アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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中等部・合宿編

20話 お風呂で出会うは黒い人

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「うぃわぁあぁ~~~~~~~~」


 玄関で、大きく背伸びをする紫音の姿がある
その隣には空中に浮かんでいいる、15cm程のメイド服の少女がいる
紫音とリルは森での戦闘を終え家に戻ってきた。

 紫音は未だ
裸にロングコートという姿
それでも靴だけは履いていたのだ
空間転移で家にもどるが
リルに言って出現場所は玄関に指定していしていた
家を汚したら、鈴に怒られる上
家の掃除は紫音の管轄
汚せば自分で掃除するハメとなる

紫音は、コートのホコリを落とし靴を脱ぎながら、リルに指示を出す。

「リル、悪いがレンの所に報告に行ってくれ
 俺も服着て準備するから
 30分後位に連絡いれるから迎えにきてくれ」

「わかりました
 私も、あちらに所要がありますので、行ってまいります
 準備できましたら連絡をください
 それでは、お先にしつれいします。」


 そう言い残し、リルは小さな光になり、消えてゆくのを見送り
違和感を感じる、静かな我が家に・・・

「そういや、だれもいないんだったな」

 三千風 (みちかぜ)家は、小さな一軒家で
両親と紫音、鈴の4人家族である。

 父は、鈴が合宿で泊りだからと
鈴大好き親父は友達とマージャン合宿とか言って明日まで帰ってこない
というか、普段からあまり家に帰らない父親の顔など忘れた!

 蘭(母親)さんは、魔法科学者であり
月の大半は会社の研究所に泊まり込んでいる
今日も鈴と父が居ないなら帰っても仕方が無いと帰ってこない
と言うか、父より家に帰らない母親など要らない
あの化物が帰ると俺が無駄に叱られる!

妹の鈴は、言うまでもない合宿である。

 誰も居ないから、淋しいとは思わない
あの世界で、孤独だったこともある
10年間、山の中で誰にも合わなかった事もある
それを思えば、今は、仲がいいとは言わないが家族もいる
それに、リーゼントの大工バカや
俺の、オアシスくるみちゃん・・・
どこに寂しさがある!!

 これからの事を考えるだけで笑えてくるさ。

 いや【くるみ】が居るだけで
俺の人生はバラ色さ!!

 そんな中、自分の部屋に行こうとして階段を上がり
2階まで上がって思い出す
そういえば、風呂に入ろうとして強制召喚されたんだったと。

 山の中を走り回って、ホコリだらけだし
風呂に先はいろうかと、階段を降り風呂場に向かう。

 洗面所に入ると電気は点いていた
当然と言えば、当然。

 召喚された時には
洗面所も風呂場も電気を点けていたのだから
洗面所で服を脱ごうにも、着ているのはコートのみ、そのコートを脱ぎ
洗面所の棚から、タオルを出して肩に掛け
入口の横引戸をスライドさせ風呂場に入る

「ん? だれだ?」

 風呂の洗い場に、見慣れない黒い塊が隅に居座っている
すこし、ビックリして良く見ると
丸裸の見知らぬ褐色肌の女性が
背中を、こちらに向け膝を抱えて
小さく丸まっているではないか!


 俺の言葉に反応し
女性は頭だけ振り向き
ちょうど同じ高さだった俺の股間を確認し
そこから視線を上げ俺と目が合うと

「だ、誰とは、お主こそ、わ、我を忘れたというのかえ?」

 透き通る声だが
緊張しているのか少し高めな声ではあるが、聞き覚えがない

「だからだ誰だ?」

「さ・先程助けられた、魔術師じゃ!」

「おーーーーーで、何してんの?」

「先程、小さな妖精が
 ここで湯浴びをしろと、連れてこられたのじゃが
 お湯など無いでありんす!
 それより、あれは本当に妖精か?
 莫大な力を感じたでありんすが!」

「あぁ、アレか!
 今世紀最大のビッチ力だ!気にすんな。
 まぁ、それより
 こっちの世界では風呂入ったことないのか?」

「も・・この世界にきやんして
 数日でありんすが・・・
 1回頭から水をかけられた程度じゃ、あの豚どもめ」

「そっかぁぁ、、、」

 そういって、俺は前に数歩すすみ、手を伸ばす

「な・な・な・何をするきでありやんすか?!」

さっきより、身体を小さく丸めて
視線だけを俺にむけ・・睨んでやがる

・・・ああ・・・そうか

「はずかしいのか?」

「あ・あ・あたりまえじゃろ!
 だいたい、女性の湯浴びの途中に入ってくる
 お主が悪いのではないのか!」

「だが、俺は気にしない!!
 そして、お前も気にするな、ワッハッハッハ」

「気にするわ!
 今すぐ出て行け!」

「そう言うな、お前すこし臭うぞ、汚いし」

「うるさい!うるさい!うるさい!
 魔術で、お湯出そうとした所でありんしたのに
 そこに、お主が来たのじゃろうが!
 よもや、こちらに入って来るとは思わなんだわ!」

「ふん!
 ここは俺の家だ!
 何に遠慮することがある!
 俺は、俺が風呂に入りたい時に、風呂にはいる!!!
 それにな、魔術でお湯なんて出さなくても
 ちょこっと見てな
 ここをこうやって回すと
 あぁ~~ら不思議! お湯が出ますよ、奥様」

シャワーヘッドを取り、ハンドル回しお湯をだしたのである
暖かいお湯とは別に・・・
異世界人には、通用しないネタで、場を寒くする。

「おおおお
 これはどんな魔術でありんすか?
 どんな力も使った形跡がないではありやせんか!」

「これは、科学だ
 詳しくは後で教えてやってもいいが
 とりあえず、この椅子にすわれ
 洗うぞ」

 そういって、お風呂用の椅子を置き
未だに隅で丸くなった女性の肩を掴み無理やり椅子に座らせる
強気にはしているが、掴んだ方は小刻みにふるえていた
それはそうだ、異世界に召喚され
先程は死を覚悟し
俺に殺してくれと言ったくらいなのだ

もし、俺が異世界に召喚されたなら
気が狂って、美女という美女を犯しているだろう!
だって、そこには、蘭さんも、鈴も、リルも、マリアも居ないしな!
嬉しくて気が狂うだろう!!
うん! うん!
分かるぞ、黒い人!
これから広がる、楽しい未来に喜びで打ち震えているんだろ!


 
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