56 / 202
第12章 冬の嵐
56 修復
しおりを挟む
白いサマードレスの少女が俺の前にとことこ歩いてくる。
これは姉さんの方だな。
そしてこれは夢だ。
割と最近よくある事なので、そこまではすぐに理解する。
「修、今回は色々大変だったみたいだけど、状況は把握できている?」
声と話し方は今の由香里姉だ。
「出血かショックで意識が飛んじゃったからなあ。説明してくれるとありがたい」
彼女の溜め息が聞こえた気がした。
「という事はほぼ理解できているって事ね。全くずぶどいというか、もう少し自分を大切にしたら」
「でも俺以外は多分大怪我は無いんだろ、意識なくなる前の感じなら。ならそれ程心配しなくてもいいかと」
「自分の心配をしなさいよ。確かに香緒里もジェニーも翠も怪我らしい怪我は無いわよ。敵も撤収済みで残された人員もいない。だから問題は修だけよ」
予想通りだったが、結果を聞いて安心した。
なら次の課題だ。
「両腕無しで義手を作るのが面倒だよな。香緒里ちゃんにも協力してもらわないと」
「あのねえ、それを理解している癖にそれだけ他人事のように言えるなんてどういう神経しているのよ」
「こういう神経」
少女は頭を抱える。
「冗談じゃなく手から神経線維見えているんだからね。何か心配して凄く損している気分。じゃあ次に変わるわ」
変わるって、いつも通りなら香緒里ちゃんかな。
そう思ったが現れた少女は香緒里ちゃんではなかった。
白い髪に緑色の瞳が印象的な水色のサマードレスの無表情な女の子。
「ひょっとして風遊美さん」
「正解です。修君からは私はどんな風に見えているのでしょうか」
「白いおかっぱの髪に緑色の瞳、水色のサマードレスを着た7歳位の美少女」
「修君はロリコンなんですか」
無表情かつ冷たい口調で言われる。
ぎくっ。
「意識が多分出会った頃の薊野姉妹にあわせて、型を作っているんではないかと」
「まあ、それは置いておいて」
風遊美さんは無表情なまま続ける。
「今、私は由香里さんに中継してもらって修君とお話しています。自分の現状は理解していますね」
「両手が切断されたことなら」
風遊美さんは小さく頷いた。
「なら話が早いです。まず、切断面は修君が意識を失った後、由香里さんが急速冷凍したので本体側も離れた手の側も綺麗に残っています。これについては奈津希が側にいるのでいつでも元の状態に解凍可能です。
次に、私は補助魔法科として当然ある程度の医療魔法も使えますし医療の知識も持っています。それもご存知ですね」
「ええ。という事は風遊美さんの魔法で両手を繋げられるのですか」
風遊美さんは首を横に振る。
「出来ない事はないのですが、完全に元通りとまでは保証できないのが実情です。ですが修君はご自分の魔法がありますよね。機械を思い通りに製造する魔法が」
何を言おうとしているのかは何となく理解できた。
「でも、あれは機械限定の魔法です。生物に応用したことは無いですが」
「原理は同じです。特に今回は切断されたものを繋ぐだけですから。必要なら私の記憶を使って医療知識を引き出して下さい。自由に使っていただいて結構です」
ちょっと俺は考えて気づく。
「それだと風遊美さんの全部の記憶を読み放題って事になるけれど。いいんですかそれで」
「私は構いません。見たいと思うならこのチャンスに私の恥ずかしい記憶でも何でも読んで結構です」
あくまで無表情で冷静な口調のまま、風遊美さんはそう言い放つ。
記憶を見られるなんて、ある意味裸になる以上に恥ずかしい事のような気がするのだけれども。
しかしそれに風遊美さんが気づいていないという事はありえない。
とするとこの無表情な風遊美さんも相応な覚悟をしている、という事だ。
「わかりました。やってみます」
できるだけ風遊美さんの記憶に触れずに何とかやってみよう。
「では私の視界を送ります。魔法はこのままでも使えるはずです」
俺の意識に風遊美さんから見た俺の腕が映し出される。
血や千切れた肉片がかなり生々しい。
「解凍は」
「済ませました。いつでも」
「なら」
俺は魔法を起動する。
◇◇◇
白ではない、灰色で屋根の凹凸が丸見えの天井。
何処かはすぐ気づく。
下の硬さと視点の高さと位置から見て、工房の作業台の上だ。
学生会幹部の面々の顔が見える。
俺は起き上がる途中で気づく。
作業台の上、俺の隣に誰か寝ている。
香緒里ちゃんだ。
「状況は? 怪我じゃないよな」
「先に自分の心配をしたらどうだい」
呆れ顔で鈴懸台先輩が言う。
「自分の方は確認済みです。それより香緒里ちゃんは?」
「肉体的な損傷はないわ。修を引き継ぐまでは問題なかったし。泣いていたけれど」
由香里姉が答えてくれる。
確かに香緒里ちゃんの顔に涙の痕が見えた。
「なら今の状況は?」
「修を引き継いでこの作業台に載せて、とりあえず応急措置をしたのを確認してから突然意識を失ったの。手を繋いで呼びかけても応えてくれない」
「魔法の影響とかは無いよね」
「無いわ。修には内緒にしていたけど、あの魔法が本来の香緒里の最強魔法だから」
俺は少し考える。
「月見野先輩、香緒里ちゃんの脳系統に異常があるか確認する魔法はありますか?」
「肉体的には脳を含めて異常なしですわ」
月見野先輩は断言する。
「ありがとうございます。あとはこの場合の医学的措置は?」
「意識して水分を取れない状態。だから放っておくと72時間程度で重篤な脱水症状に陥ります。ですから病院で点滴を打ちながら回復を待つのが常套手段ですわ」
「では救急車、というか車で搬送しましょうか」
この島には救急車も病院も1つずつしかない。
だから自分の車で行った方が早いだろう。
幸い由香里姉の車は襲撃の影響を受けずに無事だ。
俺はポケットを探って車の鍵を取り出し、ドアを開ける。
俺の手は自然に動いてくれた。
「それでは搬送しましょう。月見野先輩、病院に連絡をお願いしていいですか」
◇◇◇
月見野先輩のおかげで病院での受け入れもスムーズに済んだ。
空いていた個室のベッドに香緒里ちゃんは寝かされ、回りを学生会の面々が取り囲んでいる。
「それでこの場にいるたった一人の身内に申し訳無いんですが、由香里姉は車で一度戻っていただいて、車体で工房の入口を塞いでいただけますか。あと出来れば鈴懸台先輩とジェニー、あと月見野先輩は一緒に行って警察や教授会や学校側にさっきの襲撃の届け出をお願いします」
「修は」
「正直血液が少ないせいかしんどいんで、ちょっとここで休ませてもらいます」
実は嘘だ。
確かに貧血気味だがそこまでしんどい訳ではない。
でもこの場からできるだけ人を排除して、かつ俺は残りたい。
これからやる事のためには人は少ない方がいい。
「わかったわ、修。でも絶対無理はしないでね。確かに香緒里を失いたくはないけれど、それ以上に香緒里を恨む羽目にはなりたくない。わかるわよね」
その言葉で由香里姉が、俺のやろうとしている事に気づいているのがわかる。
だから俺は由香里姉に軽く頭を下げた。
「お願いします」
「わかったわ。じゃあ香緒里をお願い」
由香里姉も月見野先輩もそれ以上は言わず、部屋を出て行く。
俺はもう一度、頭を軽く下げた。
これは姉さんの方だな。
そしてこれは夢だ。
割と最近よくある事なので、そこまではすぐに理解する。
「修、今回は色々大変だったみたいだけど、状況は把握できている?」
声と話し方は今の由香里姉だ。
「出血かショックで意識が飛んじゃったからなあ。説明してくれるとありがたい」
彼女の溜め息が聞こえた気がした。
「という事はほぼ理解できているって事ね。全くずぶどいというか、もう少し自分を大切にしたら」
「でも俺以外は多分大怪我は無いんだろ、意識なくなる前の感じなら。ならそれ程心配しなくてもいいかと」
「自分の心配をしなさいよ。確かに香緒里もジェニーも翠も怪我らしい怪我は無いわよ。敵も撤収済みで残された人員もいない。だから問題は修だけよ」
予想通りだったが、結果を聞いて安心した。
なら次の課題だ。
「両腕無しで義手を作るのが面倒だよな。香緒里ちゃんにも協力してもらわないと」
「あのねえ、それを理解している癖にそれだけ他人事のように言えるなんてどういう神経しているのよ」
「こういう神経」
少女は頭を抱える。
「冗談じゃなく手から神経線維見えているんだからね。何か心配して凄く損している気分。じゃあ次に変わるわ」
変わるって、いつも通りなら香緒里ちゃんかな。
そう思ったが現れた少女は香緒里ちゃんではなかった。
白い髪に緑色の瞳が印象的な水色のサマードレスの無表情な女の子。
「ひょっとして風遊美さん」
「正解です。修君からは私はどんな風に見えているのでしょうか」
「白いおかっぱの髪に緑色の瞳、水色のサマードレスを着た7歳位の美少女」
「修君はロリコンなんですか」
無表情かつ冷たい口調で言われる。
ぎくっ。
「意識が多分出会った頃の薊野姉妹にあわせて、型を作っているんではないかと」
「まあ、それは置いておいて」
風遊美さんは無表情なまま続ける。
「今、私は由香里さんに中継してもらって修君とお話しています。自分の現状は理解していますね」
「両手が切断されたことなら」
風遊美さんは小さく頷いた。
「なら話が早いです。まず、切断面は修君が意識を失った後、由香里さんが急速冷凍したので本体側も離れた手の側も綺麗に残っています。これについては奈津希が側にいるのでいつでも元の状態に解凍可能です。
次に、私は補助魔法科として当然ある程度の医療魔法も使えますし医療の知識も持っています。それもご存知ですね」
「ええ。という事は風遊美さんの魔法で両手を繋げられるのですか」
風遊美さんは首を横に振る。
「出来ない事はないのですが、完全に元通りとまでは保証できないのが実情です。ですが修君はご自分の魔法がありますよね。機械を思い通りに製造する魔法が」
何を言おうとしているのかは何となく理解できた。
「でも、あれは機械限定の魔法です。生物に応用したことは無いですが」
「原理は同じです。特に今回は切断されたものを繋ぐだけですから。必要なら私の記憶を使って医療知識を引き出して下さい。自由に使っていただいて結構です」
ちょっと俺は考えて気づく。
「それだと風遊美さんの全部の記憶を読み放題って事になるけれど。いいんですかそれで」
「私は構いません。見たいと思うならこのチャンスに私の恥ずかしい記憶でも何でも読んで結構です」
あくまで無表情で冷静な口調のまま、風遊美さんはそう言い放つ。
記憶を見られるなんて、ある意味裸になる以上に恥ずかしい事のような気がするのだけれども。
しかしそれに風遊美さんが気づいていないという事はありえない。
とするとこの無表情な風遊美さんも相応な覚悟をしている、という事だ。
「わかりました。やってみます」
できるだけ風遊美さんの記憶に触れずに何とかやってみよう。
「では私の視界を送ります。魔法はこのままでも使えるはずです」
俺の意識に風遊美さんから見た俺の腕が映し出される。
血や千切れた肉片がかなり生々しい。
「解凍は」
「済ませました。いつでも」
「なら」
俺は魔法を起動する。
◇◇◇
白ではない、灰色で屋根の凹凸が丸見えの天井。
何処かはすぐ気づく。
下の硬さと視点の高さと位置から見て、工房の作業台の上だ。
学生会幹部の面々の顔が見える。
俺は起き上がる途中で気づく。
作業台の上、俺の隣に誰か寝ている。
香緒里ちゃんだ。
「状況は? 怪我じゃないよな」
「先に自分の心配をしたらどうだい」
呆れ顔で鈴懸台先輩が言う。
「自分の方は確認済みです。それより香緒里ちゃんは?」
「肉体的な損傷はないわ。修を引き継ぐまでは問題なかったし。泣いていたけれど」
由香里姉が答えてくれる。
確かに香緒里ちゃんの顔に涙の痕が見えた。
「なら今の状況は?」
「修を引き継いでこの作業台に載せて、とりあえず応急措置をしたのを確認してから突然意識を失ったの。手を繋いで呼びかけても応えてくれない」
「魔法の影響とかは無いよね」
「無いわ。修には内緒にしていたけど、あの魔法が本来の香緒里の最強魔法だから」
俺は少し考える。
「月見野先輩、香緒里ちゃんの脳系統に異常があるか確認する魔法はありますか?」
「肉体的には脳を含めて異常なしですわ」
月見野先輩は断言する。
「ありがとうございます。あとはこの場合の医学的措置は?」
「意識して水分を取れない状態。だから放っておくと72時間程度で重篤な脱水症状に陥ります。ですから病院で点滴を打ちながら回復を待つのが常套手段ですわ」
「では救急車、というか車で搬送しましょうか」
この島には救急車も病院も1つずつしかない。
だから自分の車で行った方が早いだろう。
幸い由香里姉の車は襲撃の影響を受けずに無事だ。
俺はポケットを探って車の鍵を取り出し、ドアを開ける。
俺の手は自然に動いてくれた。
「それでは搬送しましょう。月見野先輩、病院に連絡をお願いしていいですか」
◇◇◇
月見野先輩のおかげで病院での受け入れもスムーズに済んだ。
空いていた個室のベッドに香緒里ちゃんは寝かされ、回りを学生会の面々が取り囲んでいる。
「それでこの場にいるたった一人の身内に申し訳無いんですが、由香里姉は車で一度戻っていただいて、車体で工房の入口を塞いでいただけますか。あと出来れば鈴懸台先輩とジェニー、あと月見野先輩は一緒に行って警察や教授会や学校側にさっきの襲撃の届け出をお願いします」
「修は」
「正直血液が少ないせいかしんどいんで、ちょっとここで休ませてもらいます」
実は嘘だ。
確かに貧血気味だがそこまでしんどい訳ではない。
でもこの場からできるだけ人を排除して、かつ俺は残りたい。
これからやる事のためには人は少ない方がいい。
「わかったわ、修。でも絶対無理はしないでね。確かに香緒里を失いたくはないけれど、それ以上に香緒里を恨む羽目にはなりたくない。わかるわよね」
その言葉で由香里姉が、俺のやろうとしている事に気づいているのがわかる。
だから俺は由香里姉に軽く頭を下げた。
「お願いします」
「わかったわ。じゃあ香緒里をお願い」
由香里姉も月見野先輩もそれ以上は言わず、部屋を出て行く。
俺はもう一度、頭を軽く下げた。
49
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
才能は流星魔法
神無月 紅
ファンタジー
東北の田舎に住んでいる遠藤井尾は、事故によって気が付けばどこまでも広がる空間の中にいた。
そこには巨大な水晶があり、その水晶に触れると井尾の持つ流星魔法の才能が目覚めることになる。
流星魔法の才能が目覚めると、井尾は即座に異世界に転移させられてしまう。
ただし、そこは街中ではなく誰も人のいない山の中。
井尾はそこで生き延びるべく奮闘する。
山から降りるため、まずはゴブリンから逃げ回りながら人の住む街や道を探すべく頂上付近まで到達したとき、そこで見たのは地上を移動するゴブリンの軍勢。
井尾はそんなゴブリンの軍勢に向かって流星魔法を使うのだった。
二日に一度、18時に更新します。
カクヨムにも同時投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる