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第二部 198年 北平平定 VS公孫瓚
第61話 不言実行
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田豫は不敵な笑みを浮かべつつも、丸腰で敵陣に乗り込んできた痩身の男に感心もしていた。
「よく顔を出せたなぁー。見ての通り、ここは俺の陣内だ。全てを闇に葬ることだって出来るんだが、どうよ?」
「ご心配痛み入るッスね。けどあんさんはそんなことせんでしょうに」
くくく、と両者でくぐもった笑いを見せる。いわば論客同士の牽制打がきちんと通じたことで、一定の相互理解となったからだ。
いつの間にか白雪は止み、旗指物を冷たい風が撫でつけていくのみになった。
凍えそうな気温にも拘らず、田豫の軍は意気軒高。一糸乱れぬ統制をもって、将の采配を待っている。
「さみーんで、早速本題に入りたいんスけどね。ここでくっちゃべってもいい感じッスか?」
「あーそれな。分かった分かった。じゃあ帷幕へ入るとするか。突貫工事で造ったから、隙間風ぐらいは我慢してくれや」
「問題ねーッス。できれば熱いお茶でも欲しいとこなんだけどなぁ」
「それは我慢してもらうしかないなぁ。なんせほれ、戦争中だしよ」
違いない、と郭嘉は首肯する。
目的の第一弾は、田豫と二人で話すことにあるのだから。
寒さという環境情報を理由として、帷幕で密談をする。内容に関わらず、田豫は調略を受けたものと、公孫の将は思うことだろう。
時候の挨拶でも、単なる言葉遊びでもいい。
田豫は袁紹軍と密会をしている。
この事実こそが重要なのである。
薄暗い帷幕の中には、申し訳程度の蝋燭で明かりがともされていた。
お互いの顔色を窺えぬほど不明瞭であり、そのことも郭嘉を利することになる。
「さて……と。それじゃー聞かせてもらうとするか。どんな口上で俺を落としに来たのかをよ」
「やー、正直あんさんを手っ取り早く落とせるとは思ってないんスよね。ほら、公孫の一族と比べて、賢い人っスから」
「誉め言葉として受け取っておくが、あんまり外で公言しないほうがいいぞー」
「そうッスね。失言失言っと」
額をぺしん、と手で叩いたあと、やや大げさな身振りで郭嘉は懐から密書を取り出す。袁煕から預かっていた、調略文が書かれいている、極秘文書だ。
「ま、それじゃあこいつをご覧くださいよ。きっとおもしれーこと書いてあると思うんスよね」
「へぇー。そいつは楽しみだなぁ。じゃあちくっと拝見してみようかね」
田豫は受け取った上質な用紙に目を走らせる。一度、二度と読み返し、最後には点を仰いだ。
「ふぅーっ、まあしかし、ここまで現実を突きつけられると、どうしようもねえなぁ。いやー参った参った」
「中身はある程度予測できるんスけどね。多分このままだと、あんさん死にますぜ」
「確かにな。以前からそんな雰囲気はあったんだけどなー。殿も取り合ってくれんから、放置してたんだよねー」
何を隠そう、密書の中身は公孫瓚の権威を土台から崩す内容が書かれていた。
『北方異民族の鳥丸・鮮卑、各十万の兵をもって易京の退路を断つ』
田豫は死なせるには惜しい才士であり、これを優遇すること。
兵士の命を保証し、故郷へ帰るも自由であること。
降るに当たり、左翼部隊を牽制してくれれば、戦功大なりとすること。
恩賞は十分に支払い、不自由はさせぬとのこと。
北平への道が絶たれようとしている今、果たして何年分かわからない糧秣のみで、二正面作戦に耐えきれる道理はない。
田豫は素早く勝算の不可能性を導き出す。それは付き従う兵士の運命を左右する、大きな決断でもあった。
「襄平公孫氏が援軍を出さなかったってのも、これが理由かー。なるほどなー」
「北方は北方で群雄割拠ってとこッスね。まあ、ちょいと付け火はしましたが、そもそも論で言えば、穏当な統治や外交をしてなかったってことでしょ」
「耳が痛いねー。俺も結構口酸っぱくして献策したんだよ? あーあー、やっぱこうなるのかー」
