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第12章 春合宿は南へと
第97話 助手兼説明担当者
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「久しぶりだね。ちょうどドバーシに来ているというので寄らせていただいたよ」
客間に入った俺達に軽い調子でホン・ド殿下は口を開く。学園祭で1人でクリームドーナツを食べていた時と同じ感じだ。
「用意が出来ていませんで大変恐縮です。それで今日はどのようなご用件なのでしょうか」
「馬無し馬車を開発したと聞いてね。何でもアージナへ向かうというじゃないか。僕もアージナへ行く途中だったものでね。これは是非乗せて貰おうと思ってさ」
おいおい待ってくれ。いったいそれを何処で聞きつけてきたんだ!
蒸気自動車を開発中である事は一応学校事務局経由で報告している。しかし完成したという報告はしていない。
ましてや合宿でアージナへ行き、その時に蒸気自動車を使う。そんな事は全く何処にも報告していない。
強いて言えばアキナ先輩の実家には別宅を借りると話はしている。しかしそんな家庭内の出来事をわざわざ殿下に報告しているとは思えない。
しかし現にここにいる殿下を追い返す訳にもいかない。これでも王家の第一王子殿下なのだ。
仕方が無いので結局は補助席を出し、荷物を整理して乗車位置を入れ替えて。2人分の席を空けてお乗りいただく。
そんな訳で3半時間後。蒸気自動車はアージナに向かう馬車道を10人乗り状態で走っている。
運転席がシモンさん、助手席が俺。2列目にアキナ先輩とホン・ド殿下が座っている。3列目以降は補助席を出して3人乗り状態。
ちなみに3列目がターカノさん、ナカさん、ヨーコ先輩。4列目がシンハ君、ミド・リー、フールイ先輩だ。
「ふむふむ、なかなか速いねこの馬無し馬車は。操縦は主に下のペダルと上の手で持っている丸い奴でやるのかい」
「はい。ペダルは右足が踏み込むと加速、左足がブレーキ、ハンドルで前の車輪の角度を変えて曲がったり向きを修正したりします」
運転はシモンさんに任せ、その代わり殿下への説明は俺がやっている。本当はアキナ先輩に説明担当を投げたいところだ。しかし残念な事にこの蒸気自動車の構造は俺とシモンさんしか知らない。
「左側にあるレバーは何をするんだい」
「右側のレバーが前進と後退を切り替えるレバーで、左側が駐車した際に動かないようにブレーキをかける為のレバーです。さらに前にあるのが石炭を投入するレバーです。助手席に乗っている場合は、石炭の投入は主に助手席の人が行います」
操作系統は3回くらい作り直している。
ライブスチームの設計図や操作は前世でビデオクリップ等で見て知っている。でも前世で実在した蒸気自動車の操作関係は俺も知らない。だから試行錯誤を繰り返して最適化したのだ。
その結果操縦は当初に比べ大分楽になっている。運転感覚は違うだろうが操作そのものはオートマのカートと同じ程度だ。まあ俺はカートに乗った事も無いけれどさ。
前進はアクセルを踏むだけ。停止はアクセルを離してブレーキを踏むだけ。後は基本ハンドル操作のみ。速度調整に多少は逆転器を使うけれど。
「前にある針が動いている丸い場所は何なのかな」
「右が速度を示しています。今は針が25をさしていますが、これは1時間このままで走ると25離進む速さで走っているという意味です。その隣は今まで走った総距離を離の単位で現しています。前の中央にあるものは蒸気圧を示していて、これが緑の位置にあれば安全に速く走れる事を意味しています」
「これもあの船と同じように蒸気で動いている訳か」
「そうです。しかし構造は大分異なります。船の方は蒸気の圧力で風車を回す形で動力を得ていますが、こちらはピストン運動、蒸気が膨れる力で棒を押して、その押す力を回転に変えるようにしています。この方が低い速度での力が強く、自動車に向いていますから」
「なるほどね。あと馬車より速いのに振動が緩いというか快適だね」
「以前ご覧に入れた空気入りタイヤの改良版を使っています。更に車軸と車体の間にバネや振動制御器をつけて、できるだけ快適になるようにしています。そうしないと速く走った際に危険なので」
「後でその辺がどうなっているのか見せて貰えるかな」
「はい、止まった時にご覧下さい」
いや説明が疲れる。ホン・ド殿下、質問が多いのだ。しかもかなり細かい分野まで突っ込んでくる。
ドバーシからアージナまでは大体30離。今の調子だと1時間半もあれば到着する筈だ。その間質問攻めに遭うかと思うとちょっと……。
◇◇◇
途中、アキナ先輩がズバリと俺が気にしている事を口にする。
「それでこの蒸気自動車についてはあの蒸気ボートと同じように、当分は設計も存在も公表しない予定です。殿下もそれで宜しいでしょうか」
「ああ。今はそれが賢明な判断だと思うよ」
あっさりとホン・ド殿下は了承する。こっちが拍子抜けする程に。
ただしそれだけでは言い足りないようで、話は続く。
「基本的にはこういった事項は考案者の意思を尊重するつもりだ。無論そうも言っていられない場合もあるかもしれない。その際は協力して貰うことになると思うけれどね。今はまだこの便利な乗り物が無くても大丈夫だ。あるともっと便利だなと思うのは確かだけれどさ」
彼は軽くため息をついて、更に続ける。
「僕自身はのんびりとやりたいように出来ればいいと思うのだけれどね。でも周りの状況がそれを許さない場合もある。
例えば西のスオー国がここ数年軍馬の改良に力を入れていて、既に我が国よりひとまわり大きく体力のある馬を繁殖しつつある。国の東は現在は小国の乱戦状態。だがおそらく10年程度後にはリョービ帝国が他の小国を併合してまとまる方向へと進むだろう。南のイーヨ国は現在は穏健派のアーキヤ・マが国王だが、次代のマーツオ・カシキ皇太子は好戦的な性格と聞く。
僕ら王家はこういった変数を常に考慮に入れなければならない訳だ。その為には当然自分の手元にある変数も色々把握しておかなければならない。殺伐とした現実だけれどね。王家の一員として投げ出す訳にもいかないしさ」
殿下が言っている事は俺達でも理解できる現実だ。この世界での魔法や技術はそのまま国力に直結する。そしてその国力を防衛するのは結局のところ軍事力だ。
幸いアストラム国そのものは気候も良く、資源にもそこそこ恵まれていてこの国だけで何とかやっていける環境にある。でも他国がそうかと言うと決してそうでも無いわけだ。
そんな国に生まれた国民は貧しいまま我慢するべきだと言うべきだろうか。豊かな国は生活水準が同等になるまで貧国へと援助をしろと強制すべきだろうか。どんな力で強制すれば動くだろうか。
この世界にそんな答えは存在しない。
例えば南のイーヨ国。ここはイングソック教による神権政治体制だ。
自由が無い暗黒国家と批判するのは簡単だろう。でも国土の大半が作物が育たない乾燥地域で大河の氾濫原だけが農業可能なあの国では、そんな体制でないと国民を養えなかったのかもしれない。自由もきっとコストなのだから。
だから何処が悪いなんて絶対的な答えはない。正義もまた相対的な存在。自分にとって正しい事こそが正義なのだ、きっと。
「そんな訳で更に質問するよ。あの蒸気船はその気になれば同じ物を量産出来るらしいけれど、この馬無し馬車についてはどうなのかな」
「これについては難しいですね。一番ネックになるのはタイヤです」
俺は正直なところを答える。
「現在は猪魔獣《オツコト》の皮とスモモの樹液、更に鋼の細線や木の繊維等で作っています。材料に魔獣の皮という希少な品を使っていますし、製造そのものもシモンさんのオリジナルな魔法、それもあの魔法杖でかなり強化した魔法で作っている状態です。他の機構は複雑ですがそのまま同じ物を作れば動きます。でもタイヤだけは今のところどうにもなりません」
「その辺は本来の君の知識ではどうやって作っていたんだい」
「ゴムという材料がありました。それを硫黄と炭等で強化したものを材料に、同じように鋼の細線や布等をかぶせて作っていいました。でもこの国にはゴムという材料がありません」
「それはミタキ君の知識では何処で得られる可能性がある材料なんだ?」
「存在するとしたら南の異国です。この国より遙かに暑く雨が多い気候の国。そういった場所に育つ樹木の樹液を集めて加工すると、良く伸びて変形しやすいが、変形してもすぐ戻るという特殊な性質を持つ物質になります。ただ同じような性質の樹液が出る木がこの世界にも存在するかどうかはわかりません」
「なるほどね。つまりその辺を解決しないと、これより遙かに遅いか震動が酷いものしか作れない訳だ」
「そうなります」
「よくわかった。ありがとう」
殿下は大きく頷いた。
客間に入った俺達に軽い調子でホン・ド殿下は口を開く。学園祭で1人でクリームドーナツを食べていた時と同じ感じだ。
「用意が出来ていませんで大変恐縮です。それで今日はどのようなご用件なのでしょうか」
「馬無し馬車を開発したと聞いてね。何でもアージナへ向かうというじゃないか。僕もアージナへ行く途中だったものでね。これは是非乗せて貰おうと思ってさ」
おいおい待ってくれ。いったいそれを何処で聞きつけてきたんだ!
蒸気自動車を開発中である事は一応学校事務局経由で報告している。しかし完成したという報告はしていない。
ましてや合宿でアージナへ行き、その時に蒸気自動車を使う。そんな事は全く何処にも報告していない。
強いて言えばアキナ先輩の実家には別宅を借りると話はしている。しかしそんな家庭内の出来事をわざわざ殿下に報告しているとは思えない。
しかし現にここにいる殿下を追い返す訳にもいかない。これでも王家の第一王子殿下なのだ。
仕方が無いので結局は補助席を出し、荷物を整理して乗車位置を入れ替えて。2人分の席を空けてお乗りいただく。
そんな訳で3半時間後。蒸気自動車はアージナに向かう馬車道を10人乗り状態で走っている。
運転席がシモンさん、助手席が俺。2列目にアキナ先輩とホン・ド殿下が座っている。3列目以降は補助席を出して3人乗り状態。
ちなみに3列目がターカノさん、ナカさん、ヨーコ先輩。4列目がシンハ君、ミド・リー、フールイ先輩だ。
「ふむふむ、なかなか速いねこの馬無し馬車は。操縦は主に下のペダルと上の手で持っている丸い奴でやるのかい」
「はい。ペダルは右足が踏み込むと加速、左足がブレーキ、ハンドルで前の車輪の角度を変えて曲がったり向きを修正したりします」
運転はシモンさんに任せ、その代わり殿下への説明は俺がやっている。本当はアキナ先輩に説明担当を投げたいところだ。しかし残念な事にこの蒸気自動車の構造は俺とシモンさんしか知らない。
「左側にあるレバーは何をするんだい」
「右側のレバーが前進と後退を切り替えるレバーで、左側が駐車した際に動かないようにブレーキをかける為のレバーです。さらに前にあるのが石炭を投入するレバーです。助手席に乗っている場合は、石炭の投入は主に助手席の人が行います」
操作系統は3回くらい作り直している。
ライブスチームの設計図や操作は前世でビデオクリップ等で見て知っている。でも前世で実在した蒸気自動車の操作関係は俺も知らない。だから試行錯誤を繰り返して最適化したのだ。
その結果操縦は当初に比べ大分楽になっている。運転感覚は違うだろうが操作そのものはオートマのカートと同じ程度だ。まあ俺はカートに乗った事も無いけれどさ。
前進はアクセルを踏むだけ。停止はアクセルを離してブレーキを踏むだけ。後は基本ハンドル操作のみ。速度調整に多少は逆転器を使うけれど。
「前にある針が動いている丸い場所は何なのかな」
「右が速度を示しています。今は針が25をさしていますが、これは1時間このままで走ると25離進む速さで走っているという意味です。その隣は今まで走った総距離を離の単位で現しています。前の中央にあるものは蒸気圧を示していて、これが緑の位置にあれば安全に速く走れる事を意味しています」
「これもあの船と同じように蒸気で動いている訳か」
「そうです。しかし構造は大分異なります。船の方は蒸気の圧力で風車を回す形で動力を得ていますが、こちらはピストン運動、蒸気が膨れる力で棒を押して、その押す力を回転に変えるようにしています。この方が低い速度での力が強く、自動車に向いていますから」
「なるほどね。あと馬車より速いのに振動が緩いというか快適だね」
「以前ご覧に入れた空気入りタイヤの改良版を使っています。更に車軸と車体の間にバネや振動制御器をつけて、できるだけ快適になるようにしています。そうしないと速く走った際に危険なので」
「後でその辺がどうなっているのか見せて貰えるかな」
「はい、止まった時にご覧下さい」
いや説明が疲れる。ホン・ド殿下、質問が多いのだ。しかもかなり細かい分野まで突っ込んでくる。
ドバーシからアージナまでは大体30離。今の調子だと1時間半もあれば到着する筈だ。その間質問攻めに遭うかと思うとちょっと……。
◇◇◇
途中、アキナ先輩がズバリと俺が気にしている事を口にする。
「それでこの蒸気自動車についてはあの蒸気ボートと同じように、当分は設計も存在も公表しない予定です。殿下もそれで宜しいでしょうか」
「ああ。今はそれが賢明な判断だと思うよ」
あっさりとホン・ド殿下は了承する。こっちが拍子抜けする程に。
ただしそれだけでは言い足りないようで、話は続く。
「基本的にはこういった事項は考案者の意思を尊重するつもりだ。無論そうも言っていられない場合もあるかもしれない。その際は協力して貰うことになると思うけれどね。今はまだこの便利な乗り物が無くても大丈夫だ。あるともっと便利だなと思うのは確かだけれどさ」
彼は軽くため息をついて、更に続ける。
「僕自身はのんびりとやりたいように出来ればいいと思うのだけれどね。でも周りの状況がそれを許さない場合もある。
例えば西のスオー国がここ数年軍馬の改良に力を入れていて、既に我が国よりひとまわり大きく体力のある馬を繁殖しつつある。国の東は現在は小国の乱戦状態。だがおそらく10年程度後にはリョービ帝国が他の小国を併合してまとまる方向へと進むだろう。南のイーヨ国は現在は穏健派のアーキヤ・マが国王だが、次代のマーツオ・カシキ皇太子は好戦的な性格と聞く。
僕ら王家はこういった変数を常に考慮に入れなければならない訳だ。その為には当然自分の手元にある変数も色々把握しておかなければならない。殺伐とした現実だけれどね。王家の一員として投げ出す訳にもいかないしさ」
殿下が言っている事は俺達でも理解できる現実だ。この世界での魔法や技術はそのまま国力に直結する。そしてその国力を防衛するのは結局のところ軍事力だ。
幸いアストラム国そのものは気候も良く、資源にもそこそこ恵まれていてこの国だけで何とかやっていける環境にある。でも他国がそうかと言うと決してそうでも無いわけだ。
そんな国に生まれた国民は貧しいまま我慢するべきだと言うべきだろうか。豊かな国は生活水準が同等になるまで貧国へと援助をしろと強制すべきだろうか。どんな力で強制すれば動くだろうか。
この世界にそんな答えは存在しない。
例えば南のイーヨ国。ここはイングソック教による神権政治体制だ。
自由が無い暗黒国家と批判するのは簡単だろう。でも国土の大半が作物が育たない乾燥地域で大河の氾濫原だけが農業可能なあの国では、そんな体制でないと国民を養えなかったのかもしれない。自由もきっとコストなのだから。
だから何処が悪いなんて絶対的な答えはない。正義もまた相対的な存在。自分にとって正しい事こそが正義なのだ、きっと。
「そんな訳で更に質問するよ。あの蒸気船はその気になれば同じ物を量産出来るらしいけれど、この馬無し馬車についてはどうなのかな」
「これについては難しいですね。一番ネックになるのはタイヤです」
俺は正直なところを答える。
「現在は猪魔獣《オツコト》の皮とスモモの樹液、更に鋼の細線や木の繊維等で作っています。材料に魔獣の皮という希少な品を使っていますし、製造そのものもシモンさんのオリジナルな魔法、それもあの魔法杖でかなり強化した魔法で作っている状態です。他の機構は複雑ですがそのまま同じ物を作れば動きます。でもタイヤだけは今のところどうにもなりません」
「その辺は本来の君の知識ではどうやって作っていたんだい」
「ゴムという材料がありました。それを硫黄と炭等で強化したものを材料に、同じように鋼の細線や布等をかぶせて作っていいました。でもこの国にはゴムという材料がありません」
「それはミタキ君の知識では何処で得られる可能性がある材料なんだ?」
「存在するとしたら南の異国です。この国より遙かに暑く雨が多い気候の国。そういった場所に育つ樹木の樹液を集めて加工すると、良く伸びて変形しやすいが、変形してもすぐ戻るという特殊な性質を持つ物質になります。ただ同じような性質の樹液が出る木がこの世界にも存在するかどうかはわかりません」
「なるほどね。つまりその辺を解決しないと、これより遙かに遅いか震動が酷いものしか作れない訳だ」
「そうなります」
「よくわかった。ありがとう」
殿下は大きく頷いた。
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