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王都に行きましょう
ビーストと戦いました
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その、神に背いた恐ろしい生物は悍ましい形を成していた。
森の木漏れ日に晒された姿は、いくつもの魔獣と獣人の特徴を備えていながら、かろうじて人型と分かるものだった。
もの・・・なのか?
意志はあるのか?
理性はあるのか?
数多くの魔獣たちが逃げ去った後、その不気味な何かと私たちは対峙する。
「アルベール?」
「ええ・・・。確信は無いのですが、あんな醜悪なもの、ビーストでしょうよ。人造的に作られなければあり得ないものです」
ギュッと、私のお腹に回るアルベールの腕の力が強くなる。
ガチャリと音をさせて、リュシアンが大剣をカミーユさんが長剣を鞘から抜き、リオネルとルネは馬から降りて腰を落として体勢を低く保つ。
後ろを見ると、セヴランが顔を青くしてはいるが、しっかりと右手で鞭を握っていた。
その異形。
頭は鷹のような猛禽類で嘴も鋭そうだ。
蝙蝠のような被膜の翼が背中から生えており、バッサバサと動かしているが飛べるわけではなさそう。
その翼の大きさは、片翼ですっぽりとカヌレの体が隠れるほど。
翼以外にもちゃんと腕があり、その腕は・・・獅子のそれだ。
胴体は人型のようで、バッキバッキの筋肉だるま。
足は膝下からは鳥の足になっており、爪がすごい。
そして・・・尻尾がある。
鱗がびっしりとある爬虫類の尻尾で太くて長い。
ブンブンと振り回したら、巨木でも倒れそうな感じ。
しかし、人語を話すことなく、「グルグルル」と唸っているし、私たちと視線が合うこともない。
「鳥と獅子と・・・トカゲ?」
ビーストと言うよりキマイラではないだろうか?
以前ゴダール男爵領地で戦ったビーストよりも、異形さが増しているような?
「もっとマズイかもしれん。あれ、グリフォンとドラゴンじゃねぇよな?」
「グリフォンとドラゴンではなくワイバーンでは?あの尻尾はサーペントだと思いますよ」
「どっちにしてもヤバいだろう」
冒険者経験値の高いふたりのお見立てでは、なかなかに高ランク魔獣たちが合体してますね!
「ん?ビーストって亜人合成じゃないの?」
「元は何かの亜人だろうけど、他は魔獣みたいだぜ?」
ちなみに「鑑定」してもビーストは詳しくは鑑定できません。
どうも何体もの合体らしくて、ひとつの人物として「鑑定」できないみたいなのだ。
「あははは。もちろん物理攻撃耐性とか・・・」
「物理攻撃耐性も魔法攻撃耐性もあるし、しかも痛感は無いよ。ビーストって壊れない兵器扱いだったからね」
死なない兵器より、壊れない兵器って呼ばれるほうが不気味だよ・・・。
もうそれって、生き物として認識してないじゃん。
「ちなみカミーユさん・・・詳しそうですけど、ビーストの対処方法って・・・」
こちらを振り返って、クスリと笑うと。
「ないよ。ただ攻撃して倒すだけだね。あれはビーストとしては完成品ではないから、弱点が見つかればいいんだけど」
じゃあ・・・以前のようにリュシアンにドカン!と一発決めてもらうとか、私とセヴランで氷漬けにするとか・・・。
「くるぞ!お嬢!」
バッサバサと羽ばたかせていた翼を一際大きく動かした後、ビュルルルと風切り音とともに風の刃が私たちを襲う。
「きゃあああ!」
ガンガンガンガン!と私の作った防御の魔道具が作動して、けたたましい音を立てて風の刃を遮った!
「あ、カミーユさん!」
私たちは魔道具があるけど、彼には渡していない。
しかも私たちの前に立っていたカミーユさんは・・・。
「すげぇ」
リュシアンの感嘆が漏れる。
カミーユさんは手にした長剣で、数多の風の刃を全て叩き落としていた。
ヒラリと馬から降りると、馬のお尻を軽く叩いて馬を逃がす。
私たちも馬から降りるがカヌレとブリュレは鼻息をブヒンとひとつ吐きだして、カツカツと蹄を鳴らす。
「あんたたちまで、やる気なのね」
とりあえず、無理しないで。
ヤバそうになったらルネとリオネルと・・・セヴランとカミーユさんを連れて逃げることを命じておく。
アルベールとリュシアンには満身創痍になってでも、こいつを食い止めてもらわないといけないし。
私も逃げたいけど、治癒魔法が使えるチート能力者が逃げるなんて、そんなことはできないのよ!
「よしっ!命大事に、ビーストをやっつけるわよ!」
「「「おうっ!」」」
「あ、できたら、生け捕りで」
カミーユさん・・・そんな無茶な。
「すみません。ちょっと研究したいので」
てへって笑っても、可愛くないですからーっ!!
ビーストとの戦いは、双方決め手の無いまま時間だけが過ぎていく。
もうどれだけの時間、戦っているのか。
致命傷が与えられないのと、こちらも軽傷で済んではいるけど。
「ビーストって魔法も使えるのね・・・」
なんか、やたら体が丈夫なイメージだけはあったけど。
「いや、ビーストが魔法に長けているなんて聞いたことないぞ。たぶんベースが獣人が多いからだろう。あれは・・・グリフォンとか魔法が使える魔獣がベースだからだろうな」
けっと吐き捨てるように言うリュシアン。
ビーストで亜人、例えばエルフ族が混じっていたとしても、強靭な肉体のベースは獣人か巨人族になるので、魔力が少なく魔法攻撃ができるビーストはほぼ存在しない。
でも、アレはいくつもの高ランク魔獣が混じっているので、魔法攻撃をしてくる。
風魔法がメインなのは、グリフォンのせいかな?
「初期魔法攻撃だから、魔道具でカバーできるけど、近寄れないのがネックなのよね!」
私はジグザグに走りながら、ビーストの側面に「石礫・強」を浴びせかける。
少しの傷を負わせることはできるが、ダメージを感じていないビーストの姿に腹が立つ!
近寄れば風魔法で防壁を築かれ、こちらの防御の魔道具の作用もあって一定以上接近できないのだ。
リオネルやルネの攻撃は接近戦だから、余計に攻めあぐねてイライラしている。
しかも・・・。
「あー、ヴィーちゃん!傷をつけすぎないでー!標本がー!」
知るかっ!
カミーユさんはさっきからあの調子なのだ。
えっ?状況把握できてる?
私たち、結構絶体絶命だよ?
リュシアンは大剣を振りかぶって襲い掛かるが、その度に尻尾で振り払われて、折角の大剣の武器が活かせないで撃沈している。
「神雷」を撃ちたくても発動しないみたいで、イライラしているから冷静な判断力も落ちてきてるな、あいつ。
セヴランは鞭を3本に分かちて、目と翼の付け根を地味に攻撃しているが、実は一番ダメージを与えている。
「アルベール、カミーユさん。このまま攻撃を続けて、相手のスタミナ切れを待つって手はどうかな?」
「・・・」
「たぶん、あのビーストは10日間ぐらい戦っていられますよ?」
・・・なに、それ。
いっそ、私のチート能力全開で「隕石」でも降らせる?
ここ一帯焼野原になっちゃうけど?
「やめなさい、ヴィー」
アルベールにひょいと抱えこまれた。
まだ何も言ってないし、やってないのに。
そうして、地味に攻撃してはちょっと離れての、ヒットアンドアウェイを繰り返す私たち。
でも、その均衡が崩れるときがきた・・・。
日が落ち始めて、辺りが優しいオレンジ色に染まる頃。
私たちはポーションを飲んで傷を治し体力を必要以上に削らないようにしていたが、結局、状況は最初と何も変わらないままだった。
いや、確実に私たちの方が不利だろう。
相手は痛みも疲労も感じないのだから。
私はこっそりと右手をにきにぎと動かしてみる。
アルベールに反対されても、そろそろみんなの体力が心配だし、何よりもカミーユさんが限界に近いし・・・上級魔法・・・いやそれよりも強い魔法を撃つべきなんじゃ・・・。
「ヴィー!」
ハッと気づくとアルベールに抱えられて横っ飛びに移動していた。
私がいた場所には、奴の太い尻尾が・・・。
その一瞬の隙が不味かったのだろう。
尻尾攻撃を私にしながら、奴はその鋭い爪を一番弱っていたカミーユさんへと向けていた。
私へと気を逸らしていたリュシアンやセヴランでは間に合わないっ!
「カミーユさん!」
ザシュッ!
鈍い・・・肉を引き裂く音が・・・闇に包まれようとしている森の木々の間を走っていった。
森の木漏れ日に晒された姿は、いくつもの魔獣と獣人の特徴を備えていながら、かろうじて人型と分かるものだった。
もの・・・なのか?
意志はあるのか?
理性はあるのか?
数多くの魔獣たちが逃げ去った後、その不気味な何かと私たちは対峙する。
「アルベール?」
「ええ・・・。確信は無いのですが、あんな醜悪なもの、ビーストでしょうよ。人造的に作られなければあり得ないものです」
ギュッと、私のお腹に回るアルベールの腕の力が強くなる。
ガチャリと音をさせて、リュシアンが大剣をカミーユさんが長剣を鞘から抜き、リオネルとルネは馬から降りて腰を落として体勢を低く保つ。
後ろを見ると、セヴランが顔を青くしてはいるが、しっかりと右手で鞭を握っていた。
その異形。
頭は鷹のような猛禽類で嘴も鋭そうだ。
蝙蝠のような被膜の翼が背中から生えており、バッサバサと動かしているが飛べるわけではなさそう。
その翼の大きさは、片翼ですっぽりとカヌレの体が隠れるほど。
翼以外にもちゃんと腕があり、その腕は・・・獅子のそれだ。
胴体は人型のようで、バッキバッキの筋肉だるま。
足は膝下からは鳥の足になっており、爪がすごい。
そして・・・尻尾がある。
鱗がびっしりとある爬虫類の尻尾で太くて長い。
ブンブンと振り回したら、巨木でも倒れそうな感じ。
しかし、人語を話すことなく、「グルグルル」と唸っているし、私たちと視線が合うこともない。
「鳥と獅子と・・・トカゲ?」
ビーストと言うよりキマイラではないだろうか?
以前ゴダール男爵領地で戦ったビーストよりも、異形さが増しているような?
「もっとマズイかもしれん。あれ、グリフォンとドラゴンじゃねぇよな?」
「グリフォンとドラゴンではなくワイバーンでは?あの尻尾はサーペントだと思いますよ」
「どっちにしてもヤバいだろう」
冒険者経験値の高いふたりのお見立てでは、なかなかに高ランク魔獣たちが合体してますね!
「ん?ビーストって亜人合成じゃないの?」
「元は何かの亜人だろうけど、他は魔獣みたいだぜ?」
ちなみに「鑑定」してもビーストは詳しくは鑑定できません。
どうも何体もの合体らしくて、ひとつの人物として「鑑定」できないみたいなのだ。
「あははは。もちろん物理攻撃耐性とか・・・」
「物理攻撃耐性も魔法攻撃耐性もあるし、しかも痛感は無いよ。ビーストって壊れない兵器扱いだったからね」
死なない兵器より、壊れない兵器って呼ばれるほうが不気味だよ・・・。
もうそれって、生き物として認識してないじゃん。
「ちなみカミーユさん・・・詳しそうですけど、ビーストの対処方法って・・・」
こちらを振り返って、クスリと笑うと。
「ないよ。ただ攻撃して倒すだけだね。あれはビーストとしては完成品ではないから、弱点が見つかればいいんだけど」
じゃあ・・・以前のようにリュシアンにドカン!と一発決めてもらうとか、私とセヴランで氷漬けにするとか・・・。
「くるぞ!お嬢!」
バッサバサと羽ばたかせていた翼を一際大きく動かした後、ビュルルルと風切り音とともに風の刃が私たちを襲う。
「きゃあああ!」
ガンガンガンガン!と私の作った防御の魔道具が作動して、けたたましい音を立てて風の刃を遮った!
「あ、カミーユさん!」
私たちは魔道具があるけど、彼には渡していない。
しかも私たちの前に立っていたカミーユさんは・・・。
「すげぇ」
リュシアンの感嘆が漏れる。
カミーユさんは手にした長剣で、数多の風の刃を全て叩き落としていた。
ヒラリと馬から降りると、馬のお尻を軽く叩いて馬を逃がす。
私たちも馬から降りるがカヌレとブリュレは鼻息をブヒンとひとつ吐きだして、カツカツと蹄を鳴らす。
「あんたたちまで、やる気なのね」
とりあえず、無理しないで。
ヤバそうになったらルネとリオネルと・・・セヴランとカミーユさんを連れて逃げることを命じておく。
アルベールとリュシアンには満身創痍になってでも、こいつを食い止めてもらわないといけないし。
私も逃げたいけど、治癒魔法が使えるチート能力者が逃げるなんて、そんなことはできないのよ!
「よしっ!命大事に、ビーストをやっつけるわよ!」
「「「おうっ!」」」
「あ、できたら、生け捕りで」
カミーユさん・・・そんな無茶な。
「すみません。ちょっと研究したいので」
てへって笑っても、可愛くないですからーっ!!
ビーストとの戦いは、双方決め手の無いまま時間だけが過ぎていく。
もうどれだけの時間、戦っているのか。
致命傷が与えられないのと、こちらも軽傷で済んではいるけど。
「ビーストって魔法も使えるのね・・・」
なんか、やたら体が丈夫なイメージだけはあったけど。
「いや、ビーストが魔法に長けているなんて聞いたことないぞ。たぶんベースが獣人が多いからだろう。あれは・・・グリフォンとか魔法が使える魔獣がベースだからだろうな」
けっと吐き捨てるように言うリュシアン。
ビーストで亜人、例えばエルフ族が混じっていたとしても、強靭な肉体のベースは獣人か巨人族になるので、魔力が少なく魔法攻撃ができるビーストはほぼ存在しない。
でも、アレはいくつもの高ランク魔獣が混じっているので、魔法攻撃をしてくる。
風魔法がメインなのは、グリフォンのせいかな?
「初期魔法攻撃だから、魔道具でカバーできるけど、近寄れないのがネックなのよね!」
私はジグザグに走りながら、ビーストの側面に「石礫・強」を浴びせかける。
少しの傷を負わせることはできるが、ダメージを感じていないビーストの姿に腹が立つ!
近寄れば風魔法で防壁を築かれ、こちらの防御の魔道具の作用もあって一定以上接近できないのだ。
リオネルやルネの攻撃は接近戦だから、余計に攻めあぐねてイライラしている。
しかも・・・。
「あー、ヴィーちゃん!傷をつけすぎないでー!標本がー!」
知るかっ!
カミーユさんはさっきからあの調子なのだ。
えっ?状況把握できてる?
私たち、結構絶体絶命だよ?
リュシアンは大剣を振りかぶって襲い掛かるが、その度に尻尾で振り払われて、折角の大剣の武器が活かせないで撃沈している。
「神雷」を撃ちたくても発動しないみたいで、イライラしているから冷静な判断力も落ちてきてるな、あいつ。
セヴランは鞭を3本に分かちて、目と翼の付け根を地味に攻撃しているが、実は一番ダメージを与えている。
「アルベール、カミーユさん。このまま攻撃を続けて、相手のスタミナ切れを待つって手はどうかな?」
「・・・」
「たぶん、あのビーストは10日間ぐらい戦っていられますよ?」
・・・なに、それ。
いっそ、私のチート能力全開で「隕石」でも降らせる?
ここ一帯焼野原になっちゃうけど?
「やめなさい、ヴィー」
アルベールにひょいと抱えこまれた。
まだ何も言ってないし、やってないのに。
そうして、地味に攻撃してはちょっと離れての、ヒットアンドアウェイを繰り返す私たち。
でも、その均衡が崩れるときがきた・・・。
日が落ち始めて、辺りが優しいオレンジ色に染まる頃。
私たちはポーションを飲んで傷を治し体力を必要以上に削らないようにしていたが、結局、状況は最初と何も変わらないままだった。
いや、確実に私たちの方が不利だろう。
相手は痛みも疲労も感じないのだから。
私はこっそりと右手をにきにぎと動かしてみる。
アルベールに反対されても、そろそろみんなの体力が心配だし、何よりもカミーユさんが限界に近いし・・・上級魔法・・・いやそれよりも強い魔法を撃つべきなんじゃ・・・。
「ヴィー!」
ハッと気づくとアルベールに抱えられて横っ飛びに移動していた。
私がいた場所には、奴の太い尻尾が・・・。
その一瞬の隙が不味かったのだろう。
尻尾攻撃を私にしながら、奴はその鋭い爪を一番弱っていたカミーユさんへと向けていた。
私へと気を逸らしていたリュシアンやセヴランでは間に合わないっ!
「カミーユさん!」
ザシュッ!
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