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第二章
三十八話 婿養子、稽古する
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夏の早朝、まだ日が昇る前の夜の闇が明け始めた刻限、丘の上の広場で木刀を振る。
僕から少し離れた場所では、お義父さんが何度も居合の動作を繰り返す。
お義父さんの抜き放った和泉守兼定が朝日を浴びてキラリと光る頃、僕達に合流するのは、僕の妻の皐月と、お義母さん、それとサミアさんとフェルミアちゃんにミルちゃんだ。
流石にヘティスちゃんが稽古を始めるのは早いとお義父さんの判断で、ヘティスちゃんはまだ稽古は始めていない。
「「「おはようございます!」」」
「うむ、皆おはよう」
「おはようございます」
皐月とお義母さんも、稽古の時は師弟関係なので、挨拶はサミアさん達と同じように、師に対する姿勢を崩さない。
これは日本に居た頃からだ。一旦道場に足を踏み入れれば、親子や夫婦といえど師と弟子の関係となる。
皐月とお義母さんは、日課の稽古へと自主的に動き出すが、サミアさんとフェルミアちゃん、ミルちゃんには、剣術と槍の初歩の型を僕とお義父さんで教えていく。
この世界で一般的な剣は、西洋の両刃の直剣だ。斬るというよりも、叩きつける使い方をする剣で、剣の重さで振り回すような感じらしい。
当然、千葉流の剣術とは大きく違う。反りのある日本刀は、叩きつけるのではなく引き斬るのだから。
僕の同田貫やお義父さんの兼定のような神剣ならば、どんな使い方をしても大丈夫だろうけど、普通の日本刀は、遣い方を間違えると斬れないどころか、腰が伸びたて鞘に収まらなくなったり刃毀れしてしまうだろう。
防御にしても、敵の剣を受ける事は避け、捌くか避ける。
まあ、これもこの世界特有の魔力を使えば、受太刀で刃毀れせず済むのだろう。
そして、サミアさんやミルちゃん、フェルミアちゃんが千葉流の剣術を学んでいる理由は、サミアさん達の村では、片刃の曲刀が部族の武器だったからだ。
小太刀や大脇差と呼ばれる二尺程度の長さのモノを使っていたそうなので、僕とお義父さんは千葉流の小太刀術を教える事を決めたんだ。
狼の獣人は、その高い身体能力を活かした戦い方をする。パワーファイターというよりスピードで翻弄する戦い方をする。
仲間と連携しながら、素速い動きで獲物を翻弄し、的を絞らせず仕留めるのが狼の獣人の基本戦術だと教えて貰った。
なら、小太刀を一本ないし二本持っての近接戦闘と、弓を使っての遠距離攻撃を覚えれば、サミアさん達だけでもかなり戦えるようになるんじゃないだろうか。
三人には、小太刀を打つ事を約束している。
弓は自分達で作るらしい。
本当は、剣道の防具と竹刀が有れば、立会い稽古が出来るんだけど、流石にまだそこまで僕の手が回らない。近いうちに作らないとダメだな。
僕とお義父さんのように、木刀での立会いは危ないからね。
お義父さんならサミアさん達を相手にしても、万が一にも怪我をさせる事はないだろうけど、僕は多分大丈夫だろうけど、自信はないかな。
何時もの稽古を熟し、最後にこれも何時ものお義父さんとの立会い稽古に入る。
「修二君、そろそろ良いかな」
「はい、お願いします」
僕とお義父さんが木刀を構えて向き合うと、皐月やお義母さん、サミアさん、フェルミアちゃんとミルちゃんも静かに見ている。
これは見る事も稽古の内だと教えしているからだ。
仕掛けるのは勿論僕からだ。
それこそ日本に居た頃と比べても、遥かに速く鋭い攻撃を、日本に居た頃と同じように捌き回避するお義父さん。
それはそうだ。僕がレベルアップやジョブの効果で身体能力が上がっているなら、それはお義父さんも同じなのだから。
上がった身体能力に振り回される事なく、自分の手の内に制御しながら連撃を加える僕の木刀が、お義父さんの体を捉える事はない。
まあ、当たったら大変だけど。
いや、今なら木刀くらいなら平気かもしれないな。
