異世界立志伝

小狐丸

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職人スーラの日常

 私はドワーフ族のスーラであります。
 女だてら鍛治師と魔導具師をしているであります。

 最初、エルレイン様のお母上レイラ様が侍女をお探しになっていた時、何故かスーラにお声掛け頂いたのです。
 当然、スーラにメイドなど出来る筈もないのであります。レイラ様は少し天然なのであります。

 結局、カイト様のもとで、鍛治師兼魔導具職人という夢のような生活が始まるのであります。
 

 今では自分専用の工房もあるのです。

 我が主人カイト様に感謝感謝であります。

 カイト様は凄いのです。
 様々なゴーレムを開発してるのです。
 業物の剣や槍も打ってるのです。
 カイト様が造ったゴーレム馬は、もの凄い高性能なのです。

 スーラは、カイト様に拾われてとてもラッキーだったのです。
 スーラに制限なく物造りをさせてくれるであります。普通なら、とても使えない高価な素材も制限なく使えるのであります。
 ここは、ドワーフの天国なのです。

 スーラはカイト様とはよく協同で研究開発をするであります。
 つい最近もカイト様と、オウカさんの装備を開発したであります。



 この屋敷にもスーラが造った騎士型ゴーレムが警備係として働いているであります。

 スーラが騎士型ゴーレムを造った時に、カイト様は亀型ゴーレム、豹型ゴーレム、鷲型ゴーレムという三体の動物型ゴーレムを造っていたであります。

 それぞれに特徴的なゴーレムで、とても良い勉強になったであります。

 そこで刺激を受けたスーラは、新たなゴーレムを開発することにしたであります。





 それから私スーラは、取り憑かれた様にゴーレムの開発に熱中して行ったのであります。先ず取り組んだのは、騎士型ゴーレムのバリエーションを増やす事であります。

 屋敷を警護する騎士型ゴーレムをベースに造ったのです。ドラーク伯爵軍と言えば殲滅戦という事で、攻撃特化ゴーレムのバリエーションを増やす方向で開発を進めたのであります。

 双剣ゴーレム
 槍兵ゴーレム
 戦鎚ゴーレム
 戦斧ゴーレム

 の四種の近接型ゴーレム。

 それに加えて、カイト様が造った防御特化の亀型ゴーレムの結界をコピーし、騎士型ゴーレムに組み込んだものを造ったのであります。

 大盾を持つ結界ゴーレムを開発。

 このゴーレムは防御特化のゴーレムで、敵を後ろに抜けさせない為の物であります。後衛を護るためのゴーレムとして開発に取り掛かるのであります。

 大盾結界ゴーレム

 その後に取り掛かったのは、オウカさんのために開発したガトリングガンの性能を抑え、毎分の発射数を少なくして魔力の消費を抑えた遠距離支援ゴーレムを造るのであります。

 遠距離支援ゴーレム

 どちらかと言うと、遠距離支援と言うより移動砲台でありますが、殲滅戦に威力を発揮するであります。

 それぞれ何体かづつ製造して、領都の防衛と国境付近の防衛にまわすであります。

 ドラーク領は、ゴンドワナ帝国のチラーノス辺境伯領だった部分を、新たに治めることになった事で、帝国と領地が接する様になってしまったであります。

 その為の国境付近への各種ゴーレムの配置なのであります。

 まだまだ配備数が少ないのでありますが、国境警備の部隊と連携すれば、帝国が攻めて来ても、ドラーク軍が駆けつけるまで、抑える事が出来ると思うのであります。

 でも各種ゴーレムを配備して置いて、本当に良かったと思う日が来るとは…………。




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