郭嘉は一言たりとも降伏勧告を行っていない。
ただ事実発生している事象を想像させるだけだ。
「そういや誰だったかな……鮮于輔っつー将軍が異民族の先導を買って出てるって噂を聞きましたね。これ、割とヤバイ案件では?」
「ヤバイ……って何だ? まあいい、鮮于将軍は俺の親友なんさー。そうかー……あいつも見切りをつけたってことかー」
田豫は既に運命を決めた。
抜山蓋世と項羽は諳んじたが、今時を経てここに同じ状況が起きている。
騅逝《すいゆ》かず。
名馬でさえ歩みを躊躇うほどの戦況に、田豫は白馬陣の瓦解を照らし合わせた。
「肚積もりは決まったよ、ええと……」
「郭嘉、字を奉孝というッス」
「右翼の田豫部隊は袁家に降る。その手始めに、公孫範殿には死んでもらおう」
「りょーかいッス。いい報告をお待ちしてますよ」
田豫が何がしかを指示し、腹心であろう兵士たちが殺気を帯びて移動していく。
時は乱世。
裏切り、欺かれるのは歴史の倣いである。
故に中華は一族にしか信用を置かない。他者を用いれば、必ず叛意が芽吹くから。
ようやく出された白湯を飲み、小用を済ませて郭嘉はくつろぐ。
答えは決まっているので、余った時間は新たなる技術の発展に費やすことにした。
あれを作ろう、これも作ろう。
などと未来への扉に向かって翼をはためかせていると、一つの報告が入った。
「公孫範は討った。案外あっけなかったなー」
「さいですか。んで、公孫の兵たちはどうなってます?」
「それが傑作でな。一部譜代の家臣を除き、皆俺に降ったよ。死ぬのが見えている中で、公孫瓚に尽くそうなんて酔狂な輩はいねーさ」
「命あっての物種ッスからね」
じゃあ行くか、と田豫は弓を手に取る。
小ぶりで、湾曲著しいそれは、馬上での取り扱いを念頭に設計されたものだ。
「趙雲には悪いが、ここは袁家に勝ってもらわんと駄目だなー」
「随分と割り切りがはえーッスね」
「手早く易京を落とせば、北平の民が蹂躙されることもない。俺たち軍人は民草の支払う税によって生かされてるんだ。どっちが主で、どっちが客だか語るまでもないだろうよー」
いみじくも職業軍人の儀礼を奉じていることに、郭嘉は一定の尊敬を抱いた。
「そういえば殿の施策も、民の為を思ってこその内容でしたね。政治・軍事・経済・民生……ホントにあの方はどこから来た人なんスかねぇ」
田豫と郭嘉。二人は揃って同じ天を見上げる。
二つの旗は混ざり、袁の元に集う。
運命の車輪を、自転車立ちこぎ状態で、必死に回している袁煕。彼の努力は今、次々に華を咲かせていくのであった。
郭嘉の降伏勧告。
それは一言も告げることなく完了したのであった。
――左翼部隊残党 趙雲子龍
「撤退は完了……か。大分脱落したが、血路は閉ざされていなかったのが幸いだな」
全身を流れる汗は、浮かぶ端から冷えて体温を下げていく。
それ以上に趙雲は寒気を禁じ得ることが出来なかった。
「国譲……全く笑えない冗談だ」
騎射を執拗に仕掛けてきた田豫と、反転し追撃してきた張郃により、左翼部隊は散り散りになってしまった。
左翼大将たる公孫続の生死も不明なままであり、これ以上軍の士気を維持するのは困難である。
「ちょ、趙将軍……我らはこれからどうすればよろしいのでしょうか」
「……熟慮する」
耐えきれずに大声を上げた兵士を、必死に周りの者が押さえつける。
手勢はおよそ百名。戦闘になれば確実に殲滅されるであろう。
趙雲は目を閉じ、最善たる道を模索する。
公孫瓚に殉ずるか……否、義理は既に果たした。それに親族の葬儀への出席を禁じた張本人故、死出の供をするほどの価値はない。
ならば袁家に降るか……否、どのような厚顔無恥を持てば、戦っている相手に腹を見せて降参出来るだろうか。
ならば第三の道しかない。
過酷極まる旅路となるが、心に焼き付いている彼の御仁を頼るしかないだろう。
風の噂によれば、呂布を倒した後に徐州を継いだとか。しかして、陶謙の怨恨をも引き受けてしまったため、曹操に追われて行方知れず。
劉備玄徳。
中原を制した曹操の勢力外への逃避行であれば、河北南部に居る可能性が高い。
「……真の主に仕える時が来たか」
趙雲は槍を握りなおし、再び馬に跨る。
「これより我らは天下の大徳の元に参ずる。義あらば我に続け!」
戦場を逃れる勇将は、その輝きを失うことなく運命に殉ずる道を決めた。
「よく顔を出せたなぁー。見ての通り、ここは俺の陣内だ。全てを闇に葬ることだって出来るんだが、どうよ?」
「ご心配痛み入るッスね。けどあんさんはそんなことせんでしょうに」
くくく、と両者でくぐもった笑いを見せる。いわば論客同士の牽制打がきちんと通じたことで、一定の相互理解となったからだ。
いつの間にか白雪は止み、旗指物を冷たい風が撫でつけていくのみになった。
凍えそうな気温にも拘らず、田豫の軍は意気軒高。一糸乱れぬ統制をもって、将の采配を待っている。
「さみーんで、早速本題に入りたいんスけどね。ここでくっちゃべってもいい感じッスか?」
「あーそれな。分かった分かった。じゃあ帷幕へ入るとするか。突貫工事で造ったから、隙間風ぐらいは我慢してくれや」
「問題ねーッス。できれば熱いお茶でも欲しいとこなんだけどなぁ」
「それは我慢してもらうしかないなぁ。なんせほれ、戦争中だしよ」
違いない、と郭嘉は首肯する。
目的の第一弾は、田豫と二人で話すことにあるのだから。
寒さという環境情報を理由として、帷幕で密談をする。内容に関わらず、田豫は調略を受けたものと、公孫の将は思うことだろう。
時候の挨拶でも、単なる言葉遊びでもいい。
田豫は袁紹軍と密会をしている。
この事実こそが重要なのである。
薄暗い帷幕の中には、申し訳程度の蝋燭で明かりがともされていた。
お互いの顔色を窺えぬほど不明瞭であり、そのことも郭嘉を利することになる。
「さて……と。それじゃー聞かせてもらうとするか。どんな口上で俺を落としに来たのかをよ」
「やー、正直あんさんを手っ取り早く落とせるとは思ってないんスよね。ほら、公孫の一族と比べて、賢い人っスから」
「誉め言葉として受け取っておくが、あんまり外で公言しないほうがいいぞー」
「そうッスね。失言失言っと」
額をぺしん、と手で叩いたあと、やや大げさな身振りで郭嘉は懐から密書を取り出す。袁煕から預かっていた、調略文が書かれいている、極秘文書だ。
「ま、それじゃあこいつをご覧くださいよ。きっとおもしれーこと書いてあると思うんスよね」
「へぇー。そいつは楽しみだなぁ。じゃあちくっと拝見してみようかね」
田豫は受け取った上質な用紙に目を走らせる。一度、二度と読み返し、最後には点を仰いだ。
「ふぅーっ、まあしかし、ここまで現実を突きつけられると、どうしようもねえなぁ。いやー参った参った」
「中身はある程度予測できるんスけどね。多分このままだと、あんさん死にますぜ」
「確かにな。以前からそんな雰囲気はあったんだけどなー。殿も取り合ってくれんから、放置してたんだよねー」
何を隠そう、密書の中身は公孫瓚の権威を土台から崩す内容が書かれていた。
『北方異民族の鳥丸・鮮卑、各十万の兵をもって易京の退路を断つ』
田豫は死なせるには惜しい才士であり、これを優遇すること。
兵士の命を保証し、故郷へ帰るも自由であること。
降るに当たり、左翼部隊を牽制してくれれば、戦功大なりとすること。
恩賞は十分に支払い、不自由はさせぬとのこと。
北平への道が絶たれようとしている今、果たして何年分かわからない糧秣のみで、二正面作戦に耐えきれる道理はない。
田豫は素早く勝算の不可能性を導き出す。それは付き従う兵士の運命を左右する、大きな決断でもあった。
「襄平公孫氏が援軍を出さなかったってのも、これが理由かー。なるほどなー」
「北方は北方で群雄割拠ってとこッスね。まあ、ちょいと付け火はしましたが、そもそも論で言えば、穏当な統治や外交をしてなかったってことでしょ」
「耳が痛いねー。俺も結構口酸っぱくして献策したんだよ? あーあー、やっぱこうなるのかー」
郭嘉は一言たりとも降伏勧告を行っていない。
ただ事実発生している事象を想像させるだけだ。
「そういや誰だったかな……鮮于輔っつー将軍が異民族の先導を買って出てるって噂を聞きましたね。これ、割とヤバイ案件では?」