動作の起こりを極力気付かれないようにするも、まだまだ未熟なんだろう、お義父さんは未来が見えているように対処され、攻撃の芽を摘まれ、僕は取れる手段が狭まってしまう。
日本の剣術では、先の先、又は、後の先を勝負に於いて大事とする。
鉄の板を撃ち付けるような西洋剣とは違う。
ただ、この世界に来てからは、僕とお義父さんの戦い方も随分と変化している。
魔力と氣を纏わせた刀なら、少々乱暴な使い方をしても刃毀れもせず、しかも斬れ味も上がるとなると、受太刀が避けるべき事柄じゃなくなってきている。
勿論、刃筋を立てるのは変わらないが、力のポイントをずらして刀身で受ける戦い方も随所に取り入れている。
これは得物に魔力と氣を纏わせる事が出来るのが前提だ。
激しく場所を入れ替えながら、カン、カンと木刀が打ち合う音が鳴る。
前の世界では有り得ないスピードで動き回る僕とお義父さん。
これだけでも僕も少しは上達したのだと、ほんの少しだけ自信になる。
何故なら、以前の僕なら、お義父さんを動かす事すら難しかったのだから。
圧倒的に僕が弱いのは、時折チョン、チョン、とお義父さんの木刀が僕を撃つので理解している。それでも同じ土俵で戦えている。
お義父さんが後ろに跳び間合いを開け、僕もそれに合わせて間合いを開ける。
「今日はこれまでにしよう」
「ありがとうございました」
お義父さんの終了の宣言に、頭を下げて礼をする。
「凄ーーい! お爺ちゃんも、修お兄ちゃんも凄いね!」
「凄いです! 私もあんなに強くなりたいです!」
フェルミアちゃんとミルちゃんが駆け寄って来て、ピョンピョンと跳ねる。
狼の獣人にとって、強さとは大事な要素らしく、僕とお義父さんを目をキラキラさせて見ている。
「修二君、私は上がるから、少し彼女達に打ち込ませてあげなさい。型稽古と素振りだけじゃ面白くないだろう」
「分かりました。フェルミアちゃん、ミルちゃん、サミアさんもですね。順番に相手しますから、好きに打ち込んで来て下さい。僕からは反撃しませんから」
「ホント! じゃあ、フェルミアから!」
お義父さんからサミアさん達との立会い稽古を指示される。確かに、型稽古と素振りだけじゃ面白くないな。特に稽古を始めたばかりの三人には、型稽古の大切さなんてピンとこないだろうしな。戦闘訓練っていうのが分かりやすい方がいいだろう。
まだ幼いとはいえ、獣人ならではの身体能力を活かした攻撃を仕掛けるフェルミアちゃん。
「攻撃が直線的すぎるよ。もう少し工夫しようね」
「はっ、はい!」
次は、ミルちゃん。
ミルちゃんは、十二歳なだけあり、フェルミアちゃんよりも動きは格段に速く力強い。
村が襲われた時、残って戦っただけの事はある。
その速い怒涛の攻撃を全て受けきり、捌き跳ね返す。
「ミルちゃんも、フェルミアちゃんと同じだね。フェイントをもう少し考えてみようね」
「はっ、はい! ありがとうございます!」
最後に立ち会うのはサミアさん。
狼の大人の獣人の身体能力はたいしたものだけど、レベルがずっと上の僕なら何の問題もない。
それに加え、サミアさんは村では畑仕事や裁縫などの仕事を主にしていたらしく、全く戦えない訳じゃないが、ミルちゃんとそれ程の差はない程度だった。その中途半端な実力のお陰で、死なずに済んだとも言えるだろう。村の実力のある大人は、文字通り死力を尽くして仲間を逃して散っていったのだから。
「型稽古の動作一つ一つに込められた意味を理解する事から始めましょうか。戦闘の技術云々は、それからですね」
「はぁ、はぁ、ありがとうございました」
「じゃあ、朝の稽古はこれまでとします。軽くストレッチしてから汗を拭いて朝食にしましょう」
「「「はい!」」」
朝の稽古は二時間程で終わった。
お義父さんのポリシーとして、長い時間ダラダラとする稽古は怪我に繋がると、あまり長い時間の稽古は行わない。
人間の集中力が続くのは、そんなに長くないからね。集中力が切れた状態で稽古なんてしたら、それこそ大きな怪我に繋がるんだ。
サミアさん達は、汗を拭きながら着替えに帰る。
