24 / 84
第6話 先遣隊の迎え入れ
24 迎え入れ
しおりを挟む
全知による日本風の日時で9月15日午前10時過ぎ、セキテツとの境界にある、あの海辺の平らに削った岩場の上。
今日は昼食ではなく、モーニングティーという感じでお茶をしている。
お茶はセキテツの山間部で採って加工した緑茶で、お茶請けは私が作った、イナゴマメを混ぜて作った茶色く甘いクッキー。
何故昼食では無いかというと、今日は……
「そろそろ先遣隊が、トヨハマに着きそうですわ」
そう、これから先遣隊がケカハに来る。
アルツァーヤから引き継ぎを受けた後、指示して、私が造った村に連れて行って等で、私はきっと目一杯だろう。
当然お昼も忙しいから、時間変更でモーニングとした訳だ。
「ありがとうございます。それでは、先遣隊100名を迎えに行って参ります。今日はこれで失礼します。引き続き、残りの900名をよろしくお願いいたします」
私はアルツァーヤとキンビーラに一礼して、そしてトヨハマと名付けた場所をイメージする。
このトヨハマとは、ケカハとセキテツの道路の結節点で、この岩場の裏側から、100m程度内陸に行った場所。
香川県と愛媛県の境近くに、そんな名前の道の駅があったな。
そんな記憶から、私が名付けた地名だ。
もう少し県境近くにローソンがあった気がする。
でも記憶が定かでは無いし、店名も覚えていないので地名には採用しなかった。
さてトヨハマには、道路だけでは無く簡単な施設が設けてある。
コンビニの駐車場くらいの広場と、やはりコンビニくらいの広さの、屋根付き壁付きドアなし窓ガラス無しの、休憩所だ。
中には長椅子とテーブルを設けて、座ったり横になったり出来る様になっている。
将来的にケカハが栄えて、この道を人が行き来するようになって欲しい。
なんて意味ももちろんあるけれど、基本的には今回及び残りの人員の受け入れの為だ。
さて、暑い道を、人々の気配が近づいてきた。
本当はもう道に出て待っていたいところだけれど、一応神としての体面がある。
ケカハ側に入ったら、出て案内するとしよう。そう自分に言い聞かせて、休憩所内で待つ。
なんて思ったけれど、待つほどの事はなかった。
もともと近づいたから、此処へ来たのだ。だから30秒もしないうちに、先頭が境界を越え、ケカハ側に入る。
列は結構長い。大人だけでなく、子供もいる。
そのうえ大人の大半は、大八車のような車に、山羊だの家財道具だのを載せ、ひっぱっている。
先遣隊というか、まさに移住者の群れだ。
先頭が広場の前で、キョロキョロ辺りをみまわした。
もういいだろう。歩いてでは無く、場所を思い浮かべる方式で、人々の先頭の10m程度先へ出現。
「お疲れ様です。そしてお帰りなさい」
どよめきが上がった。
「取り敢えず、こちらでお話しましょう。あの建物へどうぞ、中で休めるようになっています。また車に積んだ荷物はここでお預かりしましょう。後に村に入った段階で、皆様にお返し致します」
言葉と同時に、大八車ごと荷物を収納する。
手荷物や背負った荷物は、とりあえずそのままだ。
「それではこちらへどうぞ」
歩いて案内した方が、わかりやすいだろう。
それに私の服装は歩く事を考慮したスタイルだ。
皆がついてきていることを確認しつつ、休憩所の中へ。一番奥に陣取って、そして入ってくる先遣隊住民に、声をかける。
「空いているところ、どちらでもいいので、座って待っていて下さい」
皆、神の言っていることだからか、素直に聞いてくれるようだ。
さっと全知で先遣隊の全容を把握。
『成人が男33人、女37人、12歳以下の子供が男15人、女18人の、合計103人です。病人・怪我人はいません』
100人ちょうどでないのは予想の範囲内。しかし思ったより子供が多い。
先遣隊というからには、てっきり屈強な成人ばかりかと思ったのだけれど。
『1,000人程度の集落から、屈強な成人ばかり100人も出した場合、集落の運営が困難になります。また指揮系統も新たに構築する必要があります。ですから既存の居住地区のひとつをそのまま出した形です』
なるほど、了解だ。
さて、全員が座ったところで、私は皆に声をかける。
「私が、ケカハの新たな土地神、コトーミです。皆さんがこの地に戻りました事を、心より歓迎します。ここまで疲れたでしょうから、取り敢えずこれで疲れを癒やしつつ、話を聞いて下さい」
全員の前に出したのは、コップ入りのオレンジジュースと、皿入りのイナゴマメパウダー入りクッキー。
甘い物の方が疲れが取れるだろう。そう思って準備した。
このクッキーは、もちろん私が作ったもの。
村予定地で『恩恵』により収穫したイナゴマメと、やはり『恩恵』で収穫したサトウキビ、そして小麦等を使っている。
何気に私やアルツァーヤのお気に入りで、先程アルツァーヤがつまんでいたのも、このクッキーだ。
何処かチョコレートを思わせる風味がある、この世界にはほとんど無い甘いお菓子。
だからまあ、食べればはまるのは当然かもしれない。
香川のお菓子と言えば『名物かまど』。
しかし今の私では、満足がいく類似品は作れなかった。
白いんげんも鶏卵もないから、仕方ない。
他に香川で甘い物と言えば、東側でサトウキビを栽培して、採れた砂糖を和三盆にしていた。
しかしあれ、今ひとつ私の好みではない。
なんてところでイナゴマメがなったので、全知の教え通り豆ではなく鞘を囓ってみたのだ。
ココアというかチョコレートを思わせる香りと、軽い甘さを感じた。
ならばという事で、収納内で全在を使用して試行錯誤を重ねた結果、チョコクッキーっぽいものが完成。
私やアルツァーヤのおやつとして、定着した訳だ。
なおオレンジジュースは、アルツァーヤが毎回持ってきてくれる、セキテツ特産品。
やっぱり香川っぽい場所の隣は、蛇口をひねるとオレンジジュースの県なのか。
でもアルツァーヤは茶も持ってきていたし、飲み物が進化した地域なのだろうか。なんてのはともかくとして。
「いただいて、宜しいのでしょうか」
そう尋ねたのは30代半ば位の、頑丈そうな中年男性だ。
『この集団のリーダーで、ビブラムという名前です。34歳で、クエルチェという妻と、アルトラという息子がいます』
リア充か、ちぇっ! なんて事は、もちろん言わない。
今の私は神なのだから、そんな人間的かつ個人的なことでひがんだりしないのである。
なんてしょうもない事を思いつつ、真面目に返答。
「ええ。どうぞ食べて下さい。ここまで疲れたでしょうから、甘い物にしてみました」
本当は一息いれるならうどんを駆けつけ一杯というのが、香川県民的には正しい。
しかしこの人達には、まだうどんは一般的ではない。
だから今日は初回という事もあって、ちょっと日和った訳だ。
皆が口に運びはじめたところで、私は説明を開始する。
「さて、これから案内する村があるのは、かつてホーライと呼ばれた場所の近くとなります。此処からは11里程離れた場所で、現地には既に家、林、水場、畑用地等が整備されています」
言葉とともに、場所の写真イメージを送るなんて事もする。
神様チート、本当に出来る事が多い。
「また私の領民となった5歳以上の全員に、魔法を授与します。授与するのは力、土、水、熱の魔法です。どうやって使うか考えた時点で、使い方を思い浮かべられるようにしました。
ただしケカハの領内から出たり、犯罪行為を行ったりした場合、魔法は使えなくなります。注意して下さい」
此処にいる中で最年少は6歳の女児。だから全員が、魔法授与の対象者だ。
今日は昼食ではなく、モーニングティーという感じでお茶をしている。
お茶はセキテツの山間部で採って加工した緑茶で、お茶請けは私が作った、イナゴマメを混ぜて作った茶色く甘いクッキー。
何故昼食では無いかというと、今日は……
「そろそろ先遣隊が、トヨハマに着きそうですわ」
そう、これから先遣隊がケカハに来る。
アルツァーヤから引き継ぎを受けた後、指示して、私が造った村に連れて行って等で、私はきっと目一杯だろう。
当然お昼も忙しいから、時間変更でモーニングとした訳だ。
「ありがとうございます。それでは、先遣隊100名を迎えに行って参ります。今日はこれで失礼します。引き続き、残りの900名をよろしくお願いいたします」
私はアルツァーヤとキンビーラに一礼して、そしてトヨハマと名付けた場所をイメージする。
このトヨハマとは、ケカハとセキテツの道路の結節点で、この岩場の裏側から、100m程度内陸に行った場所。
香川県と愛媛県の境近くに、そんな名前の道の駅があったな。
そんな記憶から、私が名付けた地名だ。
もう少し県境近くにローソンがあった気がする。
でも記憶が定かでは無いし、店名も覚えていないので地名には採用しなかった。
さてトヨハマには、道路だけでは無く簡単な施設が設けてある。
コンビニの駐車場くらいの広場と、やはりコンビニくらいの広さの、屋根付き壁付きドアなし窓ガラス無しの、休憩所だ。
中には長椅子とテーブルを設けて、座ったり横になったり出来る様になっている。
将来的にケカハが栄えて、この道を人が行き来するようになって欲しい。
なんて意味ももちろんあるけれど、基本的には今回及び残りの人員の受け入れの為だ。
さて、暑い道を、人々の気配が近づいてきた。
本当はもう道に出て待っていたいところだけれど、一応神としての体面がある。
ケカハ側に入ったら、出て案内するとしよう。そう自分に言い聞かせて、休憩所内で待つ。
なんて思ったけれど、待つほどの事はなかった。
もともと近づいたから、此処へ来たのだ。だから30秒もしないうちに、先頭が境界を越え、ケカハ側に入る。
列は結構長い。大人だけでなく、子供もいる。
そのうえ大人の大半は、大八車のような車に、山羊だの家財道具だのを載せ、ひっぱっている。
先遣隊というか、まさに移住者の群れだ。
先頭が広場の前で、キョロキョロ辺りをみまわした。
もういいだろう。歩いてでは無く、場所を思い浮かべる方式で、人々の先頭の10m程度先へ出現。
「お疲れ様です。そしてお帰りなさい」
どよめきが上がった。
「取り敢えず、こちらでお話しましょう。あの建物へどうぞ、中で休めるようになっています。また車に積んだ荷物はここでお預かりしましょう。後に村に入った段階で、皆様にお返し致します」
言葉と同時に、大八車ごと荷物を収納する。
手荷物や背負った荷物は、とりあえずそのままだ。
「それではこちらへどうぞ」
歩いて案内した方が、わかりやすいだろう。
それに私の服装は歩く事を考慮したスタイルだ。
皆がついてきていることを確認しつつ、休憩所の中へ。一番奥に陣取って、そして入ってくる先遣隊住民に、声をかける。
「空いているところ、どちらでもいいので、座って待っていて下さい」
皆、神の言っていることだからか、素直に聞いてくれるようだ。
さっと全知で先遣隊の全容を把握。
『成人が男33人、女37人、12歳以下の子供が男15人、女18人の、合計103人です。病人・怪我人はいません』
100人ちょうどでないのは予想の範囲内。しかし思ったより子供が多い。
先遣隊というからには、てっきり屈強な成人ばかりかと思ったのだけれど。
『1,000人程度の集落から、屈強な成人ばかり100人も出した場合、集落の運営が困難になります。また指揮系統も新たに構築する必要があります。ですから既存の居住地区のひとつをそのまま出した形です』
なるほど、了解だ。
さて、全員が座ったところで、私は皆に声をかける。
「私が、ケカハの新たな土地神、コトーミです。皆さんがこの地に戻りました事を、心より歓迎します。ここまで疲れたでしょうから、取り敢えずこれで疲れを癒やしつつ、話を聞いて下さい」
全員の前に出したのは、コップ入りのオレンジジュースと、皿入りのイナゴマメパウダー入りクッキー。
甘い物の方が疲れが取れるだろう。そう思って準備した。
このクッキーは、もちろん私が作ったもの。
村予定地で『恩恵』により収穫したイナゴマメと、やはり『恩恵』で収穫したサトウキビ、そして小麦等を使っている。
何気に私やアルツァーヤのお気に入りで、先程アルツァーヤがつまんでいたのも、このクッキーだ。
何処かチョコレートを思わせる風味がある、この世界にはほとんど無い甘いお菓子。
だからまあ、食べればはまるのは当然かもしれない。
香川のお菓子と言えば『名物かまど』。
しかし今の私では、満足がいく類似品は作れなかった。
白いんげんも鶏卵もないから、仕方ない。
他に香川で甘い物と言えば、東側でサトウキビを栽培して、採れた砂糖を和三盆にしていた。
しかしあれ、今ひとつ私の好みではない。
なんてところでイナゴマメがなったので、全知の教え通り豆ではなく鞘を囓ってみたのだ。
ココアというかチョコレートを思わせる香りと、軽い甘さを感じた。
ならばという事で、収納内で全在を使用して試行錯誤を重ねた結果、チョコクッキーっぽいものが完成。
私やアルツァーヤのおやつとして、定着した訳だ。
なおオレンジジュースは、アルツァーヤが毎回持ってきてくれる、セキテツ特産品。
やっぱり香川っぽい場所の隣は、蛇口をひねるとオレンジジュースの県なのか。
でもアルツァーヤは茶も持ってきていたし、飲み物が進化した地域なのだろうか。なんてのはともかくとして。
「いただいて、宜しいのでしょうか」
そう尋ねたのは30代半ば位の、頑丈そうな中年男性だ。
『この集団のリーダーで、ビブラムという名前です。34歳で、クエルチェという妻と、アルトラという息子がいます』
リア充か、ちぇっ! なんて事は、もちろん言わない。
今の私は神なのだから、そんな人間的かつ個人的なことでひがんだりしないのである。
なんてしょうもない事を思いつつ、真面目に返答。
「ええ。どうぞ食べて下さい。ここまで疲れたでしょうから、甘い物にしてみました」
本当は一息いれるならうどんを駆けつけ一杯というのが、香川県民的には正しい。
しかしこの人達には、まだうどんは一般的ではない。
だから今日は初回という事もあって、ちょっと日和った訳だ。
皆が口に運びはじめたところで、私は説明を開始する。
「さて、これから案内する村があるのは、かつてホーライと呼ばれた場所の近くとなります。此処からは11里程離れた場所で、現地には既に家、林、水場、畑用地等が整備されています」
言葉とともに、場所の写真イメージを送るなんて事もする。
神様チート、本当に出来る事が多い。
「また私の領民となった5歳以上の全員に、魔法を授与します。授与するのは力、土、水、熱の魔法です。どうやって使うか考えた時点で、使い方を思い浮かべられるようにしました。
ただしケカハの領内から出たり、犯罪行為を行ったりした場合、魔法は使えなくなります。注意して下さい」
此処にいる中で最年少は6歳の女児。だから全員が、魔法授与の対象者だ。
77
あなたにおすすめの小説
スローライフ 転生したら竜騎士に?
梨香
ファンタジー
『田舎でスローライフをしたい』バカップルの死神に前世の記憶を消去ミスされて赤ちゃんとして転生したユーリは竜を見て異世界だと知る。農家の娘としての生活に不満は無かったが、両親には秘密がありそうだ。魔法が存在する世界だが、普通の農民は狼と話したりしないし、農家の女将さんは植物に働きかけない。ユーリは両親から魔力を受け継いでいた。竜のイリスと絆を結んだユーリは竜騎士を目指す。竜騎士修行や前世の知識を生かして物を売り出したり、忙しいユーリは恋には奥手。スローライフとはかけ離れた人生をおくります。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる