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石を見つけましょう
バーベキューしました
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・・・・・・。
アルベールの隣にちょこんと座って、例の謎のイケメンさんと改めてご対面。
アルベールの横にはルネとリオネルが座って、後ろにリュシアンとセヴランが護衛のように立ってます。
向こうも後ろには優男風の人と騎士さんが立っていて、エミール君を抱いたブリジット様が別の椅子に座ってます。
・・・・・・。
リュシアンたちがナタンたちと戦って壊した広間は綺麗に修復されていて、案内されたここはお客様を持て成す応接室・・・て、バカ広いんですけどぉ。
下位貴族で下から数えた方が早い階級でも、流石お貴族様・・・邸が広くて絢爛豪華です。
そして、ニコニコ顔のイケメンさんは・・・なんと!船の遭難事故で生死不明のゴダール男爵その人!ラウル・ゴダール様でした。
生きてたみたい・・・。
一緒に事故に遭った人達もみんな無事で戻ってこれたんですって!
奇跡だわー。
ちなみに優男風の人は男爵様の幼馴染で従者、未来の男爵家筆頭執事か家令か、という人。
ゴダール男爵領地に騎士団はいないけど騎士隊はあって、10人しかいない騎士隊の隊長さんがこの壮年の激渋な男の人。
このふたりはなんと親子で、しかも・・・ローズさんの旦那さんと息子さんだった・・・。
そんな話…聞いてないよーっ。
で、今、私たちはナタンたちのことや、領地発展のあれやこれやのことで、男爵様直々にお礼を言われているのです。
「私たちもこの領地をもっと豊かにしたいといろいろ手を尽くしていたのですが、結果、船で事故に遭って皆に心配をかけてしまった」
ラウル様はこの荒れた土地でも育てられる作物を求めて、別の大陸の農作物を調べに行き、船の事故に遭った。
この事故は最初疑われていたナタンたちの仕業ではなくて、天候が急に悪化しそこへ高波が襲ってきたせい。
小舟の乗って木切れで波を掻き分け、どちらに進んでいいのか分からず途方に暮れているときに、チハロ国の船に救出されたそう。
「そのままこちらの大陸に戻れればよかったのですが・・・チハロ国へ連れて行かれてしまって」
運が良かったのか悪かったのか。
チハロ国に帰る船には、こちらの共通語を話せる船員がおらず、言葉が通じないままにチハロ国へ連れて行かれ留め置かれること数か月。
ようやくチハロ国からこちらへ渡る船が出航するので、乗せてもらい戻ってきた男爵様ご一行。
チハロ国からこちらへ無事を知らせることもできないまま、やきもきした気持ちを抱えいざ帰ってきたら・・・。
「領地に見たことも食べたこともない料理が売られていて、その料理を食べに人が集まってきて領地が栄えていて、信じられないぐらいの驚きでした」
「信じられないのはこちらも同じよ。周りから貴方のことは諦めるように言われたけど諦められなくて・・・。でもいざ貴方が目の前に現れたら信じられなくて・・・本当に驚いたのよ」
ブリジット様が少し目を潤ませている。
ブリジット様とエミール君を見つめるラウル様の眼も優しく和らいでいる。
芋料理とフルーツのスイーツのおかげですな!
果樹園を領地に勝手に作ったことは、お咎めなしで良かったです。
今回は季節ガン無視で、いろんな果物が実りましたが、次回からは季節に沿った時期に実りますのでご注意を!
「私たちのしたことは無為に終わりましたが、ヴィーさんたちのおかげで領地も妻も息子も守られ、潤わせることもできました。本当にありがとうございました」
男爵様は、ペコリと私たちに頭を下げた。
「えっ!」
「どうぞ。頭をお上げください。私たちはただの冒険者パーティーです。今回のことはたまたまですから」
そうだよね?貴族様ってそんに簡単に平民とかに頭下げちゃダメだよね?
あー、ビックリした。
私が胸を撫で下ろしているうちに、アルベールとラウル様の大人のやりとりが終了する。
んじゃ、そちらの用事は終わったかね?
私は、ローズさんたちに会いに行きたいのですよ?
「ああ、母ならもうすぐガストンさんと一緒にこちらに来ますよ。あなた方を迎えてすぐに早文を出しましたから」
「それなら、冒険者ギルドにも知らせを出しておいたぞ」
男爵様の後ろのローズさんの家族さんたちは、何をしてくれてんの?
私の眉間に深いシワがぎゅっと刻まれる。
「ゴダール男爵領地全員の恩人です。この地に居られる間はこの男爵邸にお泊りください」
ニッコリと美男美女の男爵夫妻が、そう申し出てくれたけど・・・どうする?
私たちは6人で円陣くんでコソコソ話。
問題はカヌレとブリュレの厩と、快適すぎる馬車の生活なのよねぇ。
代表してアルベールさん、お願いします。
「お言葉に甘えたいと思いますが、実は・・・」
結果、カヌレとブリュレは騎士隊の軍馬の厩の空いてる馬房を使っていいとのこと。
確かに、あの肚の座った軍馬なら、うちの暴れ馬たちでも大丈夫そう・・・。
私たちは、やっぱり馬車で寝泊まり。
カモフラージュとしてテントも張るけど、その場所だけ男爵邸から借りることにしました。
丁度、邸の裏手側に使用人と独身騎士たちの寮があるので、そこの空いている所を借ります。
「そして、もうすぐローズさんたちが集まってくる・・・。バーベキューか?」
「おっ、いいね。ディナールの町で仕留めた魔獣の肉がいっぱいあるし」
「ボーヌの町で仕入れた調味料も沢山ありますからね」
リュシアンとセヴランはバーベキューに賛成で、涎を垂らしているリオネルも賛成、ルネはお手伝いモードに切り替わっているし。
「いいよね?アルベール」
「ええ。久しぶりにみなさんと楽しくバーベキューしましょう」
よし!一番手ごわい保護者かオーケーも出たし、今日は皆でバーベキューだ!
前回バーベキューをしたことのあるブリジット様は嬉しそうに笑っているけど、ラウル様たちはポカーンとしている。
期待しててください!男の人にはたまらないお肉祭りなんだから!
ジュー、ジューとあちこちでお肉が焼ける音がする。
バーベキューにすると聞いた途端、再会の挨拶もそこそこにガストンさんたちは鉄板を取りに戻り、ローズさんは泣きながらお芋を取りに戻った。
ブリジット様も実家のみなさんに頼んでチーズとかバターとかを持ってきてもらい、メイドの皆さんは料理長たちと楽しくスイーツの用意。
私は無限収納から取り出しているとバレないように魔法鞄で隠しながら、あれこれと肉を取り出して一口大に切っていく。
その様子を興味深そうに覗いていたラウル様と、世間話なんかしちゃったりして・・・、て・・・。
てぇぇぇぇぇええ?
「・・・そば・・・ですか?」
「うん。チハロ国で荒れた土地でも育つからと貰ったのはそばなんだよ。でも、どうすればいいかわからなくてね」
うっそでしょう?
そばだったら、単純にそばでもいいし、そば粉でガレットとかも作れちゃうし、何よりもこの領地には貴重な穀物じゃないですか!
私は、やや食い気味にラウル様に言った。
「作りましょう!そば!食べましょう!そば!そばーっ!」
後日、ラウル様から「あのときは、ちょっと鬼気迫る様子で怖かったよ」と言われて反省することになるんだけどね。
アルベールの隣にちょこんと座って、例の謎のイケメンさんと改めてご対面。
アルベールの横にはルネとリオネルが座って、後ろにリュシアンとセヴランが護衛のように立ってます。
向こうも後ろには優男風の人と騎士さんが立っていて、エミール君を抱いたブリジット様が別の椅子に座ってます。
・・・・・・。
リュシアンたちがナタンたちと戦って壊した広間は綺麗に修復されていて、案内されたここはお客様を持て成す応接室・・・て、バカ広いんですけどぉ。
下位貴族で下から数えた方が早い階級でも、流石お貴族様・・・邸が広くて絢爛豪華です。
そして、ニコニコ顔のイケメンさんは・・・なんと!船の遭難事故で生死不明のゴダール男爵その人!ラウル・ゴダール様でした。
生きてたみたい・・・。
一緒に事故に遭った人達もみんな無事で戻ってこれたんですって!
奇跡だわー。
ちなみに優男風の人は男爵様の幼馴染で従者、未来の男爵家筆頭執事か家令か、という人。
ゴダール男爵領地に騎士団はいないけど騎士隊はあって、10人しかいない騎士隊の隊長さんがこの壮年の激渋な男の人。
このふたりはなんと親子で、しかも・・・ローズさんの旦那さんと息子さんだった・・・。
そんな話…聞いてないよーっ。
で、今、私たちはナタンたちのことや、領地発展のあれやこれやのことで、男爵様直々にお礼を言われているのです。
「私たちもこの領地をもっと豊かにしたいといろいろ手を尽くしていたのですが、結果、船で事故に遭って皆に心配をかけてしまった」
ラウル様はこの荒れた土地でも育てられる作物を求めて、別の大陸の農作物を調べに行き、船の事故に遭った。
この事故は最初疑われていたナタンたちの仕業ではなくて、天候が急に悪化しそこへ高波が襲ってきたせい。
小舟の乗って木切れで波を掻き分け、どちらに進んでいいのか分からず途方に暮れているときに、チハロ国の船に救出されたそう。
「そのままこちらの大陸に戻れればよかったのですが・・・チハロ国へ連れて行かれてしまって」
運が良かったのか悪かったのか。
チハロ国に帰る船には、こちらの共通語を話せる船員がおらず、言葉が通じないままにチハロ国へ連れて行かれ留め置かれること数か月。
ようやくチハロ国からこちらへ渡る船が出航するので、乗せてもらい戻ってきた男爵様ご一行。
チハロ国からこちらへ無事を知らせることもできないまま、やきもきした気持ちを抱えいざ帰ってきたら・・・。
「領地に見たことも食べたこともない料理が売られていて、その料理を食べに人が集まってきて領地が栄えていて、信じられないぐらいの驚きでした」
「信じられないのはこちらも同じよ。周りから貴方のことは諦めるように言われたけど諦められなくて・・・。でもいざ貴方が目の前に現れたら信じられなくて・・・本当に驚いたのよ」
ブリジット様が少し目を潤ませている。
ブリジット様とエミール君を見つめるラウル様の眼も優しく和らいでいる。
芋料理とフルーツのスイーツのおかげですな!
果樹園を領地に勝手に作ったことは、お咎めなしで良かったです。
今回は季節ガン無視で、いろんな果物が実りましたが、次回からは季節に沿った時期に実りますのでご注意を!
「私たちのしたことは無為に終わりましたが、ヴィーさんたちのおかげで領地も妻も息子も守られ、潤わせることもできました。本当にありがとうございました」
男爵様は、ペコリと私たちに頭を下げた。
「えっ!」
「どうぞ。頭をお上げください。私たちはただの冒険者パーティーです。今回のことはたまたまですから」
そうだよね?貴族様ってそんに簡単に平民とかに頭下げちゃダメだよね?
あー、ビックリした。
私が胸を撫で下ろしているうちに、アルベールとラウル様の大人のやりとりが終了する。
んじゃ、そちらの用事は終わったかね?
私は、ローズさんたちに会いに行きたいのですよ?
「ああ、母ならもうすぐガストンさんと一緒にこちらに来ますよ。あなた方を迎えてすぐに早文を出しましたから」
「それなら、冒険者ギルドにも知らせを出しておいたぞ」
男爵様の後ろのローズさんの家族さんたちは、何をしてくれてんの?
私の眉間に深いシワがぎゅっと刻まれる。
「ゴダール男爵領地全員の恩人です。この地に居られる間はこの男爵邸にお泊りください」
ニッコリと美男美女の男爵夫妻が、そう申し出てくれたけど・・・どうする?
私たちは6人で円陣くんでコソコソ話。
問題はカヌレとブリュレの厩と、快適すぎる馬車の生活なのよねぇ。
代表してアルベールさん、お願いします。
「お言葉に甘えたいと思いますが、実は・・・」
結果、カヌレとブリュレは騎士隊の軍馬の厩の空いてる馬房を使っていいとのこと。
確かに、あの肚の座った軍馬なら、うちの暴れ馬たちでも大丈夫そう・・・。
私たちは、やっぱり馬車で寝泊まり。
カモフラージュとしてテントも張るけど、その場所だけ男爵邸から借りることにしました。
丁度、邸の裏手側に使用人と独身騎士たちの寮があるので、そこの空いている所を借ります。
「そして、もうすぐローズさんたちが集まってくる・・・。バーベキューか?」
「おっ、いいね。ディナールの町で仕留めた魔獣の肉がいっぱいあるし」
「ボーヌの町で仕入れた調味料も沢山ありますからね」
リュシアンとセヴランはバーベキューに賛成で、涎を垂らしているリオネルも賛成、ルネはお手伝いモードに切り替わっているし。
「いいよね?アルベール」
「ええ。久しぶりにみなさんと楽しくバーベキューしましょう」
よし!一番手ごわい保護者かオーケーも出たし、今日は皆でバーベキューだ!
前回バーベキューをしたことのあるブリジット様は嬉しそうに笑っているけど、ラウル様たちはポカーンとしている。
期待しててください!男の人にはたまらないお肉祭りなんだから!
ジュー、ジューとあちこちでお肉が焼ける音がする。
バーベキューにすると聞いた途端、再会の挨拶もそこそこにガストンさんたちは鉄板を取りに戻り、ローズさんは泣きながらお芋を取りに戻った。
ブリジット様も実家のみなさんに頼んでチーズとかバターとかを持ってきてもらい、メイドの皆さんは料理長たちと楽しくスイーツの用意。
私は無限収納から取り出しているとバレないように魔法鞄で隠しながら、あれこれと肉を取り出して一口大に切っていく。
その様子を興味深そうに覗いていたラウル様と、世間話なんかしちゃったりして・・・、て・・・。
てぇぇぇぇぇええ?
「・・・そば・・・ですか?」
「うん。チハロ国で荒れた土地でも育つからと貰ったのはそばなんだよ。でも、どうすればいいかわからなくてね」
うっそでしょう?
そばだったら、単純にそばでもいいし、そば粉でガレットとかも作れちゃうし、何よりもこの領地には貴重な穀物じゃないですか!
私は、やや食い気味にラウル様に言った。
「作りましょう!そば!食べましょう!そば!そばーっ!」
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