182 / 202
第34章 詩織ちゃんの家出
181 詩織ちゃんの家出
しおりを挟む
詩織ちゃんは、短期間の予知魔法を手に入れた。
風遊美さんも、同じ魔法を手に入れた。
更に多少の予知魔法すら闇魔法でねじ伏せる、攻撃魔法科現役最強の黒魔女の参入。
とどめに暇潰しの氷の女王とか、同じく暇潰しの炎の戦闘隊長も参入。
このあたりのせいで、学生会内の模擬戦が酷い事になっているらしい。
そしてその結果が、隣の樽湯でボロボロになってお湯漬けになっている。
言うまでもなくルイスだ。
アザだの傷だのは全部治療済みなのだが、お疲れ感が半端ない。
なお露天風呂の男女時間別制度は、ゴールデン・ウィーク半ばにして廃止されてしまった。
俺やルイスやロビーの要望等では決して無い。
入りたい時に自由に入るぞ文句あるか。そんな女性陣の横暴な意見に屈しただけである。
ちなみにその意見を主張したのは、風遊美さんと香緒里ちゃんを除くほぼ全員。
ここで俺は一言言いたい。
君達には恥ずかしいという概念は無いのか!
俺とルイスにはあるぞ!
文句を言いたい奴は山ほどいる。
でもその中で、俺が今回の代表を選ぶとすれば奴だろう。
世田谷!お前周りに染まりすぎ!
という訳で裸女の集団を前に、今日も俺とルイスは樽湯に沈んでいる訳だ。
「僕もそろそろ別の魔法を開発しないと、後が無さそうだ」
隣の樽からルイスの沈痛な声。
「それでも風魔法の他に、炎系統や氷系統、雷までは使えるようになったんだろ」
「でもまだ常識の範囲内だ。今日程、力不足を痛感した日は無い」
まああんな怪物級の連中を相手にすれば、そうも思いたくなるだろうけれど。
「学内では別に問題ないんだろ。あんなの攻撃魔法科にだってそうそういないだろうしさ」
「でも脅威が現存するとわかっている以上、対策を取れないようでは唯の負け犬だ」
真剣に悩むな、あんな脅威世界にだってきっと数える程しか存在しないぞ。そう慰めてもルイスには無意味だろうけれど。
きっと明日も、化物や怪物や怪獣や珍獣に痛めつけられるんだろうし。
ただ正直言って、俺じゃ相談されても大した意見は出せない。
攻撃魔法という物を知らなすぎる。
「奈津季さんが詩織ちゃんの空間魔法に対応したのは、どういう方法だったっけな」
「自分の周りにある程度の風を流しておいて、気流が乱れた瞬間に反対方向に移動しつつ攻撃するという方法だ。今でもある程度有効だが、同時多発的に複数箇所から攻撃されると対処が遅れる」
「なら攻撃されると同時に反撃できるようなもので周りを囲めばどうだ。例えば自分自身を高電圧に帯電させておくとか、付近の気圧を上げておくとか」
「防御はそれで何とかなるが、そうすると自発的に攻撃動作をするのが難しくなる。遠隔魔法に頼るだけでは……」
「突然ですがお邪魔するのですよ」
いきなり俺とルイスの会話がぶった切られた。
誰の声かはもうわかっている。
俺の樽湯に出現していないところを見ると、ルイスの樽湯に出現しているようだ。
いつもながらルイスには苦労をかける。
「何だ詩織、何か用か?」
ルイスからの無言のSOSを無視しつつ、話を始める。
「ちょっと親父と喧嘩したので家出するのですよ。なので当分の間、衣食住よろしくというお願いなのです」
……何だって?
「家出って、隣の田奈家から?」
「そうなのです。親父がわからず屋なので、家出をするのです」
そう言われても実態として、既にこっちの部屋にに入り浸りだしな。
家出をすることで、何か変化があるのだろうか。
「学校に行かないとかか?」
「学校はちゃんと出るですし、学生会もするですよ」
それって、ほぼ何も変わらないんじゃないだろうか。
「なお親父以外のお母さんとかお姉さんには内緒なのです。あくまで親父対象なのです」
それって限りなく実害が無い気がする。
親バカの田奈先生には、堪えるかもしれないけれど。
「なので当分宜しくなのです」
「一応了解はした」
実害どころか実態すらまるで変わらないとは思うけれど。
ただそうなると、鬱陶しい相談が入りそうだ。具体的には隣のむさい親父から。
面倒だが確認してやるとしよう。奴には色々世話になってるし。
俺は風呂を出て、自分の部屋へと向かう。
スマホを見ると案の定、かつての担当教官殿からSNSが入っていた。
どれどれ、顔を出してやるとするか。
手土産のプリンを2個持って隣の家を訪れる。
出てきたのは例の通り、むさい中年親父だ。
「どうしたんですか、家出なんて」
「詩織が危ない連中と連絡を取っていてな、注意したら家出された」
危ない連中か。
特区には悲しいかな、不良とかヤンキーとかは生息していない。
そんなんで気張ったら、攻撃魔法でぶっ飛ばされるのが落ちだから。
ん、待てよ。
「危ない連中ってまさか、俺達じゃないですよね」
「自覚は一応あったのか。でも今回は違う。シュヴァルツヴァルト方面だ。アホゲル……ゲルハルト一派と何やら怪しげな連絡をしている」
EUの魔法特区でゲルハルトと言うと、聞き覚えがある名前だ。
アホゲルという呼び方なら散々聞いた事があるが、そういう名前だったか。
そしてその名前は確か。
「向こうの総合魔法学院の副長ですよね、ゲルハルト・アレクサンダー・カーン氏は」
「アホゲルで十分だ」
正解だったらしい。
「それで連絡を取る事の何が悪いんですか」
なんやかんや言っても、田奈先生とアホゲル氏の仲は悪くなかった筈だ。
「大抵の事はこっちの特区で間に合うはずなのに、わざわざシュヴァルツヴァルドに連絡取っているんだぞ。正直こっちより向こうが適している事など、ろくな方面じゃない」
これは単なる嫉妬なのだろうか。
それとも何かの知識に基づくまっとうな考えなのだろうか。
俺には何とも判断がつかない。
「田奈先生には通信の秘密など通用しない、と思っていましたけれど」
「本当に危険とかが迫っていない限り、そういう手段は個人的に好かん」
親でもこの辺の倫理意識をキープしている辺り、やっぱり田奈先生だなと思う。
「ここの特区しか知らない長津田に説明するとだな、日本の特区よりシュヴァルツヴァルドの方が優れているのは諜報分野とか安全管理分野位だ。何せ向こうは陸続きで、常に脅威と直面している。そしてアホゲルのメインの魔法は強烈かつ最悪な心理魔法だ。ついでに言うと奴の一派というのは秘密工作とか世論醸成とかまあ、表立って言えない作業が大得意な連中だ」
確かにそれは危ない連中だ。
風遊美さんも、同じ魔法を手に入れた。
更に多少の予知魔法すら闇魔法でねじ伏せる、攻撃魔法科現役最強の黒魔女の参入。
とどめに暇潰しの氷の女王とか、同じく暇潰しの炎の戦闘隊長も参入。
このあたりのせいで、学生会内の模擬戦が酷い事になっているらしい。
そしてその結果が、隣の樽湯でボロボロになってお湯漬けになっている。
言うまでもなくルイスだ。
アザだの傷だのは全部治療済みなのだが、お疲れ感が半端ない。
なお露天風呂の男女時間別制度は、ゴールデン・ウィーク半ばにして廃止されてしまった。
俺やルイスやロビーの要望等では決して無い。
入りたい時に自由に入るぞ文句あるか。そんな女性陣の横暴な意見に屈しただけである。
ちなみにその意見を主張したのは、風遊美さんと香緒里ちゃんを除くほぼ全員。
ここで俺は一言言いたい。
君達には恥ずかしいという概念は無いのか!
俺とルイスにはあるぞ!
文句を言いたい奴は山ほどいる。
でもその中で、俺が今回の代表を選ぶとすれば奴だろう。
世田谷!お前周りに染まりすぎ!
という訳で裸女の集団を前に、今日も俺とルイスは樽湯に沈んでいる訳だ。
「僕もそろそろ別の魔法を開発しないと、後が無さそうだ」
隣の樽からルイスの沈痛な声。
「それでも風魔法の他に、炎系統や氷系統、雷までは使えるようになったんだろ」
「でもまだ常識の範囲内だ。今日程、力不足を痛感した日は無い」
まああんな怪物級の連中を相手にすれば、そうも思いたくなるだろうけれど。
「学内では別に問題ないんだろ。あんなの攻撃魔法科にだってそうそういないだろうしさ」
「でも脅威が現存するとわかっている以上、対策を取れないようでは唯の負け犬だ」
真剣に悩むな、あんな脅威世界にだってきっと数える程しか存在しないぞ。そう慰めてもルイスには無意味だろうけれど。
きっと明日も、化物や怪物や怪獣や珍獣に痛めつけられるんだろうし。
ただ正直言って、俺じゃ相談されても大した意見は出せない。
攻撃魔法という物を知らなすぎる。
「奈津季さんが詩織ちゃんの空間魔法に対応したのは、どういう方法だったっけな」
「自分の周りにある程度の風を流しておいて、気流が乱れた瞬間に反対方向に移動しつつ攻撃するという方法だ。今でもある程度有効だが、同時多発的に複数箇所から攻撃されると対処が遅れる」
「なら攻撃されると同時に反撃できるようなもので周りを囲めばどうだ。例えば自分自身を高電圧に帯電させておくとか、付近の気圧を上げておくとか」
「防御はそれで何とかなるが、そうすると自発的に攻撃動作をするのが難しくなる。遠隔魔法に頼るだけでは……」
「突然ですがお邪魔するのですよ」
いきなり俺とルイスの会話がぶった切られた。
誰の声かはもうわかっている。
俺の樽湯に出現していないところを見ると、ルイスの樽湯に出現しているようだ。
いつもながらルイスには苦労をかける。
「何だ詩織、何か用か?」
ルイスからの無言のSOSを無視しつつ、話を始める。
「ちょっと親父と喧嘩したので家出するのですよ。なので当分の間、衣食住よろしくというお願いなのです」
……何だって?
「家出って、隣の田奈家から?」
「そうなのです。親父がわからず屋なので、家出をするのです」
そう言われても実態として、既にこっちの部屋にに入り浸りだしな。
家出をすることで、何か変化があるのだろうか。
「学校に行かないとかか?」
「学校はちゃんと出るですし、学生会もするですよ」
それって、ほぼ何も変わらないんじゃないだろうか。
「なお親父以外のお母さんとかお姉さんには内緒なのです。あくまで親父対象なのです」
それって限りなく実害が無い気がする。
親バカの田奈先生には、堪えるかもしれないけれど。
「なので当分宜しくなのです」
「一応了解はした」
実害どころか実態すらまるで変わらないとは思うけれど。
ただそうなると、鬱陶しい相談が入りそうだ。具体的には隣のむさい親父から。
面倒だが確認してやるとしよう。奴には色々世話になってるし。
俺は風呂を出て、自分の部屋へと向かう。
スマホを見ると案の定、かつての担当教官殿からSNSが入っていた。
どれどれ、顔を出してやるとするか。
手土産のプリンを2個持って隣の家を訪れる。
出てきたのは例の通り、むさい中年親父だ。
「どうしたんですか、家出なんて」
「詩織が危ない連中と連絡を取っていてな、注意したら家出された」
危ない連中か。
特区には悲しいかな、不良とかヤンキーとかは生息していない。
そんなんで気張ったら、攻撃魔法でぶっ飛ばされるのが落ちだから。
ん、待てよ。
「危ない連中ってまさか、俺達じゃないですよね」
「自覚は一応あったのか。でも今回は違う。シュヴァルツヴァルト方面だ。アホゲル……ゲルハルト一派と何やら怪しげな連絡をしている」
EUの魔法特区でゲルハルトと言うと、聞き覚えがある名前だ。
アホゲルという呼び方なら散々聞いた事があるが、そういう名前だったか。
そしてその名前は確か。
「向こうの総合魔法学院の副長ですよね、ゲルハルト・アレクサンダー・カーン氏は」
「アホゲルで十分だ」
正解だったらしい。
「それで連絡を取る事の何が悪いんですか」
なんやかんや言っても、田奈先生とアホゲル氏の仲は悪くなかった筈だ。
「大抵の事はこっちの特区で間に合うはずなのに、わざわざシュヴァルツヴァルドに連絡取っているんだぞ。正直こっちより向こうが適している事など、ろくな方面じゃない」
これは単なる嫉妬なのだろうか。
それとも何かの知識に基づくまっとうな考えなのだろうか。
俺には何とも判断がつかない。
「田奈先生には通信の秘密など通用しない、と思っていましたけれど」
「本当に危険とかが迫っていない限り、そういう手段は個人的に好かん」
親でもこの辺の倫理意識をキープしている辺り、やっぱり田奈先生だなと思う。
「ここの特区しか知らない長津田に説明するとだな、日本の特区よりシュヴァルツヴァルドの方が優れているのは諜報分野とか安全管理分野位だ。何せ向こうは陸続きで、常に脅威と直面している。そしてアホゲルのメインの魔法は強烈かつ最悪な心理魔法だ。ついでに言うと奴の一派というのは秘密工作とか世論醸成とかまあ、表立って言えない作業が大得意な連中だ」
確かにそれは危ない連中だ。
29
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる