておく。
「あとナタリア様の方も、相当魔力を上げられましたわね。本来は魔法使いより剣術や槍術の方が適正ある方なのに驚きです」
よく見ているな、マリアンネ。
普通の侯爵家クラスの御嬢様なら子爵家あたりの子女までは把握していない方が多い。
しかも1学年下なのに、しっかり名前だけでなく能力も把握済みのようだ。
「少し工夫はしているようだよね。ニヤマ様だけでなくキリア様も攻撃呪文を唱えているようだから。風と炎で相乗効果を狙うつもりかな」
リュネットの言う通り、今度の相手は2名とも攻撃魔法の呪文を唱えている。
確かに風と火の2属性は相性がいい。これで威力を倍以上に増やすつもりなのだろう。
「でも勝負はもう決まりましたわ。あの程度の魔法ではその防護呪文は破れません。あとの興味は、リリア様がどの程度超級魔法をコントロールしているかくらいですわ」
マリアンネの言う通りだ。
相手が唱えているのは広がり方こそオリジナル要素を含んでいるけれど、それ以外は単なる火炎呪文と強風呪文。
威力は双方ともに中級程度で、六聖獣絶対防護魔法を破れるとは思えない。
2つの攻撃魔法が同時に起動した。炎を纏った風がリリア達に向けて襲い掛かる。
ナタリアが詠唱を止めた。出現する6頭の竜。
うち2頭の竜の口から吐き出された魔力で、炎も風も姿を失う。
「……氷結せよ!」
リリアの魔法が起動した。
リリアの前から相手に向かう空間が、空気ごと凍り付いていく。
どこまで威力を絞れただろう。まさか相手を殺しはしないだろうけれど。
そう思いつつ、私は状況を見守る。
「見事ですわ。相手の僅か数指手前で止まっています」
マリアンネの言う通りだ。
無論相手にある程度の冷気のダメージはあるだろう。
しかしこの程度なら教官達が止められるし、治療できる程度だ。
「それではお邪魔致しました。リリア様とナタリア様には決勝でお逢いいたしましょうとお伝えください。それでは失礼いたします」
マリアンネが立ち上がって部屋を出て行く。
私はその姿を、ため息をつきながら見送った。
第10試合が始まったところで、リリア達が出て行った。
どうせどの試合も呪文ひとつで終わるのだろうから、早めに出たのだ。
相変わらず盛り上がりに欠ける第10試合を見ていると、私達のいる控室の扉がノックさる。
「はい。どうぞ」
誰だろうと思いつつそう返答。
「失礼いたしますわ」
え”っ!
声で誰かわかってしまった。つい先ほどここで話題に出た方だ。
扉が開いて金髪縦ロールが姿を現わす。
マリアンネは室内を見回して残念そうな顔をした。
「リリア様達は、もう出てしまわれたのですね」
「ええ、もう第10試合ですから」
マリアンネが何しに来たのだろう、なんて疑問はない。
間違いなく宣戦布告に来たのだろう。彼女はそういう奴だ。
そういった性格が『面と向かって話すのは今でも苦手』な理由。何というか昔のスポ根的というか何というか……
「ところでアンフィ―サ様、今回の御前試合は何故ご自分で出られなかったのでしょうか。私はてっきりアンフィ―サ様がでるものとばかり思っていましたわ」
マリアンネ様は、いきなり話を私に振って来た。
「私よりリリアの方が適しているからですわ。超級魔法も使えますし、魔力も大きいですから」
表向きの理由で誤魔化させてもらう。
「でもあの防御呪文は、アンフィ―サ様が考えられたのですよね。それに魔力そのものはアンフィ―サ様の方がお強い筈ですわ」
うっ!! いやな奴め。その通りだ。
しかしここは、しらを切らせてもらう。
「あれはあくまでリリアの魔法ですわ」
「論文を読んでアンフィ―サ様が作られた魔法ですわよね。そう伺っておりますわ、サクラエ教官に」
サクラエ教官、裏切ったな。いや裏切ったという事はないか。
奴はこの御前試合が、ひいてはこの学校の魔法教育そのものが実践的になる事を望んでいる。
そしてマリアンネの方向性は、まさにそちら側だ。
「他にも魔法大会の3日間、毎日の終わりにこれまた今までにない新魔法を見せてくれるというお話も聞いております。実演されるのはそちらにおられるリュネット様だそうですが、その魔法も作られたのはアンフィ―サ様と伺いました」
完全にバレている。サクラエ教官め……
「それでこちらへはどのような御用でしたでしょうか、マリアンネ様」
「先ほどの私の試合、ご覧いただけましたでしょうか」
どういうつもりだろう。そう思いつつも返事はしておく。
「ええ、見事な試合でしたわ。五番目の月をあそこまで制御して起動出来た事も勿論ですが、無詠唱で完璧な障壁魔法を展開されたのも見事でした。あの前では中級程度の攻撃魔法では全く歯が立ちませんわ」
「あの無詠唱の障壁魔法も試合展開も、アンフィ―サ様が今までやられていた事を真似させていただきました。残念ながら、私よりアンフィ―サ様の方が先を見る能力があるのは事実です。エンリコ殿下も、いや国王陛下もアンフィ―サ様のそういう面をお認めになったのだと思います」
マリアンネにこんな事を言われると、嫌な予感しかしない。
それに殿下とか陛下関係は私の本意ではない。そう弁解したいが出来ない。
「ですので遅ればせながら、私もアンフィ―サ様の後追いをさせていただきました。クザルゲ迷宮に入ったり、毎夜魔力を使い切る訓練をしたりして。ですのでアンフィ―サ様やこちらの方々がどれだけの事をして実力をつけられたのか、身をもってわかっています。それでも元々武門を司るイルツァーレ侯爵家の手前、本来文官の家であるフレッチ侯爵家に負けるわけにはいかないのですわ」
私としては張り合っているつもりはない。
それにイルツァーレ侯爵家の他にも武門の名家はいくつかある。
オンバラ侯爵家とかシカーガ辺境伯家とかヤナゼ辺境伯家とか。
特にヤナゼ辺境伯家は嫡男が私と同じクラスにいる。
本来武門の手前なんていうなら奴が出てくるべきだろう。お嬢様ではなくて。
違うか、フェルディナンド・ポー・ヤナゼ! お前だよお前!
なんて言っても、この場にはいないけれど。
「第11試合が終わったようですわ。申し訳ありませんが、こちらでリリア様達の試合を観戦して宜しいでしょうか」
「どうぞゆっくりご覧になって下さいませ」
嫌だと言いたいけれど、そういう訳にもいかないだろう。
金髪縦ロールの背後で茶色の髪の小柄な美少女が、皆に向かって頭を下げる。
いや心配しないでくれアニー様、とりあえず君は悪くない。むしろ大変だねといたわってやりたいところだ。
出来ればお風呂で裸の付き合いでも……じゅるり。
いや違う。今はそういう場合ではない。リリアとナタリアの試合だ。
今度は試合運びが違う。最初にリリアが六聖獣絶対防護魔法を無詠唱起動したのは同じ。でも隠蔽呪文はナタリアが唱えている。
その代わりリリアが唱えているのは……
「今度は私と同じく超級魔法、永久極寒風雪波《エターナルフォースブリザード》ですわね。でも私達の試合の際も、この派手な防護魔法を使われるつもりでしょうか」
マリアンネは六聖獣絶対防護魔法の見栄え部分が無駄だと言っている。
こいつ、やはりわかっている。
出来る奴ではあるのだ。先輩でかつ面倒くさいけれども。
「その際は、もっとシンプルな魔法をお見せすることになると思います」
隠しても無駄だろうから、そう言っておく。
「あとナタリア様の方も、相当魔力を上げられましたわね。本来は魔法使いより剣術や槍術の方が適正ある方なのに驚きです」
よく見ているな、マリアンネ。
普通の侯爵家クラスの御嬢様なら子爵家あたりの子女までは把握していない方が多い。
しかも1学年下なのに、しっかり名前だけでなく能力も把握済みのようだ。
「少し工夫はしているようだよね。ニヤマ様だけでなくキリア様も攻撃呪文を唱えているようだから。風と炎で相乗効果を狙うつもりかな」
リュネットの言う通り、今度の相手は2名とも攻撃魔法の呪文を唱えている。
確かに風と火の2属性は相性がいい。これで威力を倍以上に増やすつもりなのだろう。
「でも勝負はもう決まりましたわ。あの程度の魔法ではその防護呪文は破れません。あとの興味は、リリア様がどの程度超級魔法をコントロールしているかくらいですわ」
マリアンネの言う通りだ。
相手が唱えているのは広がり方こそオリジナル要素を含んでいるけれど、それ以外は単なる火炎呪文と強風呪文。
威力は双方ともに中級程度で、六聖獣絶対防護魔法を破れるとは思えない。
2つの攻撃魔法が同時に起動した。炎を纏った風がリリア達に向けて襲い掛かる。
ナタリアが詠唱を止めた。出現する6頭の竜。
うち2頭の竜の口から吐き出された魔力で、炎も風も姿を失う。
「……氷結せよ!」
リリアの魔法が起動した。
リリアの前から相手に向かう空間が、空気ごと凍り付いていく。
どこまで威力を絞れただろう。まさか相手を殺しはしないだろうけれど。
そう思いつつ、私は状況を見守る。
「見事ですわ。相手の僅か数指手前で止まっています」
マリアンネの言う通りだ。
無論相手にある程度の冷気のダメージはあるだろう。
しかしこの程度なら教官達が止められるし、治療できる程度だ。
「それではお邪魔致しました。リリア様とナタリア様には決勝でお逢いいたしましょうとお伝えください。それでは失礼いたします」
マリアンネが立ち上がって部屋を出て行く。
私はその姿を、ため息をつきながら見送った。
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。