僕も置いてあったタオルで汗を拭きながら家へと戻る。
そろそろ佐那が起きて来る時間だ。
朝から僕の顔が見えないと機嫌が悪いからな。
僕から少し離れた場所では、お義父さんが何度も居合の動作を繰り返す。
お義父さんの抜き放った和泉守兼定が朝日を浴びてキラリと光る頃、僕達に合流するのは、僕の妻の皐月と、お義母さん、それとサミアさんとフェルミアちゃんにミルちゃんだ。
流石にヘティスちゃんが稽古を始めるのは早いとお義父さんの判断で、ヘティスちゃんはまだ稽古は始めていない。
「「「おはようございます!」」」
「うむ、皆おはよう」
「おはようございます」
皐月とお義母さんも、稽古の時は師弟関係なので、挨拶はサミアさん達と同じように、師に対する姿勢を崩さない。
これは日本に居た頃からだ。一旦道場に足を踏み入れれば、親子や夫婦といえど師と弟子の関係となる。
皐月とお義母さんは、日課の稽古へと自主的に動き出すが、サミアさんとフェルミアちゃん、ミルちゃんには、剣術と槍の初歩の型を僕とお義父さんで教えていく。
この世界で一般的な剣は、西洋の両刃の直剣だ。斬るというよりも、叩きつける使い方をする剣で、剣の重さで振り回すような感じらしい。
当然、千葉流の剣術とは大きく違う。反りのある日本刀は、叩きつけるのではなく引き斬るのだから。
僕の同田貫やお義父さんの兼定のような神剣ならば、どんな使い方をしても大丈夫だろうけど、普通の日本刀は、遣い方を間違えると斬れないどころか、腰が伸びたて鞘に収まらなくなったり刃毀れしてしまうだろう。
防御にしても、敵の剣を受ける事は避け、捌くか避ける。
まあ、これもこの世界特有の魔力を使えば、受太刀で刃毀れせず済むのだろう。
そして、サミアさんやミルちゃん、フェルミアちゃんが千葉流の剣術を学んでいる理由は、サミアさん達の村では、片刃の曲刀が部族の武器だったからだ。
小太刀や大脇差と呼ばれる二尺程度の長さのモノを使っていたそうなので、僕とお義父さんは千葉流の小太刀術を教える事を決めたんだ。
狼の獣人は、その高い身体能力を活かした戦い方をする。パワーファイターというよりスピードで翻弄する戦い方をする。
仲間と連携しながら、素速い動きで獲物を翻弄し、的を絞らせず仕留めるのが狼の獣人の基本戦術だと教えて貰った。
なら、小太刀を一本ないし二本持っての近接戦闘と、弓を使っての遠距離攻撃を覚えれば、サミアさん達だけでもかなり戦えるようになるんじゃないだろうか。
三人には、小太刀を打つ事を約束している。
弓は自分達で作るらしい。
本当は、剣道の防具と竹刀が有れば、立会い稽古が出来るんだけど、流石にまだそこまで僕の手が回らない。近いうちに作らないとダメだな。
僕とお義父さんのように、木刀での立会いは危ないからね。
お義父さんならサミアさん達を相手にしても、万が一にも怪我をさせる事はないだろうけど、僕は多分大丈夫だろうけど、自信はないかな。
何時もの稽古を熟し、最後にこれも何時ものお義父さんとの立会い稽古に入る。
「修二君、そろそろ良いかな」
「はい、お願いします」
僕とお義父さんが木刀を構えて向き合うと、皐月やお義母さん、サミアさん、フェルミアちゃんとミルちゃんも静かに見ている。
これは見る事も稽古の内だと教えしているからだ。
仕掛けるのは勿論僕からだ。
それこそ日本に居た頃と比べても、遥かに速く鋭い攻撃を、日本に居た頃と同じように捌き回避するお義父さん。
それはそうだ。僕がレベルアップやジョブの効果で身体能力が上がっているなら、それはお義父さんも同じなのだから。
上がった身体能力に振り回される事なく、自分の手の内に制御しながら連撃を加える僕の木刀が、お義父さんの体を捉える事はない。
まあ、当たったら大変だけど。
いや、今なら木刀くらいなら平気かもしれないな。
動作の起こりを極力気付かれないようにするも、まだまだ未熟なんだろう、お義父さんは未来が見えているように対処され、攻撃の芽を摘まれ、僕は取れる手段が狭まってしまう。
日本の剣術では、先の先、又は、後の先を勝負に於いて大事とする。
鉄の板を撃ち付けるような西洋剣とは違う。
ただ、この世界に来てからは、僕とお義父さんの戦い方も随分と変化している。
魔力と氣を纏わせた刀なら、少々乱暴な使い方をしても刃毀れもせず、しかも斬れ味も上がるとなると、受太刀が避けるべき事柄じゃなくなってきている。
勿論、刃筋を立てるのは変わらないが、力のポイントをずらして刀身で受ける戦い方も随所に取り入れている。
これは得物に魔力と氣を纏わせる事が出来るのが前提だ。
激しく場所を入れ替えながら、カン、カンと木刀が打ち合う音が鳴る。
前の世界では有り得ないスピードで動き回る僕とお義父さん。
これだけでも僕も少しは上達したのだと、ほんの少しだけ自信になる。
何故なら、以前の僕なら、お義父さんを動かす事すら難しかったのだから。
圧倒的に僕が弱いのは、時折チョン、チョン、とお義父さんの木刀が僕を撃つので理解している。それでも同じ土俵で戦えている。
お義父さんが後ろに跳び間合いを開け、僕もそれに合わせて間合いを開ける。
「今日はこれまでにしよう」
「ありがとうございました」
お義父さんの終了の宣言に、頭を下げて礼をする。
「凄ーーい! お爺ちゃんも、修お兄ちゃんも凄いね!」
「凄いです! 私もあんなに強くなりたいです!」
フェルミアちゃんとミルちゃんが駆け寄って来て、ピョンピョンと跳ねる。
狼の獣人にとって、強さとは大事な要素らしく、僕とお義父さんを目をキラキラさせて見ている。
「修二君、私は上がるから、少し彼女達に打ち込ませてあげなさい。型稽古と素振りだけじゃ面白くないだろう」
「分かりました。フェルミアちゃん、ミルちゃん、サミアさんもですね。順番に相手しますから、好きに打ち込んで来て下さい。僕からは反撃しませんから」
「ホント! じゃあ、フェルミアから!」
お義父さんからサミアさん達との立会い稽古を指示される。確かに、型稽古と素振りだけじゃ面白くないな。特に稽古を始めたばかりの三人には、型稽古の大切さなんてピンとこないだろうしな。戦闘訓練っていうのが分かりやすい方がいいだろう。
まだ幼いとはいえ、獣人ならではの身体能力を活かした攻撃を仕掛けるフェルミアちゃん。
「攻撃が直線的すぎるよ。もう少し工夫しようね」
「はっ、はい!」
次は、ミルちゃん。
ミルちゃんは、十二歳なだけあり、フェルミアちゃんよりも動きは格段に速く力強い。
村が襲われた時、残って戦っただけの事はある。
その速い怒涛の攻撃を全て受けきり、捌き跳ね返す。
「ミルちゃんも、フェルミアちゃんと同じだね。フェイントをもう少し考えてみようね」
「はっ、はい! ありがとうございます!」
最後に立ち会うのはサミアさん。
狼の大人の獣人の身体能力はたいしたものだけど、レベルがずっと上の僕なら何の問題もない。
それに加え、サミアさんは村では畑仕事や裁縫などの仕事を主にしていたらしく、全く戦えない訳じゃないが、ミルちゃんとそれ程の差はない程度だった。その中途半端な実力のお陰で、死なずに済んだとも言えるだろう。村の実力のある大人は、文字通り死力を尽くして仲間を逃して散っていったのだから。
「型稽古の動作一つ一つに込められた意味を理解する事から始めましょうか。戦闘の技術云々は、それからですね」
「はぁ、はぁ、ありがとうございました」
「じゃあ、朝の稽古はこれまでとします。軽くストレッチしてから汗を拭いて朝食にしましょう」
「「「はい!」」」
朝の稽古は二時間程で終わった。
お義父さんのポリシーとして、長い時間ダラダラとする稽古は怪我に繋がると、あまり長い時間の稽古は行わない。
人間の集中力が続くのは、そんなに長くないからね。集中力が切れた状態で稽古なんてしたら、それこそ大きな怪我に繋がるんだ。
サミアさん達は、汗を拭きながら着替えに帰る。
僕も置いてあったタオルで汗を拭きながら家へと戻る。
そろそろ佐那が起きて来る時間だ。
朝から僕の顔が見えないと機嫌が悪いからな。
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