アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

文字の大きさ
109 / 180
覚醒編

42話 それからの井門圭人・2

しおりを挟む
 


1ヵ月と少したった時の事である
 


いつもの用に、仕事を探し、就職斡旋所に足を向けけていた井門圭人
その帰り道、いつもと違う事が起きる

チャラ男、そう説明するのが正しいだろう
どう見ても、金髪のホストみたいな男に声を掛けられた

「ごめんちょ、兄さん、井門圭人さん?」

「そうですか?それが何か?」

「兄さんに、いい話があるんすが、話聞きませんか?」

ニコニコと笑いながら話しかけてくる、ホスト男に違和感を感じる

「どこで、俺の情報を仕入れたか知らんが、勧誘なら断るよ」

「そうですか~、いい話だと思うんっすよね
 良い所に就職できるかもっすよ」

「・・・・・・・・・・」

「興味わいったっすか?
 もし断られたら、この名前だせって、いわれてたんすが
 まぁいっか、どうせ俺、使いっぱしりだし
 なんだっけか?道草?未知クソ?満ちヤマっすか?」

「それは・・・・ミチカゼ?」

「そう、それっす、確か、さんぜんに、カゼで三千風 (ミチカゼ)っすか?」

その名前を出されたら、井戸の選択肢は
話を聞くしか無いのだ、いい話だろうが、悪い話だろうが
それは、仕方ない事、そして、井戸は頭を立てに振る

「分かった話をきくよ」

そして、チャラ男は、どこかに電話をすると
一台の車がやってくる、それに乗るように勧められ
井門が、車に乗ると
車の外で手を振る、チャラ男を乗せず走り出した
そして、運転手は、新しく乗ってきた男に対して一言告げる

「目的の場所に着くまで10分ほどお待ちください」

そして、井門はある場所に連れていかれる





そして・・・その・・・・数日後





井門は、いつもの用に、髪型を7:3にキメ
黒スーツに、黒メガネという風袋で
とある見慣れた、ある場所に立っていた

そして、ため息混じりに、諦めた声で独り言をいう

「はぁ・・・また、ここに来ることになるとは、思いもしなかった」

そして、入口から入っていき、受付に足を向けるが
受付に辿り着く事なく警備の人間に両手を抑えられる

「まってくれ、まだ何もしていないだろ」

「井門圭人だな、お前の会社と、お前はブラックリストに入っている」

「前の会社はクビになったんだ、調べてもらえば分かる
 とりあえず、三千風先生に、取り次いでくれ」

「むだだ、先月から、アポの無い人間や、交渉に来る人物は
 全て、排除するか、ブラックリストの人間は十士族引き渡す事になってるんだ
 ブラックリストにも、のっているお前は、十士族に引き渡す」

すでに、地面に押し付けられ
身動きを封じられた井門は、警備員に、知られざる事実を告げられる

「ちょっと、まってくれ、一度でいい先生に」

だが、それも無視され、最終的に警備員4人に捕まり
ブラックリストに乗っている井門は、十士族に
手足を縛られ、簀巻きにされていく

そして、たまたま、そこに歩いてくる、白衣を着た女性
受付に、近寄ると、受付嬢に声をかける

「何か面白いことが、起こっていると聞いてきたんだが?」

「先生、実は、ブラックリストにのった人物が来たんですよ」
「先生、あそです、あそこの人だかりです
 昔よく先生に会いに来ていたでしょ?たしか井門さんでしたっけ?」
「そうそう、井門さん、リストに乗ってるから、十士族に引渡しらしいですよ」

そんな、受付嬢達の会話を聞き、白衣を着た女性は
白衣のポケットに両手を突っ込んだまま笑いながら人だかりに歩いていく

そして、手足を縛られ、口を抑えられ、何も出来なくなった
縛られた男を、みて、大笑いする

「緯度経度、お前、そんな趣味もあったのか!
 いやぁ、知らなんだよ、ムチとロウソクも使うか?
 それとも、私がピンヒールで踏んでやろうか?」

そんな、大笑いをしている、女性に、警備員の一人が声をかける

「三千風先生、危険です、離れてください
 こいつは、ブラックリストの上位に載る人物なんですよ
 なにかあったら、困ります」

「はっはっは、すまんな、そいつを離してやれ
 その男は、大丈夫だ、危害はない
 もし何かあっても、私が責任をとろう」

「そう、言われましても・・・」

蘭は、警備員を説得して、井門を開放させる
だが、常に2人の警備員が、つきそう形で皆を納得させた

井門は、警備員にもみくちゃにされ、ボサボサになった髪の毛を
どうにか、直そうと両手で髪をいじっていたが
とうとう諦めて、蘭にはなしかける

「三千風先生、ありがとうございます
 そして、私の名前は、井門圭人ですし
 縛られる趣味もありません
 まぁ、美人相手なら、一度位は踏まれてみたいきもしますが」

「私は、美人ではない、言い草だな、もう一回縛られてみるか?」

「いえいえ、先生も美人ですが、できれば、独身の方にお願いしたいですね」

「すまんな、私は、かなりの美人だが、子持ちだからな
 それにしても、久しぶりだな、あの件以降1月ぶりくらいか?」

「そうなんですが、この警備は厳しくないですか?」

「ああ、あの件がバレたんだ、お前ら緊急救助あいてに十士族の名を出しただろう
 それで、その前後の情報、カメラとか、衛生情報とかでな
 私が関係したのが、バレて、私も大変だったんだぞ
 士族の連中から、呼び出し呼び出しで、色々きかれてな
 そのお陰で、この警備だ
 お前の居た会社なんぞ、士族に潰されたと聞いたが?
 なんで、井門お前ここにきたんだ?」

「え?潰されたんですか?
 あの、さく・・・例の件の後に責任を取らされてクビになったんですよ
 それで、先日新しい仕事に付いたんで、挨拶にきたしだいです」

「ほう、就職おめでとう?ん?話が見えないんだが?」

井門は、後ろに立っている警備員をちらりと見て小声で話し出す

「実は、ここの警備が強化されて
 各組織の、三千風先生との交渉が、全て止まったと聞きまして」

「まぁ、さっきも言ったが、上の方針でな、色々とめんどくさくなってな」

「そこで、何故か私に白羽の矢が立ったわけですよ
 前の会社のバックに付いていた組織が
 他の子会社を使って私をスカウトしてですね
 どうにか、また三千風先生とのパイプを作れと
 まぁ、それが無理ならクビっていう、毎度の使い捨ての駒ですがね
 まぁ、色々含めて、私自身も断れない事情もありまして
 今日に至ったというわけです
 あ、お土産もあります、いつもの、どら焼きを5箱ほど持ってきました」

「おお、あそこのどら焼きか?
 後で頂くとしよう、で?私にどうしろと?
 大体、前にも言ったが、当分ここの研究所を移動するつもりはないぞ」

「いえ、それは分かっています
 私も・・・・先生の、お子さんに睨まれる事をしたくないので
 私的には月に2・3度、合ってもらえればいんですが?
 いやね、今の会社が手広くやってまして
 その相手の各組織から、先生に渡してくれと、封書を8通ほど預かってまして
 それを渡すだけでも、金になる理由です
 だからこそ、パイプを作れと
 私の上司的には、先生がここに居る方が利益は上がると言う事なんですよ
 そして、私も、封書を渡せれば、手当が付きますし
 そしたら、また、先生には、お土産も奮発できるという事になりますし
 どうにか、なりませんか?」

「ああ、いいぞ、ブラックリストから外してやる
 そして、毎週お土産もってこい」

「そうですよね、あの件があったんで、無理ですよね?って
 いいんですか?」

「あぁ、お前はどう思っているか知らんが
 紫音にいたっては、お前と、あの小さいデブは、気に入ってるらしいからな
 私も、色々来ていた交渉役の中では、お前は、お気に入りの部類だからな
 なにせ、毎度美味しい差し入れを入れてくれたからな
 それに、今度何かあったらというか
 お前らの力では、今の紫音に勝てないだろ?」

「はい、二度と逆らおうとは思いませんね
 いやぁ、先生が承諾してくれて良かったです
 前の仕事クビになって・・・・・
 就職の為、送った履歴書は100通を超え 
 受けた面接は24社全て落ち・・・
 ほんとに・・・なにのために、いきているのか・・・・ハァ・・・・」

だんだんと、生気が抜けていく井門に蘭はビックリして
井門の肩を揺らす

「井門、おい井門、正気もどれ」

「え? すいません、つい・・・・
 最近自分の事を考えると、鬱っぽくなっちゃって」

「お前も色々あるんだな、まぁ受付と警備員には言っておく
 週1でお土産頼むぞ」

「三千風先生ありがとうございます
 これで、当分生きていけます」

まったくの、ノリで行われた交渉は成立してしまう
ここに、蘭と井門の密約は結ばれることとなった

「まぁ、早めに次の就職先見つけるんだな
 それと、髪型は今の方がいいぞ、7:3は時代遅れだろ?」

「いえ、髪型は私のポリシーなので」

そんな話で盛り上がり
井門圭人は、三千風蘭の承諾を得て、研究所に出入りすることを許される
そして、井門は次の交渉相手に会うために大阪に向かう

表向きには、営業と言う形で入社はしたが
その実、裏の事業で、各地の交渉担当という立場となる井門
だが、井門もバカではない、影に隠れて、自分の会社や
裏に居る組織を調べ上げる、そして、それに与する組織までも

そう以前居た会社、蘭を拉致しようとした会社
蘭は潰れたと言っていたが、その裏で四条家が絡んでいたことは、井門は口にしていない
その事を、蘭が知っていたか知らなかったかは分からないが
作戦が失敗して、それが組織に伝わった時点で、四条家から切り離され
その拉致の痕跡を消すため四条家の手で、潰されたことは
その後の井門の調べ、いや、巧みな交渉術で手に入れた情報でもあった
そして、今の会社にも、四条の息が掛かっていることも
井門はすでに確証を掴みつつあった


蘭は、井門の帰った後
あの事件を思い出す
そして、井門の度胸に関心し一人なっとくする

そう、あんな事件を起こしておきながら
飄々と私の前に顔をだしたのだ
そして、研究所の警備の強化の事も知っていた
そんな中現れたのだ
その図太さといったら、すごいものであるだろうと
だが、それすら全て計算ずくだったなら、ある意味天才なのかもしれない
前々から、気づいてはいたはずだ
あれは、あの井門と言う男は、何らかの才能を有していると
それに、一瞬だが、前の会社が士族に潰されたと話したとき
目の色が変わった気がする
そして、前の会社のバックの組織とも言っていたな
あの男、どこまで情報を持っているのか?
フフフ、その内また何か起こりそうだな
とりあえず、紫音に伝えておくか

声に出さないが、心の中で、笑いながら
蘭は、自分の研究室に帰っていく

そして、井門圭人は、毎週蘭にお土産持参で
結ばれることのない、形だけの交渉をすることになる
だが、その事は、各組織に広がり
三千風蘭との交渉、または連絡は、すべて井門が窓口となる
そのおかげか、井門の名は、その筋の世界では有名になりつつあった 
そして、いつしか
井門の表の普通の仕事に付きたいと願う想いとは反して
裏社会での交渉事に関して
井門はトップクラスの交渉人となるが

それも、全ての始まりは、井門と蘭との密約が行われた
数週間後に、かかってきた電話が発端となる・・・

その話は・・・・・・


 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件

こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。 ・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。 ・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。 ・物静かで儚げな美術部員。 ・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。 ・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。 拓海の生活はどうなるのか!?

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

処理中です...