19 / 84
第4話 実は○○の野望らしいけれど
19 醤油と蒲鉾と……
しおりを挟む
翌朝、麹を採取しようとしていた事を思い出して、朝一番に山近くまで移動。
明らかに黄変している部分があるので、全知で確認してみる。
『この状態なら、麹菌を分離して収納が可能です。またパンに使用可能な酵母も生えていますので、分離して収納出来ます』
おっと、パンも作れるのか。
うどんがあれば、別にパンはいらないけれど。
『かつてはケカハの地でも、パンを作っていました。ただし酵母を使用して発酵させるのは、特別な場合用の高級なパンで、普段は無発酵の薄焼きパンか、豆のスープが主食となっていました』
そう言えばケカハ本来の食生活について、私はほとんど知らない。
でも、まずは醤油だ。
醤油を作った後、その気になって暇が出来たら確認してみよう。
収納内で豆を蒸して、炒った小麦をまぜあわせる。本来は小麦と豆は1対1なのだけれど、豆のタンパク質が少なめらしいから、今回は豆7小麦3位。
混ぜ合わせて、採取した麹菌を加えて繁殖させ、酵素を作り出した後、塩水を加えて熟成。
これを絞って漉して、沈殿したり上に浮いたりしたものを取りのぞけば、生醤油の完成だ。
ここまで昔ながらの方法で作ると、1年以上かかるらしい。
温度を調節しても、3ヶ月くらいかかるとか。
しかし神チートこと全在を使うと、材料を収納して加工方法を意識すれば、即座に完成品が出来てしまう。
しかも細かい部分は、全知により最適な状態に調整された状態で。
これでやっと、生醤油うどんを食べられる。
このために、今まで釜あげうどんは食べなかったのだ。
昨日麺帯状態まで作っておいたうどん生地を切って茹でて、どんぶりに入れる。
生醤油をさっとかけて、ついでに昨日作った蒲鉾、揚げたて熱いまま保存した長天を載せて。
本来は生醤油うどんには、生醤油をそのままかけない。出汁で溶いて薄くした、出汁醤油で食べるのがセオリーだ。
しかし今回は、出来たての生醤油の味を確認したい。
だからあえて、出汁で溶いたりせず、生醤油ストレートでいただく。
おお、この醤油の香りこそ、正しい生醤油うどん。
なんて思いつつ、まずは、醤油がついたうどんを一本。
美味しい。しかし微妙に味に違和感がある。何か甘い気がするのだ。
念の為、もう1本。うん、微妙に醤油に甘さがある。何故だ、これは。
『麹菌の酵素により、デンプンがブドウ糖や麦芽糖に分解されます。この糖はその後、乳酸菌や酵母菌により更に分解され、乳酸やアルコールになります。ですが今回は、この乳酸菌や酵母菌による作用がやや弱く、糖がやや多めに残った状態になっています』
こんなの香川の醤油では無い、愛媛の醤油だ! もしくは海を渡って九州の醤油だ!
そう言いたいけれど、ちょっとだけ予感がしたので、今度は食べ方を変えてみる。
醤油に以前作ったいりこ出汁入りの汁を、醤油の約2倍ほど加えて、冷やして、これを釜揚げうどんにかける。
あ、これは禁断の味だ。美味しい。無茶苦茶美味しい。
元香川県民として、この醤油は間違っている。
それはわかるのだけれど、出汁醤油にして釜揚げうどんと食べると、これは……
悔しいけれど、美味しい。
しかもこれ、絶対におでんのつゆとしても美味しい奴だ。
試しに『この出汁入り醤油で煮た長天』をイメージして作り出し、食べてみる。
うむ、優勝! 文句なし!
ああ、釜揚げうどんと長天、箸がすすむ……
◇◇◇
満腹で眠くなったけれど、何とか身体を動かし、ドキ川の整備現場へ。
何と、昨日作った河口までの水路に、細々とではあるけれど、水が流れていた。
つまりこのドキ川、しっかり整備をすれば、河口まで水を流せるポテンシャルがある訳だ。
宜しい。ならば雨の時期までに、完璧に整備させて貰おう。
という事で工事開始。と言っても私がすることは、以前描いた図面を頭の中に思い浮かべ、現実の地形とあわせてイメージするだけ。
あっさりと今日の分、工事完了。そして出来あがった、川となる部分の凹みに、じわじわと水が溜まっていく。
『現在出てきている水は、海程ではありませんが塩分を含んでいます。元々の伏流水の他、海から染みてきた水も上がってきているようです』
折角の真水が勿体ない。しかし潮止めの下流だから、ある意味正しい結果ではある。
むしろ汽水域が出来る事で、新たな生態系が出来る可能性がある。
小魚なんかも繁殖してくれるかもしれない。
そっちの方を、むしろ期待しよう。
海までちゃんと繋がるのは、予定では明後日だから、それ以降の話になるけれど。
さて、現在の時刻は……
『10時53分です』
まだ昼食には早いし、お腹も空いていない。
今日はキンビーラとアルツァーヤに、昼食の時に蒲鉾を確認して貰う予定だ。
でもどうせなら、もう少しだけお腹を空かせてから行きたい。
生醤油うどんも、いい出来だったことだし。
ならいい畳や布団が出来たことだし、2時間程、仮眠してから行くとしよう。
全知に目覚まし機能はあるだろうか。
『12時55分に、目が覚めるようにします』
それでは布団で、ちょっと一眠り……
◇◇◇
蒲鉾ひととおりは、キンビーラにもアルツァーヤにも大変好評だった。
キンビーラは蒸して作る板蒲鉾と焼き竹輪、アルツァーヤはジャコ天をはじめとした揚げ蒲鉾一通りを、領地の人間に作らせてみるそうだ。
なおお礼として、いつもの海産物各種の他、アルツァーヤから『現在人間が栽培したり、居住地付近に植えている植物の種ひととおり』なんてのまで。
これで樹木や野菜等の種類で、困る事はなくなる。
ただし実際に植える際には、育てることになる人間に相談した方がいいだろう。
アルツァーヤも言っていた。
「移住場所がある程度出来たら、帰還希望者のうち何人かを、土地の確認と要望聴取の為に呼んだ方がいいでしょう。私がアナートから預かっている者達に、その事を話しておきましょう」
だから私がする事は、秋の雨季が来るまでの土木工事。
ドキ川の他、もう1本近くの川、そして溜め池を整備して、洪水が無く、渇水の心配がない場所を作り出す事だ。
雨の季節まで、あと3ヶ月程度。
神力を使えば、そう難しくはないだろう。
※ 醤油
香川県の東讃地域や小豆島では、基本的には関東地方と同様、すっきりまろやかな塩味の醤油がメイン。しかし愛媛との県境近い観音寺市辺りまでくると、若干甘めの醤油が出始める。
そして愛媛に入ると、西に行くほど醤油が甘くなる。更に高知へ南下したり西の海を渡って九州へ行ったりすると、もう……
なお日本における甘い醤油は、製造方法そのものは通常の醤油と同じで、最後に甘味料を加えるという方法で作っている。つまりコトーミさんが作った醤油は、出来損な……(以下自主規制)
明らかに黄変している部分があるので、全知で確認してみる。
『この状態なら、麹菌を分離して収納が可能です。またパンに使用可能な酵母も生えていますので、分離して収納出来ます』
おっと、パンも作れるのか。
うどんがあれば、別にパンはいらないけれど。
『かつてはケカハの地でも、パンを作っていました。ただし酵母を使用して発酵させるのは、特別な場合用の高級なパンで、普段は無発酵の薄焼きパンか、豆のスープが主食となっていました』
そう言えばケカハ本来の食生活について、私はほとんど知らない。
でも、まずは醤油だ。
醤油を作った後、その気になって暇が出来たら確認してみよう。
収納内で豆を蒸して、炒った小麦をまぜあわせる。本来は小麦と豆は1対1なのだけれど、豆のタンパク質が少なめらしいから、今回は豆7小麦3位。
混ぜ合わせて、採取した麹菌を加えて繁殖させ、酵素を作り出した後、塩水を加えて熟成。
これを絞って漉して、沈殿したり上に浮いたりしたものを取りのぞけば、生醤油の完成だ。
ここまで昔ながらの方法で作ると、1年以上かかるらしい。
温度を調節しても、3ヶ月くらいかかるとか。
しかし神チートこと全在を使うと、材料を収納して加工方法を意識すれば、即座に完成品が出来てしまう。
しかも細かい部分は、全知により最適な状態に調整された状態で。
これでやっと、生醤油うどんを食べられる。
このために、今まで釜あげうどんは食べなかったのだ。
昨日麺帯状態まで作っておいたうどん生地を切って茹でて、どんぶりに入れる。
生醤油をさっとかけて、ついでに昨日作った蒲鉾、揚げたて熱いまま保存した長天を載せて。
本来は生醤油うどんには、生醤油をそのままかけない。出汁で溶いて薄くした、出汁醤油で食べるのがセオリーだ。
しかし今回は、出来たての生醤油の味を確認したい。
だからあえて、出汁で溶いたりせず、生醤油ストレートでいただく。
おお、この醤油の香りこそ、正しい生醤油うどん。
なんて思いつつ、まずは、醤油がついたうどんを一本。
美味しい。しかし微妙に味に違和感がある。何か甘い気がするのだ。
念の為、もう1本。うん、微妙に醤油に甘さがある。何故だ、これは。
『麹菌の酵素により、デンプンがブドウ糖や麦芽糖に分解されます。この糖はその後、乳酸菌や酵母菌により更に分解され、乳酸やアルコールになります。ですが今回は、この乳酸菌や酵母菌による作用がやや弱く、糖がやや多めに残った状態になっています』
こんなの香川の醤油では無い、愛媛の醤油だ! もしくは海を渡って九州の醤油だ!
そう言いたいけれど、ちょっとだけ予感がしたので、今度は食べ方を変えてみる。
醤油に以前作ったいりこ出汁入りの汁を、醤油の約2倍ほど加えて、冷やして、これを釜揚げうどんにかける。
あ、これは禁断の味だ。美味しい。無茶苦茶美味しい。
元香川県民として、この醤油は間違っている。
それはわかるのだけれど、出汁醤油にして釜揚げうどんと食べると、これは……
悔しいけれど、美味しい。
しかもこれ、絶対におでんのつゆとしても美味しい奴だ。
試しに『この出汁入り醤油で煮た長天』をイメージして作り出し、食べてみる。
うむ、優勝! 文句なし!
ああ、釜揚げうどんと長天、箸がすすむ……
◇◇◇
満腹で眠くなったけれど、何とか身体を動かし、ドキ川の整備現場へ。
何と、昨日作った河口までの水路に、細々とではあるけれど、水が流れていた。
つまりこのドキ川、しっかり整備をすれば、河口まで水を流せるポテンシャルがある訳だ。
宜しい。ならば雨の時期までに、完璧に整備させて貰おう。
という事で工事開始。と言っても私がすることは、以前描いた図面を頭の中に思い浮かべ、現実の地形とあわせてイメージするだけ。
あっさりと今日の分、工事完了。そして出来あがった、川となる部分の凹みに、じわじわと水が溜まっていく。
『現在出てきている水は、海程ではありませんが塩分を含んでいます。元々の伏流水の他、海から染みてきた水も上がってきているようです』
折角の真水が勿体ない。しかし潮止めの下流だから、ある意味正しい結果ではある。
むしろ汽水域が出来る事で、新たな生態系が出来る可能性がある。
小魚なんかも繁殖してくれるかもしれない。
そっちの方を、むしろ期待しよう。
海までちゃんと繋がるのは、予定では明後日だから、それ以降の話になるけれど。
さて、現在の時刻は……
『10時53分です』
まだ昼食には早いし、お腹も空いていない。
今日はキンビーラとアルツァーヤに、昼食の時に蒲鉾を確認して貰う予定だ。
でもどうせなら、もう少しだけお腹を空かせてから行きたい。
生醤油うどんも、いい出来だったことだし。
ならいい畳や布団が出来たことだし、2時間程、仮眠してから行くとしよう。
全知に目覚まし機能はあるだろうか。
『12時55分に、目が覚めるようにします』
それでは布団で、ちょっと一眠り……
◇◇◇
蒲鉾ひととおりは、キンビーラにもアルツァーヤにも大変好評だった。
キンビーラは蒸して作る板蒲鉾と焼き竹輪、アルツァーヤはジャコ天をはじめとした揚げ蒲鉾一通りを、領地の人間に作らせてみるそうだ。
なおお礼として、いつもの海産物各種の他、アルツァーヤから『現在人間が栽培したり、居住地付近に植えている植物の種ひととおり』なんてのまで。
これで樹木や野菜等の種類で、困る事はなくなる。
ただし実際に植える際には、育てることになる人間に相談した方がいいだろう。
アルツァーヤも言っていた。
「移住場所がある程度出来たら、帰還希望者のうち何人かを、土地の確認と要望聴取の為に呼んだ方がいいでしょう。私がアナートから預かっている者達に、その事を話しておきましょう」
だから私がする事は、秋の雨季が来るまでの土木工事。
ドキ川の他、もう1本近くの川、そして溜め池を整備して、洪水が無く、渇水の心配がない場所を作り出す事だ。
雨の季節まで、あと3ヶ月程度。
神力を使えば、そう難しくはないだろう。
※ 醤油
香川県の東讃地域や小豆島では、基本的には関東地方と同様、すっきりまろやかな塩味の醤油がメイン。しかし愛媛との県境近い観音寺市辺りまでくると、若干甘めの醤油が出始める。
そして愛媛に入ると、西に行くほど醤油が甘くなる。更に高知へ南下したり西の海を渡って九州へ行ったりすると、もう……
なお日本における甘い醤油は、製造方法そのものは通常の醤油と同じで、最後に甘味料を加えるという方法で作っている。つまりコトーミさんが作った醤油は、出来損な……(以下自主規制)
78
あなたにおすすめの小説
スローライフ 転生したら竜騎士に?
梨香
ファンタジー
『田舎でスローライフをしたい』バカップルの死神に前世の記憶を消去ミスされて赤ちゃんとして転生したユーリは竜を見て異世界だと知る。農家の娘としての生活に不満は無かったが、両親には秘密がありそうだ。魔法が存在する世界だが、普通の農民は狼と話したりしないし、農家の女将さんは植物に働きかけない。ユーリは両親から魔力を受け継いでいた。竜のイリスと絆を結んだユーリは竜騎士を目指す。竜騎士修行や前世の知識を生かして物を売り出したり、忙しいユーリは恋には奥手。スローライフとはかけ離れた人生をおくります。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる