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婚約破棄はしない
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帝国には
有名な公爵令嬢がいる
ミリア・エア・カスタル
銀色の長い髪に
銀色の瞳は
王族の証であり
両方持って産まれた娘は
帝国に繁栄をもたらすと
言い伝えがある
聖女
まさにミリアは産まれた時から
聖女として
繁栄の女神として
育てられた
「ミリア様!!」
目の前に顔面蒼白の婚約者レオンがいる
ミリアは扇で口元を隠し
婚約者を見る
「わわわ‥わたしは!」
勢いはいいが
言葉が続かないレオンに
ミリアは首を傾げる
「レオン様」
「なっなんだ」
へっぴり腰で狼狽えるレオン
「なにか御用ですか?」
「あっああ…ミリア様!」
またも名前を叫ばれたミリアは
「はい」と返事すると
レオンの視線がおかしいほうへ向く
ミリアの後ろ
ミリアはハッとして後ろを向くと
まだ出てきてないはずの王族
皇太子がいた
「うそ」
「ミリア様婚約はっ…」
「いやー!!」
ミリアは皇太子の登場に
婚約者のレオンの態度に
悟った
レオンが口に出す言葉を
だから
淑女なんて知らんがなの
勢いで
レオンに走り
レオンの口を両手で塞ぐ
勢いでレオンを倒れ
ミリアもレオンの上に倒れた
「痛い」
「ああ、レオンごめんなさい」
「いや、大じょ…」
言葉が詰まるレオンの視線はミリアにない
ミリアもわかる
レオンが誰を見ているか
どうして言葉が詰まった
背中にいやな汗が流れる
「いくら婚約者同士とはいえ
王族主催の夜会でこれは
頂け無いよね」
ミリアと同じ銀色の髪に銀色の瞳を持つ
皇太子マクシミリアンは
キレイな顔で笑う
「もっ申し訳ありません」
レオンが慌てて、ミリアを抱きしめて立ち上がる
二人を見てマクシミリアンはますます
笑顔になる
ミリアはマクシミリアンに背を向けて
一切振り返らない
「ミリア」
マクシミリアンに名前を呼ばれるが
無視する
「ミリア様」
レオンが助けを求めるように
ミリアを呼ぶが
ミリアはそれも無視する
「ミリア、いくら聖女でも
無礼すぎないか」
マクシミリアンが言う
たしかに無礼だ
ミリアはマクシミリアンから目線を外しながら
振り向き
「皇太子殿下、失礼いたしました
気分が優れないので婚約者のレオンと
一旦下がります」
言って返事も聞かずに
レオンの腕を取って
ホールを抜け出す
誰もミリアを止めない
ミリアが聖女で公爵令嬢で
この国で4番目に身分が高い女性だから
有名な公爵令嬢がいる
ミリア・エア・カスタル
銀色の長い髪に
銀色の瞳は
王族の証であり
両方持って産まれた娘は
帝国に繁栄をもたらすと
言い伝えがある
聖女
まさにミリアは産まれた時から
聖女として
繁栄の女神として
育てられた
「ミリア様!!」
目の前に顔面蒼白の婚約者レオンがいる
ミリアは扇で口元を隠し
婚約者を見る
「わわわ‥わたしは!」
勢いはいいが
言葉が続かないレオンに
ミリアは首を傾げる
「レオン様」
「なっなんだ」
へっぴり腰で狼狽えるレオン
「なにか御用ですか?」
「あっああ…ミリア様!」
またも名前を叫ばれたミリアは
「はい」と返事すると
レオンの視線がおかしいほうへ向く
ミリアの後ろ
ミリアはハッとして後ろを向くと
まだ出てきてないはずの王族
皇太子がいた
「うそ」
「ミリア様婚約はっ…」
「いやー!!」
ミリアは皇太子の登場に
婚約者のレオンの態度に
悟った
レオンが口に出す言葉を
だから
淑女なんて知らんがなの
勢いで
レオンに走り
レオンの口を両手で塞ぐ
勢いでレオンを倒れ
ミリアもレオンの上に倒れた
「痛い」
「ああ、レオンごめんなさい」
「いや、大じょ…」
言葉が詰まるレオンの視線はミリアにない
ミリアもわかる
レオンが誰を見ているか
どうして言葉が詰まった
背中にいやな汗が流れる
「いくら婚約者同士とはいえ
王族主催の夜会でこれは
頂け無いよね」
ミリアと同じ銀色の髪に銀色の瞳を持つ
皇太子マクシミリアンは
キレイな顔で笑う
「もっ申し訳ありません」
レオンが慌てて、ミリアを抱きしめて立ち上がる
二人を見てマクシミリアンはますます
笑顔になる
ミリアはマクシミリアンに背を向けて
一切振り返らない
「ミリア」
マクシミリアンに名前を呼ばれるが
無視する
「ミリア様」
レオンが助けを求めるように
ミリアを呼ぶが
ミリアはそれも無視する
「ミリア、いくら聖女でも
無礼すぎないか」
マクシミリアンが言う
たしかに無礼だ
ミリアはマクシミリアンから目線を外しながら
振り向き
「皇太子殿下、失礼いたしました
気分が優れないので婚約者のレオンと
一旦下がります」
言って返事も聞かずに
レオンの腕を取って
ホールを抜け出す
誰もミリアを止めない
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この国で4番目に身分が高い女性だから
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