「ヤバイ……って何だ? まあいい、鮮于将軍は俺の親友なんさー。そうかー……あいつも見切りをつけたってことかー」
田豫は既に運命を決めた。
抜山蓋世と項羽は諳んじたが、今時を経てここに同じ状況が起きている。
騅逝《すいゆ》かず。
名馬でさえ歩みを躊躇うほどの戦況に、田豫は白馬陣の瓦解を照らし合わせた。
「肚積もりは決まったよ、ええと……」
「郭嘉、字を奉孝というッス」
「右翼の田豫部隊は袁家に降る。その手始めに、公孫範殿には死んでもらおう」
「りょーかいッス。いい報告をお待ちしてますよ」
田豫が何がしかを指示し、腹心であろう兵士たちが殺気を帯びて移動していく。
時は乱世。
裏切り、欺かれるのは歴史の倣いである。
故に中華は一族にしか信用を置かない。他者を用いれば、必ず叛意が芽吹くから。
ようやく出された白湯を飲み、小用を済ませて郭嘉はくつろぐ。
答えは決まっているので、余った時間は新たなる技術の発展に費やすことにした。
あれを作ろう、これも作ろう。
などと未来への扉に向かって翼をはためかせていると、一つの報告が入った。
「公孫範は討った。案外あっけなかったなー」
「さいですか。んで、公孫の兵たちはどうなってます?」
「それが傑作でな。一部譜代の家臣を除き、皆俺に降ったよ。死ぬのが見えている中で、公孫瓚に尽くそうなんて酔狂な輩はいねーさ」
「命あっての物種ッスからね」
じゃあ行くか、と田豫は弓を手に取る。
小ぶりで、湾曲著しいそれは、馬上での取り扱いを念頭に設計されたものだ。
「趙雲には悪いが、ここは袁家に勝ってもらわんと駄目だなー」
「随分と割り切りがはえーッスね」
「手早く易京を落とせば、北平の民が蹂躙されることもない。俺たち軍人は民草の支払う税によって生かされてるんだ。どっちが主で、どっちが客だか語るまでもないだろうよー」
いみじくも職業軍人の儀礼を奉じていることに、郭嘉は一定の尊敬を抱いた。
「そういえば殿の施策も、民の為を思ってこその内容でしたね。政治・軍事・経済・民生……ホントにあの方はどこから来た人なんスかねぇ」
田豫と郭嘉。二人は揃って同じ天を見上げる。
二つの旗は混ざり、袁の元に集う。
運命の車輪を、自転車立ちこぎ状態で、必死に回している袁煕。彼の努力は今、次々に華を咲かせていくのであった。
郭嘉の降伏勧告。
それは一言も告げることなく完了したのであった。
――左翼部隊残党 趙雲子龍
「撤退は完了……か。大分脱落したが、血路は閉ざされていなかったのが幸いだな」
全身を流れる汗は、浮かぶ端から冷えて体温を下げていく。
それ以上に趙雲は寒気を禁じ得ることが出来なかった。
「国譲……全く笑えない冗談だ」
騎射を執拗に仕掛けてきた田豫と、反転し追撃してきた張郃により、左翼部隊は散り散りになってしまった。
左翼大将たる公孫続の生死も不明なままであり、これ以上軍の士気を維持するのは困難である。
「ちょ、趙将軍……我らはこれからどうすればよろしいのでしょうか」
「……熟慮する」
耐えきれずに大声を上げた兵士を、必死に周りの者が押さえつける。
手勢はおよそ百名。戦闘になれば確実に殲滅されるであろう。
趙雲は目を閉じ、最善たる道を模索する。
公孫瓚に殉ずるか……否、義理は既に果たした。それに親族の葬儀への出席を禁じた張本人故、死出の供をするほどの価値はない。
ならば袁家に降るか……否、どのような厚顔無恥を持てば、戦っている相手に腹を見せて降参出来るだろうか。
ならば第三の道しかない。
過酷極まる旅路となるが、心に焼き付いている彼の御仁を頼るしかないだろう。
風の噂によれば、呂布を倒した後に徐州を継いだとか。しかして、陶謙の怨恨をも引き受けてしまったため、曹操に追われて行方知れず。
劉備玄徳。
中原を制した曹操の勢力外への逃避行であれば、河北南部に居る可能性が高い。
「……真の主に仕える時が来たか」
趙雲は槍を握りなおし、再び馬に跨る。
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